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1 異世界転生したらナムナムな景色
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覚えているのは熱い衝撃と浮遊感。ぐるぐると世界が回り耐えきれず目を閉じて耳を塞いだ。
そっから先は闇。
(どこだここ?)
目を覚ました時、僕は青空の下、澄んだ空気に包まれていた。
「すごい」
寝転んでいた身体を起こし周りをみる、目に入ってきたのは緑のビニールみたいなテカテカした表面の、端が波々の高さがあるビール瓶とかの王冠をひっくり返したような形。これはおそらく人生の中で見た中で一番大きな蓮の葉だな?なんせ普通の成人サイズの大学生である僕が乗って沈まないだなんて。
(オオオニバスだっけ?)
南米産で大人が乗れるくらい大きなやつがあるって、夏休みに植物園で体験をやってるからって小学生の時家族で行ったことがあった。30キロ以下の子どもしか乗れないって言われて35キロあった僕は乗れなかったやつ。すっごく悲しかったから覚えてる。2つ下の妹が乗った写真が実家のリビングに飾ってあったな。
(まさかここに来て乗れる日が来るとは!)
僕が体重をかける度にウォーターベッドのように揺れる葉面が面白い。葉の上で弾かれてころりころりと転がる水の玉が太陽の光を反射してキラキラと光る。見渡せば周りにはそこここに僕の頭より大きなピンク色の蓮の花が咲いている。
「うわーすごい……」
桃源郷は桃だけど、ここは蓮源郷ってところかな。見渡す限りの蓮の花と緑の葉は仏様が見守っていてくださるような、親戚のお葬式でしかお参りしたこと無い僕ですら手を合わせたくなるような有り難い景色。
なむー
お手々のシワとシワを合わせて 幸せ。って。
やろうとして違和感に気づいた。なんか、手の、肌の、色が、白い。爪がめっちゃピンクでピカピカのツヤツヤ。まるで磨き上げた妹の爪のような。
「あ、れ?」
サラリと肩から前に垂れるのは細い糸の束。太陽の光に輝くプラチナブロンド?くいっと引けば痛みとともに自分の頭が傾いだ。
「へ、は、はぁぁぁぁ?」
ちょっとまてちょっとまてちょっとまって!!
僕、今気づいた。女装させられてる!!これ、着てるのドレス!白いドレス!!胸の下で切り替えのあるエンパイアスタイルの!え?男のくせになぜ知っている?それは僕の妹がいっしょに海外ドラマとか見ながら解説を毎回してたからだよ。「えーこの時代にこの形?時代考証が甘くない?コルセットはこの時代じゃなくない?」服飾系の学校に進んだおしゃれな妹のおかげ様です。
ちょっとまて!!
今さっき掴んだ髪が頭皮につながってたってことは、僕髪どうなってんの?植毛?ウィッグ?脱色?染毛?肌の色も白いってこれなに?なに?え?美白?漂白?こわ!こわ!こわ!!
「こわ……」
状況把握が進むにつれガクガクと震える僕に合わせて水玉が揺れる。
これってなんてファンタジー?
※※※
ガクガクと震えること小一時間。蓮の葉から身を乗り出して水面に映った僕の姿に時間を忘れることさらに小一時間。どちらさまですか?ってくらい別人の美少女顔に動揺して水面を揺らしては鏡面状になるのを待って、は?ってはっ?ってなってね、うん、これが自分だって納得するまで時間がかかっちゃった。だってこれ大掛かりな人体改造誘拐犯でもなければ出来ない全身整形だもん。ちなみに性別は男のままだった。ひゅーセーフ。ドレスの中にミニミーがちゃんといてくれてちょっと安心しちゃったよね。
ということは僕は男の娘ってやつなのだろうか。自分で言うのもなんだけどここまで美少女顔だと女装って単語がしっくりこないんだわ。これは女装じゃないんだわ。男の娘だわ。異論は認めるけどね。
てことは人生やりなおし系なのかなって。小説や漫画でよくある異世界転生。魔法でチートおれつぇぇーとかさ。でも呪文といえばエクスペリアームス!しか知らないので虚空に向かって唱えても何も起きなかった。たしか敵対する相手の攻撃手段を奪うやつで、相手の杖とかとばすやつだし、それはそう。魔法不発、ってか選択ミス。
うーんでも僕なんにも覚えてないんだけどな。大学1年生で意外に講義の詰まったスケジュールにひぃひぃいってた覚えはあるけど、死ぬようなことなかったはず。むー。
あれかな、ひょっとしたら今現在日本じゃなくて、地球のどっか別のとこなのかもしれない。地球の南米のオオオニバスが群生しちゃうような国の誰かになって前世を思い出したってパターンなのかもしれない。
けど、まぁそれはなさそう。
空を見上げて僕はうん、うん、なるほどねと納得した。
だってさ、これ、空になんか白っぽい月が見えるんだけど、さ、一個じゃないのよ。二個あるね。いくら勉強が嫌いな僕でも知っている、地球に月は一つだよね。あと、今は空が明るいから白っぽいけど、僕の知らない色に輝き出しそうな気配がね。
そうね、たーぶんこれ、地球じゃないな。
はい、解散!とりあえず第一村人さがすべー
って自分を元気づけたけどねーなんか急に夜の気配がただよってきちゃってね。
これは、あれだよ。だんだんとお空に夕焼けが始まる気配と共に静けさが不気味さに変わる時間。
黄昏時。
この世とあの世の境界が曖昧になる時間。
しかも、異世界で。
ちゃぷんちゃぷんと水面が立てる音がいやに響く。
僕は正直チビリそうなくらいビビっていた。
気づかないふりしようって思ってた。だけど『おーい、おーい』ってどこか遠くから声が聞こえてくるの。
僕、一人ぼっち。
お空暗くなってきた。
そこに『おーい、おーい』ってビビらない人いる?怖いって。怖いって。怖いって。
なんか風?空気が揺れる感じもしてるし。
ひー!なに?
ガクガクブルブルのバイブレーション機能の入った僕は蓮の葉の上で水玉といっしょに揺れ続ける。
もうね、最初いくつかに分かれてた水玉がね、おっきな一つに纏まるくらい僕揺れ続けてるからね。
ある意味仲間、相棒、震える運命共同体。
オーケー親友。
怖いけど、生暖かい風とともに声が近づいて来てるよね。
逃げよう、でも陸は?どっち?
わかんないー助けて神様!仏様!
見上げた空には大きな影!
で、でたー!!
ぎゃー!!
美少女顔から渾身のダミ声出ました!
「娘さんこんな所で何してるの?」
へ?
「早くお家に帰らないと夜の池は危ないよ」
なんですと?
「私もお家に帰るところ。陸まで行くなら引っ張ってあげようか?」
僕に話しかけて来たのは大きな大きなチョウチョさん。頭上で黄色い羽がひらりひらりと舞う度に僕に結構な風圧がかかってくる。
大きな目が昆虫!って感じでちょっと怖い。怖いけど声はとっても優しいし言ってることも親切以外ない。
でもおかしいよね。僕はムツゴロウさんでもないのになんで虫の言葉がわかるの?あれ?ムツゴロウさんは動物専門だっけ?虫は?違う?
「あ、の」
「なあに?」
「失礼かもしれないですけど、大きいですね?」
「それは違うと思うなぁ。小さな娘さん。貴方みたいなかわいい娘さんは初めて見たわ」
鈴が転がるような可愛らしい音をたてて笑うチョウチョさんは隣の蓮の葉にひらりと舞い降りた。僕の頭より遥かに高い位置に羽のてっぺんが来ている。まじまじと羽を観察すれば日本で見たモンキチョウのように黄色ベースに黒い斑点がついてアクセントになっている。
「きれい、ですね」
「ありがとう、貴方もとってもかわいいわ。でも夜の池には貴方みたいなのを食べちゃう怖いやつらがいっぱいだよ。暗くなる前に水から離れた方がいいわ」
え?やっぱりこれって僕が小さいパターン?
まさかの親指姫の世界なんでしょうか?
そっから先は闇。
(どこだここ?)
目を覚ました時、僕は青空の下、澄んだ空気に包まれていた。
「すごい」
寝転んでいた身体を起こし周りをみる、目に入ってきたのは緑のビニールみたいなテカテカした表面の、端が波々の高さがあるビール瓶とかの王冠をひっくり返したような形。これはおそらく人生の中で見た中で一番大きな蓮の葉だな?なんせ普通の成人サイズの大学生である僕が乗って沈まないだなんて。
(オオオニバスだっけ?)
南米産で大人が乗れるくらい大きなやつがあるって、夏休みに植物園で体験をやってるからって小学生の時家族で行ったことがあった。30キロ以下の子どもしか乗れないって言われて35キロあった僕は乗れなかったやつ。すっごく悲しかったから覚えてる。2つ下の妹が乗った写真が実家のリビングに飾ってあったな。
(まさかここに来て乗れる日が来るとは!)
僕が体重をかける度にウォーターベッドのように揺れる葉面が面白い。葉の上で弾かれてころりころりと転がる水の玉が太陽の光を反射してキラキラと光る。見渡せば周りにはそこここに僕の頭より大きなピンク色の蓮の花が咲いている。
「うわーすごい……」
桃源郷は桃だけど、ここは蓮源郷ってところかな。見渡す限りの蓮の花と緑の葉は仏様が見守っていてくださるような、親戚のお葬式でしかお参りしたこと無い僕ですら手を合わせたくなるような有り難い景色。
なむー
お手々のシワとシワを合わせて 幸せ。って。
やろうとして違和感に気づいた。なんか、手の、肌の、色が、白い。爪がめっちゃピンクでピカピカのツヤツヤ。まるで磨き上げた妹の爪のような。
「あ、れ?」
サラリと肩から前に垂れるのは細い糸の束。太陽の光に輝くプラチナブロンド?くいっと引けば痛みとともに自分の頭が傾いだ。
「へ、は、はぁぁぁぁ?」
ちょっとまてちょっとまてちょっとまって!!
僕、今気づいた。女装させられてる!!これ、着てるのドレス!白いドレス!!胸の下で切り替えのあるエンパイアスタイルの!え?男のくせになぜ知っている?それは僕の妹がいっしょに海外ドラマとか見ながら解説を毎回してたからだよ。「えーこの時代にこの形?時代考証が甘くない?コルセットはこの時代じゃなくない?」服飾系の学校に進んだおしゃれな妹のおかげ様です。
ちょっとまて!!
今さっき掴んだ髪が頭皮につながってたってことは、僕髪どうなってんの?植毛?ウィッグ?脱色?染毛?肌の色も白いってこれなに?なに?え?美白?漂白?こわ!こわ!こわ!!
「こわ……」
状況把握が進むにつれガクガクと震える僕に合わせて水玉が揺れる。
これってなんてファンタジー?
※※※
ガクガクと震えること小一時間。蓮の葉から身を乗り出して水面に映った僕の姿に時間を忘れることさらに小一時間。どちらさまですか?ってくらい別人の美少女顔に動揺して水面を揺らしては鏡面状になるのを待って、は?ってはっ?ってなってね、うん、これが自分だって納得するまで時間がかかっちゃった。だってこれ大掛かりな人体改造誘拐犯でもなければ出来ない全身整形だもん。ちなみに性別は男のままだった。ひゅーセーフ。ドレスの中にミニミーがちゃんといてくれてちょっと安心しちゃったよね。
ということは僕は男の娘ってやつなのだろうか。自分で言うのもなんだけどここまで美少女顔だと女装って単語がしっくりこないんだわ。これは女装じゃないんだわ。男の娘だわ。異論は認めるけどね。
てことは人生やりなおし系なのかなって。小説や漫画でよくある異世界転生。魔法でチートおれつぇぇーとかさ。でも呪文といえばエクスペリアームス!しか知らないので虚空に向かって唱えても何も起きなかった。たしか敵対する相手の攻撃手段を奪うやつで、相手の杖とかとばすやつだし、それはそう。魔法不発、ってか選択ミス。
うーんでも僕なんにも覚えてないんだけどな。大学1年生で意外に講義の詰まったスケジュールにひぃひぃいってた覚えはあるけど、死ぬようなことなかったはず。むー。
あれかな、ひょっとしたら今現在日本じゃなくて、地球のどっか別のとこなのかもしれない。地球の南米のオオオニバスが群生しちゃうような国の誰かになって前世を思い出したってパターンなのかもしれない。
けど、まぁそれはなさそう。
空を見上げて僕はうん、うん、なるほどねと納得した。
だってさ、これ、空になんか白っぽい月が見えるんだけど、さ、一個じゃないのよ。二個あるね。いくら勉強が嫌いな僕でも知っている、地球に月は一つだよね。あと、今は空が明るいから白っぽいけど、僕の知らない色に輝き出しそうな気配がね。
そうね、たーぶんこれ、地球じゃないな。
はい、解散!とりあえず第一村人さがすべー
って自分を元気づけたけどねーなんか急に夜の気配がただよってきちゃってね。
これは、あれだよ。だんだんとお空に夕焼けが始まる気配と共に静けさが不気味さに変わる時間。
黄昏時。
この世とあの世の境界が曖昧になる時間。
しかも、異世界で。
ちゃぷんちゃぷんと水面が立てる音がいやに響く。
僕は正直チビリそうなくらいビビっていた。
気づかないふりしようって思ってた。だけど『おーい、おーい』ってどこか遠くから声が聞こえてくるの。
僕、一人ぼっち。
お空暗くなってきた。
そこに『おーい、おーい』ってビビらない人いる?怖いって。怖いって。怖いって。
なんか風?空気が揺れる感じもしてるし。
ひー!なに?
ガクガクブルブルのバイブレーション機能の入った僕は蓮の葉の上で水玉といっしょに揺れ続ける。
もうね、最初いくつかに分かれてた水玉がね、おっきな一つに纏まるくらい僕揺れ続けてるからね。
ある意味仲間、相棒、震える運命共同体。
オーケー親友。
怖いけど、生暖かい風とともに声が近づいて来てるよね。
逃げよう、でも陸は?どっち?
わかんないー助けて神様!仏様!
見上げた空には大きな影!
で、でたー!!
ぎゃー!!
美少女顔から渾身のダミ声出ました!
「娘さんこんな所で何してるの?」
へ?
「早くお家に帰らないと夜の池は危ないよ」
なんですと?
「私もお家に帰るところ。陸まで行くなら引っ張ってあげようか?」
僕に話しかけて来たのは大きな大きなチョウチョさん。頭上で黄色い羽がひらりひらりと舞う度に僕に結構な風圧がかかってくる。
大きな目が昆虫!って感じでちょっと怖い。怖いけど声はとっても優しいし言ってることも親切以外ない。
でもおかしいよね。僕はムツゴロウさんでもないのになんで虫の言葉がわかるの?あれ?ムツゴロウさんは動物専門だっけ?虫は?違う?
「あ、の」
「なあに?」
「失礼かもしれないですけど、大きいですね?」
「それは違うと思うなぁ。小さな娘さん。貴方みたいなかわいい娘さんは初めて見たわ」
鈴が転がるような可愛らしい音をたてて笑うチョウチョさんは隣の蓮の葉にひらりと舞い降りた。僕の頭より遥かに高い位置に羽のてっぺんが来ている。まじまじと羽を観察すれば日本で見たモンキチョウのように黄色ベースに黒い斑点がついてアクセントになっている。
「きれい、ですね」
「ありがとう、貴方もとってもかわいいわ。でも夜の池には貴方みたいなのを食べちゃう怖いやつらがいっぱいだよ。暗くなる前に水から離れた方がいいわ」
え?やっぱりこれって僕が小さいパターン?
まさかの親指姫の世界なんでしょうか?
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