【R18】イケメン御曹司の暗証番号は地味メガネな私の誕生日と一緒~こんな偶然ってあるんですね、と思っていたらなんだか溺愛されてるような?~

弓はあと

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 大人になると生えてくる茂みで、成瀬君の指が遊んでる。
 普段はショーツで隠されていて、立入禁止の場所なのに。
 
 しかも茂みの中にある小石のような尖りを時々指が掠めるものだから、そのたびに、ふ、と息が漏れてしまう。

 成瀬君、どうしてこんな事、するの!?

「な、成瀬君、しようって、何を?」
「桜井が言ってた、夜仲良くする事」

 !! 夜仲良くする事!!??

「でも、避妊できないから、いれないって」

 確かにそう言ってた、成瀬君。

「ああ、だから今日は桜井だけ」

 私だけ!?
 夜の仲良しと言ったら、男の人が女の人に挿し込むことじゃないの!?
 ひとりじゃできないよ!?

 ますます成瀬君が何をするつもりなのか分からない。

 成瀬君の指が茂みで小石に突っかかり、ン、と鼻から声が出てしまった。

「あの、ね、成瀬君。そこで手を動かされると、なんか、恥ずかしくて」
「桜井の恥ずかしがるところが、見たい」

 成瀬君の甘えるような蕩ける微笑みを見せられて、軽く眩暈がした。
 普段は仕事ができて凛々しい人なのに、なんだかギャップが凄くて。

 いつの間にか私に覆い被さっていた成瀬君の身体でベッドに閉じ込められている状況じゃなければ、胸がキュンキュンしていたところ。
 でも身動きのとれない今は、心臓がバクバクして怖いくらい。

「成瀬君、私、下、穿いてないの……」

 着ているのは、成瀬君から借りたTシャツだけ。

「俺がここまで運んだから、知ってる」
「ハーフパンツ、穿かせてくれればよかったのに」

 最初に着替えを受け取った時にはあったはず。

「穿かせる時はどうしても脚を触らないとだから、俺が着させたと知ったら後で桜井が嫌がるかと思って」

 穿いてない今の状況と、結果としてはどちらがよかったのだろう。

「それなら今、穿いてくるからどいてもらってもいい?」
「だぁめ」

 成瀬君の指が、スルリと茂みの奥地へ侵入してきた。

「ァンッ!」

 クチ、と微かに聞こえる水音。

「桜井の、濡れてる」
「言わない、で……」
 
 恋愛関係に疎いと成瀬君に言われた私でも、女性の秘部が濡れる理由は知っている。

 成瀬君の指が、茂みの奥の水場で遊び始めた。
 微かだった水音が、クチュクチュとはっきり耳に聞こえてくる。

 何? これ??
 女の人は感じると濡れるっていうけど、こんなに!?

「成瀬君、指、ダメ、シーツ汚しちゃうから」
「洗うから、平気」

 成瀬君の指が、水場をヌルヌルと滑りながら往復する。

「ァ、なんか、ンぅ、シーツの、ん、下まで……ぁ、濡らしちゃ、そ、だかあ、ぁ、ダ、メ」

 身体を捩って逃げようとしたら、空いている方の腕を背中にまわされグッと身体を固定されてしまった。

「気にしなくていいよ」

 成瀬君の息が耳にかかってくすぐったい。
 コポリ、と水場で何かが溢れたのが自分でも分かった。

「気に、なる……ン、汚しちゃ、うの、や」

 成瀬君のこんなに素敵なマンションの、インテリア雑誌にでも載っていそうな雰囲気の寝室のベッドに、私なんかが染みを作ってしまうなんて、申し訳なくて耐えられない……

 ポロリと涙が零れてしまう。
 目が合った成瀬君がハッと息を飲んだ。
 すぐに私の身体から退いてベッドの上に胡坐で座り、私をヒョイと持ち上げ膝の上に座らせた。

「桜井、ここならシーツは汚れない」

 成瀬君が私をうしろから抱きしめながら、零れた涙をチュッと吸う。

「俺の服ならすぐに洗濯できるから、桜井のでたくさん濡らしても大丈夫だよ」
「それはそれで、いゃ……ァンッ!」
「ぅあ、桜井の身体、柔らか……」

 熱い吐息とともに耳元で呟かれ、下腹部がジンと痺れた。
 成瀬君の左手がTシャツの裾から潜り込んで私の胸の感触を楽しんでいるのが服の上からでも分かる。
 Tシャツの裾が捲りあがってしまったから、成瀬君の右手が私の脚の付け根で動く様子も直接見えてしまい身体がカーッと熱くなった。

 恥ずかしくて、脚をギュッと閉じる。
 恥ずかしいからギュッと閉じた……のに。
 胸を触っていた成瀬君の手がTシャツから出て行ったと思ったら、左膝の裏を持たれてグッと持ち上げられた。

「ヤ、成瀬君ッ!? ひぅ、ン、アッンッ」

 まるで珍しい宝石でも見つけたように、茂みの中の小石を成瀬君は優しく指で摘まむ。
 そして一度水場に戻って指をぬちゅりと濡らしてから、指の腹で小石を磨き始めた。

「ァ、そこ、な、んか、ゃ」
「ここ?」
「ん、そこ、変、なるッ」
「可愛い、桜井の腰、揺れてる」
「んンッ」

 成瀬君の指が、ちゅぷ、と水の中に潜っていった。
 他の指で、小石は磨いたまま。

「ぁ……ン、あっ、あっ」

 水の中で、何かを探すように成瀬君の指が動いている。
 浅いところの壁を擦った時に私の腰がビクンと浮くと、成瀬君は指を増やして再び同じところを擦り始めた。

「桜井の声、可愛い」

 可愛くないよっ、って言い返したいけど、成瀬君の指に翻弄されて喘ぎ声しか出てこない。
 成瀬君が左膝裏から手を放してくれたけど、もう脚を閉じる気力がなかった。

 成瀬君の左手が再びTシャツに潜り込んで胸を揉みながら乳首も捏ねる。
 小石を磨かれながら水が溢れるナカの壁も擦られているのに。

「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、」

 成瀬君の舌が首筋から耳の裏まで這っていく。
 耳の穴に舌先を入れられ、くちゅ、くちゅ、と淫猥な音が脳に響いてゾクゾクした。
 耳穴から舌が遠ざかっていき安心していたら、突然耳朶を甘噛みされビクッと肩が揺れる。

「好きだよ、桜井」

 耳元で囁かれた瞬間、身体に電気が走ったように足先まで震え、目の前がチカチカして何もわからなくなってしまった。





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