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ふたりと一緒にお風呂

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 【お知らせ】
 今後、一話あたりの文字数少なめ長め混在でR18シーンへ突入していきます。
 読みにくかったら申し訳ありません……。



 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇



 僕の服をすべて脱がし、広い洗い場に敷いてある大きくて柔らかなマットのところまで僕を横抱きにして運ぶと、マットの上へゆっくりとおろし僕を座らせたレイン様。
 そして大きなバスタオルを僕の肩にかけてから、レイン様はご自分の服を脱ぎ始めた。

 毎晩寝る時にベッドで二人からの愛撫を受ける際は、クラウド様とレイン様は寝間着を着ていて裸なのは僕だけ。
 だからレイン様の裸を見るのは、今回が初めてで……

 逞しく鍛え上げられたレイン様の筋肉に驚き、つい二度見してしまった。

 レイン様の肉体は騎士団長になるため、そしてなってからもずっと努力してきた賜物だろう。
 僕が想像できないくらい、レイン様は日々厳しい訓練に耐えてきたに違いない。

「先に自分の身体を洗ってしまうから、デュオはそこで少し待っていてくれ」

 そう言うとレイン様は、桶を使って自分の身体にお湯をかけた。
 その直後、カラカラ……と扉が開く音がしたので、僕はそちらへ視線を向ける。

 服を脱いだクラウド様が、浴室内へ入ってくるところだった。
 彫刻のように美しいクラウド様の裸を目の当たりにして思わず息を呑む。

 もちろんレイン様ほど逞しいわけではない。
 それでも、宰相とは思えないくらいの筋肉美。
 きっとクラウド様は忙しい中、合い間の時間を使って身体を鍛え、たゆまぬ努力を続けてきたのだろう。

 僕と目が合うと、心配そうに少し眉を寄せ小さく首を傾げたクラウド様。

「デュオン、寒くない?」
「はい、寒くはありません」

 王宮にある湯殿は、こんこんと湧き出る温泉をひいているらしく浴室内が常に温かい。
 裸だけどレイン様が肩にふわふわのタオルもかけてくれたから、全く寒くない。

 身体を洗い終えたレイン様はマットの所まで来ると、僕のすぐうしろに座った。
 僕をうしろからタオルごとギュッと抱きしめ、僕の髪に、こめかみに、頬に、キスを落としていく。
 そしてクイッと僕の顔を横へ向かせると、レイン様の唇で僕の唇を塞いだ。





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