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愛する人のお葬式(プロローグ)
しおりを挟む二十歳の誕生日。
僕は黒無地のネクタイを締め、喪服を身に纏う。
恋人の――いや、違う……『元』恋人のお葬式へ向かうために。
祭壇に飾られた怜の写真は、僕に微笑んでいた。
写真の中の表情は笑顔なのに。
なぜか最後に会った日に見た、怒りと悲しみを帯びた瞳を思い出してしまう。
僕は、間違っていたのかな。
「怜の将来を思うなら、別れて欲しい」と怜のお父さんに頼まれて。
あの日、僕から別れを告げなければ、今も隣で笑ってくれていたのだろうか――。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【読者様へ】
小説の閲覧&しおりやお気に入り登録、感想の投稿等してくださりありがとうございます。
次回は今夜(10/30)遅めの時間に投稿予定です。
性描写ありのR18シーンになります。
その後はR18の予告がありませんのでご注意ください。
亀更新な作者なのに、新たに書き始めてしまって本当にごめんなさい。
連載中のTL『白い結婚~』と『お兄ちゃんと~』も近いうちに更新予定です。
これからも引き続きがんばっていくので、どうぞよろしくお願いいたします。
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