6 / 16
6
しおりを挟むこのくらい、脚を開けば大丈夫かな……
羞恥心に耐えて、ようやく肩幅まで両膝の距離を広げた。
後ろ手に縛られうつ伏せで脚を開脚したうえ、高く突き上げたお尻を大好きなゆう君に向けている私。
恥ずかしすぎる。もう、早く入れてもらって楽になりたい。
ハァ……
息が、熱い……
人は恥ずかしすぎると、息が熱くなるのかもしれない。
ゆう君、早く……
もう……すぐにでも、入れて、ください。
少しでも早く、この辱めから解放されて楽になりたいの……
「陽奈……」
「な、んン……」
私の名前を呼んだゆう君の息がお尻にかかるから、鼻から抜けるような変な声の返事になってしまった。
何でしょう、ゆう君……?
「脚を広げると、反対にお尻は閉じようとするんだな、知らなかった。このままじゃよく見えないや」
ゆう君~~~~~!!
私がどれだけ恥ずかしい思いをして、ゆう君の前で脚を開いたと思っているの!?
「もうッ!」
すぐに脚を閉じようとしたけれど、一瞬早くベッドとの間に手を差し込まれて左膝を掴まれた。
「ごめんごめん」
ゆう君が爽やかな声で謝りながら、私の左膝をのせているであろうゆう君の左手を少し持ち上げる。
「ひゃっ!?」
「力抜いてて、陽奈」
ゆう君、そもそもこの格好はバランスが悪くて、自分の意思では身体に力が入らない。
いや、倒れないように踏ん張っている感じだから力が入っているのかな?
とにかく自分の身体なのに、どういう状況なのかよく分からない。
両手は背中だし、左足は宙に浮いているから、重心がベッドについた右肩と右膝に集中してロックされた状態。
こんな格好すぐにやめたい、でも不思議と身体の自由がきかない。
まるで犬が電柱に粗相をするため足を上げ始めた時のような、恥ずかしい格好、なのに。
「患部を診せてもらうよ」
「ぃ!!??」
ゆう君のセリフは、まるで患者を前にしたお医者さんのようにいたって真面目。
ゆう君は真面目、だけど……
私は、くぱ、とお尻の割れ目を広げられている。
ほぼ犬の粗相の格好で、お尻を。
広げているのは、おそらく、ゆう君の、指。
それだけでも、恥ずかしいのに。
息が、息がかかってるよ、ゆう君っっ!
お尻、しかも穴をよく見るために……ゆう君の指で割れ目を広げられた私のお尻。
今まで男性に見せたことのない場所で感じる、ゆう君の吐息。
見えないけれど、ゆう君の顔が私のお尻のすぐそばにあることは明らか。
「うん……やっぱり、きれいだ……」
ゆう君、近いよ……
恥ずかしいから、そんなに見ないで……
見られているのはお尻なのに、なぜか脚の付け根の前の方がどうしようもないくらいジンジン疼いていた。
15
お気に入りに追加
830
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【R18】人気AV嬢だった私は乙ゲーのヒロインに転生したので、攻略キャラを全員美味しくいただくことにしました♪
奏音 美都
恋愛
「レイラちゃん、おつかれさまぁ。今日もよかったよ」
「おつかれさまでーす。シャワー浴びますね」
AV女優の私は、仕事を終えてシャワーを浴びてたんだけど、石鹸に滑って転んで頭を打って失神し……なぜか、乙女ゲームの世界に転生してた。
そこで、可愛くて美味しそうなDKたちに出会うんだけど、この乙ゲーって全対象年齢なのよね。
でも、誘惑に抗えるわけないでしょっ!
全員美味しくいただいちゃいまーす。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
社長はお隣の幼馴染を溺愛している
椿蛍
恋愛
【改稿】2023.5.13
【初出】2020.9.17
倉地志茉(くらちしま)は両親を交通事故で亡くし、天涯孤独の身の上だった。
そのせいか、厭世的で静かな田舎暮らしに憧れている。
大企業沖重グループの経理課に務め、平和な日々を送っていたのだが、4月から新しい社長が来ると言う。
その社長というのはお隣のお屋敷に住む仁礼木要人(にれきかなめ)だった。
要人の家は大病院を経営しており、要人の両親は貧乏で身寄りのない志茉のことをよく思っていない。
志茉も気づいており、距離を置かなくてはならないと考え、何度か要人の申し出を断っている。
けれど、要人はそう思っておらず、志茉に冷たくされても離れる気はない。
社長となった要人は親会社の宮ノ入グループ会長から、婚約者の女性、扇田愛弓(おおぎだあゆみ)を紹介され―――
★宮ノ入シリーズ第4弾
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる