【R18】お兄ちゃんと契約結婚!?~不感症でオタクなちょいぽちゃの私がスパダリ御曹司に溺愛されて恋愛フラグ争奪戦~

弓はあと

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14(琴莉視点に戻ります)

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 剥き出しになった私の下半身を、お兄ちゃんが見ている。

 大人になってからは、ううん、小学生の頃だってお兄ちゃんに裸を見られた事なんて無い。

 カーッと顔が熱くなった。
 顔は熱いのに、脚の付け根は濡れているせいかなんだかスースーして落ち着かない。

 落ち着かないのは、頭の中も同じ。

 お兄ちゃん、どうしてこんな事するの!?

 あまり働かない頭で、ぼんやりとお兄ちゃんの顔を見上げた。
 ベッドに横たわる私の身体を、お兄ちゃんは上半身を起こし見下ろしていたけど……なぜかその顔が、だんだんと下がっていく。

 私の脚の付け根の方へ。

 …………脚の付け根の方へ?
 ぁ、ダメっ!!

 恥ずかしい場所を間近で見られないように、慌てて手を伸ばす。
 でもお兄ちゃんの動きの方が速かった。

 さすがお兄ちゃん、運動神経抜群ですね……って今はそうじゃなくてっ

「ひゃぁ!? ァ、ンんッ!」

 ぺちょ、と湿った音がして、脚の付け根に生温かいヌルリとした感触が。
 そのまま生温かい何かはヌルヌルと脚の付け根を這っていて。

 ま、さか、舐められてる……!?

 思わず空中を蹴るように、つま先をバタバタさせてしまう。
 でも太腿は思いきり開脚した状態でお兄ちゃんの手に固定されているから閉じられない。

「ひゃぅッ、ゃ、んっ……ァ、こ、れダメッ」

 今までに感じた事の無い感覚。
 お腹の奥の方が、ゾクゾクして堪らない。
 シーツをギュッと握りしめ、必死に未知の感覚に耐える。

「だめ? 舐められるの、嫌? 気持ち良くない?」

 お兄ちゃん、そこで喋られると……ッ

 僅かな息がかかるだけで身体がジン、と疼いてしまう。
 私、不感症だったはずなのに。

「きもちぃ、から、だめぇ……」

 潤んだ視界で見えにくかったけど、お兄ちゃんが微笑んだのが分かった。

「教えてくれてありがとう、琴莉」
「ぁ、ゃ、ゃぅ……ァ、ン、んン、んッ」

 再びお兄ちゃんに、舐められて。
 なぜかお兄ちゃんの舌へ押しつけるように、腰が揺れてしまう。
 はしたないから止めたいのに、腰が勝手に動いて止められない。

 まるでもっと舐めてとねだっているみたいで恥ずかし過ぎる。

 お兄ちゃんは私の敏感な突起を舐めながら、そのすぐそばへ指をあて左右にクパァ、と開いた。

「ふぃ!? ひら、ちゃ、ゃ、ぁ、へん、なりゅ……」

 突起を広げた状態で舐められるたびに、ビリビリした快感が身体を突き抜けていく。

 顔を上げたお兄ちゃんが、嬉しそうに微笑んだ。

「たくさん変になっていいよ、琴莉」

 膝裏に手を添えられ、グイと押されたら腰が浮いた。
 まるで後転の途中で止まってしまったような状態。

 これだと私の恥ずかしい場所をお兄ちゃんに舐められている様子が、よく見えてしまうのですが……っ。

 尖らせた舌を突起にツンと当てられた。
 お兄ちゃんの舌先が私の脚の付け根で突起を揺らすようにレロレロ刺激してくる。

「ゃ、ゃ、びん、か、なばしょ、だからぁ……ッ」
「つつかれるより、こうやって舐められる方が好きかな?」

 今度は大きく広げた舌で、ゆーっくり撫でられた。

「ゃ、それ、ぞくぞ、く、しゅるッ」

 気持ちよすぎて、おかしくなりそう――

 生温かい舌が、私の突起の上を這っていく。
 何度も、何度も、ねっとりと。

「ひぅ!?」

 お兄ちゃんの指が、つぷ……とナカに入ってきた。
 敏感な突起を舐められながら、ナカからも優しく、でも執拗に撫でられて。

 もう発狂してしまいそうなくらい気持ちいい。

「ぁ、ふ……ぁ、ぁ、ぁぁァアッんンッ――」

 ぢゅ……、と突起を吸われた瞬間、目の前に星が散った。





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