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番外編
キアルズ、娼館行こうぜ!
しおりを挟む「キアルズ、娼館行こうぜ!」
「え……」
休日の昼下がり、寮の自室で勉強していたぼくは手を止めて、いつものようにろくに扉も叩かずに入ってきたティアン・タントをまじまじと見た。
「食堂行こうぜ!」と聞き間違えたのかなと思いながら。
「夕食にはまだ早いんじゃない?」
「だから、それまでに行ってこようぜ!」
いつも陽気なティアンは、鳶色の瞳をきらきらと輝かせる。
三年前、彼はロネ公国からこの全寮制の男子校にやってきた。
ぼくはその一年ほど前からこの学校にいたんだけど、出身国は違っても留学生同士で歳も同じということもあり、結構すぐに仲良くなったんだ。
「なんと! 午後の早い時間に行くと割引があるらしいんだよ」
「割引?」
前払いの寮費には、食事代も含まれていたはずだ。
「先輩の話によると、誕生日割引もあるらしいぞ。おまえ、今日が誕生日だろ?」
「そうだけど……」
「おめでとう!」
「あ、ありがとう」
寝坊したらしく朝食の時間にティアンはいなかったけど、食堂ではたくさんの人たちからお祝いの言葉を掛けてもらったし、故郷の両親からも祝福の手紙が届いている。
「十五歳! ついに成人じゃん! なんでこんな日にせっせと鍛錬に出掛けたり、クソ真面目に勉強したりしてんだよ」
一日でも無駄にしたくないからだけど……なんて答えると、また「根詰めすぎなんだよ! ちょっとくらいは息抜きしろよお」って言われるんだろうな。
「おれの誕生日は先月だったろ? がっかりなことに、前々から『十五になったら連れてってやるよ』って言ってくれてた先輩が退学しちゃったから、行きそびれたままになってんだよー。おまえの分はずいぶん割引が利きそうだし、お祝いにおごってやるから、サクッと経験してこようぜ」
「経験……」
ぼくはそこでやっと聞き間違えたんじゃないらしいことを知った。
「えっ、食堂じゃなくてやっぱり娼館!?」
「なんだよそれ!」
ティアンは、わははと笑う。
「出会ったころのおまえはまるで美少女みたいだったけど、最近は腹立つくらい背も伸びて美丈夫って雰囲気になってきたし、普通にそういうことにだって興味あんだろ?」
「それは……」
「先輩たちが入手してくれる絵物語だって、ときどき借りたりしてるよな?」
頬が熱くなる。
裸の男女が抱き合っているような挿絵がついた小説は、去年あたりからぼくたちにも盛んに回ってくるようになった。
「すごくね? あの本みたいなことが実際にやれるんだぜ?」
どきんと心臓が鳴る。
不意打ちのように生々しく浮かんだのは、花街にいる顔も知らない女の人じゃなくて――。
「ぼ、ぼくはいいよ」
「は?」
「娼館には、行かない」
はっきりと断ると、ティアンは心底驚いたように目を丸くした。
「どうして!? 正気か?」
「だって……」
「おまえの国って特にお堅いわけでもないよな? あのダン先輩なんかはずいぶん派手にやってたくらいだし」
ティアンは、数か月前に放校になった先輩の名前を口にする。
確かに、ぼくと同じ国から来ていた彼は、女性の香水の香りをまとって朝帰りばかりしていた。
「あっ、もしかして故郷に許嫁でもいるのか?」
「その……婚約とかはまだしてないんだけど、心に決めた女性がいて……」
思い切ってぼくが打ち明けると、ティアンは「そうなのか!?」と興味深そうに身を乗り出す。
「どんな子なんだ? 歳は同じくらい?」
「彼女のほうが上だよ」
「えっ、なんかすげーな! でも、おまえが結婚を考えてるってことは、名家のご令嬢なんだろ? 留学してる間に他の誰かと縁談がまとまっちまったりしないのか?」
「うーん、彼女は仕事に打ち込んでるから……」
へえぇ、とティアンは感心したような声を出した。
国によっては由緒ある家柄の女性は職業を持たないこともあるけど、彼やぼくの母国では事業や領地経営などで活躍している貴婦人も少なくない。
「働いてる年上の女性か。なんか格好いいなあ……。だったらキアルズ、これはますます経験を積んでワザを磨いといたほうがいいと思うぞ!」
「えっ」
「年下だからって舐められるのも嫌じゃん」
「か、彼女はそんな人じゃ……」
「わかんないぞお?」
ティアンは、ずいと顔を近づけてきた。
「気持ちよくしてくれない下手くそな男なんて嫌かも知れないし」
「そ……そういうもの?」
ワザのない男はだめなのかなと少し不安になったぼくに、ティアンは攻勢を強めてくる。
「箱入り娘じゃないんだから、その女性だっていろんな男と出会う機会があるんだろ?」
「そ、それはそうだけど……」
「きっと、しょっちゅう誰かから好意を寄せられてるぞ」
「う……」
「中には大胆に誘ってくる男だっているだろうから、彼女もそれなりに経験を積んできてるはず……」
「いや、それはないと思う」
ぼくがやけにきっぱりと否定すると、ティアンは目をぱちくりさせた。
「え、あんまりモテない感じの女性なのか……?」
ティアンは「おまえの好み、変わってんなあ……」なんて呟いたけど、いくら感情が面に出にくいからって、優しくて綺麗で何度も手柄を立てるほど強いあの人が、同僚たちから好かれないはずがない。
ぼくは、机の上に置いてある木製の手紙箱にちらっと目をやった。その中には、両親からの便りに加え、月ごとに届く無骨な文字の私信も入っている。
十一歳のとき、エルトウィンの路地裏であの人は美しい髪を犠牲にしてぼくを助けてくれた。
自分が何もできない無力な子供なのが情けなくて悔しくて、ぼくは留学の予定を早めて、いろんなことをしっかりと身につけた大人になるまで彼女に会わないと決めたんだ。
――でも、ぼくが遠い異国で努力を重ねてる間に、彼女が誰かとくっついたら困る。
そこで、彼女の上官がうちの邸で働いてくれてる女性を熱っぽい目で見ていることに以前から気づいていたぼくは、彼に交渉を持ちかけた。
父に進言して縁談をまとめてもらうのと引き換えに、あの人の様子を毎月報せてもらうことと、職場で悪い虫が寄りつかないようにうまく取り計らって欲しいと頼んだんだ。
上官からは「末恐ろしい坊っちゃんだ」なんて苦笑いされたけど、何年も彼女のそばにいられなくなるんだから、なりふり構ってはいられなかった。
「なあ、キアルズ、ほんとにほんとに行くつもりはないのか?」
「うん」
ぼくはティアンにきっぱりと言う。
「彼女以外の女性には、触れたいと思わないから」
「そっかあ……」
ティアンはなんとか納得してくれたようで、「仕方ないよな……」と言いながら少し肩を落として部屋を出ていった。
椅子に深く腰掛け、ふうっと息を吐く。
関心がないわけじゃない。
絵物語に彼女を重ねて、たまらない気持ちになることもある。
あの路地裏で、彼女は自分の胸に巻いていたさらし布を使って、軽傷を負ったぼくに応急処置をしてくれた。
布を抜き取った襟元が無防備に大きく開いていて、その奥を見てはいけないとぼくは必死で視線を逸らしたんだ。
でも、いつかあの人と肩を並べられるようになれたら、すべてを見て、すべてに触れたい。
今はとにかくこつこつ頑張るときだと、ぼくは再び机に向かう。
「キアルズッ」
上ずった声と同時に扉が開き、ティアンがまた部屋に飛び込んできた。
「えっ、どうし――」
「先輩が教えてくれたんだけどさ!」
息は上がってるが、鳶色の瞳は輝きを取り戻している。
「見るだけならどうだっ!?」
「は……?」
「客待ち中のおねーさんがいる個室を、小窓から覗ける店があるらしい。で、その窓の近くにぶら下げられた花瓶の花を一輪買うごとに、おねーさんが一枚ずつ脱いでってくれるんだって!」
今夜の食堂の夕食は豪華だぞう! と報告してくれるときみたいに、ティアンの声はうきうきと弾んでいた。
「おまえ、『彼女以外の女性に触れたいと思わない』って言っただろ?」
「う……うん」
「ただ見るだけなら、構わないよなっ?」
「え、え……でも」
「絵物語の挿絵を眺めるのと、どこが違うって言うんだよ?」
ぼくは、ぐっと言葉に詰まる。
「触ったりとかできないんだから、本と同じだって!」
「い、いや、なんか違……」
「大丈夫っ! 目に映すだけ! 魂も貞操も汚れない!」
「……っ」
強い反論が浮かばなくて、ぼくはうろたえた。
「なっキアルズ、迷ってないでさ!」
行く気なんてなかったはずなのに、なぜか胸の中がそわそわしてくる。
「何ごとも経験だって、哲学の先生も言ってたじゃん!」
言ってた。言ってたけど。
こんなこともあてはまるの……?
行ったほうが、人生の糧になる?
見るだけなんだから、絵物語の挿絵を眺めるのと同じ……なのかな。
いや、でも、なんか違うような。
「少しだけ、大人への階段を上ろうぜ!」
ぐるぐると考え過ぎて、ぼくの頭は蒸気でも噴き出してくるんじゃないかってくらい熱くなってきた。
どうしよう……。どうしたらいい……?
◇ ◇ ◇
春から夏にかけて、エルトウィンはとても過ごしやすい季節になる。
そよ風は心地よく、草地や木々の葉の緑はきらきらと輝き、母が家族のために作ってくれた〝野花の庭園〟にも色とりどりの小さな花々が咲きこぼれている。
そこにある小さなあずまやは、執務の息抜きをするのにちょうどいい場所だ。
「とうさまー」
造りつけの椅子に腰掛けてのんびりしていると、ぼくと同じ髪と瞳の色をした息子が駆けてきた。
「アイオン。先生はもうお帰りになったんだね」
「うん!」
七歳を迎えた彼は、次期領主としての勉強が始まったばかりだ。
「とうさまは休けい中?」
「そうだよ」
父親だと名乗ってからしばらくは「しゅごさん」と「とうさま」の半々くらいで呼ばれていたが、いつしか後者が定着していた。
生まれ育ったフォルザを離れるときには、惜別の涙を流す人々に向かって「また、あそびにくるね!」と元気に挨拶していたアイオンだったが、旅の途中でかなり遠いところに向かっているのを実感したらしく、それからはかわいそうに何日もしくしくと泣いていた。
エルトウィンが近づいてきたあたりで、あることを知らされるまでは。
「ねえ、とうさま、あの子を知らない?」
アイオンから訊ねられ、さあどちらの味方をすべきかとぼくが迷うと、我慢できなくなったのかくすくすとかわいらしい笑い声が背後から聴こえてきた。
「あっ、ロイナ」
「みつかっちゃった!」
弾けるように笑いながら、丸いほっぺをした声の主がぼくの後ろからぴょんと姿を現す。
「おにいさま、あそぼ!」
アイオンは柔らかな笑顔で応え、銀灰色の髪を紅い飾り紐で編み込んだ小さな妹の手を取って、庭へと出ていった。
あの旅の終わりごろにデイラが身ごもっていることが分かり、歓喜に包まれたアイオンの涙は止まった。
早々に兄としての自覚が芽生えた彼は、新生活にとても前向きになり、あっという間にエルトゥインに馴染んでくれた。
とはいえ、領主の息子として扱われるのは窮屈な面もあるだろうから、故郷のフォルザにも年に一度か二度は訪れるようにしている。
庭で戯れている兄妹をゆったりと眺めていたら、初めてアイオンを垣間見たときのことを思い出した。
あの日、彼はひとりで旅荘フレイの従業員寮の裏庭で遊んでいた。
何やら呟きながら小さな庭をさまよっている姿がかわいくてかわいくて、胸がいっぱいになって木の陰で少し泣いてしまったことは今でも内緒だ。
当時のアイオンには、何となく気づかれてしまったようだったけど。
野花の庭の素朴な木戸が開き、子供たちのいる愛らしい風景に、美しい人物がまたひとり加わる。
黒い脚衣姿の彼女は、嬉しそうにじゃれつく兄妹と笑顔で言葉を交わした後、颯爽とこちらに歩いてきた。
「ただいま戻りました」
「おかえり、デイラ。お疲れさま」
「キアルズさまも」
頬にぼくの口づけを受けた妻は、小机を挟んで向かい合うように据えつけられた椅子に腰を下ろした。
翠玉色の組紐で結んだ銀灰色の髪が揺れる。ぼくが去年の祝日に贈った飾り紐だ。
「今日の授業は実技だったんだね」
「はい。認定試験に向けてみんな熱が入っていました」
週に二日、デイラはこの地域の騎士学校で講師をしている。
ぼくが予言したとおり、エルトウィンの人たちは騎士の経歴を持つ新しい辺境伯夫人と可愛い子供を温かく迎えてくれたんだけど、最初のころの彼女はかなり緊張して硬くなっていた。
年月を経た今は、得意なことを活かして生き生きと輝いている。
「さま」付けも敬語もそのままだけど、本当にふたりっきりになったときだけそれがなくなるのも結構好きなんだ。
ふと、ぼくは思い出し笑いを浮かべる。
あの十五の誕生日、頭が煮えそうになるほど悩みに悩んで、友人の誘いにぼくが出した答えは――。
「どうかされました?」
「いや……」
雨の夜の鈴蘭邸で、ぼくは何もまとっていない生身の女性を生まれて初めて見た。ずっと恋焦がれた女性のしなやかで眩しい肢体を。
今でも、そのときの感動は続いている。
「幸せだなあって」
少し不思議そうな顔をした後、ぼくのただ一人の女性は、目を細めて優しく微笑んだ。
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