10 / 11
2章 街
10 風呂
しおりを挟む
赤く焼けた石を入れた熱い湯船に、黎泉と朱明は二人で浸かっている。
「じゃあ、黎泉のいた北方には、温泉があるんだ」
「ああ、塩味のする透明な温泉や、硫黄臭く濁ったものまで、あちらこちらにあったな」
「温泉って、お風呂とはどう違うの?」
「普通の湯より長く体が温まる。それに、入ると身体がぬるぬるする湯もあって面白い」
「それ、ちゃんと綺麗になってるのか分かりにくいなぁ」
楽しげに笑った朱明は、浴槽の中で「んーっ」と声をあげ、気持ちよさそうに伸びをした。色白な肌は湯に浸かっていた部分が赤くなり、鎖骨のあたりで綺麗に紅白の境界ができている。
「肌艶が良くなるからと、女性や旅行客に人気らしい」
「ぬるつくってことは、油を塗ったのと同じような効果なのかな?」
可愛い番はピンとこない顔で小首を傾げている。黎泉は慈愛を込めて微笑んだ。
「百聞は一見に如かず。いつかお前を温泉に連れて行こう。薬草の蒸気を浴びる蒸し風呂も心地良いぞ」
「燻製みたいだね。塩味のつく温泉といい、黎泉に料理されそう」
「馳走になる」
「食べちゃダメだよ」
大真面目に返したのが笑いのツボに入ったらしく、くすくすとおかしそうに朱明は肩を揺らした。
浴室では朱明がしっかり寛げるように、性的な触れ方をしない。入浴前にそう約束してから、朱明の身体の強張りは目に見えて取れた。向き合って湯船に浸かった頃にはまだ恥じらいを残していたが、黎泉の故郷の話が弾むうちに、すっかり緊張の解れた様子で身を晒すようになっている。
「そろそろ暑くなってきた。先に身体を洗ってもいい?」
「ふむ。では、シャワーの代わりにこちらから湯を掛けよう」
「あっそれ嬉しいな。ありがとう」
朱明が湯船から出る。丸く締まった小さな尻も、すんなり伸びた手脚も、どこもかしこも美味しそうな色に染まっていて、黎泉の目を楽しませた。
「水球は、純粋な湯から作ることも、汚れた部分を集めることもできる」
実際に見比べられるよう、二つ並べて視線の高さまで浮かべてやる。一方は透明で、一方は薄く白濁した球だ。
「便利だね」
感心しているのがそのまま表情に出ている。素直で柔軟な番だ。
「故に、一度使った湯だが、お前にかけるのは水道から出したばかりの湯にほぼ近い。安心して身体を洗ってくれ」
湯船の汚れを集めた白い水球は、排水溝に捨てておく。これで、黎泉自身がまだ浸かってはいるが、湯はかなり清浄になった。
「黎泉がいたら川も井戸も無い土地でも生活できそう」
「緑のある土地なら水の調達はできるだろうな。だが、元から水の無い荒野ではさすがに骨が折れる」
「そうなんだ?」
長い髪を丁寧に洗い始めていた朱明が、意外そうな声を上げた。
「我は水の気配を集めて水球を作っているのに過ぎない。元から水が無ければ、集めようがないということだ」
「魔術にも理屈があるんだね。じゃあさ、湯船から水球を作るみたいに、俺の髪の水分で水球を作るのはどう? 髪や身体を乾かせるんじゃないかな」
黎泉の送った水球で髪を流しながら、そんなことを言う。着眼点の良い発想だが、黎泉はこれにも首を振った。
「生き物は皆、魔術に対する抵抗力を多かれ少なかれ持つ。我自身の身体でそれをするのは容易いが、お前に施すには少なくとも肌を知る必要があるな」
「なんでまたそうなるの……」
「水を奪う対象を知るためだ。よく知った相手でないと、指定が難しい」
「なるほどね」
残念そうに呟いて、洗い終えた髪をタオルで纏めて頭に巻いている。
朱明は勘違いしているようだが、肌を知るとは性交の比喩のみではなく、文字通り身体を隅々まで触って確認して知ることでも魔術の行使は可能となる。どちらにせよ、今の朱明が受け入れるには時期尚早の印象があり、黎泉は沈黙した。
「さっき言っていた魔術への抵抗力ってさ、魔獣にもあるの?」
「そうだな。個体差はあるが、人間より強い抵抗力を持っている」
朱明は身体を洗いながら、考え込むような顔をしている。
「黎泉は魔術が得意なのに狩りは好きじゃないのって、もしかしてそのせい?」
黎泉は自然と笑みが浮かぶのを感じた。朱明の勘の良さには敬意を覚える。
「ああ、そうだ。魔獣の魔術への抵抗力は経時的に変化していてムラがあり、我が攻撃するとかすり傷を負わせるか肉片にするかの両極端になってしまう。その間の調節が難しい」
「粉微塵にしちゃったら食べられないもんね」
「そういうことだ」
もともと黎泉は手加減が不得手ということもあり、魔術で魔獣を倒すと如何せん肉が飛び散って食べられなくなるという、本末転倒になることが多かったのだ。朱明との出会いは僥倖だった。
身体を流し終えた朱明が、なぜかまた石鹸を手に取る。
「お湯をかけてくれてありがとう。俺は黎泉みたいなことできないから、背中でも流そうか?」
入浴前のやり取りを受けて、律義にお返しを考えていたらしい。朱明に要らぬ借りを感じさせてしまったことに気付き、黎泉は苦味を覚えた。
「不要だ。我はお前に三助や湯女の真似事をさせたくて、入浴を共にしたのではない」
「番は相手の身体を洗いあうものじゃないの?」
「形だけ真似ても身になるものではない。お前が我を愛撫したくなるほど、艶事に慣れた時にまた頼む」
黎泉の指摘を受けて、朱明は先の言葉が浴室での色事を指しているとようやく気付いたらしい。
きょとんと一瞬見開かれた目が、じとりと呆れた半目になる。
「黎泉ってさ、満腹じゃなくてもムラムラしてない?」
「幸いまだ魔羆が残っている。それなりに腹は満ちた状態だ」
「じゃあお腹が空になったら発情しなくなるの」
「そうだな。食欲で性欲を忘れる」
「とことん欲で動いているね」
珍しいものでも見るような顔をされた。そこで残念さや寂しさが滲まないあたり、朱明に房事は本当に縁がないのだなとしみじみ思う。
「素直な性質だろう?」
「うん、それに他がちゃんとしている分、面白い。黎泉のそういうところ、自由な感じがして好きだよ」
思わず手を差し伸べると石鹸を渡された。手を取るつもりだった黎泉は愉快な気分になる。朱明の方こそ面白いのではないだろうか。
「ありがとう。つい話し込んでしまったな。我はすぐに上がるから、先に夕食を宿の者に頼んでおいてくれるか」
「たくさん頼んでおくから、ゆっくり入ってね」
綺麗な笑みひとつおいて、朱明は浴室を出ていく。残された黎泉は吐息をつき、頭からばしゃりと水を被るのだった。
「じゃあ、黎泉のいた北方には、温泉があるんだ」
「ああ、塩味のする透明な温泉や、硫黄臭く濁ったものまで、あちらこちらにあったな」
「温泉って、お風呂とはどう違うの?」
「普通の湯より長く体が温まる。それに、入ると身体がぬるぬるする湯もあって面白い」
「それ、ちゃんと綺麗になってるのか分かりにくいなぁ」
楽しげに笑った朱明は、浴槽の中で「んーっ」と声をあげ、気持ちよさそうに伸びをした。色白な肌は湯に浸かっていた部分が赤くなり、鎖骨のあたりで綺麗に紅白の境界ができている。
「肌艶が良くなるからと、女性や旅行客に人気らしい」
「ぬるつくってことは、油を塗ったのと同じような効果なのかな?」
可愛い番はピンとこない顔で小首を傾げている。黎泉は慈愛を込めて微笑んだ。
「百聞は一見に如かず。いつかお前を温泉に連れて行こう。薬草の蒸気を浴びる蒸し風呂も心地良いぞ」
「燻製みたいだね。塩味のつく温泉といい、黎泉に料理されそう」
「馳走になる」
「食べちゃダメだよ」
大真面目に返したのが笑いのツボに入ったらしく、くすくすとおかしそうに朱明は肩を揺らした。
浴室では朱明がしっかり寛げるように、性的な触れ方をしない。入浴前にそう約束してから、朱明の身体の強張りは目に見えて取れた。向き合って湯船に浸かった頃にはまだ恥じらいを残していたが、黎泉の故郷の話が弾むうちに、すっかり緊張の解れた様子で身を晒すようになっている。
「そろそろ暑くなってきた。先に身体を洗ってもいい?」
「ふむ。では、シャワーの代わりにこちらから湯を掛けよう」
「あっそれ嬉しいな。ありがとう」
朱明が湯船から出る。丸く締まった小さな尻も、すんなり伸びた手脚も、どこもかしこも美味しそうな色に染まっていて、黎泉の目を楽しませた。
「水球は、純粋な湯から作ることも、汚れた部分を集めることもできる」
実際に見比べられるよう、二つ並べて視線の高さまで浮かべてやる。一方は透明で、一方は薄く白濁した球だ。
「便利だね」
感心しているのがそのまま表情に出ている。素直で柔軟な番だ。
「故に、一度使った湯だが、お前にかけるのは水道から出したばかりの湯にほぼ近い。安心して身体を洗ってくれ」
湯船の汚れを集めた白い水球は、排水溝に捨てておく。これで、黎泉自身がまだ浸かってはいるが、湯はかなり清浄になった。
「黎泉がいたら川も井戸も無い土地でも生活できそう」
「緑のある土地なら水の調達はできるだろうな。だが、元から水の無い荒野ではさすがに骨が折れる」
「そうなんだ?」
長い髪を丁寧に洗い始めていた朱明が、意外そうな声を上げた。
「我は水の気配を集めて水球を作っているのに過ぎない。元から水が無ければ、集めようがないということだ」
「魔術にも理屈があるんだね。じゃあさ、湯船から水球を作るみたいに、俺の髪の水分で水球を作るのはどう? 髪や身体を乾かせるんじゃないかな」
黎泉の送った水球で髪を流しながら、そんなことを言う。着眼点の良い発想だが、黎泉はこれにも首を振った。
「生き物は皆、魔術に対する抵抗力を多かれ少なかれ持つ。我自身の身体でそれをするのは容易いが、お前に施すには少なくとも肌を知る必要があるな」
「なんでまたそうなるの……」
「水を奪う対象を知るためだ。よく知った相手でないと、指定が難しい」
「なるほどね」
残念そうに呟いて、洗い終えた髪をタオルで纏めて頭に巻いている。
朱明は勘違いしているようだが、肌を知るとは性交の比喩のみではなく、文字通り身体を隅々まで触って確認して知ることでも魔術の行使は可能となる。どちらにせよ、今の朱明が受け入れるには時期尚早の印象があり、黎泉は沈黙した。
「さっき言っていた魔術への抵抗力ってさ、魔獣にもあるの?」
「そうだな。個体差はあるが、人間より強い抵抗力を持っている」
朱明は身体を洗いながら、考え込むような顔をしている。
「黎泉は魔術が得意なのに狩りは好きじゃないのって、もしかしてそのせい?」
黎泉は自然と笑みが浮かぶのを感じた。朱明の勘の良さには敬意を覚える。
「ああ、そうだ。魔獣の魔術への抵抗力は経時的に変化していてムラがあり、我が攻撃するとかすり傷を負わせるか肉片にするかの両極端になってしまう。その間の調節が難しい」
「粉微塵にしちゃったら食べられないもんね」
「そういうことだ」
もともと黎泉は手加減が不得手ということもあり、魔術で魔獣を倒すと如何せん肉が飛び散って食べられなくなるという、本末転倒になることが多かったのだ。朱明との出会いは僥倖だった。
身体を流し終えた朱明が、なぜかまた石鹸を手に取る。
「お湯をかけてくれてありがとう。俺は黎泉みたいなことできないから、背中でも流そうか?」
入浴前のやり取りを受けて、律義にお返しを考えていたらしい。朱明に要らぬ借りを感じさせてしまったことに気付き、黎泉は苦味を覚えた。
「不要だ。我はお前に三助や湯女の真似事をさせたくて、入浴を共にしたのではない」
「番は相手の身体を洗いあうものじゃないの?」
「形だけ真似ても身になるものではない。お前が我を愛撫したくなるほど、艶事に慣れた時にまた頼む」
黎泉の指摘を受けて、朱明は先の言葉が浴室での色事を指しているとようやく気付いたらしい。
きょとんと一瞬見開かれた目が、じとりと呆れた半目になる。
「黎泉ってさ、満腹じゃなくてもムラムラしてない?」
「幸いまだ魔羆が残っている。それなりに腹は満ちた状態だ」
「じゃあお腹が空になったら発情しなくなるの」
「そうだな。食欲で性欲を忘れる」
「とことん欲で動いているね」
珍しいものでも見るような顔をされた。そこで残念さや寂しさが滲まないあたり、朱明に房事は本当に縁がないのだなとしみじみ思う。
「素直な性質だろう?」
「うん、それに他がちゃんとしている分、面白い。黎泉のそういうところ、自由な感じがして好きだよ」
思わず手を差し伸べると石鹸を渡された。手を取るつもりだった黎泉は愉快な気分になる。朱明の方こそ面白いのではないだろうか。
「ありがとう。つい話し込んでしまったな。我はすぐに上がるから、先に夕食を宿の者に頼んでおいてくれるか」
「たくさん頼んでおくから、ゆっくり入ってね」
綺麗な笑みひとつおいて、朱明は浴室を出ていく。残された黎泉は吐息をつき、頭からばしゃりと水を被るのだった。
5
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
【完結】お嬢様の身代わりで冷酷公爵閣下とのお見合いに参加した僕だけど、公爵閣下は僕を離しません
八神紫音
BL
やりたい放題のわがままお嬢様。そんなお嬢様の付き人……いや、下僕をしている僕は、毎日お嬢様に虐げられる日々。
そんなお嬢様のために、旦那様は王族である公爵閣下との縁談を持ってくるが、それは初めから叶わない縁談。それに気付いたプライドの高いお嬢様は、振られるくらいなら、と僕に女装をしてお嬢様の代わりを果たすよう命令を下す。
そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。今のところ主人公は、のんびり重視の恋愛未満です。
全17話、約6万文字。
エリートアルファの旦那様は孤独なオメガを手放さない
小鳥遊ゆう
BL
両親を亡くした楓を施設から救ってくれたのは大企業の御曹司・桔梗だった。
出会った時からいつまでも優しい桔梗の事を好きになってしまった楓だが報われない恋だと諦めている。
「せめて僕がαだったら……Ωだったら……。もう少しあなたに近づけたでしょうか」
「使用人としてでいいからここに居たい……」
楓の十八の誕生日の夜、前から体調の悪かった楓の部屋を桔梗が訪れるとそこには発情(ヒート)を起こした楓の姿が。
「やはり君は、私の運命だ」そう呟く桔梗。
スパダリ御曹司αの桔梗×βからΩに変わってしまった天涯孤独の楓が紡ぐ身分差恋愛です。
謎の死を遂げる予定の我儘悪役令息ですが、義兄が離してくれません
柴傘
BL
ミーシャ・ルリアン、4歳。
父が連れてきた僕の義兄になる人を見た瞬間、突然前世の記憶を思い出した。
あれ、僕ってばBL小説の悪役令息じゃない?
前世での愛読書だったBL小説の悪役令息であるミーシャは、義兄である主人公を出会った頃から蛇蝎のように嫌いイジメを繰り返し最終的には謎の死を遂げる。
そんなの絶対に嫌だ!そう思ったけれど、なぜか僕は理性が非常によわよわで直ぐにキレてしまう困った体質だった。
「おまえもクビ!おまえもだ!あしたから顔をみせるなー!」
今日も今日とて理不尽な理由で使用人を解雇しまくり。けれどそんな僕を見ても、主人公はずっとニコニコしている。
「おはようミーシャ、今日も元気だね」
あまつさえ僕を抱き上げ頬擦りして、可愛い可愛いと連呼する。あれれ?お兄様、全然キャラ違くない?
義弟が色々な意味で可愛くて仕方ない溺愛執着攻め×怒りの沸点ド底辺理性よわよわショタ受け
9/2以降不定期更新
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
【完結】守護霊さん、それは余計なお世話です。
N2O
BL
番のことが好きすぎる第二王子(熊の獣人/実は割と可愛い)
×
期間限定で心の声が聞こえるようになった黒髪青年(人間/番/実は割と逞しい)
Special thanks
illustration by 白鯨堂こち
※ご都合主義です。
※素人作品です。温かな目で見ていただけると助かります。
手切れ金
のらねことすていぬ
BL
貧乏貴族の息子、ジゼルはある日恋人であるアルバートに振られてしまう。手切れ金を渡されて完全に捨てられたと思っていたが、なぜかアルバートは彼のもとを再び訪れてきて……。
貴族×貧乏貴族
第二王子に転生したら、当て馬キャラだった。
秋元智也
BL
大人気小説『星降る夜の聖なる乙女』のゲーム制作に
携わる事になった。
そこで配信前のゲームを不具合がないか確認する為に
自らプレイしてみる事になった。
制作段階からあまり寝る時間が取れず、やっと出来た
が、自分達で不具合確認をする為にプレイしていた。
全部のエンディングを見る為に徹夜でプレイしていた。
そして、最後の完全コンプリートエンディングを前に
コンビニ帰りに事故に遭ってしまう。
そして目覚めたら、当て馬キャラだった第二王子にな
っていたのだった。
攻略対象の一番近くで、聖女の邪魔をしていた邪魔な
キャラ。
もし、僕が聖女の邪魔をしなかったら?
そしたらもっと早くゲームは進むのでは?
しかし、物語は意外な展開に………。
あれ?こんなのってあり?
聖女がなんでこうなったんだ?
理解の追いつかない展開に、慌てる裕太だったが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる