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2章 街
8 討伐募集
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任務受付室は他者の任務内容の盗み見や報酬の横取りが発生しないよう、複数の出口それぞれに警備の者がおり、入り口は一つの造りとなっている。当然、無用な立ち入りも禁止されており、中は閑散としていた。
黎泉と朱明が衝立のついたカウンターに向かうと、先程とは別の職員が二人を出迎えた。
「報酬の受け取りだな。名前とギルド契約者の身分証を出してくれ」
「伯黎泉だ」
「朱明。身分証はこれ」
朱明の提出した身分証を、職員はさっと確認して返却した。
「毎度の決まり事で悪いな。魔羆の討伐報酬はどうする? いつもの半々か?」
「うん。いつも通り、半額は口座振り込みで、半額は今貰う」
「はいはい、ちょっと待ってろよ」
職員は素早く金を数えて袋に詰める。渡された朱明がその場で中身を確認するのを、黎泉も一緒に眺めた。
「伯さんは、ウチのギルドとの契約はいいのかい?」
不意に職員から声を掛けられ、視線を上げる。飄々とした笑みは捉えどころがなく、真意が掴めない。
「差し当たっては不要だ。我は朱明と現地で報酬を山分けする」
「現地で? 例えば魔羆は核も胆嚢も毛皮も朱明が納品していた上に、討伐成功報酬も総取りだ。あんたの取り分なんか残っているのかい?」
矛盾を順繰りに数え上げて指摘する教師のような言い方だ。嫌味たらしさではなく、きちんと共通の認識を元にした指摘をしようとする誠実さを感じる。黎泉は感心した。
「黎泉は魔羆料理を作れる上に大喰らいなんだ。分配はちゃんと二人で決めているよ」
朱明が割り込んで回答する。職員が渋面を作った。
「お前、そのちっさいケツで相棒を尻に敷いていないだろうな」
「そんなことないよ。……ないよね?」
ムッとして言い返した割に、こちらの顔色を自信なさげに伺ってくるので可愛らしい。
黎泉は小さく吹き出して、くつくつと笑ってしまった。
「魔羆は朱明が独りで倒したものだ。我はその解体を手伝ったにすぎない。分配は我らそれぞれの需要を満たすもので、互いに満足している」
「ならいいが。伯さん、朱明に無茶言われたらすぐギルドに相談してくれよ」
今度の職員は、なんと黎泉を気に掛けているらしい。意外な展開で黎泉は一瞬回答に迷ったが、無難に「必要があれば、そうさせてもらう」と応えた。
「もう、みんな心配ばっかり。それって本人の目の前でするやり取り?」
呆れ顔で本日二度目のぼやきを口にした朱明に、職員が怖い顔をする。
「討伐の腕だけを見ればウチで一番。だが素材回収率が低すぎて使い辛いんだ、お前は。いくら言っても聞きやしねェ、情が強いところもある。相棒とは上手く付き合って、文句無しの花形になってくれよ」
「うえ、小言。分かってるよ……。それより、白金等級の申請もしてほしいんだけど」
「今までの納品が不真面目だったからなァ。今回の魔羆も加味しておくが、審査に時間がかかるぞ」
「しょうがないな。ま、ありがと」
どうやら黎泉への配慮も、朱明への心配の延長にあったらしい。
ポンポン続く気安いやり取りに、朱明が職員達と良好な付き合いをしていることを感じて、黎泉はひっそりと微笑んだ。
ふと、壁に貼られた討伐募集の紙が目に留まり、そちらを見つめる。青金等級の猟師に向けた他愛もない害獣退治だ。その横に、隊商の護衛やグラーチ窟の探索など、黒金や黄金等級向けの依頼が続いている。一番端に貼られた依頼書に、黎泉の視線は吸い寄せられた。
「槍角鹿が出たのか……」
鹿林檎の実る季節だ。槍角鹿もよく肥えている頃だろう。鹿肉は魔羆よりあっさりとした品の良い味わいで、討伐対象の槍角鹿は首の筋肉が発達していて食べ応えがある。それに、上手くすれば鹿茸が取れるかもしれない。
黎泉はジワリと唾が湧くのを感じた。
鹿茸は歯応えがあって美味い。それに採れる時期が限定されている。一度出現情報を見てしまうと無性に食欲が湧いてきて、腹の奥で魔族の本性が身を揺する。内腑に収まっている魔羆なぞ、すぐに消化が終わるだろう。
「黎泉?」
呟きを聞き咎めたのか、朱明が振り返る。そうだ、彼にも鹿茸を食わせてやりたい。
「朱明、次はアレが食べたい」
本能的になると言葉を失いがちだ。言葉少ない黎泉に目をぱちくりさせつつ、朱明が素直に張り紙の方を見る。
「あれって……槍角鹿? うわ、遠い」
「ああ、西の牧場主からの依頼だなそりゃ。牡馬を殺すわ牝馬は襲うわで手がつけられないらしい。そいつを倒せたら、白金等級の審査も早くなるだろうなァ」
黎泉は改めて要項を眺めた。確かにこの地方都市からでは一週間程度かかる距離だ。しかし報酬はなかなか色のついた金額だし、なにより鹿茸がある。
「移動手段は考えておこう。朱明、槍角鹿は美味いぞ。行こう」
「まあ、黎泉が言うなら……」
面倒!と顔に大きく書いてある朱明の承諾に、職員は腹を抱えて笑い始め、黎泉はにっこりと微笑んだ。
「ありがとう、朱明」
「ひーおもしれェ。朱明、お前は本当にいい相棒を見つけた! 伯さん、朱明をどうかよろしくな」
朱明の素直な様子が余程珍しかったのか、はたまた引き受け手の少なさそうな依頼を受けたからか、職員はすっかり砕けた様子になった。
「うるさいうるさい。行こう、黎泉」
「これを忘れなさんなよ」
如才なく朱明へ依頼書を渡す職員に、抜け目ない男だと評価が増す。
「気をつけて行って来るんだぞ」
ヒラヒラと手を振って送り出されながら、黎泉は朱明を見下ろした。赤い髪に縁取られた横顔は、そう不貞腐れている訳でもなさそうだ。職員は軽口も叩いていたが下心が感じられず、本当に不快ではなかったのだろう。
「気心の知れた職員達なのだな」
「え? ああ、うん。口煩いけど、俺がギルドに所属した時からずっと、侮らずに接してくれるからね。悪い人達じゃないと思うよ」
朱明の容姿で今よりさらに年若いとなれば、どんな扱いを受けたかは容易に想像がついた。
「お前の理解者がいたようで何よりだ。それに、今はお前を表立って侮る者も減ったのでは?」
「変なちょっかいかけてくる奴らは全員斬ったからね」
「ああ、脛ならぬ手に傷を持つ男達か」
「そういうこと」
気付いてたんだ、と可笑しそうに頬を緩めた表情が可愛らしかった。彼の頬の線はどこか幼さを残していて、中性的な魅力がある。
昨晩に野営をした時のことを思い出し、黎泉は素知らぬ顔で訊ねてみた。
「それで朱明、今日の宿はどうする」
「今晩は疲れを取って、明日に装備と準備を整えて、明後日出発がいいかな。だから二泊三日で宿を取ろう。いつもの部屋が空いていたらそこに……あ」
物言いたげにチラチラと視線を送ってくるのに、素知らぬフリで言葉を返す。
「我は同じ部屋に泊まろう。閨は一つだ」
「じゃ、じゃあ、今回は奮発してちょっといい宿にしよう。その方が部屋も広いし」
慌てたように提案され、黎泉は笑みをかみ殺した。先程から薄々感じていたが、朱明は顔見知りに黎泉との親密さを見せるのが気恥ずかしいようだ。下衆の勘繰りを厭う気持ちは黎泉にも共通するところだが、朱明の知己に関係を見せることは、いずれ慣れさせたい。黎泉は密かに決意しつつ、今回は朱明を尊重した。
「そうだな、その方が寝台も広いだろう」
「……今日、するの?」
なんでもなさそうに訊いているつもりだろうが、声に感情が滲んでいる上に頬が赤いので照れているのが丸わかりだ。
今度こそ微笑んで、ゆったりと首肯する。
「そうだな。昨日よりは落ち着いて一緒に寝よう」
「どっちだよ……」
ぷい、とそっぽを向いたところも可愛らしく、心が躍る。
それは長い時間をかけて極上の食材を丁寧に仕込み、手の込んだ料理を作る時の心地にとてもく似ていた。
黎泉と朱明が衝立のついたカウンターに向かうと、先程とは別の職員が二人を出迎えた。
「報酬の受け取りだな。名前とギルド契約者の身分証を出してくれ」
「伯黎泉だ」
「朱明。身分証はこれ」
朱明の提出した身分証を、職員はさっと確認して返却した。
「毎度の決まり事で悪いな。魔羆の討伐報酬はどうする? いつもの半々か?」
「うん。いつも通り、半額は口座振り込みで、半額は今貰う」
「はいはい、ちょっと待ってろよ」
職員は素早く金を数えて袋に詰める。渡された朱明がその場で中身を確認するのを、黎泉も一緒に眺めた。
「伯さんは、ウチのギルドとの契約はいいのかい?」
不意に職員から声を掛けられ、視線を上げる。飄々とした笑みは捉えどころがなく、真意が掴めない。
「差し当たっては不要だ。我は朱明と現地で報酬を山分けする」
「現地で? 例えば魔羆は核も胆嚢も毛皮も朱明が納品していた上に、討伐成功報酬も総取りだ。あんたの取り分なんか残っているのかい?」
矛盾を順繰りに数え上げて指摘する教師のような言い方だ。嫌味たらしさではなく、きちんと共通の認識を元にした指摘をしようとする誠実さを感じる。黎泉は感心した。
「黎泉は魔羆料理を作れる上に大喰らいなんだ。分配はちゃんと二人で決めているよ」
朱明が割り込んで回答する。職員が渋面を作った。
「お前、そのちっさいケツで相棒を尻に敷いていないだろうな」
「そんなことないよ。……ないよね?」
ムッとして言い返した割に、こちらの顔色を自信なさげに伺ってくるので可愛らしい。
黎泉は小さく吹き出して、くつくつと笑ってしまった。
「魔羆は朱明が独りで倒したものだ。我はその解体を手伝ったにすぎない。分配は我らそれぞれの需要を満たすもので、互いに満足している」
「ならいいが。伯さん、朱明に無茶言われたらすぐギルドに相談してくれよ」
今度の職員は、なんと黎泉を気に掛けているらしい。意外な展開で黎泉は一瞬回答に迷ったが、無難に「必要があれば、そうさせてもらう」と応えた。
「もう、みんな心配ばっかり。それって本人の目の前でするやり取り?」
呆れ顔で本日二度目のぼやきを口にした朱明に、職員が怖い顔をする。
「討伐の腕だけを見ればウチで一番。だが素材回収率が低すぎて使い辛いんだ、お前は。いくら言っても聞きやしねェ、情が強いところもある。相棒とは上手く付き合って、文句無しの花形になってくれよ」
「うえ、小言。分かってるよ……。それより、白金等級の申請もしてほしいんだけど」
「今までの納品が不真面目だったからなァ。今回の魔羆も加味しておくが、審査に時間がかかるぞ」
「しょうがないな。ま、ありがと」
どうやら黎泉への配慮も、朱明への心配の延長にあったらしい。
ポンポン続く気安いやり取りに、朱明が職員達と良好な付き合いをしていることを感じて、黎泉はひっそりと微笑んだ。
ふと、壁に貼られた討伐募集の紙が目に留まり、そちらを見つめる。青金等級の猟師に向けた他愛もない害獣退治だ。その横に、隊商の護衛やグラーチ窟の探索など、黒金や黄金等級向けの依頼が続いている。一番端に貼られた依頼書に、黎泉の視線は吸い寄せられた。
「槍角鹿が出たのか……」
鹿林檎の実る季節だ。槍角鹿もよく肥えている頃だろう。鹿肉は魔羆よりあっさりとした品の良い味わいで、討伐対象の槍角鹿は首の筋肉が発達していて食べ応えがある。それに、上手くすれば鹿茸が取れるかもしれない。
黎泉はジワリと唾が湧くのを感じた。
鹿茸は歯応えがあって美味い。それに採れる時期が限定されている。一度出現情報を見てしまうと無性に食欲が湧いてきて、腹の奥で魔族の本性が身を揺する。内腑に収まっている魔羆なぞ、すぐに消化が終わるだろう。
「黎泉?」
呟きを聞き咎めたのか、朱明が振り返る。そうだ、彼にも鹿茸を食わせてやりたい。
「朱明、次はアレが食べたい」
本能的になると言葉を失いがちだ。言葉少ない黎泉に目をぱちくりさせつつ、朱明が素直に張り紙の方を見る。
「あれって……槍角鹿? うわ、遠い」
「ああ、西の牧場主からの依頼だなそりゃ。牡馬を殺すわ牝馬は襲うわで手がつけられないらしい。そいつを倒せたら、白金等級の審査も早くなるだろうなァ」
黎泉は改めて要項を眺めた。確かにこの地方都市からでは一週間程度かかる距離だ。しかし報酬はなかなか色のついた金額だし、なにより鹿茸がある。
「移動手段は考えておこう。朱明、槍角鹿は美味いぞ。行こう」
「まあ、黎泉が言うなら……」
面倒!と顔に大きく書いてある朱明の承諾に、職員は腹を抱えて笑い始め、黎泉はにっこりと微笑んだ。
「ありがとう、朱明」
「ひーおもしれェ。朱明、お前は本当にいい相棒を見つけた! 伯さん、朱明をどうかよろしくな」
朱明の素直な様子が余程珍しかったのか、はたまた引き受け手の少なさそうな依頼を受けたからか、職員はすっかり砕けた様子になった。
「うるさいうるさい。行こう、黎泉」
「これを忘れなさんなよ」
如才なく朱明へ依頼書を渡す職員に、抜け目ない男だと評価が増す。
「気をつけて行って来るんだぞ」
ヒラヒラと手を振って送り出されながら、黎泉は朱明を見下ろした。赤い髪に縁取られた横顔は、そう不貞腐れている訳でもなさそうだ。職員は軽口も叩いていたが下心が感じられず、本当に不快ではなかったのだろう。
「気心の知れた職員達なのだな」
「え? ああ、うん。口煩いけど、俺がギルドに所属した時からずっと、侮らずに接してくれるからね。悪い人達じゃないと思うよ」
朱明の容姿で今よりさらに年若いとなれば、どんな扱いを受けたかは容易に想像がついた。
「お前の理解者がいたようで何よりだ。それに、今はお前を表立って侮る者も減ったのでは?」
「変なちょっかいかけてくる奴らは全員斬ったからね」
「ああ、脛ならぬ手に傷を持つ男達か」
「そういうこと」
気付いてたんだ、と可笑しそうに頬を緩めた表情が可愛らしかった。彼の頬の線はどこか幼さを残していて、中性的な魅力がある。
昨晩に野営をした時のことを思い出し、黎泉は素知らぬ顔で訊ねてみた。
「それで朱明、今日の宿はどうする」
「今晩は疲れを取って、明日に装備と準備を整えて、明後日出発がいいかな。だから二泊三日で宿を取ろう。いつもの部屋が空いていたらそこに……あ」
物言いたげにチラチラと視線を送ってくるのに、素知らぬフリで言葉を返す。
「我は同じ部屋に泊まろう。閨は一つだ」
「じゃ、じゃあ、今回は奮発してちょっといい宿にしよう。その方が部屋も広いし」
慌てたように提案され、黎泉は笑みをかみ殺した。先程から薄々感じていたが、朱明は顔見知りに黎泉との親密さを見せるのが気恥ずかしいようだ。下衆の勘繰りを厭う気持ちは黎泉にも共通するところだが、朱明の知己に関係を見せることは、いずれ慣れさせたい。黎泉は密かに決意しつつ、今回は朱明を尊重した。
「そうだな、その方が寝台も広いだろう」
「……今日、するの?」
なんでもなさそうに訊いているつもりだろうが、声に感情が滲んでいる上に頬が赤いので照れているのが丸わかりだ。
今度こそ微笑んで、ゆったりと首肯する。
「そうだな。昨日よりは落ち着いて一緒に寝よう」
「どっちだよ……」
ぷい、とそっぽを向いたところも可愛らしく、心が躍る。
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