104 / 110
104話 海のあるダンジョン
しおりを挟む
「何だ? 海か湖、川で遊びたいって?」
『きゅい!!』
『ぬおっ!!』
うん!! ビート板持ってくぞ!! と答えるラビとブーちゃん。
『ぷぷぷ、ぷぷっぷ~!!』
『ぼくも、シュババババッ!! って、プーおにいちゃんみたいにやりたい!!』
「ついでに魔獣討伐したいって? 上手にできるようになったから?」
それと一緒に魔獣討伐、シュシュシュッ!! ってしたい。と言ったププちゃん。よくよく聞いたら、この話しを言い出したのはブーちゃんだったらしい。
トリミングセットを買いに行って1週間。まだ1週間しか経っていなかったが、どんな匂いになるかお楽しみシャンプーとリンスを2回ほどやって。ブーちゃんはほぼ毎日お風呂で、骨つきお肉型のビート板で、ゆっくりまったりしていたんだけど。
昨日また、テレビでやっていたサーフィンの大会を見て、広い場所でビート板に乗りたくなったらしい。
しっかりとブーちゃんの体重に耐え、お菓子と水も置くことができる。ブーちゃんにとっては最高のビート板を、広い場所で使いたいと。
そして、その話しを聞いたラビ達は。ラビは広い場所で、思いきり泳ぎたい。ププちゃんとクーちゃんも泳ぎたいし。
ついでにププちゃんは、この頃上手くなった、自分の攻撃とラビの攻撃技を合わせた新技で、魔獣討伐をしたい。クーちゃんもププちゃんの真似をしたい、って言ってきたんだ。
「別に良いけど、広い場所が良いんだろう? じゃあ湖か海の方が良いんじゃないか? 川ももちろん遊べるけど、そっちに比べるとな」
『ぬおっ!!』
『きゅい!!』
『ぷぷ~、ぷぷ~!!』
『ぼく、うみはじめて!!』
じゃあ海だな!! 海だね!! う~み、う~み!! と合唱を始めるラビ達。と、いう事で、入るダンジョンが決まった。海がある、南国風のダンジョンだ。
ダンジョンにしては珍しい、海があるダンジョン。まぁ、どこまでも続く海ってわけじゃなく、なんというか湖をだだっ広くした感じか。
これがどういう仕組みなのか分かっていないが、自然に波が発生して。ダンジョンに入るたびに、毎回波の強さが違い、本当に海みたいなんだよ。
その周りは、これまた海みたいに、砂浜が形成されていて、貝殻も落ちており、木々は南国風の物が生えていているため。その見た目と様子から、海じゃないけど海と呼ばれている。
「分かった。ダンジョンを予約するから、少し待ってくれ。そうだな。ついでに配信もするか。【ダンジョンの海で遊ぶぞ】配信とかな。よし、晴翔に連絡だ」
俺の言葉に、歓声を上げるラビ達は。そのまま俺達の部屋から出ると、階段を駆け降りて行った。そして、お風呂場のドアを開ける音が聞こえると。今度は母さんの、びしょびしょにならないようにするから、まだ入らないで!! という声が聞こえた。その後。
「拓哉!! この子達、シャンプーするの!? あの変なシャンプー!! というか、ビショビショにならないようにして!!」
「シャンプーはしないよ!! と、ちょっと待ってすぐ行くから!!」
俺は急いで携帯端末を手に取り、階段を下っていく。そしてお風呂場に着くと、一旦ラビ達を脱衣所から出して、脱衣所の床と壁に、ビニールシートを貼り付けた。雨の日と同じ要領だ。もちろん雨の日ほど満面なく、いろいろな部屋、廊下、階段は対策はしない。脱衣所だけな。
そしてビニールシートを貼り終わると、今度は湯船に熱くもなく、冷たくもない、ぬるま湯を浴槽に溜め始める。
「よし、入ってきて良いぞ!!」
俺の言葉に、全員が一気に駆け込んできて、まだ湯が溜まっていない浴槽に飛び込んだ。しっかりと骨つきお肉ビート板とおもちゃを持って。
「いいか、俺はこれから海のことで、晴翔に電話するから、勝手に遊んでてくれ。はしゃぎ過ぎるんじゃないぞ。それから脱衣所までなら出て良いけど、廊下には出るなよ」
『きゅい!!』
『ぷぷ!!』
『ぬっ!!』
『は~い!!』
まぁ、俺はドアの前で電話してるから、外には出られないと思うけど。そうしてラビ達がお風呂で遊んでいる間に、俺は晴翔に連絡を取った。
“何だ? 海で遊びたいって?”
「ああ。広い場所でビート板を使いたいのと、ついでに泳ぎたいし、魔獣討伐をしたいって。で、どうせなら配信しようと思うんだけどさ。海で遊ぶのは楽しいけど。注意点もあるからさ。その辺、配信できたらって」
“なるほど、良いんじゃないか。これで本当の海みたいで人気があるけど、案外怪我が多いい場所だからな”
「だろ? 人間にとっては危険じゃなくても、魔獣にとっては危険なこと。逆に魔獣は平気でも、人間が危険な事。どっちも危険な事があるからな」
“分かった。じゃあ予定していた配信の後じゃなくて、先にした方が良いだろう。ブー達、待てないだろうからな。まだ、配信予定は更新してないし丁度だ。ついでに明日、道具の確認しちゃおうぜ”
「ああ。それで海なんだけどさ、なるべく人が少ない場所にする予定だよ。ラビ達迷惑かけないようにな」
“ハハハッ、まぁ、その方が良いだろうな。前に行った場所はどうだ? あそこは中級以上の連中しか来られないから、人が少なかったろ。FランクやEランクだと、本当に遊び目的で来ている、初心者から上級者達でごった返してるからな”
「そうだな。じゃあ、今から予約するよ。日時が決まったら連絡する」
“分かった”
「じゃあ明日な」
“ああ、じゃあな”
こうして【ダンジョンの海で遊ぶぞ】配信が決まった。
『きゅい!!』
『ぬおっ!!』
うん!! ビート板持ってくぞ!! と答えるラビとブーちゃん。
『ぷぷぷ、ぷぷっぷ~!!』
『ぼくも、シュババババッ!! って、プーおにいちゃんみたいにやりたい!!』
「ついでに魔獣討伐したいって? 上手にできるようになったから?」
それと一緒に魔獣討伐、シュシュシュッ!! ってしたい。と言ったププちゃん。よくよく聞いたら、この話しを言い出したのはブーちゃんだったらしい。
トリミングセットを買いに行って1週間。まだ1週間しか経っていなかったが、どんな匂いになるかお楽しみシャンプーとリンスを2回ほどやって。ブーちゃんはほぼ毎日お風呂で、骨つきお肉型のビート板で、ゆっくりまったりしていたんだけど。
昨日また、テレビでやっていたサーフィンの大会を見て、広い場所でビート板に乗りたくなったらしい。
しっかりとブーちゃんの体重に耐え、お菓子と水も置くことができる。ブーちゃんにとっては最高のビート板を、広い場所で使いたいと。
そして、その話しを聞いたラビ達は。ラビは広い場所で、思いきり泳ぎたい。ププちゃんとクーちゃんも泳ぎたいし。
ついでにププちゃんは、この頃上手くなった、自分の攻撃とラビの攻撃技を合わせた新技で、魔獣討伐をしたい。クーちゃんもププちゃんの真似をしたい、って言ってきたんだ。
「別に良いけど、広い場所が良いんだろう? じゃあ湖か海の方が良いんじゃないか? 川ももちろん遊べるけど、そっちに比べるとな」
『ぬおっ!!』
『きゅい!!』
『ぷぷ~、ぷぷ~!!』
『ぼく、うみはじめて!!』
じゃあ海だな!! 海だね!! う~み、う~み!! と合唱を始めるラビ達。と、いう事で、入るダンジョンが決まった。海がある、南国風のダンジョンだ。
ダンジョンにしては珍しい、海があるダンジョン。まぁ、どこまでも続く海ってわけじゃなく、なんというか湖をだだっ広くした感じか。
これがどういう仕組みなのか分かっていないが、自然に波が発生して。ダンジョンに入るたびに、毎回波の強さが違い、本当に海みたいなんだよ。
その周りは、これまた海みたいに、砂浜が形成されていて、貝殻も落ちており、木々は南国風の物が生えていているため。その見た目と様子から、海じゃないけど海と呼ばれている。
「分かった。ダンジョンを予約するから、少し待ってくれ。そうだな。ついでに配信もするか。【ダンジョンの海で遊ぶぞ】配信とかな。よし、晴翔に連絡だ」
俺の言葉に、歓声を上げるラビ達は。そのまま俺達の部屋から出ると、階段を駆け降りて行った。そして、お風呂場のドアを開ける音が聞こえると。今度は母さんの、びしょびしょにならないようにするから、まだ入らないで!! という声が聞こえた。その後。
「拓哉!! この子達、シャンプーするの!? あの変なシャンプー!! というか、ビショビショにならないようにして!!」
「シャンプーはしないよ!! と、ちょっと待ってすぐ行くから!!」
俺は急いで携帯端末を手に取り、階段を下っていく。そしてお風呂場に着くと、一旦ラビ達を脱衣所から出して、脱衣所の床と壁に、ビニールシートを貼り付けた。雨の日と同じ要領だ。もちろん雨の日ほど満面なく、いろいろな部屋、廊下、階段は対策はしない。脱衣所だけな。
そしてビニールシートを貼り終わると、今度は湯船に熱くもなく、冷たくもない、ぬるま湯を浴槽に溜め始める。
「よし、入ってきて良いぞ!!」
俺の言葉に、全員が一気に駆け込んできて、まだ湯が溜まっていない浴槽に飛び込んだ。しっかりと骨つきお肉ビート板とおもちゃを持って。
「いいか、俺はこれから海のことで、晴翔に電話するから、勝手に遊んでてくれ。はしゃぎ過ぎるんじゃないぞ。それから脱衣所までなら出て良いけど、廊下には出るなよ」
『きゅい!!』
『ぷぷ!!』
『ぬっ!!』
『は~い!!』
まぁ、俺はドアの前で電話してるから、外には出られないと思うけど。そうしてラビ達がお風呂で遊んでいる間に、俺は晴翔に連絡を取った。
“何だ? 海で遊びたいって?”
「ああ。広い場所でビート板を使いたいのと、ついでに泳ぎたいし、魔獣討伐をしたいって。で、どうせなら配信しようと思うんだけどさ。海で遊ぶのは楽しいけど。注意点もあるからさ。その辺、配信できたらって」
“なるほど、良いんじゃないか。これで本当の海みたいで人気があるけど、案外怪我が多いい場所だからな”
「だろ? 人間にとっては危険じゃなくても、魔獣にとっては危険なこと。逆に魔獣は平気でも、人間が危険な事。どっちも危険な事があるからな」
“分かった。じゃあ予定していた配信の後じゃなくて、先にした方が良いだろう。ブー達、待てないだろうからな。まだ、配信予定は更新してないし丁度だ。ついでに明日、道具の確認しちゃおうぜ”
「ああ。それで海なんだけどさ、なるべく人が少ない場所にする予定だよ。ラビ達迷惑かけないようにな」
“ハハハッ、まぁ、その方が良いだろうな。前に行った場所はどうだ? あそこは中級以上の連中しか来られないから、人が少なかったろ。FランクやEランクだと、本当に遊び目的で来ている、初心者から上級者達でごった返してるからな”
「そうだな。じゃあ、今から予約するよ。日時が決まったら連絡する」
“分かった”
「じゃあ明日な」
“ああ、じゃあな”
こうして【ダンジョンの海で遊ぶぞ】配信が決まった。
44
お気に入りに追加
393
あなたにおすすめの小説

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。
夜兎ましろ
ファンタジー
高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。
ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。
バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。
もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!
ありぽん書籍発売中
ファンタジー
いつも『もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!』をご愛読いただき、ありがとうございます。
10月21日、『もふもち』コミカライズの配信がスタートしました!!
江戸はち先生に可愛いジョーディ達を描いていただきました。
先生、ありがとうございます。
今後とも小説のジョーディ達、そしてコミカライズのジョーディ達を、よろしくお願いいたします。
*********
小学3年生の如月啓太は、病気により小学校に通えないまま、病院で息を引き取った。
次に気が付いたとき、啓太の前に女神さま現れて、啓太自身の話を聞くことに。
そして啓太は別の世界の、マカリスター侯爵家次男、ジョーディ・マカリスターとして転生することが決まる。
すくすくそだった啓太改めジョーディは1歳に。
そしてジョーディには友達がいっぱい。でも友達は友達でも、人間の友達ではありません。
ダークウルフの子供にホワイトキャットの子供に。何故か魔獣の友達だらけ。
そんなジョーディの毎日は、父(ラディス)母(ルリエット)長男(マイケル)、そしてお友達魔獣達と一緒に、騒がしくも楽しく過ぎていきます。

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる