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96話 雨の日緊急配信1
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ガチャ、カチャ……。
「あーあー、聞こえていますか? カメラはちゃんと映っていますか?」
“始まった!!”
“映ってるよ!!”
“声も聞こえてます!!”
“おけおけ!!”
“大丈夫だよ!!”
「では、きちんと配信できているようなので。皆さんこんにちは。【もふっとチャンネル】の拓哉です!! 今回は先程SNSとホームページでお知らせしたように、本来配信予定ではありませんでしたが、雨の日緊急配信をしていこうと思います!!」
“あっ、間に合った!!”
“今始まったばっかり!?”
“今始まったところだよ”
“挨拶終わったところ”
“お、続々みんな見にくるな”
“お知らせ、朝だったもんね”
“仕方ないよ、緊急配信だもん”
「すみません本当に緊急で、連絡が直前になってしまって」
“だいじょぶ、だいじょぶ”
“それが緊急配信だから”
“というか、緊急配信で、予定では見られない配信が見られるからOK”
“それな”
“配信見られるなら、緊急でもかまわない”
“ブーちゃんの緊急配信も面白かったし”
「ありがとうございます。と、すみません。先にもう1つ、謝っておかなきゃいけない事がありまして」
“謝る?”
“何々? 何か問題が!?”
“もしかして今ラビたん達が映っていないことと関係がある!?”
“ラビたん達に何か!?”
“もしかしてタイトルの雨だけど、その雨でラビたん達に何か事件が!?”
「ああ、事件ではありません!! それにラビ達に何かあったわけでもないので安心してください!! ……まぁ、ラビ達に凄く関係はありますけど」
“ラビたん!?”
“やっぱり何か!?”
“みんな落ち着け”
“拓也さんの様子を見てみなよ”
“心配てよりも、嫌そうな顔してるよ”
“あれ? 本当だ”
“どした?”
「詳しい話しは、動きながらしますが。先に今言った、謝っておかなければいけない事というのは。今日の配信、かなりバタバタすると思います。いや、思いますじゃなく、確実にバタバタします。そのため、場合によっては、コメントに返事ができない可能性が出てきてしまうかもしれません。申し訳ありませんが、その辺、お理解いただけたらと思います」
“そんなに?”
“いつもラビたん達とのドタバタ見てるから、俺は平気だよ”
“うん、俺も”
「あー、いつも以上のドタバタですかね」
“え?”
“それは凄いな”
“ラビたん達が?”
“マジか!?”
“何だ? 本当にどうした?”
「前半は俺達が、後半はラビ達が。……いや前半は俺達とラビ達が、後半はラビ達が、という感じですかね」
“さらに分からんくなった”
“まぁ、見てれば分かるさ”
“ドタバタ配信、OKです”
“そそ、言うより見ようぜ”
“てか俺、逆に凄い楽しみなんだけど”
“な、そこまで言われると、凄い楽しみ”
「はは、楽しみですか。なら良かったです。それでは、よろしくお願いします。と、そろそろ動かないと不味そうなので、後は動きながら説明と、実際にそれをやっていこうと思います」
「すみません俺の方からも」
“おっ! 晴翔さんだ!”
“久しぶりの声”
「今回は俺も動くことになるので、前半はカメラを設置しての配信となります。カメラに動きがなく、同じ場面を見続けることになると思いますが、そちらもご了承ください」
“おけおけ!”
“ドタバタ配信のお約束”
“問題なしよん”
「それではまず、今の状態を見てもらおうと思います。ちなみに今日は、あるモデルハウスを借りています。魔獣もOKで、皆でバーベキューや、他にも何かの集まりで使った後に、泊まることができる、最高のモデルハウスですよ。概要欄に、モデルハウスの情報を載せておきますので、皆さんも是非。では、リビングへ向かいますね」
すぐにリビングへ向かった俺達は、窓の所に集まっているラビ達に声をかける。が、誰も返事をしないっていう。いつもなら可愛く挨拶するのに。今日は配信どころじゃないからな。
“みんなどうした?”
“お~い、ラビたん?”
“ププちゃん、クーちゃん?”
“ブーちゃんがしっかり起きてる?”
“みんな何をそんなに真剣に見てるんだ?”
「今、窓はしっかりとしまった状態です。それから他の部屋の窓もドアも、とにかく、外に出られる窓やドアには、全て鍵をかけてあります。何故、そんな厳重に鍵をかけてあるかといえば、かなり危険な状態だからです」
“危険?”
“ドタバタするから?”
“でも、それで鍵?”
“それにしても、随分真剣に外見てるな”
“今は危険なんて思えないよな”
“けっこう雨が降ってるっぽいから、何も面白い物ないだろうに”
“あっ!!”
“あああっ!!!!!!”
“何だ!?”
“どした!?”
“今日は雨じゃん! しかも本降りの!!”
“ん? それがどした?”
「もしかして、今反応された視者さんは、魔獣と暮らしていますか?」
“やべやべ、ちょい俺行ってくるは”
“どこにだよ”
“俺も”
“緊急配信の意味が分かった”
“え? え? 何々?”
「え~、今日は雨の日緊急配信とタイトルをつけていましたが、もしかしたらこちらの方が良いかもしれませんね。【雨の日大好き魔獣対策配信】です」
“ああっ!!”
“そうか!!”
“何々?”
“そうだよ、それだよ!!”
“母さん、大丈夫かな?”
“みんなどうしたの?”
「実は魔獣、雨が大好きなんですよ。しかも本降りの雨が」
「あーあー、聞こえていますか? カメラはちゃんと映っていますか?」
“始まった!!”
“映ってるよ!!”
“声も聞こえてます!!”
“おけおけ!!”
“大丈夫だよ!!”
「では、きちんと配信できているようなので。皆さんこんにちは。【もふっとチャンネル】の拓哉です!! 今回は先程SNSとホームページでお知らせしたように、本来配信予定ではありませんでしたが、雨の日緊急配信をしていこうと思います!!」
“あっ、間に合った!!”
“今始まったばっかり!?”
“今始まったところだよ”
“挨拶終わったところ”
“お、続々みんな見にくるな”
“お知らせ、朝だったもんね”
“仕方ないよ、緊急配信だもん”
「すみません本当に緊急で、連絡が直前になってしまって」
“だいじょぶ、だいじょぶ”
“それが緊急配信だから”
“というか、緊急配信で、予定では見られない配信が見られるからOK”
“それな”
“配信見られるなら、緊急でもかまわない”
“ブーちゃんの緊急配信も面白かったし”
「ありがとうございます。と、すみません。先にもう1つ、謝っておかなきゃいけない事がありまして」
“謝る?”
“何々? 何か問題が!?”
“もしかして今ラビたん達が映っていないことと関係がある!?”
“ラビたん達に何か!?”
“もしかしてタイトルの雨だけど、その雨でラビたん達に何か事件が!?”
「ああ、事件ではありません!! それにラビ達に何かあったわけでもないので安心してください!! ……まぁ、ラビ達に凄く関係はありますけど」
“ラビたん!?”
“やっぱり何か!?”
“みんな落ち着け”
“拓也さんの様子を見てみなよ”
“心配てよりも、嫌そうな顔してるよ”
“あれ? 本当だ”
“どした?”
「詳しい話しは、動きながらしますが。先に今言った、謝っておかなければいけない事というのは。今日の配信、かなりバタバタすると思います。いや、思いますじゃなく、確実にバタバタします。そのため、場合によっては、コメントに返事ができない可能性が出てきてしまうかもしれません。申し訳ありませんが、その辺、お理解いただけたらと思います」
“そんなに?”
“いつもラビたん達とのドタバタ見てるから、俺は平気だよ”
“うん、俺も”
「あー、いつも以上のドタバタですかね」
“え?”
“それは凄いな”
“ラビたん達が?”
“マジか!?”
“何だ? 本当にどうした?”
「前半は俺達が、後半はラビ達が。……いや前半は俺達とラビ達が、後半はラビ達が、という感じですかね」
“さらに分からんくなった”
“まぁ、見てれば分かるさ”
“ドタバタ配信、OKです”
“そそ、言うより見ようぜ”
“てか俺、逆に凄い楽しみなんだけど”
“な、そこまで言われると、凄い楽しみ”
「はは、楽しみですか。なら良かったです。それでは、よろしくお願いします。と、そろそろ動かないと不味そうなので、後は動きながら説明と、実際にそれをやっていこうと思います」
「すみません俺の方からも」
“おっ! 晴翔さんだ!”
“久しぶりの声”
「今回は俺も動くことになるので、前半はカメラを設置しての配信となります。カメラに動きがなく、同じ場面を見続けることになると思いますが、そちらもご了承ください」
“おけおけ!”
“ドタバタ配信のお約束”
“問題なしよん”
「それではまず、今の状態を見てもらおうと思います。ちなみに今日は、あるモデルハウスを借りています。魔獣もOKで、皆でバーベキューや、他にも何かの集まりで使った後に、泊まることができる、最高のモデルハウスですよ。概要欄に、モデルハウスの情報を載せておきますので、皆さんも是非。では、リビングへ向かいますね」
すぐにリビングへ向かった俺達は、窓の所に集まっているラビ達に声をかける。が、誰も返事をしないっていう。いつもなら可愛く挨拶するのに。今日は配信どころじゃないからな。
“みんなどうした?”
“お~い、ラビたん?”
“ププちゃん、クーちゃん?”
“ブーちゃんがしっかり起きてる?”
“みんな何をそんなに真剣に見てるんだ?”
「今、窓はしっかりとしまった状態です。それから他の部屋の窓もドアも、とにかく、外に出られる窓やドアには、全て鍵をかけてあります。何故、そんな厳重に鍵をかけてあるかといえば、かなり危険な状態だからです」
“危険?”
“ドタバタするから?”
“でも、それで鍵?”
“それにしても、随分真剣に外見てるな”
“今は危険なんて思えないよな”
“けっこう雨が降ってるっぽいから、何も面白い物ないだろうに”
“あっ!!”
“あああっ!!!!!!”
“何だ!?”
“どした!?”
“今日は雨じゃん! しかも本降りの!!”
“ん? それがどした?”
「もしかして、今反応された視者さんは、魔獣と暮らしていますか?」
“やべやべ、ちょい俺行ってくるは”
“どこにだよ”
“俺も”
“緊急配信の意味が分かった”
“え? え? 何々?”
「え~、今日は雨の日緊急配信とタイトルをつけていましたが、もしかしたらこちらの方が良いかもしれませんね。【雨の日大好き魔獣対策配信】です」
“ああっ!!”
“そうか!!”
“何々?”
“そうだよ、それだよ!!”
“母さん、大丈夫かな?”
“みんなどうしたの?”
「実は魔獣、雨が大好きなんですよ。しかも本降りの雨が」
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