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77話 視聴者さん参加型配信前の最後の配信2
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「と、いつもなら癒し配信を初めていくのですが、今日は視聴者さん参加型配信前、最後の配信をしていこうと思います」
“最後の配信”
“大事な配信だよ”
“な、これで本番にしっかりと挑まなくちゃ”
“それにホームページにも、今日決めることあるってお知らせにあったもんな”
“みんなそれのために、今日はいつもより集まるのはやかったし”
「そうなんです。今日は最後の配信ということで決めることが。ホームページをご覧になっていない方のためにも、説明をしてから、その決めることを進めていこうと思っています。が。がです。その前に皆さん、知りたいことがありますよね」
“はいwww”
“そこでまだきちんと並んでいる可愛い子達について知りたいです!!w”
“まさかこんな可愛い子達が見られるなんて”
“結構な衝撃だったwww”
“本当それなw”
「実は前回の配信のあと、パーティーグッズをしまったら、みんなかなりしょぼくれてしまって。それとそれ以外にもいろいろあって。次の日に買いに行ったんです」
“次の日www”
“あー、なんかしょぼくれてる姿が目に浮かぶw”
“それで全員一式揃ってる感じかw”
“可愛いし、似合ってるから良いんだけど”
“それ、どこで買ったん?www”
“ブーちゃんとクーちゃんの色が凄いwww”
“ギャラクシー!!”
「これは協会の販売店で買ったんですよ」
“え!?”
“まさかの協会!?”
“俺パーティーグッズ専門店にでも行ったのかなって思った!!”
“協会って、こんな物まで売ってるの!?”
“マジか!?”
そりゃあ視聴者さんも驚くわな。協会といえばもちろん、ダンジョンに関係しているものを売り買いしているところ。こんなパーティーグッズを売っているなんて思わないだろう。
いや、いつも自分の住んでいる地域の協会へ行っている人でも、パーティーグッズなんて見たことがないかもしれない。オヤジさんのお店は独特だからな。おじさんが気に入った物は、ダンジョンの物に限らず何でも売っていて。何度お店を増築したことか。
それを許してる協会も凄いと思うけど。それはまぁ、オヤジさんだから許されるってのもあるんだろうな。
「たぶん俺達の地域にある協会の販売店が特殊なんだと。もし興味がある方は、協会ホームページを見ていただけたらと思います。今日はそちらまでお知らせしていると、他の決めることが決められなる可能性が。なにしろこれからラビ達を、1匹ずつ紹介する時間があるので」
“だなw”
“うんうん、それでいいよ”
“自分で調べれば良いだけだし。今はラビたん達の方だw”
「それではラビから紹介していきますね。まず、ラビは……」
ラビ達がこだわったところ、気に入っているところを知らせながら、それぞれの格好について説明していく。みんなが話してほしいって言ったんだよ。まさかそこまで言ってくるとは。
でも俺が説明を始めると、視聴者さんは可愛いカッコいいってコメントだけでなく、いろいろ質問をしてくれたんだ。
“その形の髭を選んだのはどうして?”
“色は何でその色にしたの?”
なんてさ。それを俺がラビ達に伝えて、ラビ達がちゃんとそれに回答してくれて。視聴者さんがこんなに真剣に、話しを聞いてくれるとは思わなかった。
だからそんな視聴さん達のコメントに、ラビ達はずっとニコニコで、途中から体をゆらゆら揺らして、鼻歌を歌いながら質問に答えていた。
「と、こんな感じです。みなさん、ラビ達が自分達で選んだ物はいかがでしょうか?」
“完璧です!!”
“ラビたん達がそれだけ真剣に考えて選んだなら、本当にその格好が1番良かったんだろうね”
“すっごい真剣な眼差しで選んでたんだろうな”
「そうですね。1つの物を選ぶのに、最低で1時間かかる程、真剣に選んでいましたよ」
“!?”
“www”
“え???”
“1時間!?”
“マジか!!www”
“1つの物なんだろ?w”
「ええ、1つのものに1時間です。髭と眉毛は一緒で1時間ですけど」
“同じようなもんwww”
“ほえぇ、そんなに”
“思っていたよりも、もっと真剣だったwww”
“凄いな、俺そんなに買い物に時間かけたことないよw”
“さすがラビたん達www”
『きゅいぃぃぃ!!』
『ぷぷぷ~!!』
『えへへ、みんなおそろい、いいでしょう』
『にょおぉぉぉ!!』
カッコいいでしょう!! 羨ましいでしょう!! 皆、俺のカッコいいを見ろ!! クルクル回ったり、ポーズをしてみたり、ドシッとしたちんちんの姿をして、そう言ったラビ達の言葉を、視聴者さん達に伝える。
“うん! カッコいいよ!!”
“それに可愛い!!”
“面白いとは言わんでおこう”
“いや言ってるからw”
“保護者が伝えなければ大丈夫”
“本人達は気に入ってるんだから、余計なことは言わないに限る”
俺よりも視聴者さんの方が、しっかりとラビ達も気持ち分かっていたよ。
こうしてラビ達のファションショーは大盛り上がりをみせ。こちらが今回のメイン配信じゃないのに、かなりの時間を使ってしまった。
ファッションショーが終わると、何とかラビ達をもう少しだけカメラから離し、今日のメインの話しをようやく始めた。
「それでは今回のメインの話しをしていこうと思います。まず、ホームページをご覧になっていない方に、簡単に今回の経緯についてお話ししますね。実は前の配信で……」
“最後の配信”
“大事な配信だよ”
“な、これで本番にしっかりと挑まなくちゃ”
“それにホームページにも、今日決めることあるってお知らせにあったもんな”
“みんなそれのために、今日はいつもより集まるのはやかったし”
「そうなんです。今日は最後の配信ということで決めることが。ホームページをご覧になっていない方のためにも、説明をしてから、その決めることを進めていこうと思っています。が。がです。その前に皆さん、知りたいことがありますよね」
“はいwww”
“そこでまだきちんと並んでいる可愛い子達について知りたいです!!w”
“まさかこんな可愛い子達が見られるなんて”
“結構な衝撃だったwww”
“本当それなw”
「実は前回の配信のあと、パーティーグッズをしまったら、みんなかなりしょぼくれてしまって。それとそれ以外にもいろいろあって。次の日に買いに行ったんです」
“次の日www”
“あー、なんかしょぼくれてる姿が目に浮かぶw”
“それで全員一式揃ってる感じかw”
“可愛いし、似合ってるから良いんだけど”
“それ、どこで買ったん?www”
“ブーちゃんとクーちゃんの色が凄いwww”
“ギャラクシー!!”
「これは協会の販売店で買ったんですよ」
“え!?”
“まさかの協会!?”
“俺パーティーグッズ専門店にでも行ったのかなって思った!!”
“協会って、こんな物まで売ってるの!?”
“マジか!?”
そりゃあ視聴者さんも驚くわな。協会といえばもちろん、ダンジョンに関係しているものを売り買いしているところ。こんなパーティーグッズを売っているなんて思わないだろう。
いや、いつも自分の住んでいる地域の協会へ行っている人でも、パーティーグッズなんて見たことがないかもしれない。オヤジさんのお店は独特だからな。おじさんが気に入った物は、ダンジョンの物に限らず何でも売っていて。何度お店を増築したことか。
それを許してる協会も凄いと思うけど。それはまぁ、オヤジさんだから許されるってのもあるんだろうな。
「たぶん俺達の地域にある協会の販売店が特殊なんだと。もし興味がある方は、協会ホームページを見ていただけたらと思います。今日はそちらまでお知らせしていると、他の決めることが決められなる可能性が。なにしろこれからラビ達を、1匹ずつ紹介する時間があるので」
“だなw”
“うんうん、それでいいよ”
“自分で調べれば良いだけだし。今はラビたん達の方だw”
「それではラビから紹介していきますね。まず、ラビは……」
ラビ達がこだわったところ、気に入っているところを知らせながら、それぞれの格好について説明していく。みんなが話してほしいって言ったんだよ。まさかそこまで言ってくるとは。
でも俺が説明を始めると、視聴者さんは可愛いカッコいいってコメントだけでなく、いろいろ質問をしてくれたんだ。
“その形の髭を選んだのはどうして?”
“色は何でその色にしたの?”
なんてさ。それを俺がラビ達に伝えて、ラビ達がちゃんとそれに回答してくれて。視聴者さんがこんなに真剣に、話しを聞いてくれるとは思わなかった。
だからそんな視聴さん達のコメントに、ラビ達はずっとニコニコで、途中から体をゆらゆら揺らして、鼻歌を歌いながら質問に答えていた。
「と、こんな感じです。みなさん、ラビ達が自分達で選んだ物はいかがでしょうか?」
“完璧です!!”
“ラビたん達がそれだけ真剣に考えて選んだなら、本当にその格好が1番良かったんだろうね”
“すっごい真剣な眼差しで選んでたんだろうな”
「そうですね。1つの物を選ぶのに、最低で1時間かかる程、真剣に選んでいましたよ」
“!?”
“www”
“え???”
“1時間!?”
“マジか!!www”
“1つの物なんだろ?w”
「ええ、1つのものに1時間です。髭と眉毛は一緒で1時間ですけど」
“同じようなもんwww”
“ほえぇ、そんなに”
“思っていたよりも、もっと真剣だったwww”
“凄いな、俺そんなに買い物に時間かけたことないよw”
“さすがラビたん達www”
『きゅいぃぃぃ!!』
『ぷぷぷ~!!』
『えへへ、みんなおそろい、いいでしょう』
『にょおぉぉぉ!!』
カッコいいでしょう!! 羨ましいでしょう!! 皆、俺のカッコいいを見ろ!! クルクル回ったり、ポーズをしてみたり、ドシッとしたちんちんの姿をして、そう言ったラビ達の言葉を、視聴者さん達に伝える。
“うん! カッコいいよ!!”
“それに可愛い!!”
“面白いとは言わんでおこう”
“いや言ってるからw”
“保護者が伝えなければ大丈夫”
“本人達は気に入ってるんだから、余計なことは言わないに限る”
俺よりも視聴者さんの方が、しっかりとラビ達も気持ち分かっていたよ。
こうしてラビ達のファションショーは大盛り上がりをみせ。こちらが今回のメイン配信じゃないのに、かなりの時間を使ってしまった。
ファッションショーが終わると、何とかラビ達をもう少しだけカメラから離し、今日のメインの話しをようやく始めた。
「それでは今回のメインの話しをしていこうと思います。まず、ホームページをご覧になっていない方に、簡単に今回の経緯についてお話ししますね。実は前の配信で……」
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