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259.集う者達(スノーラ視点)
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『やっと、やっとだ。まったく邪魔ばかり、だがこれでようやく』
(ディアブナス様、子供の気配は?)
『魔法陣の中心を旋回しているが、私が着く前に隠れるつもりか、それともタイミングを見計らい、少し経ってから気配を消すか。そしてあの攻撃を…。どちらにしろ気配を消すのは間違いない』
(では、どうするので?)
『奴らの気配が消えた瞬間、一瞬で私はその場所へ。先程ので鳥の方の気配を、消えて少しの間、数秒だが感じ取れるようになった。その数秒で全てを終わらせる』
(さすがディアブナス様、承知しました)
『飛ばすぞ。お前の体もこれでかなり崩れるだろうが、私が子供の中へ入ってしまえば、すぐに元に戻してやる』
(はっ!!)
『!? 来るぞ!! 皆気をつけろ! お前達は少し下がれ! フィオーナ、エイデン、お前達も下がるんだ』
「確かにあなたの側には居ない方が良いわね、戦いの邪魔ななるわ。でもそんなに下がらないわよ、私を誰だと思っているの。私はあの人よりも魔法が得意なのだから、少し離れて奴を止めるわ!」
「僕だってそうだよ。それに色々持ってきてるからね。それを使っても良いし」
「あなたはみなんの後ろよ。それはお母さんが許しません」
「ちょっと母さん、みんなやる気なのに」
「いいえ、ダメよ。ほら下がりなさい。それだったら遠くからでも攻撃できるでしょう」
「ちぇ、分かったよ。下がるよ」
エイデンが下がりながら、カバンの中をゴゾゴゾさせて、何本か小瓶を取り出すとポケットにしまった。フィオーナはそれを確認すると、魔法が得意だからと言いながら、片手でいつも持っている剣をぶんぶん振り回し、もう片方の手には炎の魔法を纏わせ。頼むから我にその魔法を投げてくれるなよ。
しかしそんなやる気満々なのはフィオーナ達だけではなかった。今まで共に魔力を流していた者達も、誰1人として下がる事はなく、ここで止められなければ全てが終わってしまうのだからと、最後まで引かずに魔法陣に魔力を流すと。その答えた声も表情もしっかりしたもので。
と、フィオーナ達の覚悟を聞いていた時だった。後ろから『待たせたな』という声が聞こえ。気配が複数近づいてきていた事は分かっていた。だがアイスの時のようにその気配が、色々な場所から感じられてしまい、本当に来ているのか確信が持てていなかったのだが。
「間に合ったみてぇだが、かなり不味い状況か? あっちは他の奴らに任せてこっちに来たぜ。そいつらが言っていたのが聞こえたが、確かにここで抑えられなきゃ、この世界に未来はないんでな」
「ガハハハハッ! そうだそうだ。ならここで俺達が絶対に止めなくちゃいかんだろ!!」
集まって来たのは、ダイルにドッグ達の冒険者パーティー、他にも何人か冒険者と思われる奴等が。そしてハイエルフも何人か来ていた。
「ダイル、あなたが離れて大丈夫なの?」
「ニールズに任せて来たから大丈夫だ。それよりもさっさと位置につくぞ。来るんだろう?」
『ああ。あと数十秒というところだ』
「ハハハッ! 本当にギリギリだったな。良し! みんなそれぞれ位置に付け! 俺はディアブナスを止める方にまわる。お前は…」
ささっと指示を出すダイル。それに従い動く冒険者達。ハイエルフはそれを見た後、自分達で位置を決め。我はそれを見ていて昔を思い出した。マサキと共に、そして仲間と共にディアブナスと戦った時のことを。
あの時もこういう光景だった。皆が世界を守るため、大切な者達を守るために戦った。そしてその為に何十人、何百人と人々が命を落とし。それでも皆諦める事はなく。
そう言えば表情も今と同じだったか? 誰の顔にも絶望の色はなく、それどころか皆笑顔を絶やさず、ずっと戦っていた。
今のフィオーナ達もそれと同じだった。おそらくこれが奴とやり合う最後になるだろうと、皆が分かっているのに。そしてそれによって自分は死ぬかもしれない、世界が終わってしまうかもしれないと分かっているのに。それでも皆笑っている。
大丈夫だ。昔もこうして乗り越えて来たのだ。今回だって必ず奴を、ディアブナスを止められるはずだ。どうにもならないようなら、我の命を捧げても良い。
マサキと同じ方法でディアブナスを封印できれば、レン達はローレンス達にもと、幸せに暮らせるはずだ。我が居なくなることで、レン達は悲しむだろうが。それでも今ここで、レン達の未来を奪うことだけはしたくない。
まぁ、そう簡単に我は命を捧げるつもりはないが。せっかく新しい家族ができたのだ。この幸せをそう簡単に手放してたまるか。我はこれからもレン達の成長が見たいのだから、そしてレンにたくさん撫でて貰いたいのだからな。あの気持ちいいなでなでを手放してなるものか。
奴の姿が見えた。コレイションの中に入っているが、カースが途中まで見てきた通り、完全にはコレイションの中に入ってはいないようだ。
そうだろう、レンを器として使うために、すぐに入れるようにしておかなければ、完全にコレイションの中に入っていてはそれはできない。
完全ではないという事は、引き剥がせる可能性があるということ。引き離す事に成功すれば、また力が弱くなるはずだ。そうすれば…。
私はまだ少しだけ色々な場所からするレンの気配を感じ。レン、我は必ず奴を止める。そして封印を。だからレン、全てが終わったら、たくさんなでなでしてくれ!
*・゜゚・*:.。..。.:*・ .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・ .。.:*・゜゚・*
いつもご愛読ありがとうございます。ありぽんです。
実は今日、ワクチン接種を受ける事になっておりまして。
どうも私ワクチン接種後の副反応が酷く、1週間程度体がずっと痛くなる、しかも最初の2~3日はかなりそれが酷く。
なので、申し訳ないのですが、もしかすると明日、明後日と、更新をお休みするかもしれません。
一応するつもりではいるのですが、もし更新がなかったら、ぶっ倒れているとでも思ってもらえたら。
更新できるようであれば、12時に更新いたします。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。
(ディアブナス様、子供の気配は?)
『魔法陣の中心を旋回しているが、私が着く前に隠れるつもりか、それともタイミングを見計らい、少し経ってから気配を消すか。そしてあの攻撃を…。どちらにしろ気配を消すのは間違いない』
(では、どうするので?)
『奴らの気配が消えた瞬間、一瞬で私はその場所へ。先程ので鳥の方の気配を、消えて少しの間、数秒だが感じ取れるようになった。その数秒で全てを終わらせる』
(さすがディアブナス様、承知しました)
『飛ばすぞ。お前の体もこれでかなり崩れるだろうが、私が子供の中へ入ってしまえば、すぐに元に戻してやる』
(はっ!!)
『!? 来るぞ!! 皆気をつけろ! お前達は少し下がれ! フィオーナ、エイデン、お前達も下がるんだ』
「確かにあなたの側には居ない方が良いわね、戦いの邪魔ななるわ。でもそんなに下がらないわよ、私を誰だと思っているの。私はあの人よりも魔法が得意なのだから、少し離れて奴を止めるわ!」
「僕だってそうだよ。それに色々持ってきてるからね。それを使っても良いし」
「あなたはみなんの後ろよ。それはお母さんが許しません」
「ちょっと母さん、みんなやる気なのに」
「いいえ、ダメよ。ほら下がりなさい。それだったら遠くからでも攻撃できるでしょう」
「ちぇ、分かったよ。下がるよ」
エイデンが下がりながら、カバンの中をゴゾゴゾさせて、何本か小瓶を取り出すとポケットにしまった。フィオーナはそれを確認すると、魔法が得意だからと言いながら、片手でいつも持っている剣をぶんぶん振り回し、もう片方の手には炎の魔法を纏わせ。頼むから我にその魔法を投げてくれるなよ。
しかしそんなやる気満々なのはフィオーナ達だけではなかった。今まで共に魔力を流していた者達も、誰1人として下がる事はなく、ここで止められなければ全てが終わってしまうのだからと、最後まで引かずに魔法陣に魔力を流すと。その答えた声も表情もしっかりしたもので。
と、フィオーナ達の覚悟を聞いていた時だった。後ろから『待たせたな』という声が聞こえ。気配が複数近づいてきていた事は分かっていた。だがアイスの時のようにその気配が、色々な場所から感じられてしまい、本当に来ているのか確信が持てていなかったのだが。
「間に合ったみてぇだが、かなり不味い状況か? あっちは他の奴らに任せてこっちに来たぜ。そいつらが言っていたのが聞こえたが、確かにここで抑えられなきゃ、この世界に未来はないんでな」
「ガハハハハッ! そうだそうだ。ならここで俺達が絶対に止めなくちゃいかんだろ!!」
集まって来たのは、ダイルにドッグ達の冒険者パーティー、他にも何人か冒険者と思われる奴等が。そしてハイエルフも何人か来ていた。
「ダイル、あなたが離れて大丈夫なの?」
「ニールズに任せて来たから大丈夫だ。それよりもさっさと位置につくぞ。来るんだろう?」
『ああ。あと数十秒というところだ』
「ハハハッ! 本当にギリギリだったな。良し! みんなそれぞれ位置に付け! 俺はディアブナスを止める方にまわる。お前は…」
ささっと指示を出すダイル。それに従い動く冒険者達。ハイエルフはそれを見た後、自分達で位置を決め。我はそれを見ていて昔を思い出した。マサキと共に、そして仲間と共にディアブナスと戦った時のことを。
あの時もこういう光景だった。皆が世界を守るため、大切な者達を守るために戦った。そしてその為に何十人、何百人と人々が命を落とし。それでも皆諦める事はなく。
そう言えば表情も今と同じだったか? 誰の顔にも絶望の色はなく、それどころか皆笑顔を絶やさず、ずっと戦っていた。
今のフィオーナ達もそれと同じだった。おそらくこれが奴とやり合う最後になるだろうと、皆が分かっているのに。そしてそれによって自分は死ぬかもしれない、世界が終わってしまうかもしれないと分かっているのに。それでも皆笑っている。
大丈夫だ。昔もこうして乗り越えて来たのだ。今回だって必ず奴を、ディアブナスを止められるはずだ。どうにもならないようなら、我の命を捧げても良い。
マサキと同じ方法でディアブナスを封印できれば、レン達はローレンス達にもと、幸せに暮らせるはずだ。我が居なくなることで、レン達は悲しむだろうが。それでも今ここで、レン達の未来を奪うことだけはしたくない。
まぁ、そう簡単に我は命を捧げるつもりはないが。せっかく新しい家族ができたのだ。この幸せをそう簡単に手放してたまるか。我はこれからもレン達の成長が見たいのだから、そしてレンにたくさん撫でて貰いたいのだからな。あの気持ちいいなでなでを手放してなるものか。
奴の姿が見えた。コレイションの中に入っているが、カースが途中まで見てきた通り、完全にはコレイションの中に入ってはいないようだ。
そうだろう、レンを器として使うために、すぐに入れるようにしておかなければ、完全にコレイションの中に入っていてはそれはできない。
完全ではないという事は、引き剥がせる可能性があるということ。引き離す事に成功すれば、また力が弱くなるはずだ。そうすれば…。
私はまだ少しだけ色々な場所からするレンの気配を感じ。レン、我は必ず奴を止める。そして封印を。だからレン、全てが終わったら、たくさんなでなでしてくれ!
*・゜゚・*:.。..。.:*・ .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・ .。.:*・゜゚・*
いつもご愛読ありがとうございます。ありぽんです。
実は今日、ワクチン接種を受ける事になっておりまして。
どうも私ワクチン接種後の副反応が酷く、1週間程度体がずっと痛くなる、しかも最初の2~3日はかなりそれが酷く。
なので、申し訳ないのですが、もしかすると明日、明後日と、更新をお休みするかもしれません。
一応するつもりではいるのですが、もし更新がなかったら、ぶっ倒れているとでも思ってもらえたら。
更新できるようであれば、12時に更新いたします。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。
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