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29話 数日置きのチェック
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『スケさん、今度またあれをやってくれないか?』
「スケルトンさん、この前の魚掴み、子供がとっても喜んでいたわ、ありがとう」
『子供がまたやりたいって、家で人形を使って、魚掴みの真似をしているんだよ。できたらで良いんだが、定期的な催し物にしてもらえないだろうか?』
ケシーさんがやらかしてくれて、急遽開催された露天風呂魚掴み大会だったけど。結論から言うと大盛況の中終えることができた。
あの日、リルが選んでくれたご飯石を取り込んでから、すぐに露天風呂へ戻った俺。俺がいた時のように、次の回の子供達も、とっても楽しそうに魚掴みをしていた。
そして全部の会で、みんなルールをしっかりと守ってくれていたし。アマディアスさんや他の従業員達も初めての試みだったけど、みんながどういうものを、かしっかりと理解してくれていたから。これといった問題も起きずに、終了することができたんだ。
混ぜるな危険のジェラルドさんとケシーさんも、何も問題を起こすことなく、最後までしっかりと、子供達に世話をしてくれた。本当、いつもこうして問題を起こさないでくれれば良いんだけどな。
それにイベントに参加できなかった子供達にと、ジェラルドさんとケシーさんは、自分達で急遽用意した駄菓子セットを、無料で子供達に配ってくれて。
参加できずに残念がっていた子供達は、まだ少し残念そうにしてはいたけど、最初よりはニコニコで帰ってくれた。これには2人に感謝だったよ。
そうして露天風呂魚掴み大会が開催されてから3日。俺は毎日のように、お客さんから声をかけられている。いや、お客さんさんだけじゃない、従業員達からも声をかけられている。
大盛況で終わったって言っただろう? 本当に大盛況でさ。みんなまた、露天風呂魚掴み大会を開催してくれ、って俺に言ってくるんだよ。
子供達が予想以上に気に入ってくれたのはもちろん。大人も見ていて、子供がとても楽しいそうだな、と感じていたようだ。大人が参加できる魚掴みもやってくれとも言われたけど。
いや、いつもとは言わないけど、大人はちょくちょく川や海に行って、魚を獲っているだろうに。人によっては獲るまでに、時間がかかる人もいるけれど、ほとんどの大人は魔法でささっと魚を獲っているんだから、別に魚掴みをやらなくても。と、思わず思ってしまったが。
『なんかみんなと騒げて楽しそうじゃないか』
「ああ、ついでに酒を飲みながらやれば、さらに盛り上がるんじゃないか?」
『そのままパーティーをしても良いしな』
『お祭りも良いんじゃないか?』
……お前達はパーティーピーポーか、と。こんな大人達は放っておいて。真面目にやりたいと言っている親は、子供と一緒に遊び感覚で参加できるのが楽しいらしい。
普段は自然の中、周りを注意しながら作業しないといけないからな。ゆっくり子供と楽しく魚掴み、が気に入ったと。
こんな感じで、あまりの人気に今後どうするか、今話し合いをしている最中だ。開催するには大量の魚が必要だし。開催する場所も、露天風呂っていうわけには。今回は仕方なく特別に露天風呂を使っただけだし。
でも俺としては子供達が喜んでくれたのなら、どうにか次を開催したいとは思っている。リルもやりたいって言ってるからな。今度は別の方法で魚を掴む! と今からその方法を考えているくらいだ。なるべく開催の方向でいきたいとは思っているぞ。
『さて、今日は客室の確認と、目覚まし鳥達の話しを聞かないと』
午前中の仕事を終わらせた俺。今日は午後は予約が少ないから、俺担当のお客さんのマッサージが終わった後、早めにあがらせてもらって。別の仕事をさせてもらう事に。
今日は数日おきに行っている客室のチェックと、目覚まし鳥達に話しを聞く日だ。客室がきちんと清掃されているか、何か不備はないか、足りていないものはないかなど、様々なことをチェックする。
また、宿のそれぞれの階には、お客様ボックスが置いてあって。ここをこうしたら良いんじゃないか、ここがダメ、ここはが気に入ったなど。
気になったことがあれば、紙でも何でも良いから書いてもらって、お客様ボッククスに入れてもらっているんだけど。それのチェックもする。
これが毎回けっこうな量が入っていて。でも悪いことが書かれている物が、たくさん入っているのではなく。楽しかった、また来たい。全部回れなかったから、次は何々に挑戦してみたい、ここが気に入った、など。
ほとんどが嬉しい言葉ばかりで、理不尽なことを言ってくる人達はいない。悪質なクレーマーがいなくて良かったよ。
というか真実の目で、問題がある人達や、面倒な人達は、街どころか森へ入れないようになっているからな。理不尽な要求をしてくるような人は、もともとここへ来られないし。まぁ、時々、性格に難ありの人はいるけど。
それにもしも理不尽なことを言えば、アマディアスさんもジェラルドさんも黙っておらず、徹底的に指導されるだろうから。みんなそれを分かっていて、理不尽なクレームなんてしないんだよ。後は、本人が良くても、連れの相棒が……、っていうこともあるけど。
ただこちらの落ち度で、お客さんに迷惑をかけることも、絶対にないわけじゃないから、その辺をしっかりとチェックする。
そしてそれが終わったら、目覚まし鳥達との話し合いだ。
「スケルトンさん、この前の魚掴み、子供がとっても喜んでいたわ、ありがとう」
『子供がまたやりたいって、家で人形を使って、魚掴みの真似をしているんだよ。できたらで良いんだが、定期的な催し物にしてもらえないだろうか?』
ケシーさんがやらかしてくれて、急遽開催された露天風呂魚掴み大会だったけど。結論から言うと大盛況の中終えることができた。
あの日、リルが選んでくれたご飯石を取り込んでから、すぐに露天風呂へ戻った俺。俺がいた時のように、次の回の子供達も、とっても楽しそうに魚掴みをしていた。
そして全部の会で、みんなルールをしっかりと守ってくれていたし。アマディアスさんや他の従業員達も初めての試みだったけど、みんながどういうものを、かしっかりと理解してくれていたから。これといった問題も起きずに、終了することができたんだ。
混ぜるな危険のジェラルドさんとケシーさんも、何も問題を起こすことなく、最後までしっかりと、子供達に世話をしてくれた。本当、いつもこうして問題を起こさないでくれれば良いんだけどな。
それにイベントに参加できなかった子供達にと、ジェラルドさんとケシーさんは、自分達で急遽用意した駄菓子セットを、無料で子供達に配ってくれて。
参加できずに残念がっていた子供達は、まだ少し残念そうにしてはいたけど、最初よりはニコニコで帰ってくれた。これには2人に感謝だったよ。
そうして露天風呂魚掴み大会が開催されてから3日。俺は毎日のように、お客さんから声をかけられている。いや、お客さんさんだけじゃない、従業員達からも声をかけられている。
大盛況で終わったって言っただろう? 本当に大盛況でさ。みんなまた、露天風呂魚掴み大会を開催してくれ、って俺に言ってくるんだよ。
子供達が予想以上に気に入ってくれたのはもちろん。大人も見ていて、子供がとても楽しいそうだな、と感じていたようだ。大人が参加できる魚掴みもやってくれとも言われたけど。
いや、いつもとは言わないけど、大人はちょくちょく川や海に行って、魚を獲っているだろうに。人によっては獲るまでに、時間がかかる人もいるけれど、ほとんどの大人は魔法でささっと魚を獲っているんだから、別に魚掴みをやらなくても。と、思わず思ってしまったが。
『なんかみんなと騒げて楽しそうじゃないか』
「ああ、ついでに酒を飲みながらやれば、さらに盛り上がるんじゃないか?」
『そのままパーティーをしても良いしな』
『お祭りも良いんじゃないか?』
……お前達はパーティーピーポーか、と。こんな大人達は放っておいて。真面目にやりたいと言っている親は、子供と一緒に遊び感覚で参加できるのが楽しいらしい。
普段は自然の中、周りを注意しながら作業しないといけないからな。ゆっくり子供と楽しく魚掴み、が気に入ったと。
こんな感じで、あまりの人気に今後どうするか、今話し合いをしている最中だ。開催するには大量の魚が必要だし。開催する場所も、露天風呂っていうわけには。今回は仕方なく特別に露天風呂を使っただけだし。
でも俺としては子供達が喜んでくれたのなら、どうにか次を開催したいとは思っている。リルもやりたいって言ってるからな。今度は別の方法で魚を掴む! と今からその方法を考えているくらいだ。なるべく開催の方向でいきたいとは思っているぞ。
『さて、今日は客室の確認と、目覚まし鳥達の話しを聞かないと』
午前中の仕事を終わらせた俺。今日は午後は予約が少ないから、俺担当のお客さんのマッサージが終わった後、早めにあがらせてもらって。別の仕事をさせてもらう事に。
今日は数日おきに行っている客室のチェックと、目覚まし鳥達に話しを聞く日だ。客室がきちんと清掃されているか、何か不備はないか、足りていないものはないかなど、様々なことをチェックする。
また、宿のそれぞれの階には、お客様ボックスが置いてあって。ここをこうしたら良いんじゃないか、ここがダメ、ここはが気に入ったなど。
気になったことがあれば、紙でも何でも良いから書いてもらって、お客様ボッククスに入れてもらっているんだけど。それのチェックもする。
これが毎回けっこうな量が入っていて。でも悪いことが書かれている物が、たくさん入っているのではなく。楽しかった、また来たい。全部回れなかったから、次は何々に挑戦してみたい、ここが気に入った、など。
ほとんどが嬉しい言葉ばかりで、理不尽なことを言ってくる人達はいない。悪質なクレーマーがいなくて良かったよ。
というか真実の目で、問題がある人達や、面倒な人達は、街どころか森へ入れないようになっているからな。理不尽な要求をしてくるような人は、もともとここへ来られないし。まぁ、時々、性格に難ありの人はいるけど。
それにもしも理不尽なことを言えば、アマディアスさんもジェラルドさんも黙っておらず、徹底的に指導されるだろうから。みんなそれを分かっていて、理不尽なクレームなんてしないんだよ。後は、本人が良くても、連れの相棒が……、っていうこともあるけど。
ただこちらの落ち度で、お客さんに迷惑をかけることも、絶対にないわけじゃないから、その辺をしっかりとチェックする。
そしてそれが終わったら、目覚まし鳥達との話し合いだ。
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