42 / 61
41.変な気持ち、守る者達(ミルバーン視点)
しおりを挟む
「兄さん!!」
「おう、向こうはどうだった?」
「いつも通りだった。伝言きちんと伝えてきたぞ。それから気をつけてと」
「ありがとう。じゃあ、行くか」
兄さんと共に、俺達の持ち場へと向かい始める。
オーク達が動き出し、歩いてきている方角が里の方だったせいで、最警戒で動く事になった俺達。里へいつ戻って来られるか分からないため、兄さんに伝言を頼まれた俺は、1度家へ戻ることに。俺と兄さんなら皆と同じ時の動き出さなくとも、すぐに持ち場へ行けるからな。
その時俺は、ついでのあいつらの様子も見てくるかと、軽い気持ちで家へ向かっていた。まぁ、俺は一応あいつらの家族だからな。どうせその辺で、いつも通り能天気に寝ているだろうが、ちょっと様子をと思っていたんだ。
そして家に着けば、俺の思っていた通り、あいつは能天気に籠の中でゴロゴロしていて。だが、急に現れた俺に驚いたのか、とぼけた表情が驚きの表情に変わった。だが驚いた表情の中にも、どうにもとぼけているような表情が入っている感じがし。
思わずこの表情を敵に見せれば、奴らの力が抜けて、戦いやすくなるんじゃないかと思ってしまった。
が、すぐに気持ちを切り替えると、すぐにお姉さんと話しを始め。その話しをしながら、まぁ、いつも通りで、心配はないなと。それと驚かしてしまったようだから、一応の謝罪。これから余計なことをせずに、大人しくしていろよ思いながら、奴の頭を撫でた。
そしてきちんと兄さんの伝言を伝えると、俺はすぐに家を出ようとしのだが。いきなり奴に止められてしまい。
何だと思っていると、精霊達が奴の言葉を俺に伝えてきた。が、それがまさかの、俺の心配と激励だった。
突然のあいつの言葉に、思わず一瞬固まってしまった。あいつが俺に? 心配と激励だと? 言われたことを繰り返し心の中で囁いた。するとどうにも変な気持ちになり。何でこれから戦いに行くのに、変な気持ちにさせられなくてはいけないのか。
と思いはしたものの、一応小さな声で分かっていると言って、さっさと家から出てきた。まったく、あれは何だったのか。
「何だ? どうかしたのか? もしかして実は向こうで何かが?」
「いや、別に、本当に向こうはいつも通りだった」
「なら何を変な顔をして考えているんだ。これから戦うかもしれないんだぞ。何かあるなら言っておいてくれ」
走り続けながら兄さんに言われて、さっきの出来事を話す。すると笑われてしまった。何で笑うんだ? 俺は別に面白い話しはしていないんだが?
「ははは、お前は相変わらずだな。人の気持ちを読み取るのが下手だ」
「何がだよ。どう考えてもおかしいだろう? あいつが俺にそんなことを言うとは思えない。心配されるほど、奴と暮らし始めて、そんなに経っていないんだぞ」
「その少しの時間で、ティニーがお前を家族と認識して、家族として心配してくれたんじゃないのか?」
「まさか、それはないだろう。まだミルクもあげられていないんだ」
「どうだろうな?」
「いや、そうだな。もしかると精霊達が間違っている可能性があるな」
「どういうことだ?」
妖精達はあいつと契約して、名を与えられた事で、奴と完璧に話しができるようになったと言っていた。そして奴は俺達の言葉をしっかり理解しているとも。確かに理解しているのは本当なんだろう。最近しっかりと俺達の問いに答えてくるからな。
しかしだ。妖精達の方は、言葉が分かっていると言っても、最近までは半分くらいしか、理解していなかったんだ。ならばもしかしたら、奴の言葉をまだちゃんと分かっていない部分もあって、間違えて俺に伝えてきた可能性も。
「まさか、エレナはかなり正確に意思疎通ができていると言っていたぞ?」
「俺達は分からないんだから、絶対にとは言えないだろう。まったく、あいつらが変なことを言うから、出てくる前に変な気持ちになってしまった」
「変な気持ち?」
「何とも言えない感じだ。こう、何だ? モヤモヤじゃなく、じわじわでもなく、ムズムズか?」
「はぁ、お前は。まぁ、とりあえずそのままその言葉は受け取っておけ。本当に心配して応援してくれたかもしれないだろう。あの子なりにお前の事を考えて。全てが終わったら、後で確認してみれば良い」
「別に良いさ。これが終わればいつも通りの日常に戻るだけだ。……またミルクの練習か」
「はははっ、まぁ、頑張れ」
「今までは色々あったから、兄さんは免除されていたかもしれないが。他の面々もそうだが。全てが終われば兄さん達も俺と同じようになるぞ。お姉さん、この前やる気になっていたからな」
「……そうか」
兄さんの顔色が悪くなったような気がした。まぁ、誰もお姉さんからは逃げられないからな。ある意味今の問題よりも問題かもしれない。
「ゴホンッ! さて、奴らはどちらに向かってくるか。このまま少しもズレずに、里の方へ進んで来るか。それとも別の場所へ向かうか」
「そのまま何処かへ行ってしまえば、どんなに楽なんだろうな。それから何故かそれぞれ集まっている魔獣達。何故集まっているかは知らないけど。あの魔獣達が何とかしてくれれば、俺は楽なんだが」
「今までもにもオーク達は何回も来ているが、こんなことなかったものな。本当に何故集まって警戒しているのか」
「良いじゃないか、せっかく集まっているんだからそのまま戦えば。それで俺は楽をする」
「お前なぁ。もしかしたら向こうのアレを気にしているのかもしれないな。魔獣達がどう動くか分からないが、アレには気をつけろ。アレの力はよく分からないからな」
「……分かってる。兄さんも気をつけろよ」
魔獣達とは、この森に住んでいる、我々とは敵倒していない魔獣達のことで。今までオーク達が現れても、そんなに集まってオーク達を警戒することはなかったのだが。何故か今回は皆が集まり、オーク達を警戒しているんだ。
だからその真珠い達が、少しでもオーク達と戦ってくれたら、俺は楽ができると思ったんだ。
それとアレとは、集まっているオークジェネラル達のことで。そのオークジェネラルの中の1匹に、おかしな奴がいるんだ。力の測れないオークジェネラルが。
奴がどれほどの力を持っているのか、他のオークジェネラルと変わりがないならまだ良いが。もしも俺達が測れないような力を持っていたら?
はぁ、下手にあいつと関わったせいで、守るものが増えてしまった。だが家族だからな。あいつがあのとぼけた顔で、ゴロゴロと呑気に暮らせるように。もしオーク達がこちらへ進んできたら、しっかりと奴らを倒さなければ。
「おう、向こうはどうだった?」
「いつも通りだった。伝言きちんと伝えてきたぞ。それから気をつけてと」
「ありがとう。じゃあ、行くか」
兄さんと共に、俺達の持ち場へと向かい始める。
オーク達が動き出し、歩いてきている方角が里の方だったせいで、最警戒で動く事になった俺達。里へいつ戻って来られるか分からないため、兄さんに伝言を頼まれた俺は、1度家へ戻ることに。俺と兄さんなら皆と同じ時の動き出さなくとも、すぐに持ち場へ行けるからな。
その時俺は、ついでのあいつらの様子も見てくるかと、軽い気持ちで家へ向かっていた。まぁ、俺は一応あいつらの家族だからな。どうせその辺で、いつも通り能天気に寝ているだろうが、ちょっと様子をと思っていたんだ。
そして家に着けば、俺の思っていた通り、あいつは能天気に籠の中でゴロゴロしていて。だが、急に現れた俺に驚いたのか、とぼけた表情が驚きの表情に変わった。だが驚いた表情の中にも、どうにもとぼけているような表情が入っている感じがし。
思わずこの表情を敵に見せれば、奴らの力が抜けて、戦いやすくなるんじゃないかと思ってしまった。
が、すぐに気持ちを切り替えると、すぐにお姉さんと話しを始め。その話しをしながら、まぁ、いつも通りで、心配はないなと。それと驚かしてしまったようだから、一応の謝罪。これから余計なことをせずに、大人しくしていろよ思いながら、奴の頭を撫でた。
そしてきちんと兄さんの伝言を伝えると、俺はすぐに家を出ようとしのだが。いきなり奴に止められてしまい。
何だと思っていると、精霊達が奴の言葉を俺に伝えてきた。が、それがまさかの、俺の心配と激励だった。
突然のあいつの言葉に、思わず一瞬固まってしまった。あいつが俺に? 心配と激励だと? 言われたことを繰り返し心の中で囁いた。するとどうにも変な気持ちになり。何でこれから戦いに行くのに、変な気持ちにさせられなくてはいけないのか。
と思いはしたものの、一応小さな声で分かっていると言って、さっさと家から出てきた。まったく、あれは何だったのか。
「何だ? どうかしたのか? もしかして実は向こうで何かが?」
「いや、別に、本当に向こうはいつも通りだった」
「なら何を変な顔をして考えているんだ。これから戦うかもしれないんだぞ。何かあるなら言っておいてくれ」
走り続けながら兄さんに言われて、さっきの出来事を話す。すると笑われてしまった。何で笑うんだ? 俺は別に面白い話しはしていないんだが?
「ははは、お前は相変わらずだな。人の気持ちを読み取るのが下手だ」
「何がだよ。どう考えてもおかしいだろう? あいつが俺にそんなことを言うとは思えない。心配されるほど、奴と暮らし始めて、そんなに経っていないんだぞ」
「その少しの時間で、ティニーがお前を家族と認識して、家族として心配してくれたんじゃないのか?」
「まさか、それはないだろう。まだミルクもあげられていないんだ」
「どうだろうな?」
「いや、そうだな。もしかると精霊達が間違っている可能性があるな」
「どういうことだ?」
妖精達はあいつと契約して、名を与えられた事で、奴と完璧に話しができるようになったと言っていた。そして奴は俺達の言葉をしっかり理解しているとも。確かに理解しているのは本当なんだろう。最近しっかりと俺達の問いに答えてくるからな。
しかしだ。妖精達の方は、言葉が分かっていると言っても、最近までは半分くらいしか、理解していなかったんだ。ならばもしかしたら、奴の言葉をまだちゃんと分かっていない部分もあって、間違えて俺に伝えてきた可能性も。
「まさか、エレナはかなり正確に意思疎通ができていると言っていたぞ?」
「俺達は分からないんだから、絶対にとは言えないだろう。まったく、あいつらが変なことを言うから、出てくる前に変な気持ちになってしまった」
「変な気持ち?」
「何とも言えない感じだ。こう、何だ? モヤモヤじゃなく、じわじわでもなく、ムズムズか?」
「はぁ、お前は。まぁ、とりあえずそのままその言葉は受け取っておけ。本当に心配して応援してくれたかもしれないだろう。あの子なりにお前の事を考えて。全てが終わったら、後で確認してみれば良い」
「別に良いさ。これが終わればいつも通りの日常に戻るだけだ。……またミルクの練習か」
「はははっ、まぁ、頑張れ」
「今までは色々あったから、兄さんは免除されていたかもしれないが。他の面々もそうだが。全てが終われば兄さん達も俺と同じようになるぞ。お姉さん、この前やる気になっていたからな」
「……そうか」
兄さんの顔色が悪くなったような気がした。まぁ、誰もお姉さんからは逃げられないからな。ある意味今の問題よりも問題かもしれない。
「ゴホンッ! さて、奴らはどちらに向かってくるか。このまま少しもズレずに、里の方へ進んで来るか。それとも別の場所へ向かうか」
「そのまま何処かへ行ってしまえば、どんなに楽なんだろうな。それから何故かそれぞれ集まっている魔獣達。何故集まっているかは知らないけど。あの魔獣達が何とかしてくれれば、俺は楽なんだが」
「今までもにもオーク達は何回も来ているが、こんなことなかったものな。本当に何故集まって警戒しているのか」
「良いじゃないか、せっかく集まっているんだからそのまま戦えば。それで俺は楽をする」
「お前なぁ。もしかしたら向こうのアレを気にしているのかもしれないな。魔獣達がどう動くか分からないが、アレには気をつけろ。アレの力はよく分からないからな」
「……分かってる。兄さんも気をつけろよ」
魔獣達とは、この森に住んでいる、我々とは敵倒していない魔獣達のことで。今までオーク達が現れても、そんなに集まってオーク達を警戒することはなかったのだが。何故か今回は皆が集まり、オーク達を警戒しているんだ。
だからその真珠い達が、少しでもオーク達と戦ってくれたら、俺は楽ができると思ったんだ。
それとアレとは、集まっているオークジェネラル達のことで。そのオークジェネラルの中の1匹に、おかしな奴がいるんだ。力の測れないオークジェネラルが。
奴がどれほどの力を持っているのか、他のオークジェネラルと変わりがないならまだ良いが。もしも俺達が測れないような力を持っていたら?
はぁ、下手にあいつと関わったせいで、守るものが増えてしまった。だが家族だからな。あいつがあのとぼけた顔で、ゴロゴロと呑気に暮らせるように。もしオーク達がこちらへ進んできたら、しっかりと奴らを倒さなければ。
345
お気に入りに追加
1,099
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。


未知なる世界で新たな冒険(スローライフ)を始めませんか?
そらまめ
ファンタジー
中年男の真田蓮司と自称一万年に一人の美少女スーパーアイドル、リィーナはVRMMORPGで遊んでいると突然のブラックアウトに見舞われる。
蓮司の視界が戻り薄暗い闇の中で自分の体が水面に浮いているような状況。水面から天に向かい真っ直ぐに登る無数の光球の輝きに目を奪われ、また、揺籠に揺られているような心地良さを感じていると目の前に選択肢が現れる。
[未知なる世界で新たな冒険(スローライフ)を始めませんか? ちなみに今なら豪華特典プレゼント!]
と、文字が並び、下にはYES/NOの選択肢があった。
ゲームの新しいイベントと思い迷わずYESを選択した蓮司。
ちよっとお人好しの中年男とウザかわいい少女が織りなす異世界スローライフ?が今、幕を上げる‼︎

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?

世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる