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68すべてを終えて戻ると(ヱン様視点)
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「ふむ、我が戻って来るまでに、だいぶ奴らを減らせていたな。ほう、あそこ。オークキングが居る場所はあそこか」
我は城に戻って来ると、すぐにオークキングが居る場所に移動した。奴らはすでに撤退をはじめていて、これ以上戦う気はないようだったが。さっさと奴らを消し、ムーの所へ戻ってゆっくりしよう。
そう思った我は、オークキングの周り、そして向こうに居る、やはり逃げ出しているトロールの軍団。そして城の周りから急いで逃亡をはかる手下たちを確認する。
これならば3回も攻撃すれば、ほとんどの奴らを消すことができるだろう。残りの細かい奴らは他の魔獣達と人間に任せれば良いし。
そうと決まればさっさとやってしまおうと、我は我の攻撃で、一緒に戦っている魔獣達、そして人間達に結界を張った。我に攻撃で死んでいまわないように。
すべての者達に結界が張れたことを確認した我は、さっそくオークキングが居る群れから潰しにかかる。
オークキングの少し向こうにシューの気配が。奴も先にオークキングを倒した方が良いと、こちらに来ていたのだろう。奴に結界は張らなかったが、まぁ、あいつは自分でなんとかするだろうから、私は気にせずオークキングのいる群れを攻撃した。
大きな爆発とともに、一瞬で奴らは姿を消す。ん? シューのしっぽが少しこげてしまったか? まぁ、気にするほどでもない。シューは我の方を見て睨んでいるが。放っておいて次だ。
次に向かったのはとトロール達の所だ。こちらは真ん中の大きな群れを除いて、他の力が弱いトロール達はバラバラに逃げ回っていて、その逃げ回っている奴らを魔獣達と人間が倒しているところだった。私の先程の攻撃で、ビックリして動きを止めている者達がほとんどだったが。
こちらも我は一瞬で群れを消し、後は魔獣達に任せ最後、城の周りにいるオークとトロールを消すことに。
城の真上まで移動して、すべての奴らの気配を感じる。そして…。3回目の大きな爆発と、そのすぐあと、煙が消えた場所には、もう奴等の姿は綺麗さっぱりなくなっていて、代わりに大きな穴が。
よし、これで我の仕事は終わりだ。一応周りを確認しなければならないが、まぁ、心配はないだろう。
城を中心に、確認する場所を広げていく。最終的に山2つ分の範囲まで確認を行い、もう危険がない事を確認すると、我はすぐに城へと戻った
こうして我は城に戻って来たのだが、戻って来た我を待っていたのは、ともに戦った魔獣達が一心不乱に、あの美味しいパンケーキとやらを、物凄い勢いで食べている姿だった。そしてその中心には、パンケーキを並んで焼く人間達。その人間達と、食べる魔獣達をニコニコしながら見ているムーとエリアス達。
その中にはシューも居て、奴の目の前には、他の魔獣達よりも高く積まれたパンケーキが。我は魔獣達をかき分けシューの所へ。そしてシューのパンケーキを奪いながら、戻って来た我に駆け寄って来たムー達に話を聞いた。が、よくわからず、後で来たグロリアに聞くまで、シューとパンケーキの取り合いをしながら待つことに。
話を聞けば、これはエリアスが考えたと。皆頑張って戦いましたのプレゼントだという。エリアスがあの料理人に頼んでくれたようだ。そしてパンケーキを皆に配るとき、魔獣達1匹1匹それぞれに、『ありがとう』を伝えていたと。
優しい子だ。魔獣達は別に人間のことなど考えず戦っていない者もいた。自分達のためにと戦った者達だ。そんな魔獣達にも、『ありがとう』と伝えたらしい。
それを聞いた私は、今までの疲れなどなかったように、さらにシューとパンケーキを争いながら、少しの休憩をとることができた。
そして腹が膨れた頃、ヴィックが我を呼びに。王と話をしてくれと伝えに来たのだ。ここは腹いっぱいで、腹を出して寝ている魔獣達。そのままぐうぐう寝ている魔獣達が溢れかえっている。ゆっくり話がしたいからと、別の場所に話す場を用意したらしい。
我は腹を出して寝ていたシューを蹴り起こし、アスールも一緒にヴィックの後をついて行く。そして着いた場所にはすでに王とその他何人か人間が集まっていて、我らが到着すると皆がすぐに立ち上がり、我々に頭を下げて来た。
ザッ!!
皆完璧に揃った挨拶だった。王は頭を下げたまま。
「ヱン様、シュー様、アスール様。此度はこの国を救っていただき、誠にありがとうございます」
そう言ってきた。
『何、我らは自分達のために動いたまでの事。別に気にする事だはない。ああ、それと、周りを確認してきたが、もう危険はないから安心しろ』
それを聞き、また深々とお辞儀をする王達。我らが席に着くと、王達も席へ。そして今回のオーク、トロールの襲撃についての話を始めた。
驚いたことに、確かに我は周りの森2つ分とパンケーキを食べたが、その短い時間の中で、ヴィックがこれまでのことを、出来るだけ調べまとめ、この話し合いに間に合わせていたのだ。あの事を除いては。
「時間があまりなかったもので、詳しくはこれからになりますが」
「よい。よくここまでまとめてくれた。」
その後、まだやる事は山程あると、すぐに解散になったが、とりあえず、全てが終わったのだった。
我は城に戻って来ると、すぐにオークキングが居る場所に移動した。奴らはすでに撤退をはじめていて、これ以上戦う気はないようだったが。さっさと奴らを消し、ムーの所へ戻ってゆっくりしよう。
そう思った我は、オークキングの周り、そして向こうに居る、やはり逃げ出しているトロールの軍団。そして城の周りから急いで逃亡をはかる手下たちを確認する。
これならば3回も攻撃すれば、ほとんどの奴らを消すことができるだろう。残りの細かい奴らは他の魔獣達と人間に任せれば良いし。
そうと決まればさっさとやってしまおうと、我は我の攻撃で、一緒に戦っている魔獣達、そして人間達に結界を張った。我に攻撃で死んでいまわないように。
すべての者達に結界が張れたことを確認した我は、さっそくオークキングが居る群れから潰しにかかる。
オークキングの少し向こうにシューの気配が。奴も先にオークキングを倒した方が良いと、こちらに来ていたのだろう。奴に結界は張らなかったが、まぁ、あいつは自分でなんとかするだろうから、私は気にせずオークキングのいる群れを攻撃した。
大きな爆発とともに、一瞬で奴らは姿を消す。ん? シューのしっぽが少しこげてしまったか? まぁ、気にするほどでもない。シューは我の方を見て睨んでいるが。放っておいて次だ。
次に向かったのはとトロール達の所だ。こちらは真ん中の大きな群れを除いて、他の力が弱いトロール達はバラバラに逃げ回っていて、その逃げ回っている奴らを魔獣達と人間が倒しているところだった。私の先程の攻撃で、ビックリして動きを止めている者達がほとんどだったが。
こちらも我は一瞬で群れを消し、後は魔獣達に任せ最後、城の周りにいるオークとトロールを消すことに。
城の真上まで移動して、すべての奴らの気配を感じる。そして…。3回目の大きな爆発と、そのすぐあと、煙が消えた場所には、もう奴等の姿は綺麗さっぱりなくなっていて、代わりに大きな穴が。
よし、これで我の仕事は終わりだ。一応周りを確認しなければならないが、まぁ、心配はないだろう。
城を中心に、確認する場所を広げていく。最終的に山2つ分の範囲まで確認を行い、もう危険がない事を確認すると、我はすぐに城へと戻った
こうして我は城に戻って来たのだが、戻って来た我を待っていたのは、ともに戦った魔獣達が一心不乱に、あの美味しいパンケーキとやらを、物凄い勢いで食べている姿だった。そしてその中心には、パンケーキを並んで焼く人間達。その人間達と、食べる魔獣達をニコニコしながら見ているムーとエリアス達。
その中にはシューも居て、奴の目の前には、他の魔獣達よりも高く積まれたパンケーキが。我は魔獣達をかき分けシューの所へ。そしてシューのパンケーキを奪いながら、戻って来た我に駆け寄って来たムー達に話を聞いた。が、よくわからず、後で来たグロリアに聞くまで、シューとパンケーキの取り合いをしながら待つことに。
話を聞けば、これはエリアスが考えたと。皆頑張って戦いましたのプレゼントだという。エリアスがあの料理人に頼んでくれたようだ。そしてパンケーキを皆に配るとき、魔獣達1匹1匹それぞれに、『ありがとう』を伝えていたと。
優しい子だ。魔獣達は別に人間のことなど考えず戦っていない者もいた。自分達のためにと戦った者達だ。そんな魔獣達にも、『ありがとう』と伝えたらしい。
それを聞いた私は、今までの疲れなどなかったように、さらにシューとパンケーキを争いながら、少しの休憩をとることができた。
そして腹が膨れた頃、ヴィックが我を呼びに。王と話をしてくれと伝えに来たのだ。ここは腹いっぱいで、腹を出して寝ている魔獣達。そのままぐうぐう寝ている魔獣達が溢れかえっている。ゆっくり話がしたいからと、別の場所に話す場を用意したらしい。
我は腹を出して寝ていたシューを蹴り起こし、アスールも一緒にヴィックの後をついて行く。そして着いた場所にはすでに王とその他何人か人間が集まっていて、我らが到着すると皆がすぐに立ち上がり、我々に頭を下げて来た。
ザッ!!
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そう言ってきた。
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それを聞き、また深々とお辞儀をする王達。我らが席に着くと、王達も席へ。そして今回のオーク、トロールの襲撃についての話を始めた。
驚いたことに、確かに我は周りの森2つ分とパンケーキを食べたが、その短い時間の中で、ヴィックがこれまでのことを、出来るだけ調べまとめ、この話し合いに間に合わせていたのだ。あの事を除いては。
「時間があまりなかったもので、詳しくはこれからになりますが」
「よい。よくここまでまとめてくれた。」
その後、まだやる事は山程あると、すぐに解散になったが、とりあえず、全てが終わったのだった。
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