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「よし、ムー動くな。完全にエリアス達の魔力が消えたか確認する」
全部の、僕達の周りだけじゃなくて、1番外側の結界も全部消したドラゴンおじさんが、ムーちゃんのことをジロジロ。さっきみたいに魔力が残ってるといけないから、確かめてるんだって。
「はぁ、今回は大丈夫そうだな。まったくさっきは肝が冷えたぞ」
ドラゴンおじさんは大きなため息、それからお羽でムーちゃんのことをなでなでします。ムーちゃんはニコニコです。
「ヱン様、もう結界をすべて消しても大丈夫なのですか? 確か残りはヱン様方が消すと」
ドシンッて伏せの格好をするドラゴンおじさん。おじさんニヤニヤ笑ってるんだ。今ここはとっても明るいです。ムーちゃんの風魔法で、全部の木と大きな石が、いろんな所に飛んで行っちゃったから、何にもないし。お空はバッチリ見えて、それが遠くの方まで続いてます。
「それと、石と陣は」
「それならば、もう心配はいらない。ムーが風の魔法を使う前に、完璧に気配が消えてなくなっていたからな。もうここは元の森だ。それと、まぁ、後は上から見ると、お前でもすぐに分かるだろう。さぁ、皆乗れ!」
ドラゴンおじさんはニヤニヤしたまま。僕達は伏せしてるおじさんに、よいしょよいしょ上って座りました。アスールはドラゴンおじさんの顔の周りをグルグル飛んで、何か少し怒ってるんだ。
誰が直すと思ってるのとか、もう少しどうにかできなかった?とか。どうしたのかな? ムーちゃんが石も絵も、それから周りの悪い力を消してくれたのに。後少しで全部消えるんでしょう?
ドラゴンおじさんが大きくお羽を広げて、バサアァァァ!!って飛び立ちます。すぐに高い所まで飛んだおじさん。僕達が落ちないように気を付けろって言ったあと、下を見て見ろって言いました。
おじさんのお羽も体もとっても大きいから、ちょっと下を覗いただけだと、全然下が見えません。だからちょっと体を乗り出して。パパが僕達の体を支えてくれて、パパも下を覗きました。
「こ、これは!!」
「おお~」
『わぁ! 何にもないねぇ!』
『ぷゆゆゆん?』
『うん、全部ない!』
『ガウガア!』
『うん、森なくなっちゃった。それに、そこら辺に魔獣が転がってるよ』
あのね、とっても大きい森だってドラゴンおじさん達は言ってて。でも来たときは暗かったから、どのくらい大きい森だったか分かんないけど。飛んでる僕達の下、何にもありませんでした。端っこの方に木が少し生えてるけど、他は何にもないんだ。なんか真ん中に穴が空いちゃってるみたい。
それからいろんな所に、魔獣さん達が倒れてて、倒れてる魔獣さん達は、お城に居る魔獣さん達みたいに、悪い事する魔獣さんだから、倒れちゃってても良いんだって。他にも大きな岩が、端っこの方の木と木の上に乗っかっちゃってたり。
「ヱン様これは?」
「何、先程のムーの風の攻撃によるものだ。見てみろ、完全に闇の力が消えている。本当ならば、この後我とアスールで消すつもりだったが、そんな事しなくとも、もうこの森は安全だ。さすがワシの息子だ。ガハハハハ!!」
『ちょっと、これから森を直すのは僕なんだけど! 確かに闇は消えて良かったけど、森を復活させなくちゃいけなくなったよ、しかもほぼ全部。まぁ、僕にかかればすぐに直せるけどさ。それでも結構力使うんだからね』
「ハハハッ、すまんすまん。我もあれ程の魔力だとは、想定していなかったんだ」
この森全部なくしちゃったの、さっきのムーちゃんの風の魔法だって。たくさん魔力が残ってたムーちゃん。言われた通り魔力を全部使ったら、木も石も、それから悪い力も、ぜーんぶ飛ばしちゃったんだ。だからドラゴンおじさん達が、悪い力を消さなくても良くなったんだって。
僕達はそれ聞いて、みんなでムーちゃんのこと拍手です。ムーちゃん凄いね。石も絵も、周りの悪い力もぜーんぶ、1人で消しちゃったんだよ。僕達が拍手したからムーちゃんニコニコです。
でもアスールはちょっとプンプン。別のお仕事があるんだって。
『今からチャチャと直しちゃうけど、直したら僕眠くなって寝ちゃうから、ちゃんと僕の事連れて行ってよ』
「分かっている。後でお前の好きな木の実もやるから、早く直せ。向こうに早く帰らなければ」
『はいはい。じゃあやるよ!!』
ドラゴンおじさんの頭の上に立ったアスール。すぐにポワッて光り始めました。それからその光りが強くなって。お目々を瞑らなくても大丈夫だけど、でもとっても眩しいです。
アスールが光り出して少しして、ドラゴンおじさんがもう1回下を見ろって言いました。さっきみたいにパパに支えてもらって乗り出して、パパも一緒に下を見て。
「おお~!!」
『わぁ!!』
『ぷゆゆゆん!!』
『ガウガア!!』
地面が光ってたんだ。少しだけじゃないよ。あっちもそっちも、端っこの木がある所まで全部光ってました。キラキラ、ピカピカ。とっても綺麗な光です。
『良し、これで全部だね。いくよ!!』
アスールが叫びました。
全部の、僕達の周りだけじゃなくて、1番外側の結界も全部消したドラゴンおじさんが、ムーちゃんのことをジロジロ。さっきみたいに魔力が残ってるといけないから、確かめてるんだって。
「はぁ、今回は大丈夫そうだな。まったくさっきは肝が冷えたぞ」
ドラゴンおじさんは大きなため息、それからお羽でムーちゃんのことをなでなでします。ムーちゃんはニコニコです。
「ヱン様、もう結界をすべて消しても大丈夫なのですか? 確か残りはヱン様方が消すと」
ドシンッて伏せの格好をするドラゴンおじさん。おじさんニヤニヤ笑ってるんだ。今ここはとっても明るいです。ムーちゃんの風魔法で、全部の木と大きな石が、いろんな所に飛んで行っちゃったから、何にもないし。お空はバッチリ見えて、それが遠くの方まで続いてます。
「それと、石と陣は」
「それならば、もう心配はいらない。ムーが風の魔法を使う前に、完璧に気配が消えてなくなっていたからな。もうここは元の森だ。それと、まぁ、後は上から見ると、お前でもすぐに分かるだろう。さぁ、皆乗れ!」
ドラゴンおじさんはニヤニヤしたまま。僕達は伏せしてるおじさんに、よいしょよいしょ上って座りました。アスールはドラゴンおじさんの顔の周りをグルグル飛んで、何か少し怒ってるんだ。
誰が直すと思ってるのとか、もう少しどうにかできなかった?とか。どうしたのかな? ムーちゃんが石も絵も、それから周りの悪い力を消してくれたのに。後少しで全部消えるんでしょう?
ドラゴンおじさんが大きくお羽を広げて、バサアァァァ!!って飛び立ちます。すぐに高い所まで飛んだおじさん。僕達が落ちないように気を付けろって言ったあと、下を見て見ろって言いました。
おじさんのお羽も体もとっても大きいから、ちょっと下を覗いただけだと、全然下が見えません。だからちょっと体を乗り出して。パパが僕達の体を支えてくれて、パパも下を覗きました。
「こ、これは!!」
「おお~」
『わぁ! 何にもないねぇ!』
『ぷゆゆゆん?』
『うん、全部ない!』
『ガウガア!』
『うん、森なくなっちゃった。それに、そこら辺に魔獣が転がってるよ』
あのね、とっても大きい森だってドラゴンおじさん達は言ってて。でも来たときは暗かったから、どのくらい大きい森だったか分かんないけど。飛んでる僕達の下、何にもありませんでした。端っこの方に木が少し生えてるけど、他は何にもないんだ。なんか真ん中に穴が空いちゃってるみたい。
それからいろんな所に、魔獣さん達が倒れてて、倒れてる魔獣さん達は、お城に居る魔獣さん達みたいに、悪い事する魔獣さんだから、倒れちゃってても良いんだって。他にも大きな岩が、端っこの方の木と木の上に乗っかっちゃってたり。
「ヱン様これは?」
「何、先程のムーの風の攻撃によるものだ。見てみろ、完全に闇の力が消えている。本当ならば、この後我とアスールで消すつもりだったが、そんな事しなくとも、もうこの森は安全だ。さすがワシの息子だ。ガハハハハ!!」
『ちょっと、これから森を直すのは僕なんだけど! 確かに闇は消えて良かったけど、森を復活させなくちゃいけなくなったよ、しかもほぼ全部。まぁ、僕にかかればすぐに直せるけどさ。それでも結構力使うんだからね』
「ハハハッ、すまんすまん。我もあれ程の魔力だとは、想定していなかったんだ」
この森全部なくしちゃったの、さっきのムーちゃんの風の魔法だって。たくさん魔力が残ってたムーちゃん。言われた通り魔力を全部使ったら、木も石も、それから悪い力も、ぜーんぶ飛ばしちゃったんだ。だからドラゴンおじさん達が、悪い力を消さなくても良くなったんだって。
僕達はそれ聞いて、みんなでムーちゃんのこと拍手です。ムーちゃん凄いね。石も絵も、周りの悪い力もぜーんぶ、1人で消しちゃったんだよ。僕達が拍手したからムーちゃんニコニコです。
でもアスールはちょっとプンプン。別のお仕事があるんだって。
『今からチャチャと直しちゃうけど、直したら僕眠くなって寝ちゃうから、ちゃんと僕の事連れて行ってよ』
「分かっている。後でお前の好きな木の実もやるから、早く直せ。向こうに早く帰らなければ」
『はいはい。じゃあやるよ!!』
ドラゴンおじさんの頭の上に立ったアスール。すぐにポワッて光り始めました。それからその光りが強くなって。お目々を瞑らなくても大丈夫だけど、でもとっても眩しいです。
アスールが光り出して少しして、ドラゴンおじさんがもう1回下を見ろって言いました。さっきみたいにパパに支えてもらって乗り出して、パパも一緒に下を見て。
「おお~!!」
『わぁ!!』
『ぷゆゆゆん!!』
『ガウガア!!』
地面が光ってたんだ。少しだけじゃないよ。あっちもそっちも、端っこの木がある所まで全部光ってました。キラキラ、ピカピカ。とっても綺麗な光です。
『良し、これで全部だね。いくよ!!』
アスールが叫びました。
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