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64残ってた魔力、次は風の魔法!
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「何故魔力が残っている!? しかもこんなに大量に。このままでは不味い。もう1度魔法を使わせる。皆、我等から離れろ。離れたらアスール、丈夫な結界を張るんだ!!」
『分かった!!』
「ヴィック、子供達を護れ!!」
ドラゴンおじさんが叫んで、とう様が僕とウルちゃんを抱っこして、ぷるちゃんは僕の頭に乗っかって、ドラゴンおじさんとムーちゃんから急いで離れます。離れたすぐにアスールが結界を張ってくれて。その後にドラゴンおじさんも結界を張ってくれました。
「まさか、あれだけの魔力を使って、これほど魔力が残っていたなど。体の奥にまで溜めてしまっていたのか。良いかムー。良く聞くのだぞ」
ドラゴンおじさんが、これからやる事をムーちゃんに説明します。なんかね、僕達がさっきムーちゃんにあげた魔力。ムーちゃんは炎のボールにして、全部使ったんだけど。でもまだムーちゃんの中に残ってたみたいです。何処に残ってたのかな? さっきまで白い光の魔力、見えなかったのに。
それでその残ってる魔力が、まだまだいっぱいだったみたい。さっきの炎のボールみたいに、強い魔法を使わないと、ムーちゃんの魔力が暴れちゃって、大変な事になるんだって。大変な事?
「お前が怪我をしてしまうかもしれないと言う事だ」
「ガウ!?」
わわ!? 大変!! ムーちゃんお怪我しちゃうかもしれないの!? みんなビックリです。
「そうならないために、これからもう1回魔法を使うのだ」
これからムーちゃん、もう1回魔法を使います。さっきは炎の魔法。今度は風の魔法だって。本当はこれからドラゴンおじさんとアスールが、周りに残ってる悪い力を消そうと思ってたんだけど。今から残ってる魔力でムーちゃんがそれを吹き飛ばします。それで残った悪い力は、ドラゴンおじさん達が消して。
ムーちゃんの体の中には、まだまだ魔力がいっぱい。きっとたくさんの悪い力を飛ばしちゃうはず。
「お前は城でたくさん風の魔法の練習をした。そしてきちんとコントロールができるようになり、父はとても嬉しかった。しかし今だけは、あの練習を忘れて良い」
『ガウ?』
「お前の中の魔力をすべて風の魔法へ使え。小さい魔法を使おうとするな。大きな魔法ですべてを吹き飛ばすようにするんだ。さっきも話しただろう。今日はどんな強い魔法を使っても、グロリアは怒ったりはしない。だから思いっきり魔法を使うのだ」
『ガウガ、ガウゥゥゥ!!』
「そうだ、思いっきりだ!」
ムーちゃんが頷いて前を向きました。僕達は結界の中からムーちゃんを応援です。
ムーちゃんが手を上げたら、ドラゴンおじさんやムーちゃんの周り、それから僕達の結界のまわりに、風がビュウビュウ吹いてる音が聞こえて来て。それから少しだけ見えるようになってた木が、ワサワサ動き始めました。
『ガウゥゥゥ、ガウガウガアァァァ!!』
ムーちゃんが大きな声で叫びます。そのとたん周りで揺れてた木が全部倒れちゃって、あんなに暗かった周りが、一気に見えるようになったんだ。それから凄い風の音が。ウルちゃんがこれなら、たくさん悪い力が吹き飛んじゃうねって。僕もぷるちゃんも頷きます。でも。
『あ~、僕もう1個、結界を張るよ。なんか不味そう』
そう言って、アスールは結界をもう1つ僕達の周りに。
張った時でした。今まで拭いていた風よりも、もっと強い風が吹いたんだ。風の音でとう様の声も、ウルちゃんやぷるちゃん、アスールの声も、誰の声も聞こえなくなっちゃって。一生懸命とう様を呼ぶけど、とう様も僕の声が聞こえないみたいです。僕のこと呼んでます。
バシュ!! ズババッ!!
何の音? 大きな風の音しか聞こえなかったのに、変な音が。僕はとう様見てたんだけど、外をまた見て。あっ!! 木が飛んだ!! 向こうの木も!! あっちの木も飛んじゃいそう。
どんどん周りの木が飛んで行っちゃいます。それですぐに、僕達の周りにあった木は全部抜けたり、折れたり。1本もなくなって、お空が見えるようになりました。ムーちゃんの風の魔法が強くて、どんどん木が飛んじゃうんだ。
ムーちゃんの方を見ます。手を下ろしてたムーちゃんがまた手を上げていました。それでまた下ろして。それを何回かやったんだ。そのたんびに風が強くなって。今はもう遠くの方まで木がなくなっちゃってて、遠くまでよく見えるようになえりました。
『そろそろ最後みたいだよ!! 次に放つ風で、最後の風魔法。ふう、何とか終わりそうだね』
「大丈夫なのですか?」
『ああ、大丈夫。ただ、僕達の仕事はもうないかもね』
アスールがドラゴンおじさんのことを見ます。
そして最後、今までで1番強い風が吹きました。ムーちゃんの体の中、もう白い光は見えません。今度はちゃんと全部魔力を使ったのかな?
それからムーちゃんが何もしなくなっても、なかなか止まらない風。やっと止まったのは、ずっと後でした。その間、僕達は結界から出られなくて。
やっとドラゴンおじさんが結界から出て良いって言われた僕達。結界を出たら、すぐにムーちゃんの所に行きました。それでムーちゃんのことを拍手です。炎のボールもすごかったけど、風も凄かったよ。周りに悪い力も飛ばせたし。後はドラゴンおじさん達が残りを消してくれるんだもんね。
『分かった!!』
「ヴィック、子供達を護れ!!」
ドラゴンおじさんが叫んで、とう様が僕とウルちゃんを抱っこして、ぷるちゃんは僕の頭に乗っかって、ドラゴンおじさんとムーちゃんから急いで離れます。離れたすぐにアスールが結界を張ってくれて。その後にドラゴンおじさんも結界を張ってくれました。
「まさか、あれだけの魔力を使って、これほど魔力が残っていたなど。体の奥にまで溜めてしまっていたのか。良いかムー。良く聞くのだぞ」
ドラゴンおじさんが、これからやる事をムーちゃんに説明します。なんかね、僕達がさっきムーちゃんにあげた魔力。ムーちゃんは炎のボールにして、全部使ったんだけど。でもまだムーちゃんの中に残ってたみたいです。何処に残ってたのかな? さっきまで白い光の魔力、見えなかったのに。
それでその残ってる魔力が、まだまだいっぱいだったみたい。さっきの炎のボールみたいに、強い魔法を使わないと、ムーちゃんの魔力が暴れちゃって、大変な事になるんだって。大変な事?
「お前が怪我をしてしまうかもしれないと言う事だ」
「ガウ!?」
わわ!? 大変!! ムーちゃんお怪我しちゃうかもしれないの!? みんなビックリです。
「そうならないために、これからもう1回魔法を使うのだ」
これからムーちゃん、もう1回魔法を使います。さっきは炎の魔法。今度は風の魔法だって。本当はこれからドラゴンおじさんとアスールが、周りに残ってる悪い力を消そうと思ってたんだけど。今から残ってる魔力でムーちゃんがそれを吹き飛ばします。それで残った悪い力は、ドラゴンおじさん達が消して。
ムーちゃんの体の中には、まだまだ魔力がいっぱい。きっとたくさんの悪い力を飛ばしちゃうはず。
「お前は城でたくさん風の魔法の練習をした。そしてきちんとコントロールができるようになり、父はとても嬉しかった。しかし今だけは、あの練習を忘れて良い」
『ガウ?』
「お前の中の魔力をすべて風の魔法へ使え。小さい魔法を使おうとするな。大きな魔法ですべてを吹き飛ばすようにするんだ。さっきも話しただろう。今日はどんな強い魔法を使っても、グロリアは怒ったりはしない。だから思いっきり魔法を使うのだ」
『ガウガ、ガウゥゥゥ!!』
「そうだ、思いっきりだ!」
ムーちゃんが頷いて前を向きました。僕達は結界の中からムーちゃんを応援です。
ムーちゃんが手を上げたら、ドラゴンおじさんやムーちゃんの周り、それから僕達の結界のまわりに、風がビュウビュウ吹いてる音が聞こえて来て。それから少しだけ見えるようになってた木が、ワサワサ動き始めました。
『ガウゥゥゥ、ガウガウガアァァァ!!』
ムーちゃんが大きな声で叫びます。そのとたん周りで揺れてた木が全部倒れちゃって、あんなに暗かった周りが、一気に見えるようになったんだ。それから凄い風の音が。ウルちゃんがこれなら、たくさん悪い力が吹き飛んじゃうねって。僕もぷるちゃんも頷きます。でも。
『あ~、僕もう1個、結界を張るよ。なんか不味そう』
そう言って、アスールは結界をもう1つ僕達の周りに。
張った時でした。今まで拭いていた風よりも、もっと強い風が吹いたんだ。風の音でとう様の声も、ウルちゃんやぷるちゃん、アスールの声も、誰の声も聞こえなくなっちゃって。一生懸命とう様を呼ぶけど、とう様も僕の声が聞こえないみたいです。僕のこと呼んでます。
バシュ!! ズババッ!!
何の音? 大きな風の音しか聞こえなかったのに、変な音が。僕はとう様見てたんだけど、外をまた見て。あっ!! 木が飛んだ!! 向こうの木も!! あっちの木も飛んじゃいそう。
どんどん周りの木が飛んで行っちゃいます。それですぐに、僕達の周りにあった木は全部抜けたり、折れたり。1本もなくなって、お空が見えるようになりました。ムーちゃんの風の魔法が強くて、どんどん木が飛んじゃうんだ。
ムーちゃんの方を見ます。手を下ろしてたムーちゃんがまた手を上げていました。それでまた下ろして。それを何回かやったんだ。そのたんびに風が強くなって。今はもう遠くの方まで木がなくなっちゃってて、遠くまでよく見えるようになえりました。
『そろそろ最後みたいだよ!! 次に放つ風で、最後の風魔法。ふう、何とか終わりそうだね』
「大丈夫なのですか?」
『ああ、大丈夫。ただ、僕達の仕事はもうないかもね』
アスールがドラゴンおじさんのことを見ます。
そして最後、今までで1番強い風が吹きました。ムーちゃんの体の中、もう白い光は見えません。今度はちゃんと全部魔力を使ったのかな?
それからムーちゃんが何もしなくなっても、なかなか止まらない風。やっと止まったのは、ずっと後でした。その間、僕達は結界から出られなくて。
やっとドラゴンおじさんが結界から出て良いって言われた僕達。結界を出たら、すぐにムーちゃんの所に行きました。それでムーちゃんのことを拍手です。炎のボールもすごかったけど、風も凄かったよ。周りに悪い力も飛ばせたし。後はドラゴンおじさん達が残りを消してくれるんだもんね。
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