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63ムーちゃんの炎のボール攻撃
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ムーちゃんがガウガウって、大きな声で叫びました。それですぐにね。
「おお~!!」
『凄いね!!』
『ぷゆゆ、ぷゆゆゆゆん!!』
『そうだね、とってもと~ても大きなボールだね!』
「こ、これは!?」
僕達ニコニコ。とう様はビックリした顔で、それから顔がぴくぴく。
ムーちゃんが叫んですぐにね、ムーちゃんとドラゴンおじさんの頭の上に、とっても大きなボールができました。火がボウボウ、あっちこっちから出てる、炎のボールです。どのくらいかっていうと、大きなドラゴンおじさんよりも大きいんだよ。あれなら、石絶対に壊れるよ。
それで、炎のボール見て喜んでたら、ウルちゃんが変なのって言いました。どうしたのって聞いたら、全然熱くないねって。
あっ! そいえば僕達のお家で、初めてムーちゃんが炎出した時、とっても熱かったよね。でも今はあんなに大きな炎のボールなのに、全然熱くありません。
『あっ、それ、僕の結界のおかげで熱くないんだよ』
ウルちゃんとお話してたら、アスールが僕達の目の前に。
『さっき結界を張ってあげたでしょう。僕きっとかなりの凄い魔法になると思って、みんなが熱さでやられちゃわないように、熱さに強い結界を張ってあげたの。僕のおかげだからね』
フンッて、腰にお手々を付けてお話するアスール。僕達はアスールにありがとうです。その間にも、もっと炎のボールは大きくなって。そしたら今度はドラゴンおじさんが。
「こんなに大きくなるとはな。これなら完璧に破壊できるだろう」
って言いました。それでムーちゃんの方を向いて頷きます。ムーちゃんは そんなドラゴンおじさんを見て、両方の手を上げました。
『ガウガアァァァッ!!』
思いっきり手を下ろすムーちゃん。一緒に大きな声で叫んで、石の方に炎のボールが、凄い勢いでとんでいってぶつかりました。そのとたん、大きな爆発と、煙がモクモク。何も見えなくなっちゃって。
ムーちゃんやドラゴンおじさんが見えなくなっちゃったの。とう様がムーちゃん達を呼びます。すぐにドラゴンおじさんの声が。なんかね、ドラゴンおじさんが思ってたよりも、ムーちゃんの炎のボール、とっても強かったんだって。だから少しの間、このもくもく煙なくならないけど、じっとしてろって言いました。
それからとう様は、ムーちゃん達が怪我してないかも聞きました。全然大丈夫だって。ドラゴンおじさんが、急いで自分達に結界張ったみたい。お話してたらムーちゃんの声が。ウルちゃんに聞いたら、大丈夫って言ってたって。
こんなに凄い攻撃なら、絶対石だけじゃなくて、一緒に地面の絵も、なくなってるよ! 早く見たいなぁ。早く煙消えないかな?
いっぱい待って、やっと煙が消えてきました。最初にドラゴンおじさんのしっぽが見えて来て、それからムーちゃんのしっぽが見えて。それから足、体。やっと全部が見えて。アスールがもう良いかなって、結界を消してくれました。ドラゴンおじさんも。すぐにムーちゃんに駆け寄ります。
「ムーちゃんすごい!!」
『カッコよかった!!』
『ぷゆゆゆゆ~ん!!』
ぷるちゃんはさっき、炎のボールを投げたムーちゃんのまねします。と、前見たらドラゴンおじさんとアスールととう様が、じっと前の方を見てました。そうだ、僕達も石見なくちゃ!
僕達はとう様の隣に並びます。石があったところは、まだ少しもくもくしてたけど、すぐにそれが全部消えて。石、なくなってました。地面の絵も。大きな大きな穴が空いてるだけ。穴の下の方、真っ暗で全然中が見えません。
「あの、これは」
「我が急いで結界を張ったからな。この穴だけで爆発が済んだという事だ。それと、完全に石もあの陣も消すことができた。奴らに流れていた、あの闇の力をまったく感じない」
「成功という事ですか」
「ああ。完璧だ。これで後は我とアスールが、周りの闇を消せば、森はもとに戻る。そして城の周辺に居る奴らは、もう力を使えない。今残っている力だけだ。それもそんなに持たないだろう」
そのお話聞いたとう様、とっても安心した顔で、それから大きくはぁ~って。僕がムーちゃん消した?って聞いたら、ドラゴンおじさんはニコって笑って、僕達は魔力貸すこと、それからムーちゃんは炎のボールで石と絵を消した事、とっても褒めてもらったんだ。僕もみんなも嬉しくて、ジャンプしたり、ちょっとだけドラゴンおじさんの周りを走ったり。
「良し、最後の仕上げをするぞ。お前達止まりなさい。それからもう1度だけ…」
ドラゴンおじさんとアスールととう様がお話します。僕達は言われた通り止まって、とう様の隣に立ちました。それでね。
僕、ムーちゃんの体に、そしたらね、さっきは消えてたのに、また白い光りが溜まってるのに気が付いたんだ。でも、もしかしたら違う? そう思ってウルちゃん達に聞いてみます。そしたらウルちゃん達も本当だって。
さっきの炎のボールに魔力使ったんだよね? どうしてまた白く光ってるの? ドラゴンおじさんに聞かなくちゃ。
「ドラゴンおじさん」
「エリアス、今話している途中だ。邪魔をしないで待っていなさい」
とう様が僕の方見てそう言ったあと、すぐにまた話を始めようとします。
「あのねムーちゃんが」
とう様ため息です。
「エリアス。時間がないんだ。静かに待っていなさいと」
「ドラゴンおじさん、ムーちゃんのからだ、さっきみたいにしろくひかってるよ?」
僕がそう言ったら、バッ! ドラゴンおじさんがムーちゃんを見て。とう様が変な顔してムーちゃんを見ました。
「おお~!!」
『凄いね!!』
『ぷゆゆ、ぷゆゆゆゆん!!』
『そうだね、とってもと~ても大きなボールだね!』
「こ、これは!?」
僕達ニコニコ。とう様はビックリした顔で、それから顔がぴくぴく。
ムーちゃんが叫んですぐにね、ムーちゃんとドラゴンおじさんの頭の上に、とっても大きなボールができました。火がボウボウ、あっちこっちから出てる、炎のボールです。どのくらいかっていうと、大きなドラゴンおじさんよりも大きいんだよ。あれなら、石絶対に壊れるよ。
それで、炎のボール見て喜んでたら、ウルちゃんが変なのって言いました。どうしたのって聞いたら、全然熱くないねって。
あっ! そいえば僕達のお家で、初めてムーちゃんが炎出した時、とっても熱かったよね。でも今はあんなに大きな炎のボールなのに、全然熱くありません。
『あっ、それ、僕の結界のおかげで熱くないんだよ』
ウルちゃんとお話してたら、アスールが僕達の目の前に。
『さっき結界を張ってあげたでしょう。僕きっとかなりの凄い魔法になると思って、みんなが熱さでやられちゃわないように、熱さに強い結界を張ってあげたの。僕のおかげだからね』
フンッて、腰にお手々を付けてお話するアスール。僕達はアスールにありがとうです。その間にも、もっと炎のボールは大きくなって。そしたら今度はドラゴンおじさんが。
「こんなに大きくなるとはな。これなら完璧に破壊できるだろう」
って言いました。それでムーちゃんの方を向いて頷きます。ムーちゃんは そんなドラゴンおじさんを見て、両方の手を上げました。
『ガウガアァァァッ!!』
思いっきり手を下ろすムーちゃん。一緒に大きな声で叫んで、石の方に炎のボールが、凄い勢いでとんでいってぶつかりました。そのとたん、大きな爆発と、煙がモクモク。何も見えなくなっちゃって。
ムーちゃんやドラゴンおじさんが見えなくなっちゃったの。とう様がムーちゃん達を呼びます。すぐにドラゴンおじさんの声が。なんかね、ドラゴンおじさんが思ってたよりも、ムーちゃんの炎のボール、とっても強かったんだって。だから少しの間、このもくもく煙なくならないけど、じっとしてろって言いました。
それからとう様は、ムーちゃん達が怪我してないかも聞きました。全然大丈夫だって。ドラゴンおじさんが、急いで自分達に結界張ったみたい。お話してたらムーちゃんの声が。ウルちゃんに聞いたら、大丈夫って言ってたって。
こんなに凄い攻撃なら、絶対石だけじゃなくて、一緒に地面の絵も、なくなってるよ! 早く見たいなぁ。早く煙消えないかな?
いっぱい待って、やっと煙が消えてきました。最初にドラゴンおじさんのしっぽが見えて来て、それからムーちゃんのしっぽが見えて。それから足、体。やっと全部が見えて。アスールがもう良いかなって、結界を消してくれました。ドラゴンおじさんも。すぐにムーちゃんに駆け寄ります。
「ムーちゃんすごい!!」
『カッコよかった!!』
『ぷゆゆゆゆ~ん!!』
ぷるちゃんはさっき、炎のボールを投げたムーちゃんのまねします。と、前見たらドラゴンおじさんとアスールととう様が、じっと前の方を見てました。そうだ、僕達も石見なくちゃ!
僕達はとう様の隣に並びます。石があったところは、まだ少しもくもくしてたけど、すぐにそれが全部消えて。石、なくなってました。地面の絵も。大きな大きな穴が空いてるだけ。穴の下の方、真っ暗で全然中が見えません。
「あの、これは」
「我が急いで結界を張ったからな。この穴だけで爆発が済んだという事だ。それと、完全に石もあの陣も消すことができた。奴らに流れていた、あの闇の力をまったく感じない」
「成功という事ですか」
「ああ。完璧だ。これで後は我とアスールが、周りの闇を消せば、森はもとに戻る。そして城の周辺に居る奴らは、もう力を使えない。今残っている力だけだ。それもそんなに持たないだろう」
そのお話聞いたとう様、とっても安心した顔で、それから大きくはぁ~って。僕がムーちゃん消した?って聞いたら、ドラゴンおじさんはニコって笑って、僕達は魔力貸すこと、それからムーちゃんは炎のボールで石と絵を消した事、とっても褒めてもらったんだ。僕もみんなも嬉しくて、ジャンプしたり、ちょっとだけドラゴンおじさんの周りを走ったり。
「良し、最後の仕上げをするぞ。お前達止まりなさい。それからもう1度だけ…」
ドラゴンおじさんとアスールととう様がお話します。僕達は言われた通り止まって、とう様の隣に立ちました。それでね。
僕、ムーちゃんの体に、そしたらね、さっきは消えてたのに、また白い光りが溜まってるのに気が付いたんだ。でも、もしかしたら違う? そう思ってウルちゃん達に聞いてみます。そしたらウルちゃん達も本当だって。
さっきの炎のボールに魔力使ったんだよね? どうしてまた白く光ってるの? ドラゴンおじさんに聞かなくちゃ。
「ドラゴンおじさん」
「エリアス、今話している途中だ。邪魔をしないで待っていなさい」
とう様が僕の方見てそう言ったあと、すぐにまた話を始めようとします。
「あのねムーちゃんが」
とう様ため息です。
「エリアス。時間がないんだ。静かに待っていなさいと」
「ドラゴンおじさん、ムーちゃんのからだ、さっきみたいにしろくひかってるよ?」
僕がそう言ったら、バッ! ドラゴンおじさんがムーちゃんを見て。とう様が変な顔してムーちゃんを見ました。
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