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56お城に到着
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走り始めたシューお兄さん。さっきお話しながらお城に戻るって言ったから、僕はすぐにアスールとお話しながら、帰ると思ってました。でもお話じゃなくて、シューお兄さんとアスールはケンカを始めちゃったんだ。
『よだれでベトベトだよ。もう!』
『仕方がないだろう。大体俺達の横を通り過ぎて行ったお前が悪い』
『だって急いでたんだよ。通り過ぎちゃったのは僕もいけなかったけど、咥えなくてもいいじゃん。僕は大地の精霊だよ』
『精霊だろうが何だろうが、アレが1番掴まえやすかったんだ』
『話の前に、僕はこのベトベトどうにかしたいよ』
『ダメだ。さっさと城にもどるぞ。ムー達を部屋に戻さんとな。家族が心配しているだろう』
アスールがそれ聞いて、僕達の事を見た後、見たままシューお兄さんの頭に体を擦って、体をふき始めました。そしたらシューお兄さんがまた怒って。
『別にいいじゃん。自分のよだれなんだから。。てか、何でシューお兄さんなんて呼ばれてるの? それに何で人と一緒にいるのさ。まぁ、そっちのドラゴンはエンシェントドラゴンの子供だって分かるから良いけど』
アスールのお話聞いて、ラッセルお兄ちゃんとシューお兄さんが、ムーちゃんのお話と、ドラゴンおじさんのお話、それからシューお兄さんがどうして僕達と一緒に居るかお話始めました。でもお話しながら、そのお話してたらお城に着いちゃうって、シューお兄さんブツブツ言ってたよ。
それでお話が終わった時、もうすぐお城に着く所まで帰って来ました。アスールはお話聞いた後、ニヤッて笑いながら僕の目の前に飛んできて、それから僕のことをジロジロ。
『そっか、お前選ばれたのか。それで僕もお前に気づいたんだな。そっか、そっか』
そう言って、またシューお兄さんの頭の上に戻って行きます。
お城の方から大きな音はしませんでした。シューお兄さんが今は誰も戦ってないって。またお休みの時間だって。今のうちにさっさと戻るぞって言って、シューお兄さんがお空を飛びます。飛んでるけど飛んでるの。うんとね、何にもない空中をぴょんぴょん跳ねて、お城の上の方に飛んで行ったんだ。
お城は途中まで半分に割れてました。それからちょっと穴が空いてるところも。それで右、左、下。3つに分かれてドラゴンおじさんが結界を張ってくれてるって言いました。その時。
『戻ってきたか』
僕達がちょうどお城のてっぺんに着いたときでした。ドラゴン姿のドラゴンおじさんが、僕達の前に飛んできたんだ。それで結界を開いて、僕達を中に入れてくれました。それでそのままとう様達の所に。
壊れてないお部屋に入ったら、バッ!!ってとう様達が僕達を見てきました。
「ラッセル、ダレル、エリアス!!」
かあ様が走って来て、僕達一緒に抱きしめました。それからぎゅって、
「かあさまぁ。いたい」
「みんな無事で良かったわ!!」
かあ様泣いてました。その後とう様も僕達の所に来て、今度はかあ様も一緒にぎゅって。とう様はフルフルちょっと震えてたよ。でもとう様はすぐに僕達から離れて、母様に話を聞かないといけないからって。母様はハンカチで涙を拭いて、それから僕を抱っこして、別訴に座ります。それでにぃに達には隣座りなさいって。それでウルちゃん達が周りに座ったよ。
「それで何があって、シュー様の頭に乗っている者は誰なのですか。何かあるならば、奴らが再び襲ってくる前に片づけてしまわなければ」
『ちょっと、僕は大地の精霊だよ。アスールって言うんだ。ちゃんと挨拶してよ』
そう言ってシューお兄さんの頭の上で暴れるアスール。シューお兄さんが止めろって言って、人の姿に変身して手でしっしってやりました。アスールは今度は人の姿に変身したドラゴンおじさんの頭の上に。それでまたご挨拶って。
『おい、アスール。お前の言葉は人間には伝わっていないんじゃないのか? 昔は話せた者もいたかもしれないが、戻って来るときだって、エリアスしかお前の言葉を理解していなかっただろう』
『あっ、そっか』
「ヱン様、一体?」
「この者は大地の精霊だ。名はアスール。今は挨拶しろと騒いでいたのだ。アスールの言葉を理解できる人間はそうは居ないからな。お前達の中に今アスールが話していたことが分かる者が居るか?」
ドラゴンおじさんがそう言ったら、とう様達みんなビックリしたお顔して、それから首をフルフルって。みんなアスールの言葉分かんないんだって。僕が分かるよって言ったら、またまたビックリなお顔しました。
「エリアス、言葉が分かるのか?」
「父様、エリアスは帰って来るとき、アスールと会う前から声が聞こえたんだ。な、ダレル」
「うん。エリアス話してました。でも僕達は分からなかったの」
「そうか。まぁ、色々聞きたい事はありますが。何故ここに大地に精霊様、アスール様が?」
「ワシも詳しくは分からん。さぁ、アスール話せ。この者達には我がお前の話したことを伝えよう」
『分かったよ。じゃあ最初は』
みんなが椅子やベッドに座って、アスールの話を聞きます。
『最初に、これを止める方法があるかもしれないって事からね』
『よだれでベトベトだよ。もう!』
『仕方がないだろう。大体俺達の横を通り過ぎて行ったお前が悪い』
『だって急いでたんだよ。通り過ぎちゃったのは僕もいけなかったけど、咥えなくてもいいじゃん。僕は大地の精霊だよ』
『精霊だろうが何だろうが、アレが1番掴まえやすかったんだ』
『話の前に、僕はこのベトベトどうにかしたいよ』
『ダメだ。さっさと城にもどるぞ。ムー達を部屋に戻さんとな。家族が心配しているだろう』
アスールがそれ聞いて、僕達の事を見た後、見たままシューお兄さんの頭に体を擦って、体をふき始めました。そしたらシューお兄さんがまた怒って。
『別にいいじゃん。自分のよだれなんだから。。てか、何でシューお兄さんなんて呼ばれてるの? それに何で人と一緒にいるのさ。まぁ、そっちのドラゴンはエンシェントドラゴンの子供だって分かるから良いけど』
アスールのお話聞いて、ラッセルお兄ちゃんとシューお兄さんが、ムーちゃんのお話と、ドラゴンおじさんのお話、それからシューお兄さんがどうして僕達と一緒に居るかお話始めました。でもお話しながら、そのお話してたらお城に着いちゃうって、シューお兄さんブツブツ言ってたよ。
それでお話が終わった時、もうすぐお城に着く所まで帰って来ました。アスールはお話聞いた後、ニヤッて笑いながら僕の目の前に飛んできて、それから僕のことをジロジロ。
『そっか、お前選ばれたのか。それで僕もお前に気づいたんだな。そっか、そっか』
そう言って、またシューお兄さんの頭の上に戻って行きます。
お城の方から大きな音はしませんでした。シューお兄さんが今は誰も戦ってないって。またお休みの時間だって。今のうちにさっさと戻るぞって言って、シューお兄さんがお空を飛びます。飛んでるけど飛んでるの。うんとね、何にもない空中をぴょんぴょん跳ねて、お城の上の方に飛んで行ったんだ。
お城は途中まで半分に割れてました。それからちょっと穴が空いてるところも。それで右、左、下。3つに分かれてドラゴンおじさんが結界を張ってくれてるって言いました。その時。
『戻ってきたか』
僕達がちょうどお城のてっぺんに着いたときでした。ドラゴン姿のドラゴンおじさんが、僕達の前に飛んできたんだ。それで結界を開いて、僕達を中に入れてくれました。それでそのままとう様達の所に。
壊れてないお部屋に入ったら、バッ!!ってとう様達が僕達を見てきました。
「ラッセル、ダレル、エリアス!!」
かあ様が走って来て、僕達一緒に抱きしめました。それからぎゅって、
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「みんな無事で良かったわ!!」
かあ様泣いてました。その後とう様も僕達の所に来て、今度はかあ様も一緒にぎゅって。とう様はフルフルちょっと震えてたよ。でもとう様はすぐに僕達から離れて、母様に話を聞かないといけないからって。母様はハンカチで涙を拭いて、それから僕を抱っこして、別訴に座ります。それでにぃに達には隣座りなさいって。それでウルちゃん達が周りに座ったよ。
「それで何があって、シュー様の頭に乗っている者は誰なのですか。何かあるならば、奴らが再び襲ってくる前に片づけてしまわなければ」
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そう言ってシューお兄さんの頭の上で暴れるアスール。シューお兄さんが止めろって言って、人の姿に変身して手でしっしってやりました。アスールは今度は人の姿に変身したドラゴンおじさんの頭の上に。それでまたご挨拶って。
『おい、アスール。お前の言葉は人間には伝わっていないんじゃないのか? 昔は話せた者もいたかもしれないが、戻って来るときだって、エリアスしかお前の言葉を理解していなかっただろう』
『あっ、そっか』
「ヱン様、一体?」
「この者は大地の精霊だ。名はアスール。今は挨拶しろと騒いでいたのだ。アスールの言葉を理解できる人間はそうは居ないからな。お前達の中に今アスールが話していたことが分かる者が居るか?」
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「父様、エリアスは帰って来るとき、アスールと会う前から声が聞こえたんだ。な、ダレル」
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「ワシも詳しくは分からん。さぁ、アスール話せ。この者達には我がお前の話したことを伝えよう」
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『最初に、これを止める方法があるかもしれないって事からね』
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