エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?

ありぽん

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51みんなお休み

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 かあ様がみんなのお怪我治すお手伝いに行って、僕達はジュース飲んだ後は、シェーラが今静かなうちに、少し寝ておきましょうねって。ずっと爆発の音がしてて、なかなか僕達みんな寝られなかったの。ちょっと寝ると音で起きちゃう。
 だから静かに、みんながお休みしてる間に、僕達もお休みなさい。

 にぃに達とみんなで、1つのベッドに入ります。大きなベッドと、普通のベッドが2つ。僕達はみんな小さいから、大きなベッドにみんな寝れちゃうんだ。
 みんなでベッドにごろってしたら、上からバサアァァァって、シェーラが毛布を掛けてくれます。

「にぃにおやすみなさい。みんなおやすみなさい」

『ぷゆゆゆゆん!!』

『お休みなさい!』

『ガウガア!!』

「お休み!」

「お休みなさい!!」

 僕すぐに寝ちゃいました。

「シュー様、今確認いたしましたが、足りない物がいくつか。今のうちに用意してこなければなりません。ほんの一時こちらを離れてもよろしいでしょうか」

『ああ。ここのことは任せろ。お前達人間が何人も集まって守っているよりも、俺1人で守る方が、お前達の何倍もの力があるからな。心配するな』

「それでは、よろしくお願いいたします」

 う~ん、誰? お話してるの? 静かにだよ。みんな寝てるし、僕も寝てるんだから。

 どのくらい経ったのかな? 僕はしょぼしょぼ目を開けました。周りではみんなが寝てて、窓の方を見たら真っ暗でした。
 それで窓の方を見てたら、誰かが僕の頭をなでなでして。振り返ったら、とう様がベッドに座って、僕の頭をなでなでしてたの。

「とうさま?」

「どうした。起きちゃったか? まだ寝てて良いんだぞ」

 とう様が僕のこと抱っこして、背中をポンポンしてくれます。それで僕はまたお目々が閉じて来て。これ夢かな? だってとう様は、ライオネルと悪い魔獣倒しに行ってるはず。それともお休みしに帰ってきたのかな?

「すぅ、すぅ」

「寝たか。シュー様、子供達を守っていただき、ありがとうございます」

『気にするな。それで…』

 バシ!!

「う~ん…」

 僕は顔に何かが当たって目が覚めました。あれ? さっき僕起きた? それでとう様が居たような? 部屋の中をぐるっと見ます。でも部屋の中にはとう様は居なくて、窓の所にシューお兄さんが座ってるだけでした。
窓の外はちょっと明るくなってて、これはさっき僕が起きたときと違う。もしかしたら夢かもしれないけど。

 僕が起きたのに気づいて、シューお兄さんが僕の所に。シェーラが居なかったから聞いたら、シェーラは今、いろんな物取りに行ってていないんだって。でももうすぐ帰って来るって言いました。
そんなお話してたら、にぃに達が起きて、その後ぷるちゃんが。それからウルちゃんが起きて、それからフラキーが起きたでしょう。最後まで寝てたのはムウちゃんでした。ムウちゃんお腹出してぐわぐわ言いながら寝てました。

 シューお兄さんが寝たいだけ寝かせてやれって。だからムウちゃんは寝たまんま。僕達はソファーの方に。
にぃにが箱の中をごぞごぞ。ジュースの入ってる瓶を出して、それからコップをご用意してくれて、みんなでお目々覚ましのジュースを飲みました。
 
 ジュースを飲みながらにぃにがシューお兄さんとお話。そしたらまだみんなお休みの時間だって。僕達いっぱい寝たとおもってたけど、あんまり寝てなかったのか? 

「あいつが、ムウの父親、そうかお前達はドラゴンおじさんだったな。ドラゴンおじさんや他の魔獣達が頑張ってくれたからな。もう少し休憩かもしれない」

 そんなお話をにぃに達がしてたら、その途中で起きて来たムウちゃん。でもまだ眠いみたい。フラフラしながら僕達の方に来るムウちゃん。でもジュース飲んだら少しシャキってなりました。

 僕はお話が終わるまで待って、その後シューお兄さんに抱っこしてもらって、窓の所につれていってもらいました。窓からすぐ下を見て、ちょっと向こうを見て、それから遠くを見て。

 みんながお休みしてる時じゃないと、窓の所に行けないの。爆発の音が聞こえる時はダメって。今なら良いってシューお兄さんが。
 騎士さん達や冒険者さん達、それから魔獣さん達。あんまり動いてません。みんなお休み中だもんね。

「ドラゴンおじさんは、向こうの方だな。お前の父親は向こう」

 シューお兄さんが、とう様達が居る場所を教えてくれました。あそこでとう様達お休みしてるんだね。お怪我してないかな? かあ様にちゃんと直してもらってね。それから他の治してくれる人に、治してもらってね。

 僕はみんなお休みしてる最中だから、静かに応援です。僕が大きなお声出しても、下のいる人達には聞こえないから、大きなお声で応援しても良いぞ、って言われたけど、でも、もしかしたら聞こえちゃうかもしれないし。やっぱり静かに応援の方が良いよ。

 僕が小さなお声で応援してたら、にぃにやみんなも窓の所に。それで僕のまねして、みんなが小さなお声で応援だよ。

『…た! だ…こ…だ』

 ん? 今誰かのお声聞こえた? 
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