エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?

ありぽん

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49大きな音とお城のガタガタ

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「とうさま、かあさま、おやすみなさい」

「おやすみなさい!!」

「おやすみなさい」

 にぃに達と一緒にみんなでとう様達に、おやすみなさいのご挨拶です。僕達がおやすみなさいするときに、とう様がお仕事のお休みに来たの。寝る前にとう様に会えて僕とっても嬉しかったです。
みんなでベッドに入って。僕達が寝るまで、とう様もかあ様も一緒に居てくれるって。ニコニコの僕。なかなか寝られませんでした。

 すぅすぅ。クゥクゥ。むにゃむにゃ。

 ドガガガガガガガっ!!

「わわ!? 何?」

「うう?」

「ふわわわ!?」

 とっても大きな音がして、それからお城がとっても揺れて、僕目が覚めました。ぷるちゃん達も起きて来て僕の側に。ムウちゃんがちょっとプルプル。にぃに達がムウちゃんのお手々引っ張って、ベッドの上に乗せてくれて、ムウちゃんもすぐに僕の側に来ました。

 お部屋の中見たら、とう様もかあ様も、シェーラも誰も居ません。それでにぃにが隣のお部屋かもって、呼びに行こうとしたら、窓からドラゴンおじさんとシューお兄さんが入って来ました。それからすぐにとう様とかあ様達もお部屋に入って来て。

 みんなバタバタ。かあ様とシェーラはラッセルにぃにに、お洋服着替えてって、それから靴を履いてって、それからダレルにぃにと僕のお着替えします。お着替えが終わって、僕もお靴履いて。
 
 次はお部屋の真ん中。ソファーの所に行きます。ライオネルがカバンをソファーの近くに置いて、簿のカバンの中ににぃにや僕達のカバンもありました。僕のウルちゃんの形したカバン。首に紐引っ掻けるの。お菓子とお船と馬車のおもちゃが入ってるんだ。

 僕達はソファーに座って。とう様達はまだお部屋の中をバタバタです。ドラゴンおじさん達は窓からお外ずっと見てます。それでとう様がバタバタしながら、ドラゴンおじさん達とお話したの。

「どんな感じだ」

『私の考えていた通り、という感じか。結界は完璧に作動している』

「そうか。ライオネルどうだ!」

「準備完了です!」

「よし。ヱン様」

『では、そろそろ我も行くか。と、その前に』

 ドラゴンおじさんが僕達の前に来ます。それでお約束守って、今いるお部屋で静かにしてるんだぞって。それから時々応援してくれって言いました。

『我は悪い魔獣達を倒しに行ってくるからな』

「うん!!」

『ぷゆゆゆん!!』

『ガウガウア!!』

『うん、お約束。お部屋から出ないし、応援頑張る』

『よし!』

 ドラゴンおじさんが僕達のこと抱きしめて、それから窓の方に戻って窓からぴょん!! それでドラゴンに変身して飛んで行っちゃいました。

 ドラゴンおじさんが行っちゃって、次はとう様が僕達の所に来てくれました。

「なるべく早くお戻って来れるようにするからな。母様の言う事良く聞くんだぞ。ラッセル、ダレル、エリアス達のこと頼むぞ」

「大丈夫! 俺お兄ちゃんだもん!!」

「僕も!!」

 とう様がニコッて笑って、ドラゴンおじさんみたいにギュって抱きしめてくれました。それからかあ様のこともギュってして、ライオネルと一緒にお部屋から出て行きます。僕はかあ様のお手々握ってとう様にバイバしました。

 ドガアァァァァァァンっ!!

 とう様達がお部屋から出て行って、また大きな音がして、お城がガタガタ。みんなでギュって固まります。かあ様とシェーラ、シューお兄さんは窓の所でお話です。にぃにがかあ様達のお話聞いてて、悪い魔獣があの大きな音させてるって。お城のガタガタも。

とう様もドラゴンおじさんも、悪い魔獣をやっつけに行って、ライオネルもみんな強いから、絶対に悪い魔獣やっつけてくれるけど、でもちょっと怖いなぁ。そう思ったらフラキーが、お外に居る僕達に会いに来てくれた魔獣達もとっても強いから、みんなで一緒に戦ったら、きっと早く悪い魔獣居なくなるよって。

 そっか、お外にはドラゴンさん達もたくさんいるもんね。きっとすぐにやっつけちゃうよね。そうだ! 

「おうえん!!」

『ぷゆゆん!!』

『ガウガァ!!』

『うん! 応援しよう!』

 かあ様がソファーから動かないでって言ったから、ソファーに座ったままとう様たちと、ドラゴンおじさんのこと応援です。早くやっつけて、早く帰って来て!

      *********

「ふぅ。やっと外にでられた」

 僕は周りを見渡して、今どこに居るのか確認したよ。

 はあ、全然知らない場所だよ。どれくらい移動して来ちゃったのかな。まったく、人間が昔埋めたもののせいで、ひどい目にあったよ、埋めたものっていうか、書いたものっていうか。まさか発動させられるなんて。

 あ~あ、中に居るうちにかなり力が付いちゃった。これ、今の僕じゃ止められないや。どうしようかな? このままだとこいつらがすべてを支配しちゃうし。でもどうにもできないし。

 あれ? この感覚、こう攻撃。ここってあの森じゃないよね、何でここに居るのかな? それに…。向こうの方から流れてくるのって、もしかして。え? え? どういう事? 
 もう、僕が閉じこめられてるうちに、何がどうしたの? でもこれなら、ここのことは任せて、僕は向こうに行って、上手くいけば止められるかも。

良し! 急いでいかなくちゃ。でも焦って見つかるのはダメ。今度は逃げられると思うけど、また閉じこめられちゃうかもしれないから、そっと急いでここから離れなくちゃ。そっと、そっと…。
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