エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?

ありぽん

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37お約束、それからドラゴンおじさん行ってらっしゃい!

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「おじさん、おはなしと、おでかけぇ~?」

「ああ、そうだ。話し合いと、それからすぐ戻ってく来るが、良いか皆仲良く遊んでいるのだぞ。母の言う事を良く聞くのだ。それから我と1つ約束をするぞ。守れたら、後で良いものをやろう」

「良いもの?」

『ぷゆゆゆん?』

『何かなぁ?』 

『ガウガア?』

『うん、楽しい物か、美味しいものが良いね!』

 ドラゴンおじさんはとっても大忙し。さっきまでも忙しかったけど、これからもまだまだ忙しいの。

 ます、これからお話し合い。さっきたくさんお空を飛ぶ魔獣さん達が、たくさん飛んで来たでしょう。今度は飛べない魔獣さん達がいっぱいこの街に来るんだって。その魔獣さん達とお話し合いなんだって。それでもしかしたら、飛べる魔獣さん達みたいに、お城に来るかもしれないの。
 もしお城に入れなかったら、おじさんが街のお隣りに結界を張ってくれて、その結界の方に行くんだって。

 それでそのお話し合いが終わったら、次はどこかにお出かけなんだって。でもすぐに帰って来るって言いました。
 そんなに遠い所に行かないし、おじさんはドラゴンおじさんで、ビュッ!! って飛んで行っちゃうから、すぐに帰って来れるみたいです。おじさんとっても大きくてとっても強いドラゴンだもんね。

 それでおじさんとお約束。おじさんの居ないときに、お外に出て魔獣さんと遊ばない事。もうたくさんの魔獣さんが居るでしょう。これからもっと増えて、僕達と遊びたいって、一緒に居たいって、フラワーバードさんみたいに僕達のお側に来る魔獣さんが居るかもって。

 でも、今はみんなとっても忙しくて、僕達だけで遊びに行っちゃうと、みんなのお邪魔になっちゃうから、おじさんが帰って来て、おじさんが良いよって言うまで、お外には出ない事。
 
 それから、お城まで来た魔獣さん達は、今悪い魔獣さんに追いかけられて、ここに逃げてきたんだって。おじさんの居ないときに、僕達がお外で魔獣さん達と遊んでたら、もし悪い魔獣さん達が来たら、みんなお怪我しちゃうかもしれないの。
 だからおじさんが帰って来るまで、お外に出ちゃダメなんだ。

「わるいまじゅうさん、こわいねぇ」

『プユユユン』

『うん、お怪我やだもんね』

『ガウガウガ』

『ムーちゃん、まだ魔法上手にできないもんね。僕もできないもん』

「だから外に出てはいかんのだ。良いな。この部屋で大人しくしているのだぞ」

 ドラゴンおじさんが窓から出て行こうとします。かあ様がおじさんにお願いしますって。かあ様とっても心配そうなお顔してるの。大丈夫だよかあ様、かあ様は僕がお守りするもん! 
 とう様がいつもにぃにと僕に言ってたもんね。とう様が居ないときはかあ様のことは僕達が守るんだぞって。今とう様は居ないから、僕とにぃにがかあ様のことお守りするよ!

「ここを頼むぞ」

「はい」

 ぴょんって窓からお外に出るドラゴンおじさん。僕達はすぐに窓に駆け寄ります。ラッセルお兄ちゃんが、僕を抱っこしてくれて、ムーちゃんの頭の上にぷるちゃんとウルちゃんが乗っかります。ムーちゃんは、すれすれでお窓からお外見えるの。背伸びしてお目々だけ窓の下の所から出てます。

 僕達が窓に近づいたら、お外がパアァァァって明るくなって、ブワァァァッ!! 大きな大きなドラゴンおじさんが、お空に向って飛んでいきます。

『ガウガァッ!!』

『うん、早く帰ってきてね!』

『ぷゆゆん!!』

『行ってらっしゃいって!』

「ぼくも! いってらっしゃ!!」

 みんなで行ってらっしゃいとバイバイしたら、ドラゴンおじさんが止まって、少しだけ僕達のこと見たあと、バサアァァァ!! 街の壁の入口の方に飛んで行きました。

「さぁ、窓を閉めて、静かにお部屋の中で遊んでましょうね」

 シェーラが窓を閉めます。僕達は僕達が床で遊べるように敷いてある、カーペットの方に行きます。僕達が座ったら、かあ様とシェーラはテーブルの方に行って、2人でお話始めました。
 僕はおもちゃ箱の中をゴソゴソ。フラワーバードさんがなぁにって。

「このはこのなかに、たくさんおもちゃはいってるの!」

『おもちゃ?』

『遊ぶものだよ!』

『僕はいつも木の実を小さい葉っぱにぶつけたり、木に穴開けて模様描いたりしてたよ』

 僕お話聞きながらハッてしました。フラワーバードさん、いつもフラワーバードさんって呼んでたら、何かちょっと大変。フラワーバードさんにお名前考えても良いか聞いてみよう!!

「あのぉ、フラワーバードさん、おなまえながいのたいへん。だから、フラワーバードさんじゃなくて、ぷるちゃんとかウルちゃんとか、ムーちゃんみたいに、おなまえいいですか?」

「あれ? お兄ちゃん、お名前つけて良い?」

「う~ん。確かとう様ダメって言ってた。でも仲良くなったら良いって。魔法使わないで名前考えるのは良かったはず」

「なら大丈夫。エリアスまだ魔法使えないもんね」

 僕がお名前の事言ったら、フラワーバードさん考えるからちょっと待ってって。もしフラワーバードさんが良いよって言ったら、みんなで一緒に考えよう!
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