エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?

ありぽん

文字の大きさ
上 下
29 / 72

27ドラゴンおじさんの、お城での初めてのお勉強

しおりを挟む
 ギムルが大きなお皿に、パンケーキをお山みたいに乗せて、それからそのお皿をテーブルの上にドンって乗っけました。とってもいい匂い。ん? ギムルあんなにパンケーキ焼いてた? 僕達のドラゴンさんパンケーキ、今焼いてるから待ってろって。

 パーシバルおじちゃんとウィリスさんがパンケーキを3枚ずつ持って、窓の方に歩いていきます。僕はとう様にいろいろ聞きたかったけど、パンケーキも気になって、パーシバルおじちゃんの方に走りました。パーシバルおじちゃん達が何するか見てから、とう様にお話聞こう!
 
だっておじちゃん達お皿に乗っけないで、手でつかんで持って行ったんだよ。かあ様は僕がそんなことしたらとっても怒るのに、おじちゃん達怒らないんだもん。それに何で窓の方に行くの?

「おい!」

 パーシバルおじちゃんがそう言ったら、窓からヘッドとマクマスターがこっち見てきました。

「エリアスがあげるか?」

 ライオネルが僕のこと抱っこしてくれて、それからパーシバルおじちゃんが僕にパンケーキくれました。僕はそっとお手々出して、ヘッドがパンケーキ咥えます。
それで僕がパンケーキからお手々離したら、ひょいって高く上に飛ばして、ちゃんとお口の中にパンケーキを入れました。

今度はウィリスさんがパンケーキくれて、さっきみたいにマクマスターにあげます。マクマスターはヘッドみたいにパンケーキを上に飛ばした後、もう落ちてきたパンケーキをしっぽでもう1回飛ばして、ぱくって食べました。
僕もぷるちゃん達もみんなで拍手です。

 ヘッドもマクマスターも全部飛ばして食べてくれて、僕達最後にもう1回たくさん拍手しました。
 ギムルがどんどん焼くから、後でドラゴンさんのお家にいるドラゴンさん達にもあげに行けって。パンケーキが焼けるまでにとう様とお話しなくちゃ。

 僕はライオネルに下ろしてもらって、とう様の方に走っていきます。
「とうさま、ムーちゃんおべんきょ?」

「ああ、そうだぞ。ムーはここでお勉強するんだ」

「ずっとぉ? ぼくたちおとまり?」

 だってお勉強はとっても大変。にぃにのお勉強の時間、いつもたくさんだもん。

「そうだな少しお泊りして、それから屋敷に帰ったらまたお勉強だな」

 これから僕達お城に15回くらいお泊りするんだって。僕とぷるちゃん達もみ~んな。よかったぁ。だっていつもお城に来たときは、少ししかお泊りしません。3回お泊りすると帰っちゃうの。
 お勉強ってたくさんでしょう? だからムーちゃんだけお泊りかと思って僕ビックリしちゃっいました。だってムーちゃんとバイバイやだもん。

 でもとう様とライオネルは先にお家帰っちゃうんだって。とう様はお勉強じゃなくてお仕事がいっぱい。ライオネルはとう様のお仕事見てるのがお仕事。だからとう様たちは先に帰って、僕達が帰る少し前にまたお城に来ます。
僕それ聞いてちょっとう~んです。とう様帰っちゃうって。僕とう様と一緒に居たいのに。でもムーちゃんとも居たいし。

 みんなでおやつ食べた後、とう様たちは明日からのことお話し合いです。とう様たちがお話し合いしてる間に、僕達はドラゴンおじさんにお願いします。お花また咲かせてって。でおそれ聞いたかあ様がダメって言いました。

『ガウガァ!』

「ん? そうか? エリアス、ヘッドとマクマスターがドラゴンおじさんに花の咲かせ方教えてくれるらしい。外に行ってこい」

 ドラゴンおじさんはお花な咲かせられるのに、ヘッド達に教えてもらうの? 僕が考えてたらパーシバルおじちゃんが、ドラゴンおじさんのお城での初めてのお勉強だって。
 僕達がお外に出て行ったら、マクマスターが空けちゃった穴の所に立ってました。

『ガウガウ、ガァ』

『ふむ、そうなのか? エリアスの母はよく怒るからな。それをして怒られないようになるのら良いか』

「なにおはなししてるのぉ?」

「ああ、これから魔法を小さく使う方法を教えてくれるらしい」

 おじさんがマクマスターの前に立ちました。マクマスターがお手々動かして何かお話してます。それからおしっぽ使ったり、ちょっとジャンプしたりそれで魔法が小さくなるのかな?

「そこまで小さくせねばならんのか。これくらいか?」

 ドラゴンおじさんがお手々あげて、手の所に光りの玉作りました。さっきドラゴンおじさんがお花咲かせた時よりも小さいです。でもマクマスターとヘッドは首をこてんってし、あした。違うみたいです。

「もう少し大きくても大丈夫ということか?」

 光りの玉が少し大きくなりました。そしたらマクマスター達が、ブンブンお顔振ります。

「違うのか。でもお前達の言うように、我の体よりははみ出ていないぞ。とりあえず消すのももったいないからな。この魔力は放ってしまおう」

 ドラゴンおじさんが光りの玉を投げました。マクマスター達が、あ~あってお顔してます。

 ぽん、ポン、ポンポンポンっ!! すぐにお花は元通りです。うん、これでいつでもお花食べられるね。

「どうだ? 先程より好きなく咲かせられただろう?」

 ドラゴンおじさんがそう言ったとき、かあ様が怒りながらお外に出てきました。
しおりを挟む
感想 72

あなたにおすすめの小説

【完結】平民聖女の愛と夢

ここ
ファンタジー
ソフィは小さな村で暮らしていた。特技は治癒魔法。ところが、村人のマークの命を救えなかったことにより、村全体から、無視されるようになった。食料もない、お金もない、ソフィは仕方なく旅立った。冒険の旅に。

コストカットだ!と追放された王宮道化師は、無数のスキルで冒険者として成り上がる。

あけちともあき
ファンタジー
「宮廷道化師オーギュスト、お前はクビだ」  長い間、マールイ王国に仕え、平和を維持するために尽力してきた道化師オーギュスト。  だが、彼はその活躍を妬んだ大臣ガルフスの陰謀によって職を解かれ、追放されてしまう。  困ったオーギュストは、手っ取り早く金を手に入れて生活を安定させるべく、冒険者になろうとする。  長い道化師生活で身につけた、数々の技術系スキル、知識系スキル、そしてコネクション。  それはどんな難関も突破し、どんな謎も明らかにする。  その活躍は、まさに万能!  死神と呼ばれた凄腕の女戦士を相棒に、オーギュストはあっという間に、冒険者たちの中から頭角を現し、成り上がっていく。  一方、国の要であったオーギュストを失ったマールイ王国。  大臣一派は次々と問題を起こし、あるいは起こる事態に対応ができない。  その方法も、人脈も、全てオーギュストが担当していたのだ。  かくしてマールイ王国は傾き、転げ落ちていく。 目次 連載中 全21話 2021年2月17日 23:39 更新

【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~

綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
 婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!  ――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。 「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」  すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。  婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。  最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。 【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ ※2022/05/10  「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過 ※2022/02/14  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2022/02/13  小説家になろう ハイファンタジー日間59位 ※2022/02/12  完結 ※2021/10/18  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2021/10/19  アルファポリス、HOT 4位 ※2021/10/21  小説家になろう ハイファンタジー日間 17位

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

野草から始まる異世界スローライフ

深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。 私ーーエルバはスクスク育ち。 ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。 (このスキル使える)   エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。 エブリスタ様にて掲載中です。 表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。 プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。 物語は変わっておりません。 一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。 よろしくお願いします。

聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!

ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません? せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」 不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。 実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。 あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね? なのに周りの反応は正反対! なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。 勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?

寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。

にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。 父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。 恋に浮かれて、剣を捨た。 コールと結婚をして初夜を迎えた。 リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。 ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。 結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。 混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。 もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと…… お読みいただき、ありがとうございます。 エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。 それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。

転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~

柴ちゃん
ファンタジー
突然、神様に転生する?と、聞かれた私が異世界でほのぼのすごす予定だった物語。 想像と、違ったんだけど?神様! 寿命で亡くなった長島深雪は、神様のサーヤにより、異世界に行く事になった。 神様がくれた、フェンリルのスズナとともに、異世界で妖精と契約をしたり、王子に保護されたりしています。そんななか、誘拐されるなどの危険があったりもしますが、大変なことも多いなか学校にも行き始めました❗ もふもふキュートな仲間も増え、毎日楽しく過ごしてます。 とにかくのんびりほのぼのを目指して頑張ります❗ いくぞ、「【【オー❗】】」 誤字脱字がある場合は教えてもらえるとありがたいです。 「~紹介」は、更新中ですので、たまに確認してみてください。 コメントをくれた方にはお返事します。 こんな内容をいれて欲しいなどのコメントでもOKです。 2日に1回更新しています。(予定によって変更あり) 小説家になろうの方にもこの作品を投稿しています。進みはこちらの方がはやめです。 少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_

処理中です...