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22ギムルおじさん
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『最近あの森の力が弱っている』
『そのようで』
『奴がいなくなったという噂も』
『あの森を我らの森にできれば、人間達の村や街を襲うのに、ちょうど良い場所を手に入れることができる。武器を集め準備をしろ。あのバカ共も集め、準備ができたら動くぞ』
『『『はっ!!』』』
*********
「良く来たな。ヴィック様はどうしたんだ。それにグロリア様も。ん? そういえば陛下の姿が見えないが」
「ちょっといろいろありまして」
にぃにもライオネルもおじさんの事知ってるみたい。僕はこのお家に入ったので初めてだから、おじさんに会うの初めてです。
「ギルム、こちらはエリアス様です」
「おう、三男のエリアス坊ちゃんだな。初めましてだな坊ちゃん」
「ギルム、いつも言っていますが、挨拶くらいちゃんとしてください。いくら旦那様方が許しているとはいえ、挨拶は別です」
「良いじゃね~か。良いって言ってるんだから」
ライオネルがため息ついて、おじさんはガハハハハッて笑います。
僕もぷるちゃん達もじぃ~。何かくまさんみたいなおじさんだねって、小さなお声でこそこそお話します。
「俺の名前はギムルだ。ここでドラゴン騎士達の飯を作ってる。よろしくな坊ちゃん!」
名前はギムルでした。騎士さん達にご飯を作る料理人さん。くまさん料理人さんだね。だって体がとっても大きくて、髪の毛の色が茶色でブワって広がってます。
それから僕のお家の料理人さんも、お城の中にいる料理人さんも、綺麗な白いお洋服着てご飯作るけど、ギムルが着てるのは茶色いお洋服で、何かとっても汚れてるの。お料理作るときソースとか飛んじゃって汚れちゃうのかな? バシャバシャって。
「どうだ? パンケーキでも焼いてやろうか?」
「パンケーキ! うん!」
「エリアス挨拶は?」
ラッセルにぃにがご挨拶って。そうだまだご挨拶してない。おじさんのこと見ててご挨拶するの忘れてました。急いでみんなでご挨拶です。
ギムルはムーちゃん見ても全然驚かないし、ワァワァ騒ぎません。だってムーちゃん初めて見る人みんな騒ぐんだよ。
ご挨拶したらギムルが台を触って、そしたら台の半分が僕達の方に動いて、動いた所からギムルが出てきました。僕達ビックリ、出てきた所から向こう見たら、向こうは料理作る所でした。
ん? ここは料理作るお部屋なの? だってご飯作る所と、食べるお部屋は別でしょう? 僕のお家もお城もそう。でも、このお部屋にはテーブルもお椅子もあります。
僕がライオネルにそう言ったら、このお部屋は両方なんだって。こういうお家もあるって教えてくれました。
ふうん? 街でご飯食べるときのお店みたい。お店は作る所も食べる所も同じお部屋だもんね。 お家なのに変なのぉ。
ギムルがムーちゃんにドラゴンさんご挨拶して、ムーちゃんもガウガウ行ってご挨拶。ご挨拶が終わったら、ギムルが僕達みんなのお頭をぽんってして、台の後ろに戻って行きました。
ギムルがパンケーキ作ってくれてる間、ライオネルがお椅子を窓の所に持ってきてくれて、僕達はそれに乗って窓からお外見ます。かあ様達が何してるか確認。まだ怒ってるかな?
窓からお顔出したら、ちょっと向こうの方にかあ様達が見えました。あっ、ドラゴンおじさん、小さいドラゴンおじさんになってる。それにかあ様まだ怒ってるみたいです。お手々を上にあげたり、今度は下に下ろして横に伸ばしたり、その後ろでとう様や王様じぃじ達が静かに立ってました。
お隣の窓から外見てたダレルにぃにが横見てって言ったから横見たら、ドラゴンさん達がいる小屋の中から、お外見てるドラゴンさん達のお顔がたくさん見えました。それから何かとっても心配そうなお顔してます。向こうのドラゴンさんは怖がってるお顔。
にぃにがドラゴンさん達は窓からお顔出しちゃってるから、きっとかあ様の怒ってる声聞いて怖がってるんだよって。
みんな、かあ様が怒った時のお顔覚えててね。すぐに逃げないとダメだからね。
「できたぞ!」
ギムルのお声がして、僕達お椅子から下ります。テーブルの所に戻って今度はお椅子に座って、ライオネルがお皿を運んでくれます。
「ふわ!? ドラゴンさん!!」
パンケーキの形が丸じゃなくてドラゴンさんのお顔でした。お目々がついてて、お口があって、可愛いドラゴンさんのお顔。ムーちゃんみたいです。ムーちゃんドラゴンさんパンケーキ見てとっても喜んでお羽をバタバタ。それからおしっぽもブンブン。
僕の座ってたお椅子におしっぽがバシバシぶつかります。
「お、おおお!?」
急にお椅子がガクンって、僕斜めになってお椅子から落ちそうになっちゃって、すぐにライオネルが僕のこと抱っこして、お椅子から落ちないようにしてくれました。
お椅子を見たら、足がバキって折れちゃってました。ムーちゃんがバシバシおしっぽ当てたから折れちゃったの。
ライオネルがムーちゃんのこと怒ります。ムーちゃんしょんぼりして僕にごめんなさいしました。それから騎士さんにも。
ムーちゃんはしっぽで攻撃するの上手です。ドラゴンおじさんのカッコいいキックも練習してるけど、たまに後ろに転がっちゃいます。
「怪我がなくて良かった。今度からもう少し静かにしっぽ振ってくれますか?」
『ぎゃうぅぅぅ…』
騎士さんがごめんなさいしたからもう良いって。僕は新しいお椅子に座って、ムーちゃんも今度は静かにお皿の前に座ります。
まだホカホカのパンケーキ、ムーちゃん早く食べよう。僕も怒ってないよ。
ハチミツソースを上からすぅって、ライオネルがかけてくれます。僕がかけるといつも違う所にもかけちゃうから。お皿のお外とか。
「いただきます!」
『ぷるるるん!!』
『いただきます!!』
『ギャウギャ!!』
モグモグ、モグモグ。ふふふ。ふわふわでとっても上手美味しい! ムーちゃんはふた口で食べちゃったんだよ。
それ見てギムルがまた焼いてくれるって。僕は1枚でお腹いっぱい。でもムーちゃんはたくさん食べるから良かったね。
ムーちゃんが10枚目のパンケーキを食べてる時、お部屋にかあ様達が入ってきました。かあ様のお顔確認! ちょっと怒ったお顔してたかあ様、僕達のこと見たらにっこりお顔に戻りました。
1番最後にドラゴンおじさんが入ってきて、今のドラゴンおじさんの大きさはムーちゃんよりちょっと大きいくらいです。とっても小さくなっちゃってました。
ギムルがドラゴンおじさん見てそれから王様じぃじのこと見ます。王様じぃじが頷いて、さっきみたいにギムルが台を動かして、ドラゴンおじさんの方に歩いて行ってご挨拶します。
「はじめましてギムルと申します。よろしくお願いいたします」
おお! ギムルなんかさっきと違います。今度はしっかりって感じ。僕のお隣にいたライオネルが、いつもそうしていなければって言いました。
『ああ…』
ドラゴンおじさんしょんぼりでガックリ。ギムルがまた王様じぃじの方を見ました。
『ん?』
ドラゴンおじさんがムーちゃんが食べてたパンケーキを見ます。それでムーちゃんからパンケーキ取ろうとしたんだよ。僕達みんなでムーちゃんのパンケーキ守ります。
「ダメよ! コレはムーちゃんの!」
『ぷゆっ!!』
『そうだよ! ダメだよ!!』
『ギャウギャウッ!!』
『頼む、それを父にくれ。どうにも甘いものが食べたいのだ!』
「エン様! 子供達のおやつを取るなんて、何を考えているのですか!」
あっ、またかあ様怖い顔してる。逃げたいけど、今はムーちゃんのパンケーキ守らなくちゃ。
そっとドラゴンおじさんがかあ様の方見ます。そのあとずっとかあ様とドラゴおじさんケンカしてました。とう様がギムルにドラゴンおじさんにパンケーキ焼いてくれってお願いして、ギムルは変なお顔したまま、お料理作る所に戻っていきます。
ムーちゃんが急いでパンケーキ食べて、僕はとう様にドラゴンさん達と遊んできて良いか聞きました。もう大切なお話し合い終わった?
「ああ、遊んできて良いぞ。だが、いつも家で遊んでいる時と同じように遊ぶんだぞ。さっきみたいに、お花食べたりはもうするな。ラッセル、ダレルとユーキ達をまた見ててくれ」
わあぁぁぁぁぁぁ!! みんなでお外に走ります。
「ライオネル、お前もついて行ってくれ。そして不味いと思ったらすぐに止めて」
「はい」
『そのようで』
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『あの森を我らの森にできれば、人間達の村や街を襲うのに、ちょうど良い場所を手に入れることができる。武器を集め準備をしろ。あのバカ共も集め、準備ができたら動くぞ』
『『『はっ!!』』』
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「良く来たな。ヴィック様はどうしたんだ。それにグロリア様も。ん? そういえば陛下の姿が見えないが」
「ちょっといろいろありまして」
にぃにもライオネルもおじさんの事知ってるみたい。僕はこのお家に入ったので初めてだから、おじさんに会うの初めてです。
「ギルム、こちらはエリアス様です」
「おう、三男のエリアス坊ちゃんだな。初めましてだな坊ちゃん」
「ギルム、いつも言っていますが、挨拶くらいちゃんとしてください。いくら旦那様方が許しているとはいえ、挨拶は別です」
「良いじゃね~か。良いって言ってるんだから」
ライオネルがため息ついて、おじさんはガハハハハッて笑います。
僕もぷるちゃん達もじぃ~。何かくまさんみたいなおじさんだねって、小さなお声でこそこそお話します。
「俺の名前はギムルだ。ここでドラゴン騎士達の飯を作ってる。よろしくな坊ちゃん!」
名前はギムルでした。騎士さん達にご飯を作る料理人さん。くまさん料理人さんだね。だって体がとっても大きくて、髪の毛の色が茶色でブワって広がってます。
それから僕のお家の料理人さんも、お城の中にいる料理人さんも、綺麗な白いお洋服着てご飯作るけど、ギムルが着てるのは茶色いお洋服で、何かとっても汚れてるの。お料理作るときソースとか飛んじゃって汚れちゃうのかな? バシャバシャって。
「どうだ? パンケーキでも焼いてやろうか?」
「パンケーキ! うん!」
「エリアス挨拶は?」
ラッセルにぃにがご挨拶って。そうだまだご挨拶してない。おじさんのこと見ててご挨拶するの忘れてました。急いでみんなでご挨拶です。
ギムルはムーちゃん見ても全然驚かないし、ワァワァ騒ぎません。だってムーちゃん初めて見る人みんな騒ぐんだよ。
ご挨拶したらギムルが台を触って、そしたら台の半分が僕達の方に動いて、動いた所からギムルが出てきました。僕達ビックリ、出てきた所から向こう見たら、向こうは料理作る所でした。
ん? ここは料理作るお部屋なの? だってご飯作る所と、食べるお部屋は別でしょう? 僕のお家もお城もそう。でも、このお部屋にはテーブルもお椅子もあります。
僕がライオネルにそう言ったら、このお部屋は両方なんだって。こういうお家もあるって教えてくれました。
ふうん? 街でご飯食べるときのお店みたい。お店は作る所も食べる所も同じお部屋だもんね。 お家なのに変なのぉ。
ギムルがムーちゃんにドラゴンさんご挨拶して、ムーちゃんもガウガウ行ってご挨拶。ご挨拶が終わったら、ギムルが僕達みんなのお頭をぽんってして、台の後ろに戻って行きました。
ギムルがパンケーキ作ってくれてる間、ライオネルがお椅子を窓の所に持ってきてくれて、僕達はそれに乗って窓からお外見ます。かあ様達が何してるか確認。まだ怒ってるかな?
窓からお顔出したら、ちょっと向こうの方にかあ様達が見えました。あっ、ドラゴンおじさん、小さいドラゴンおじさんになってる。それにかあ様まだ怒ってるみたいです。お手々を上にあげたり、今度は下に下ろして横に伸ばしたり、その後ろでとう様や王様じぃじ達が静かに立ってました。
お隣の窓から外見てたダレルにぃにが横見てって言ったから横見たら、ドラゴンさん達がいる小屋の中から、お外見てるドラゴンさん達のお顔がたくさん見えました。それから何かとっても心配そうなお顔してます。向こうのドラゴンさんは怖がってるお顔。
にぃにがドラゴンさん達は窓からお顔出しちゃってるから、きっとかあ様の怒ってる声聞いて怖がってるんだよって。
みんな、かあ様が怒った時のお顔覚えててね。すぐに逃げないとダメだからね。
「できたぞ!」
ギムルのお声がして、僕達お椅子から下ります。テーブルの所に戻って今度はお椅子に座って、ライオネルがお皿を運んでくれます。
「ふわ!? ドラゴンさん!!」
パンケーキの形が丸じゃなくてドラゴンさんのお顔でした。お目々がついてて、お口があって、可愛いドラゴンさんのお顔。ムーちゃんみたいです。ムーちゃんドラゴンさんパンケーキ見てとっても喜んでお羽をバタバタ。それからおしっぽもブンブン。
僕の座ってたお椅子におしっぽがバシバシぶつかります。
「お、おおお!?」
急にお椅子がガクンって、僕斜めになってお椅子から落ちそうになっちゃって、すぐにライオネルが僕のこと抱っこして、お椅子から落ちないようにしてくれました。
お椅子を見たら、足がバキって折れちゃってました。ムーちゃんがバシバシおしっぽ当てたから折れちゃったの。
ライオネルがムーちゃんのこと怒ります。ムーちゃんしょんぼりして僕にごめんなさいしました。それから騎士さんにも。
ムーちゃんはしっぽで攻撃するの上手です。ドラゴンおじさんのカッコいいキックも練習してるけど、たまに後ろに転がっちゃいます。
「怪我がなくて良かった。今度からもう少し静かにしっぽ振ってくれますか?」
『ぎゃうぅぅぅ…』
騎士さんがごめんなさいしたからもう良いって。僕は新しいお椅子に座って、ムーちゃんも今度は静かにお皿の前に座ります。
まだホカホカのパンケーキ、ムーちゃん早く食べよう。僕も怒ってないよ。
ハチミツソースを上からすぅって、ライオネルがかけてくれます。僕がかけるといつも違う所にもかけちゃうから。お皿のお外とか。
「いただきます!」
『ぷるるるん!!』
『いただきます!!』
『ギャウギャ!!』
モグモグ、モグモグ。ふふふ。ふわふわでとっても上手美味しい! ムーちゃんはふた口で食べちゃったんだよ。
それ見てギムルがまた焼いてくれるって。僕は1枚でお腹いっぱい。でもムーちゃんはたくさん食べるから良かったね。
ムーちゃんが10枚目のパンケーキを食べてる時、お部屋にかあ様達が入ってきました。かあ様のお顔確認! ちょっと怒ったお顔してたかあ様、僕達のこと見たらにっこりお顔に戻りました。
1番最後にドラゴンおじさんが入ってきて、今のドラゴンおじさんの大きさはムーちゃんよりちょっと大きいくらいです。とっても小さくなっちゃってました。
ギムルがドラゴンおじさん見てそれから王様じぃじのこと見ます。王様じぃじが頷いて、さっきみたいにギムルが台を動かして、ドラゴンおじさんの方に歩いて行ってご挨拶します。
「はじめましてギムルと申します。よろしくお願いいたします」
おお! ギムルなんかさっきと違います。今度はしっかりって感じ。僕のお隣にいたライオネルが、いつもそうしていなければって言いました。
『ああ…』
ドラゴンおじさんしょんぼりでガックリ。ギムルがまた王様じぃじの方を見ました。
『ん?』
ドラゴンおじさんがムーちゃんが食べてたパンケーキを見ます。それでムーちゃんからパンケーキ取ろうとしたんだよ。僕達みんなでムーちゃんのパンケーキ守ります。
「ダメよ! コレはムーちゃんの!」
『ぷゆっ!!』
『そうだよ! ダメだよ!!』
『ギャウギャウッ!!』
『頼む、それを父にくれ。どうにも甘いものが食べたいのだ!』
「エン様! 子供達のおやつを取るなんて、何を考えているのですか!」
あっ、またかあ様怖い顔してる。逃げたいけど、今はムーちゃんのパンケーキ守らなくちゃ。
そっとドラゴンおじさんがかあ様の方見ます。そのあとずっとかあ様とドラゴおじさんケンカしてました。とう様がギムルにドラゴンおじさんにパンケーキ焼いてくれってお願いして、ギムルは変なお顔したまま、お料理作る所に戻っていきます。
ムーちゃんが急いでパンケーキ食べて、僕はとう様にドラゴンさん達と遊んできて良いか聞きました。もう大切なお話し合い終わった?
「ああ、遊んできて良いぞ。だが、いつも家で遊んでいる時と同じように遊ぶんだぞ。さっきみたいに、お花食べたりはもうするな。ラッセル、ダレルとユーキ達をまた見ててくれ」
わあぁぁぁぁぁぁ!! みんなでお外に走ります。
「ライオネル、お前もついて行ってくれ。そして不味いと思ったらすぐに止めて」
「はい」
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少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_
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