エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?

ありぽん

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18王様じぃじとみんなでご飯

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 やっととう様達が帰って来ました。僕もぷるちゃん達もお腹ぺこぺこです。今日はこれから王様じぃじとご飯食べるんだって。だからご飯を食べるお部屋にみんなで行きます。

 お部屋の入ったらまだ誰もいませんでした。

「ぼくいちばん!」

『ぷゆゆゆん!』

『僕達は、2番と3番!』

『ギャウギャウ!』

『うん! ムーちゃんは4番!』

 タタタタタッ! 走ったらとう様に怒られちゃいました。怒られてたらガスターじぃじがお部屋に入ってきて僕達見て、

「エリアス坊っちゃま、お静かに。静かしてますと、良いものが貰えるかもしれませんぞ」

 って言いました。
 
 良いもの! 何だろう? みんなで頷いて、すぐに僕のお椅子の所に行って、とう様にお椅子に乗っけてもらいます。
 僕の座るお椅子はすぐに分かります。とう様達が座るお椅子に僕が座ると、テーブルからお顔がちょっとしか出なくて、ご飯が食べられません。お目々がちょうどテーブルのところ。
 
 だから僕のお椅子は特別です。ちょっと長いお椅子で、クマさんの絵が描いてあってあるの。今日はカインくんいないけど、カイン君のお椅子はうさぎさんの絵が描いてあります。でも椅子はお揃い。
 
 でも僕カイン君とお揃いのお椅子で嬉しいのに、カイン君、別のお椅子に座ろうとするんだよ。もう僕子供じゃないって。どうしてかな? 僕もカイン君も子供でしょ?
 カイン君は僕より1つお兄ちゃんだけど。
 
 僕がお椅子に座ったら、次はぷるちゃん達がお椅子に座りました。
 ぷるちゃん達は僕のお隣にお椅子とテーブルがあります。前にお城に遊びに来た時、ガスターじぃじが作ってくれました。
 
 ぷるちゃん達が座ったら、またまたそのお隣に、ムーちゃんが座ります。ムーちゃんのクッションとテーブル何置いてあったんだよ。
 ガスターじぃじが王様じぃじにムーちゃんの事聞いて、今日僕達がお城に来るの知ってたから作ってくれたんだって。みんなでガスターじぃじにありがとうです。

 王様じぃじ達がお部屋に来るまで、みんなでお話し合い。
 良いものって何かなぁ? お菓子とかおもちゃがいいよね。あとはお外で遊ぶお道具。それとも絵本かなぁ? 
 
 お話し合いしてたらレイトンおじさんが先にお部屋に入ってきて、そのあと王様じぃじが入って来ました。
 とう様達がみんなお椅子から立ちます。僕も立たないとダメ。かあ様が僕の事下ろしてくれました。

「よいよい、ここからは友人として、家族同士の付き合いとして、お互いに接しよう。そのほうがワシも楽じゃ。ようやくゆっくり食事ができる。あ奴らと食事をすると肩が凝っていかん」

 みんながお椅子に座ったら、使用人さんとメイドさんが、どんどんご飯を運んできてくれます。僕達の前にも大きなお肉が運ばれてきて、ドラゴンおじさんの前には1番大きいお肉と、ムーちゃんの前には2番目に大きいお肉が。ムーちゃんとってもたくさんご飯食べるもんね。

「それでは食事にするかのう」

 王様じぃじがコップを持って、ムーちゃんとドラゴンおじさんがお城に来たから、乾杯ってしました。
 
 お肉食べてスープ飲んで、サラダは…ぷるちゃんのお皿に乗せます。ぷるちゃん何でも食べてくれるから。でもかあ様に見つかっちゃいました。失敗しっぱい。

「エリアスちゃん、ちゃんとお野菜食べないと、いい所に連れて行ってあげないわよ」

 良い所? おもちゃ屋さんとか? あっ、そういえばガスターじぃじも良いものって言ってた。かあ様とガスターじぃじの良いもの同じかな?

 う~ん、良いもののために僕頑張ってお野菜食べなくちゃ。
 お野菜をお口の中に入れて、2回だけ噛んでごくんってします。やっぱり美味しくない。何でかあ様もお父様もみんなお野菜好きなのかな?
 
 ちらっとちょっと離れて座ってるラッセルにぃにの方見ました。あっ、今にぃにダレルにぃにのお皿にトマト入れた! いけないんだ!

「にぃにトマトいれた!」

「わっ、見つかった!」

「ラッセル何ですか! あなたがそんな事して、エリアスちゃん頑張ってお野菜食べてるのよ! 1つでもいいからちゃんと食べなさい」

「はぁ~い」

 それからも頑張ってお野菜だけ先に食べました。だって最後にお野菜残ってるのヤダ。最後は僕の大好きなお肉が良いです。それでお肉が終わったらデザート食べるの。

 僕はとう様達よりご飯少ないけど、食べ終わるのはいつも最後です。みんな食べるの早いんだぁ。今日も僕が1番最後。最後のお肉を食べて、ふぅ、これでデザートが食べられます。

 メイドさん達がお皿を片付けて、お部屋が中に甘い匂いがしてきました。ふふ、今日のデザート何かなぁ?

 メイドさんがみんなの前にお皿を置いて、僕とぷるちゃん達みんなで拍手です。だって大好きなものが3つも。
 アイスとケーキとチョコレートです。アイスは木の実が入ってるアイス、ケーキは上にたくさん果物が載ってるケーキで、上からアイスにもケーキにもチョコレートのソースがかかってます。僕全部大好き!

 それからそれから、アイスにパチパチ棒が刺さってて、パチパチしてます。パチパチ棒は棒の先っぽからパチパチ火がでる面白い棒です。僕このパチパチ棒も好き。夜にパチパチすると面白いんだぁ。

「かあさまぁ、パチパチ!」

「良かったわね」

 あれ? かあ様のお皿見て、それからとう様達のお皿を見ます。かあ様達のお皿アイスが乗ってません。パチパチ棒もない。
 ガスターじぃじが僕の所にきて、僕とぷるちゃん達とにぃに達だけ特別だって言いました。今日大きなお部屋で王様じぃじにご挨拶した時、ちゃんとご挨拶できたから、良くできましたのアイスだって。
 ガスターじぃじが言ってた良いもの、アイスとパチパチ棒でした。僕とっても嬉しいです。

 すぐにアイスから食べます。溶けちゃうから急いで食べないといけません。周りにくっついてたチョコレートをアイスにもつけて…ふにゅう~! おいしい!
 ぷるちゃんはプルプル揺れて、ウルちゃんはしっぽブンブン、ムーちゃんはお羽をバタバタ、しっぽも振ってます。みんな美味しいって、とっても喜んでるよ。

 ドラゴンおじさんは…全部ひと口で食べちゃいました。今ドラゴンおじさんがドラゴンに変身しちゃってます。お腹がいっぱいになって、まったりしたいって言って、ドラゴンに変身しちゃったの。
 かあ様がちょっとだけドラゴンおじさんを睨んで、それからまたこれも教えないとって言いました。

 1つずつ食べた方が美味しいよ? あっ、でも、このフルーツのケーキじゃなくて、くまさんケーキにもアイスが乗ってるには、一緒に食べると凄く美味しいです。くまさんケーキはひらべったいケーキ。うんとねぇ、パンケーキってかあ様が言ってました。

 アイスを食べたら、次はフルーツのケーキ。ラッセルにぃにが僕に果物が1個くれて、ダレルにぃにもぷるちゃん達にくれて、みんなでありがとうして全部綺麗に食べました。

 ご飯食べた後は休憩のお部屋で、みんなでゆっくりです。王様じぃじとじぃじ、とう様達はよく分かんないお話してるから、僕はかあ様に良い所の事聞くことにしました。

「かあさま、良いところってどこぉ?」

「エリアスちゃんが行きたがってた所よ。明日ムーちゃんとみんなで行くの」

 かあ様がそう言ったら、お話してた王様じぃじが僕のことおいでって呼びました。すぐに王様じぃじの所に行ったら、僕のことお膝抱っこしてくれます。
 
「良いところとは、ドラゴンとドラゴン騎士の訓練場だぞ」

「!! あそびにいってもいいのぉ?」

「ああ。しかしじゃ、色々と話す事があるでの。少しの間遊ばず、皆の話が終わるまで待っていられるかの? 」

「おはなしおわったらぁ、あそんでもいい?」

「明日は夕方までたくさん遊べるぞ」

「おはなし、はやくおわってね」

「勿論じゃとも、エリアス達がたくさん遊べるように、早く話を終わらせよう」

 やったぁ! かあ様が言ってた良いところ、ドラゴンさん達のところでした。
 また背中に乗せてくれるかなぁ? みんなで競争とか、泥んこ遊びとかしてくれるかな? 

『ギャウウウ?』

『ムーちゃんが、ドラゴンに会う時、あのカッコいいマントしたいって』

『ぷゆゆん!』

『僕もだって』

 かあ様にその事お話したら良いって言いました。でも遊ぶから汚れちゃうよ。僕がそう言ったら、遊ぶ前に脱いじゃうから大丈夫って。最初はカッコよくしたいって言いました。

 じゃあ、僕もみんなと一緒にカッコいいお洋服がいいよね。今着てるお洋服で良いかなぁ?

「かあさま、あしたぼく、このおようふくで、みんなとおそろい」

「だ、ダメよ!!」
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