エリアスとドラゴンともふもふは、今日も元気に遊んでいます!?

ありぽん

文字の大きさ
上 下
20 / 72

18王様じぃじとみんなでご飯

しおりを挟む
 やっととう様達が帰って来ました。僕もぷるちゃん達もお腹ぺこぺこです。今日はこれから王様じぃじとご飯食べるんだって。だからご飯を食べるお部屋にみんなで行きます。

 お部屋の入ったらまだ誰もいませんでした。

「ぼくいちばん!」

『ぷゆゆゆん!』

『僕達は、2番と3番!』

『ギャウギャウ!』

『うん! ムーちゃんは4番!』

 タタタタタッ! 走ったらとう様に怒られちゃいました。怒られてたらガスターじぃじがお部屋に入ってきて僕達見て、

「エリアス坊っちゃま、お静かに。静かしてますと、良いものが貰えるかもしれませんぞ」

 って言いました。
 
 良いもの! 何だろう? みんなで頷いて、すぐに僕のお椅子の所に行って、とう様にお椅子に乗っけてもらいます。
 僕の座るお椅子はすぐに分かります。とう様達が座るお椅子に僕が座ると、テーブルからお顔がちょっとしか出なくて、ご飯が食べられません。お目々がちょうどテーブルのところ。
 
 だから僕のお椅子は特別です。ちょっと長いお椅子で、クマさんの絵が描いてあってあるの。今日はカインくんいないけど、カイン君のお椅子はうさぎさんの絵が描いてあります。でも椅子はお揃い。
 
 でも僕カイン君とお揃いのお椅子で嬉しいのに、カイン君、別のお椅子に座ろうとするんだよ。もう僕子供じゃないって。どうしてかな? 僕もカイン君も子供でしょ?
 カイン君は僕より1つお兄ちゃんだけど。
 
 僕がお椅子に座ったら、次はぷるちゃん達がお椅子に座りました。
 ぷるちゃん達は僕のお隣にお椅子とテーブルがあります。前にお城に遊びに来た時、ガスターじぃじが作ってくれました。
 
 ぷるちゃん達が座ったら、またまたそのお隣に、ムーちゃんが座ります。ムーちゃんのクッションとテーブル何置いてあったんだよ。
 ガスターじぃじが王様じぃじにムーちゃんの事聞いて、今日僕達がお城に来るの知ってたから作ってくれたんだって。みんなでガスターじぃじにありがとうです。

 王様じぃじ達がお部屋に来るまで、みんなでお話し合い。
 良いものって何かなぁ? お菓子とかおもちゃがいいよね。あとはお外で遊ぶお道具。それとも絵本かなぁ? 
 
 お話し合いしてたらレイトンおじさんが先にお部屋に入ってきて、そのあと王様じぃじが入って来ました。
 とう様達がみんなお椅子から立ちます。僕も立たないとダメ。かあ様が僕の事下ろしてくれました。

「よいよい、ここからは友人として、家族同士の付き合いとして、お互いに接しよう。そのほうがワシも楽じゃ。ようやくゆっくり食事ができる。あ奴らと食事をすると肩が凝っていかん」

 みんながお椅子に座ったら、使用人さんとメイドさんが、どんどんご飯を運んできてくれます。僕達の前にも大きなお肉が運ばれてきて、ドラゴンおじさんの前には1番大きいお肉と、ムーちゃんの前には2番目に大きいお肉が。ムーちゃんとってもたくさんご飯食べるもんね。

「それでは食事にするかのう」

 王様じぃじがコップを持って、ムーちゃんとドラゴンおじさんがお城に来たから、乾杯ってしました。
 
 お肉食べてスープ飲んで、サラダは…ぷるちゃんのお皿に乗せます。ぷるちゃん何でも食べてくれるから。でもかあ様に見つかっちゃいました。失敗しっぱい。

「エリアスちゃん、ちゃんとお野菜食べないと、いい所に連れて行ってあげないわよ」

 良い所? おもちゃ屋さんとか? あっ、そういえばガスターじぃじも良いものって言ってた。かあ様とガスターじぃじの良いもの同じかな?

 う~ん、良いもののために僕頑張ってお野菜食べなくちゃ。
 お野菜をお口の中に入れて、2回だけ噛んでごくんってします。やっぱり美味しくない。何でかあ様もお父様もみんなお野菜好きなのかな?
 
 ちらっとちょっと離れて座ってるラッセルにぃにの方見ました。あっ、今にぃにダレルにぃにのお皿にトマト入れた! いけないんだ!

「にぃにトマトいれた!」

「わっ、見つかった!」

「ラッセル何ですか! あなたがそんな事して、エリアスちゃん頑張ってお野菜食べてるのよ! 1つでもいいからちゃんと食べなさい」

「はぁ~い」

 それからも頑張ってお野菜だけ先に食べました。だって最後にお野菜残ってるのヤダ。最後は僕の大好きなお肉が良いです。それでお肉が終わったらデザート食べるの。

 僕はとう様達よりご飯少ないけど、食べ終わるのはいつも最後です。みんな食べるの早いんだぁ。今日も僕が1番最後。最後のお肉を食べて、ふぅ、これでデザートが食べられます。

 メイドさん達がお皿を片付けて、お部屋が中に甘い匂いがしてきました。ふふ、今日のデザート何かなぁ?

 メイドさんがみんなの前にお皿を置いて、僕とぷるちゃん達みんなで拍手です。だって大好きなものが3つも。
 アイスとケーキとチョコレートです。アイスは木の実が入ってるアイス、ケーキは上にたくさん果物が載ってるケーキで、上からアイスにもケーキにもチョコレートのソースがかかってます。僕全部大好き!

 それからそれから、アイスにパチパチ棒が刺さってて、パチパチしてます。パチパチ棒は棒の先っぽからパチパチ火がでる面白い棒です。僕このパチパチ棒も好き。夜にパチパチすると面白いんだぁ。

「かあさまぁ、パチパチ!」

「良かったわね」

 あれ? かあ様のお皿見て、それからとう様達のお皿を見ます。かあ様達のお皿アイスが乗ってません。パチパチ棒もない。
 ガスターじぃじが僕の所にきて、僕とぷるちゃん達とにぃに達だけ特別だって言いました。今日大きなお部屋で王様じぃじにご挨拶した時、ちゃんとご挨拶できたから、良くできましたのアイスだって。
 ガスターじぃじが言ってた良いもの、アイスとパチパチ棒でした。僕とっても嬉しいです。

 すぐにアイスから食べます。溶けちゃうから急いで食べないといけません。周りにくっついてたチョコレートをアイスにもつけて…ふにゅう~! おいしい!
 ぷるちゃんはプルプル揺れて、ウルちゃんはしっぽブンブン、ムーちゃんはお羽をバタバタ、しっぽも振ってます。みんな美味しいって、とっても喜んでるよ。

 ドラゴンおじさんは…全部ひと口で食べちゃいました。今ドラゴンおじさんがドラゴンに変身しちゃってます。お腹がいっぱいになって、まったりしたいって言って、ドラゴンに変身しちゃったの。
 かあ様がちょっとだけドラゴンおじさんを睨んで、それからまたこれも教えないとって言いました。

 1つずつ食べた方が美味しいよ? あっ、でも、このフルーツのケーキじゃなくて、くまさんケーキにもアイスが乗ってるには、一緒に食べると凄く美味しいです。くまさんケーキはひらべったいケーキ。うんとねぇ、パンケーキってかあ様が言ってました。

 アイスを食べたら、次はフルーツのケーキ。ラッセルにぃにが僕に果物が1個くれて、ダレルにぃにもぷるちゃん達にくれて、みんなでありがとうして全部綺麗に食べました。

 ご飯食べた後は休憩のお部屋で、みんなでゆっくりです。王様じぃじとじぃじ、とう様達はよく分かんないお話してるから、僕はかあ様に良い所の事聞くことにしました。

「かあさま、良いところってどこぉ?」

「エリアスちゃんが行きたがってた所よ。明日ムーちゃんとみんなで行くの」

 かあ様がそう言ったら、お話してた王様じぃじが僕のことおいでって呼びました。すぐに王様じぃじの所に行ったら、僕のことお膝抱っこしてくれます。
 
「良いところとは、ドラゴンとドラゴン騎士の訓練場だぞ」

「!! あそびにいってもいいのぉ?」

「ああ。しかしじゃ、色々と話す事があるでの。少しの間遊ばず、皆の話が終わるまで待っていられるかの? 」

「おはなしおわったらぁ、あそんでもいい?」

「明日は夕方までたくさん遊べるぞ」

「おはなし、はやくおわってね」

「勿論じゃとも、エリアス達がたくさん遊べるように、早く話を終わらせよう」

 やったぁ! かあ様が言ってた良いところ、ドラゴンさん達のところでした。
 また背中に乗せてくれるかなぁ? みんなで競争とか、泥んこ遊びとかしてくれるかな? 

『ギャウウウ?』

『ムーちゃんが、ドラゴンに会う時、あのカッコいいマントしたいって』

『ぷゆゆん!』

『僕もだって』

 かあ様にその事お話したら良いって言いました。でも遊ぶから汚れちゃうよ。僕がそう言ったら、遊ぶ前に脱いじゃうから大丈夫って。最初はカッコよくしたいって言いました。

 じゃあ、僕もみんなと一緒にカッコいいお洋服がいいよね。今着てるお洋服で良いかなぁ?

「かあさま、あしたぼく、このおようふくで、みんなとおそろい」

「だ、ダメよ!!」
しおりを挟む
感想 72

あなたにおすすめの小説

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!

えながゆうき
ファンタジー
 妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!  剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

コストカットだ!と追放された王宮道化師は、無数のスキルで冒険者として成り上がる。

あけちともあき
ファンタジー
「宮廷道化師オーギュスト、お前はクビだ」  長い間、マールイ王国に仕え、平和を維持するために尽力してきた道化師オーギュスト。  だが、彼はその活躍を妬んだ大臣ガルフスの陰謀によって職を解かれ、追放されてしまう。  困ったオーギュストは、手っ取り早く金を手に入れて生活を安定させるべく、冒険者になろうとする。  長い道化師生活で身につけた、数々の技術系スキル、知識系スキル、そしてコネクション。  それはどんな難関も突破し、どんな謎も明らかにする。  その活躍は、まさに万能!  死神と呼ばれた凄腕の女戦士を相棒に、オーギュストはあっという間に、冒険者たちの中から頭角を現し、成り上がっていく。  一方、国の要であったオーギュストを失ったマールイ王国。  大臣一派は次々と問題を起こし、あるいは起こる事態に対応ができない。  その方法も、人脈も、全てオーギュストが担当していたのだ。  かくしてマールイ王国は傾き、転げ落ちていく。 目次 連載中 全21話 2021年2月17日 23:39 更新

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~

綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
 婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!  ――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。 「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」  すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。  婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。  最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。 【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ ※2022/05/10  「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過 ※2022/02/14  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2022/02/13  小説家になろう ハイファンタジー日間59位 ※2022/02/12  完結 ※2021/10/18  エブリスタ、ファンタジー 1位 ※2021/10/19  アルファポリス、HOT 4位 ※2021/10/21  小説家になろう ハイファンタジー日間 17位

聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!

ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません? せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」 不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。 実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。 あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね? なのに周りの反応は正反対! なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。 勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?

野草から始まる異世界スローライフ

深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。 私ーーエルバはスクスク育ち。 ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。 (このスキル使える)   エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。 エブリスタ様にて掲載中です。 表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。 プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。 物語は変わっておりません。 一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。 よろしくお願いします。

公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~

松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。 なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。 生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。 しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。 二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。 婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。 カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。

寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。

にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。 父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。 恋に浮かれて、剣を捨た。 コールと結婚をして初夜を迎えた。 リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。 ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。 結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。 混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。 もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと…… お読みいただき、ありがとうございます。 エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。 それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。

処理中です...