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231.怖くない空の旅?
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どれくらいエンシェントドラゴンおじさんに乗せてもらって飛んでいたか。さっきまでは綺麗な夕焼けが見えていたんだけど、今は綺麗な星空が見えています。
エンシェントドラゴンおじさんの空の旅は快適でした。いや、もちろんコースタスクから逃げているんだから、そんなにゆっくりしちゃいけないんだけど。でも最初の時と比べちゃうとね。
最初エンシェントドラゴンおじさんに掴まれて運ばれてきた時、初めはドキドキ、心配ばっかりで。後半は景色を眺めるほどには落ち着いて? 景色を眺めて、あれは何?って、聞けるまでには落ち着けて。
でも今は、エンシェントドラゴンおじさんがどうして僕達を連れてきたか、しっかりと理由を聞いたし。敵のことも、真の目的は分からないけど、色々知ることができて。そしてアルフォンスさんとカーライルさんもいて、安心してさらに周りを良く見れています。
しかもコースタスクの、エンシェントドラゴンおじさんにかけられた奴隷契約も解除できて、みんなで逃げることができたなんて。僕もフィルもクルクルも嬉しくてずっとニコニコ。
そんな僕達を見て、何が起きているかよく分かっていない小鳥さんや虫さん達も。分かっていないのに一緒にニコニコ。
嬉しい気持ちのままの空の旅だからね、なんかテンションが上がっちゃったよ。そして綺麗な夕焼けに綺麗な星空で、さらにテンションは上がることに。
『お前達、怖くはないのか? ずっと騒がしいままきているが』
「こわくにゃい?」
『何が?』
『こわい、なになの? みんなこわいなの?』
『ぴゅい?』
『ブブブブブ』
「今のは『別に?』と『怖くないよね?』と言ったんだ」
すぐにアルフォンスさんが、小鳥さんと虫さんの言ったことを教えてくれます。アルフォンスさんよく言葉が分かるよね。と、それはまぁ、良いんだけど。エンシェントドラゴンおじさんの怖くない? って何だろう。もしかして僕が考えていたような事かな?
『とりあえず無事に逃げられたとはいえ、まだ完璧に逃げられるかどうか。これからまた、コースタスクと戦うかもしれんのだぞ。もし今攻撃をされてみろ。空中戦など。お前達に負荷がかかる可能性が高い』
ああ、やっぱり。コースタスクのこと、僕達が怖がってるって思ってるんだね。う~ん、僕は今考えていた通り、全部じゃないけど色々なことがとりあえず解決して、安心の方が大きいんだよね。
フィルやクルクルもずっとニコニコで、時々エンシェントドラゴンおじさんの背中を、小鳥さんや虫さん達と一緒に、フラフラと歩いて遊んでるし。だから怖くないはずだけど。
「ぼく、こわにゃい。ふぃりゅとくりゅくりゅは?」
『クルクルも怖くない』
『こわくないなの!!』
『ぴゅい、ぴゅいぃぃぃ!』
『ピピピピピ!!』
「あ~、『怖くない、楽しい!』と『みんなで楽しいよね』と言っている。まぁ、お前達の様子を見ていればな」
『怖がられてずっと泣かれるよりは良いのか? いやそれにしても、心配しなさ過ぎるのも。お前達、少しは危機感を持ってだな…』
『あっ、向こうで今何か光ったよ!』
『なになの?』
『あれは光花が光ったのだ。あれだけの光、かなり集まって咲いているのだろう』
何それ、光花? その名の通り光る花って感じ?
『ぼく、みたことないなの!!』
『クルクルもない。ドラゴンの森には咲いてない?』
『どんなはななのかな?なの』
『かっこいい花?』
『はぁ、まぁ、お前達はそのまま楽しんでいろ。アルフォンス、今のところ順調に来ているが、方角は間違っていないな』
「ああ、大丈夫だ」
『少し場所を変えたのか?』
「あの戦いのせいでもあるが、我々の場所を知っている者が多くなってしまっていたからな。そしてあの王達だ」
ほらあのバカな王。王は最終的には自分の行いで、最後をむかえたけれど。もしかしたら王みたいな連中が、今度は力を持っているアルフォンスさん達、エルフに目をつけるかもしれないって。
そんな奴らが近寄ってこないように、アルフォンスさん達は住処を別の場所へ移して、それ以降は誰にも場所を教えないようにしていたんだって。だからエンシェントドラゴンおじさんも場所は知らないんだ。
アルフォンスさんの里には、もう少しで着くみたいです。あと1日くらい? エンシェントドラゴンおじさんの移動だからね。
どんな所かなぁ。本で読んだことのあるような、エルフの里!! って感じの里かな。森に囲まれていて、木々に家を作ってあって。木の橋でそれぞれ移動ができるような。
「ああ、それと。カナデ達に先に伝えておこう。もう少しすると私の仲間と合流する」
このままのスピードで何事もなく進むことができれば、アルフォンスさんの仲間と合流できるんだって。それでそのエルフにあったら伝言を頼みます。僕達を追いかけて来てくれている誰かに。色々状況が変わったから、予定も変更しないとって。
「それで1度下へ降りるが、そんなに時間はかからないから安心しろ。すぐにまた里へ移動する。大体の状況はもう伝えてあるからな」
え? どういうこと? いつの間にそんなことしていたの? だって洞窟にいた時も、アルフォンスさんはずっと僕達と一緒だったよね? もしかして寝ている時に連絡をとったとか? でも連絡を取るにしてもどうやって?
それかカーライルさんが、僕達と挨拶するまでに、仲間に伝えていたとか? それでもどうやって?
それにもし逃げてから連絡を取ったとしても、やっぱりそのやり方が。こう、何かを飛ばした? 後は小鳥さんに頼んだり、手紙を届けてもらったり?
僕は不思議に思って、アルフォンスさんに聞いてみました。そうしたら、僕が思っていたよりも、凄い方法で連絡を取っていたんだ。
エンシェントドラゴンおじさんの空の旅は快適でした。いや、もちろんコースタスクから逃げているんだから、そんなにゆっくりしちゃいけないんだけど。でも最初の時と比べちゃうとね。
最初エンシェントドラゴンおじさんに掴まれて運ばれてきた時、初めはドキドキ、心配ばっかりで。後半は景色を眺めるほどには落ち着いて? 景色を眺めて、あれは何?って、聞けるまでには落ち着けて。
でも今は、エンシェントドラゴンおじさんがどうして僕達を連れてきたか、しっかりと理由を聞いたし。敵のことも、真の目的は分からないけど、色々知ることができて。そしてアルフォンスさんとカーライルさんもいて、安心してさらに周りを良く見れています。
しかもコースタスクの、エンシェントドラゴンおじさんにかけられた奴隷契約も解除できて、みんなで逃げることができたなんて。僕もフィルもクルクルも嬉しくてずっとニコニコ。
そんな僕達を見て、何が起きているかよく分かっていない小鳥さんや虫さん達も。分かっていないのに一緒にニコニコ。
嬉しい気持ちのままの空の旅だからね、なんかテンションが上がっちゃったよ。そして綺麗な夕焼けに綺麗な星空で、さらにテンションは上がることに。
『お前達、怖くはないのか? ずっと騒がしいままきているが』
「こわくにゃい?」
『何が?』
『こわい、なになの? みんなこわいなの?』
『ぴゅい?』
『ブブブブブ』
「今のは『別に?』と『怖くないよね?』と言ったんだ」
すぐにアルフォンスさんが、小鳥さんと虫さんの言ったことを教えてくれます。アルフォンスさんよく言葉が分かるよね。と、それはまぁ、良いんだけど。エンシェントドラゴンおじさんの怖くない? って何だろう。もしかして僕が考えていたような事かな?
『とりあえず無事に逃げられたとはいえ、まだ完璧に逃げられるかどうか。これからまた、コースタスクと戦うかもしれんのだぞ。もし今攻撃をされてみろ。空中戦など。お前達に負荷がかかる可能性が高い』
ああ、やっぱり。コースタスクのこと、僕達が怖がってるって思ってるんだね。う~ん、僕は今考えていた通り、全部じゃないけど色々なことがとりあえず解決して、安心の方が大きいんだよね。
フィルやクルクルもずっとニコニコで、時々エンシェントドラゴンおじさんの背中を、小鳥さんや虫さん達と一緒に、フラフラと歩いて遊んでるし。だから怖くないはずだけど。
「ぼく、こわにゃい。ふぃりゅとくりゅくりゅは?」
『クルクルも怖くない』
『こわくないなの!!』
『ぴゅい、ぴゅいぃぃぃ!』
『ピピピピピ!!』
「あ~、『怖くない、楽しい!』と『みんなで楽しいよね』と言っている。まぁ、お前達の様子を見ていればな」
『怖がられてずっと泣かれるよりは良いのか? いやそれにしても、心配しなさ過ぎるのも。お前達、少しは危機感を持ってだな…』
『あっ、向こうで今何か光ったよ!』
『なになの?』
『あれは光花が光ったのだ。あれだけの光、かなり集まって咲いているのだろう』
何それ、光花? その名の通り光る花って感じ?
『ぼく、みたことないなの!!』
『クルクルもない。ドラゴンの森には咲いてない?』
『どんなはななのかな?なの』
『かっこいい花?』
『はぁ、まぁ、お前達はそのまま楽しんでいろ。アルフォンス、今のところ順調に来ているが、方角は間違っていないな』
「ああ、大丈夫だ」
『少し場所を変えたのか?』
「あの戦いのせいでもあるが、我々の場所を知っている者が多くなってしまっていたからな。そしてあの王達だ」
ほらあのバカな王。王は最終的には自分の行いで、最後をむかえたけれど。もしかしたら王みたいな連中が、今度は力を持っているアルフォンスさん達、エルフに目をつけるかもしれないって。
そんな奴らが近寄ってこないように、アルフォンスさん達は住処を別の場所へ移して、それ以降は誰にも場所を教えないようにしていたんだって。だからエンシェントドラゴンおじさんも場所は知らないんだ。
アルフォンスさんの里には、もう少しで着くみたいです。あと1日くらい? エンシェントドラゴンおじさんの移動だからね。
どんな所かなぁ。本で読んだことのあるような、エルフの里!! って感じの里かな。森に囲まれていて、木々に家を作ってあって。木の橋でそれぞれ移動ができるような。
「ああ、それと。カナデ達に先に伝えておこう。もう少しすると私の仲間と合流する」
このままのスピードで何事もなく進むことができれば、アルフォンスさんの仲間と合流できるんだって。それでそのエルフにあったら伝言を頼みます。僕達を追いかけて来てくれている誰かに。色々状況が変わったから、予定も変更しないとって。
「それで1度下へ降りるが、そんなに時間はかからないから安心しろ。すぐにまた里へ移動する。大体の状況はもう伝えてあるからな」
え? どういうこと? いつの間にそんなことしていたの? だって洞窟にいた時も、アルフォンスさんはずっと僕達と一緒だったよね? もしかして寝ている時に連絡をとったとか? でも連絡を取るにしてもどうやって?
それかカーライルさんが、僕達と挨拶するまでに、仲間に伝えていたとか? それでもどうやって?
それにもし逃げてから連絡を取ったとしても、やっぱりそのやり方が。こう、何かを飛ばした? 後は小鳥さんに頼んだり、手紙を届けてもらったり?
僕は不思議に思って、アルフォンスさんに聞いてみました。そうしたら、僕が思っていたよりも、凄い方法で連絡を取っていたんだ。
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