99 / 114
連載
230.奴隷契約解除と洞窟からの脱出
しおりを挟む
「何処だ、何処にいる!!」
私は洞窟の中、外、全てをくまなく探す。が、繋がりが切れてしまい、そして奴隷契約が解除されてしまった今、あのエンシェントドラゴンを気配で探すことはできず。
私がここへ、奴がいたと思われる洞窟まで移動する直前。私が奴隷契約としてエンシェントドラゴンに付けていた繋がりが完全に切られ、奴隷契約が解除されてしまったのだ。
しかしそれでも、すでに奴の居場所は確認していたため。そして契約違反による罰を与えていたため、すぐに動けるわけはないはずと。
それだけの重い罰を契約時に付けていたからな。まだその辺に倒れているか、または逃げていても、そう遠くには行けていないだろうと。近場を探し終わった私は、すぐに森の中を探し始めた。
が、エンシェントドラゴンが逃げただろう痕跡を、一切見つける事ができず。ドラゴンの姿では目立つと、人型に変身し逃げているにしろ、子供も一緒のはずで、何かしら痕跡があるはずと思うが。
そう、あの子供といるはずなのだ。奴の罰を受けた状態で、子供を連れて逃げるなど、そんな事ができるわけがない。自分が動くことすら大変なはずなのに。それを子供を連れ、痕跡を一切残さず逃げる事が出来るのか?
「くそ、一体何処にいる」
本来ならすでに子供を手に入れ、あの方を復活されていたはず。何故こうも予定通りに行かない。ドラゴン達の相手は、私が考えていた通りに事が進んでいたのに。エセルバート達とは、互角に戦えていたのだ。
まったく誰が余計なことを? エンシェントドラゴンが自分で奴隷契約を? それはあり得ない。あれだけ強力な奴隷契約をしたのだ。それにもしもだ。奴隷契約を自ら解除できたのなら、すぐにでも解除して逃げているだろう。私達を殺して。
では誰が? 魔力が強い子供が、奴隷契約を解除したのか? あんな年端も行かない子供が? 確かにあれだけだけ大きな魔法を使ってはいたが、それは自らやったのではないはず。セルバード達が手を貸していたはずだ。
もちろん魔力が多いのだから、あれだけの魔法を放てるのだが。それまでの過程をあの子供1人でできるとは思えない。
それに、もしその魔力でエンシェントドラゴンを助けてようよしても、細かな制御ができないはずの子供のすることだ。その大きな魔力で、エンシェントドラゴン自体を吹き飛ばしかねない。
もし何とかエンシェントドラゴンが生き延びたとしても、私の罰と子供の魔力で、完璧に動けなくなっているはずだ。
だが奴は、あの洞窟にはいなかった。ならば何がエンシェントドラゴンの契約を繋がりを解除した? 奴に手を貸す、私が知らない人物が? しかし長い間眠っていたエンシェントドラゴンに手を貸すものなど…。
考えながらもエンシェントドラゴンと子供を探す。こうなったら最終的にはエンシェントドラゴンは諦めても良いが、子供だけは何としても見つけなければ。
「何処だ、絶対に見つけ出してやるぞ」
*********
『ぴゅい~』
『みんないっしょ、うれしいなの』
「にぇ~、いっちょ、よかっちゃねぇ」
『みんな、ちゃんと掴まってて。離しちゃダメだし、出てきちゃダメ』
『ぴゅい? ぴゅい』
『大丈夫だ。奴はすでに移動を始めている。我等が居た場所にも、他も、何もせずにただただ進んでいる。だから家族や仲間は無事だから安心しろ』
「お前達、絶対に動くんじゃないぞ。エンドラと私が結界を張っているとはいえ、飛ばされる可能性がないとは言えないからな」
僕達は今、エンシェントドラゴンおじさんの背中に乗せてもらって、あの洞窟からアルフォンスさんのエルフの里に向かって飛んでいます。
あの時、エンシェントドラゴンおじさんが光に包まれてから、アルフォンスさんが言った通り数分後。というか本当にすぐに、エンシェントドラゴンおじさんを包んでいた光は消えて。
そこには鎖も黒いモヤモヤもない、エンシェントドラゴンおじさんの姿が。そしてすぐに目を覚ましてくれたんだけど…。
コースタスクの奴隷契約の罰と、奴隷契約自体の今までの負荷のせいで、すぐに動けなくて。慌ててカーライルさんが、エンシェントドラゴンおじさんを回復してくれました。それも一瞬で。
今使える全ての力を使って、回復してくれたんだよ。そのせいでカーライルさんは今倒れちゃっているけど。力の使いすぎで、倒れちゃったの。慌てた僕達。でも少し寝ていれば回復するって聞いて一安心。
それですぐに、洞窟にコースタスクが来ちゃうだろうからって、その場から逃げようとした僕達。でもね。
ほら洞窟に僕達を心配してきてくれた、小鳥さん達は虫さん達がいたでしょう? その子達を洞窟に残して、今コースタスクが来ちゃったら?
エンシェントドラゴンおじさんがいないことに気づいて、何かの魔法か何かを使って、洞窟内を攻撃したら?そうしたら小鳥さんも虫さん達が……。
でも避難している時間もってことで。洞窟に集まって来てくれたみんなだけ、一緒に逃げることに。
それで今、僕の洋服やアルフォンスさんとカーライルさんの洋服に潜って、一緒に逃げて来たんだ。
家族は? って聞いたら、エンシェントドラゴンおじさんが飛び立つ前に、森にいるみんなにおじさんが声をかけてくれてね。凄い声だったよ。ガオォォォォォォッ!! って。
森に危険人物が来ること、洞窟に来ていたみんなの家族には、一緒に逃げるってことを伝えて、それから逃げて来ました。
『我が伝えてすぐ、皆動き始めていた。心配せずとも大丈夫だ。あそこの森に住んでいる物達は、皆力のある者達ばかりだからな。さぁ、こちらも飛ばすぞ』
今僕達が飛んでいるのは、洞窟からアルフォンスさんのエルフの里のちょうど半分くらいの場所。すぐに洞窟があった森なんて見えなくなっちゃいました。
『さぁ、もう少しスピードを上げるぞ!!』
そう、僕達もエンシェントドラゴンおじさんも、コースタスクから逃げることに成功したんだよ。
私は洞窟の中、外、全てをくまなく探す。が、繋がりが切れてしまい、そして奴隷契約が解除されてしまった今、あのエンシェントドラゴンを気配で探すことはできず。
私がここへ、奴がいたと思われる洞窟まで移動する直前。私が奴隷契約としてエンシェントドラゴンに付けていた繋がりが完全に切られ、奴隷契約が解除されてしまったのだ。
しかしそれでも、すでに奴の居場所は確認していたため。そして契約違反による罰を与えていたため、すぐに動けるわけはないはずと。
それだけの重い罰を契約時に付けていたからな。まだその辺に倒れているか、または逃げていても、そう遠くには行けていないだろうと。近場を探し終わった私は、すぐに森の中を探し始めた。
が、エンシェントドラゴンが逃げただろう痕跡を、一切見つける事ができず。ドラゴンの姿では目立つと、人型に変身し逃げているにしろ、子供も一緒のはずで、何かしら痕跡があるはずと思うが。
そう、あの子供といるはずなのだ。奴の罰を受けた状態で、子供を連れて逃げるなど、そんな事ができるわけがない。自分が動くことすら大変なはずなのに。それを子供を連れ、痕跡を一切残さず逃げる事が出来るのか?
「くそ、一体何処にいる」
本来ならすでに子供を手に入れ、あの方を復活されていたはず。何故こうも予定通りに行かない。ドラゴン達の相手は、私が考えていた通りに事が進んでいたのに。エセルバート達とは、互角に戦えていたのだ。
まったく誰が余計なことを? エンシェントドラゴンが自分で奴隷契約を? それはあり得ない。あれだけ強力な奴隷契約をしたのだ。それにもしもだ。奴隷契約を自ら解除できたのなら、すぐにでも解除して逃げているだろう。私達を殺して。
では誰が? 魔力が強い子供が、奴隷契約を解除したのか? あんな年端も行かない子供が? 確かにあれだけだけ大きな魔法を使ってはいたが、それは自らやったのではないはず。セルバード達が手を貸していたはずだ。
もちろん魔力が多いのだから、あれだけの魔法を放てるのだが。それまでの過程をあの子供1人でできるとは思えない。
それに、もしその魔力でエンシェントドラゴンを助けてようよしても、細かな制御ができないはずの子供のすることだ。その大きな魔力で、エンシェントドラゴン自体を吹き飛ばしかねない。
もし何とかエンシェントドラゴンが生き延びたとしても、私の罰と子供の魔力で、完璧に動けなくなっているはずだ。
だが奴は、あの洞窟にはいなかった。ならば何がエンシェントドラゴンの契約を繋がりを解除した? 奴に手を貸す、私が知らない人物が? しかし長い間眠っていたエンシェントドラゴンに手を貸すものなど…。
考えながらもエンシェントドラゴンと子供を探す。こうなったら最終的にはエンシェントドラゴンは諦めても良いが、子供だけは何としても見つけなければ。
「何処だ、絶対に見つけ出してやるぞ」
*********
『ぴゅい~』
『みんないっしょ、うれしいなの』
「にぇ~、いっちょ、よかっちゃねぇ」
『みんな、ちゃんと掴まってて。離しちゃダメだし、出てきちゃダメ』
『ぴゅい? ぴゅい』
『大丈夫だ。奴はすでに移動を始めている。我等が居た場所にも、他も、何もせずにただただ進んでいる。だから家族や仲間は無事だから安心しろ』
「お前達、絶対に動くんじゃないぞ。エンドラと私が結界を張っているとはいえ、飛ばされる可能性がないとは言えないからな」
僕達は今、エンシェントドラゴンおじさんの背中に乗せてもらって、あの洞窟からアルフォンスさんのエルフの里に向かって飛んでいます。
あの時、エンシェントドラゴンおじさんが光に包まれてから、アルフォンスさんが言った通り数分後。というか本当にすぐに、エンシェントドラゴンおじさんを包んでいた光は消えて。
そこには鎖も黒いモヤモヤもない、エンシェントドラゴンおじさんの姿が。そしてすぐに目を覚ましてくれたんだけど…。
コースタスクの奴隷契約の罰と、奴隷契約自体の今までの負荷のせいで、すぐに動けなくて。慌ててカーライルさんが、エンシェントドラゴンおじさんを回復してくれました。それも一瞬で。
今使える全ての力を使って、回復してくれたんだよ。そのせいでカーライルさんは今倒れちゃっているけど。力の使いすぎで、倒れちゃったの。慌てた僕達。でも少し寝ていれば回復するって聞いて一安心。
それですぐに、洞窟にコースタスクが来ちゃうだろうからって、その場から逃げようとした僕達。でもね。
ほら洞窟に僕達を心配してきてくれた、小鳥さん達は虫さん達がいたでしょう? その子達を洞窟に残して、今コースタスクが来ちゃったら?
エンシェントドラゴンおじさんがいないことに気づいて、何かの魔法か何かを使って、洞窟内を攻撃したら?そうしたら小鳥さんも虫さん達が……。
でも避難している時間もってことで。洞窟に集まって来てくれたみんなだけ、一緒に逃げることに。
それで今、僕の洋服やアルフォンスさんとカーライルさんの洋服に潜って、一緒に逃げて来たんだ。
家族は? って聞いたら、エンシェントドラゴンおじさんが飛び立つ前に、森にいるみんなにおじさんが声をかけてくれてね。凄い声だったよ。ガオォォォォォォッ!! って。
森に危険人物が来ること、洞窟に来ていたみんなの家族には、一緒に逃げるってことを伝えて、それから逃げて来ました。
『我が伝えてすぐ、皆動き始めていた。心配せずとも大丈夫だ。あそこの森に住んでいる物達は、皆力のある者達ばかりだからな。さぁ、こちらも飛ばすぞ』
今僕達が飛んでいるのは、洞窟からアルフォンスさんのエルフの里のちょうど半分くらいの場所。すぐに洞窟があった森なんて見えなくなっちゃいました。
『さぁ、もう少しスピードを上げるぞ!!』
そう、僕達もエンシェントドラゴンおじさんも、コースタスクから逃げることに成功したんだよ。
82
お気に入りに追加
4,557
あなたにおすすめの小説
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
【5/22 書籍1巻発売中!】
もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!
ありぽん
ファンタジー
いつも『もふもふが溢れる異世界で幸せ加護持ち生活!』をご愛読いただき、ありがとうございます。
10月21日、『もふもち』コミカライズの配信がスタートしました!!
江戸はち先生に可愛いジョーディ達を描いていただきました。
先生、ありがとうございます。
今後とも小説のジョーディ達、そしてコミカライズのジョーディ達を、よろしくお願いいたします。
*********
小学3年生の如月啓太は、病気により小学校に通えないまま、病院で息を引き取った。
次に気が付いたとき、啓太の前に女神さま現れて、啓太自身の話を聞くことに。
そして啓太は別の世界の、マカリスター侯爵家次男、ジョーディ・マカリスターとして転生することが決まる。
すくすくそだった啓太改めジョーディは1歳に。
そしてジョーディには友達がいっぱい。でも友達は友達でも、人間の友達ではありません。
ダークウルフの子供にホワイトキャットの子供に。何故か魔獣の友達だらけ。
そんなジョーディの毎日は、父(ラディス)母(ルリエット)長男(マイケル)、そしてお友達魔獣達と一緒に、騒がしくも楽しく過ぎていきます。

世界最強の公爵様は娘が可愛くて仕方ない
猫乃真鶴
ファンタジー
トゥイリアース王国の筆頭公爵家、ヴァーミリオン。その現当主アルベルト・ヴァーミリオンは、王宮のみならず王都ミリールにおいても名の通った人物であった。
まずその美貌。女性のみならず男性であっても、一目見ただけで誰もが目を奪われる。あと、公爵家だけあってお金持ちだ。王家始まって以来の最高の魔法使いなんて呼び名もある。実際、王国中の魔導士を集めても彼に敵う者は存在しなかった。
ただし、彼は持った全ての力を愛娘リリアンの為にしか使わない。
財力も、魔力も、顔の良さも、権力も。
なぜなら彼は、娘命の、究極の娘馬鹿だからだ。
※このお話は、日常系のギャグです。
※小説家になろう様にも掲載しています。
※2024年5月 タイトルとあらすじを変更しました。

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。