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217.これからの予定
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エンシェントドラゴンおじさんとアルフォンスさんの話しを聞いて、しっかりとこれからの事について納得した僕達。もう少しコースタスク達の事に付いて話し合いたかったけど、その前にこれからの行動について、更に詳しく話しを聞く事に。
それで時間が余っていたら、ギリギリまでエンシェントドラゴンおじさん達はコースタスク達の話しをするって。なにしろエンシェントドラゴンおじさんは奴隷契約のせいで、コースタスクの所へ戻っちゃうからね。そうしたら話し合いなんかできなくなっちゃう。
だから今のうちに、できるだけの話し合いをしておきたいって。うん、大事だよ。僕達も逃げる話しを聞いたら、その後は静かしていようね。エンシェントドラゴンおじさん達が、出来るだけいっぱい話しができるように。
まず初めに、アルフォンスさんは、アルフォンスさんに連絡をしてきた、ハイエルフさんを紹介してくれました。僕達をアルフォンさんと一緒に、連れて逃してくれるハイエルフさんだよ。
「私の名はカーライル。よろしく頼む」
「よろちく、おねがちましゅ!」
『よろしくおねがいなの!』
『お願いします!』
カーライルさんはアルフォンスさんよりも背が高くて、体も結構がっしりしている感じ。僕、小説で読んだハイエルフ達は、みんなスラっとしていたから、この世界のエルフ達もそうなのかな? と思っていたら違ったよ。筋肉…、良いなぁ。
それからカーライルさんは、アルフォンスさんの直属の部下らしいです。何かあった時は必ずアルフォンスさんと行動をして、その場その場でアルフォンスさんから指示を受けて、的確に行動する。ハイエルフの里で、1番何でもできちゃう、凄いハイエルフみたい。
「これからの事に付いてカナデ達に説明をするから、お前も聞いておけ」
「はっ!」
カーライルさんとの自己紹介も今は手短に。すぐにこれからの話しに移ります。まず最初に、エンシェントドラゴンおじさんと別れる時間だけど。色々考えて、早くて明日の朝か、夕方には移動したいって。
話しているうちに、そう考えがまとまったって。だから今日の夜までに、できる限りの準備は済ませておくように言われました。まぁ、準備って言われてもね。これといって、最初からほとんど何も持っていないし。そんなに準備には時間はかからないかな。
後は何でも入っちゃうカバンに、一応食料を少し、木の実や果物を入れます。ただ食事についてはアルフォンスさんがしっかりと食べさせてくれるって。アルフォンスさんのご飯、とっても美味しいもんね。
僕達はカバンの中身をアルフォンスさんに見せたよ。その時アルフォンスさんが興味を示したのはあれね。どうもアルフォンスさん、魔法のことで人が変わるけど、武器、防具でも人が変わるみたいで。
しまっていた、クルクルが考えてくれた、あの武器と防具に興味深々に。でもなんとか我慢して、次の話しに移りました。でも隠れる場所に着いたら見せてくれって。フィルとクルクルがかなり警戒してたよ。
アルフォンスさん、イングラム達みたいになる一歩手前だから気をつけて。フィルとクルクルに攻撃されないようにね。
こうしてカバンの中身を見せた僕達。すぐに片付けようかと思ったんだけど、話しが終わって、エンシェントドラゴンおじさん達が話し合いをしている時に片付ければ良いかなって。先に話しを聞く事に。
でもこの片付けなかった行為が、この後起こる出来事に対して、良い方向に向かうなんて、この時の僕は思ってもみませんでした。しかもこの出来事で、さらに大きく事態が動く事になるなるなんてね。
準備が終わって明日になったら、アルフォンスさんとカーライルさんが森の様子を確認しに行きます。通る場所に強い魔獣がいて、その相手をするの、時間がもったいないでしょう? だからその辺もしっかり確認だって。魔獣が少な場所を確認して移動するんだ。
こうして移動できるってなったら、いよいよエンシェントドラゴンおじさんとはお別れ。寂しいけど、必ずアルフォンスさんがエンシェントドラゴンおじさんを助けてくれるはず。奴隷契約がなくなったら、また絶対に会うんだ!
洞窟から出たら、まずはハイエルフの里へ。その時その時の状況によって、着く時間は変わるけど。カーライルさんの他にも、偵察に出ていたハイエルフさん達が数人いるみたいで。途中でその人達と合流しながら、ハイエルフの里へ行くって。
そしてハイエルフの里に着いたら、里で2日くらい過ごして、また別の隠れ家へ移動します。もし里にいる時に、僕達を追いかけてきてくれている誰かが追いついてきたら、一緒に隠れ家へ。間に合わない時は、後で隠れ家に連れてきてくれる事に。
これが僕達がエンシェントドラゴンおじさんと別れて、洞窟を出てからの予定です。移動はアルフォンスさんが僕を抱っこそてくれて、フィルはカーライルさんが抱っこしてくれるよ。クルクルは僕の洋服のポケットの中ね。
「だいぶ簡単な説明になってしまったが、分かったか?」
「あい!」
『うんなの!』
『大丈夫!』
「そうか。ではこれから私はエンドラと話しをするから、準備をはじめなさい」
「あい!」
『おいしいくだものときのみ、もっていくなの!』
『あっ、後で虫や小鳥が来たら、さよならの挨拶しよう』
うん、そうだね。少ししか一緒にいられなかったけど、僕達はもう友達だもんね。後で全部が片付いて、もう何の危険もなくなったら、また虫や小鳥達に会いに来たいねなぁ。
「よし、私達も話しを始めよう」
『もう、それほど時間はないからな。後のこと、お前に任せることになるが。すまないな』
「そんなこと気にするな、お前と私の仲だ。少し向こうで話そう。カーライル、お前もよく話しを聞いておけ」
「はっ」
それで時間が余っていたら、ギリギリまでエンシェントドラゴンおじさん達はコースタスク達の話しをするって。なにしろエンシェントドラゴンおじさんは奴隷契約のせいで、コースタスクの所へ戻っちゃうからね。そうしたら話し合いなんかできなくなっちゃう。
だから今のうちに、できるだけの話し合いをしておきたいって。うん、大事だよ。僕達も逃げる話しを聞いたら、その後は静かしていようね。エンシェントドラゴンおじさん達が、出来るだけいっぱい話しができるように。
まず初めに、アルフォンスさんは、アルフォンスさんに連絡をしてきた、ハイエルフさんを紹介してくれました。僕達をアルフォンさんと一緒に、連れて逃してくれるハイエルフさんだよ。
「私の名はカーライル。よろしく頼む」
「よろちく、おねがちましゅ!」
『よろしくおねがいなの!』
『お願いします!』
カーライルさんはアルフォンスさんよりも背が高くて、体も結構がっしりしている感じ。僕、小説で読んだハイエルフ達は、みんなスラっとしていたから、この世界のエルフ達もそうなのかな? と思っていたら違ったよ。筋肉…、良いなぁ。
それからカーライルさんは、アルフォンスさんの直属の部下らしいです。何かあった時は必ずアルフォンスさんと行動をして、その場その場でアルフォンスさんから指示を受けて、的確に行動する。ハイエルフの里で、1番何でもできちゃう、凄いハイエルフみたい。
「これからの事に付いてカナデ達に説明をするから、お前も聞いておけ」
「はっ!」
カーライルさんとの自己紹介も今は手短に。すぐにこれからの話しに移ります。まず最初に、エンシェントドラゴンおじさんと別れる時間だけど。色々考えて、早くて明日の朝か、夕方には移動したいって。
話しているうちに、そう考えがまとまったって。だから今日の夜までに、できる限りの準備は済ませておくように言われました。まぁ、準備って言われてもね。これといって、最初からほとんど何も持っていないし。そんなに準備には時間はかからないかな。
後は何でも入っちゃうカバンに、一応食料を少し、木の実や果物を入れます。ただ食事についてはアルフォンスさんがしっかりと食べさせてくれるって。アルフォンスさんのご飯、とっても美味しいもんね。
僕達はカバンの中身をアルフォンスさんに見せたよ。その時アルフォンスさんが興味を示したのはあれね。どうもアルフォンスさん、魔法のことで人が変わるけど、武器、防具でも人が変わるみたいで。
しまっていた、クルクルが考えてくれた、あの武器と防具に興味深々に。でもなんとか我慢して、次の話しに移りました。でも隠れる場所に着いたら見せてくれって。フィルとクルクルがかなり警戒してたよ。
アルフォンスさん、イングラム達みたいになる一歩手前だから気をつけて。フィルとクルクルに攻撃されないようにね。
こうしてカバンの中身を見せた僕達。すぐに片付けようかと思ったんだけど、話しが終わって、エンシェントドラゴンおじさん達が話し合いをしている時に片付ければ良いかなって。先に話しを聞く事に。
でもこの片付けなかった行為が、この後起こる出来事に対して、良い方向に向かうなんて、この時の僕は思ってもみませんでした。しかもこの出来事で、さらに大きく事態が動く事になるなるなんてね。
準備が終わって明日になったら、アルフォンスさんとカーライルさんが森の様子を確認しに行きます。通る場所に強い魔獣がいて、その相手をするの、時間がもったいないでしょう? だからその辺もしっかり確認だって。魔獣が少な場所を確認して移動するんだ。
こうして移動できるってなったら、いよいよエンシェントドラゴンおじさんとはお別れ。寂しいけど、必ずアルフォンスさんがエンシェントドラゴンおじさんを助けてくれるはず。奴隷契約がなくなったら、また絶対に会うんだ!
洞窟から出たら、まずはハイエルフの里へ。その時その時の状況によって、着く時間は変わるけど。カーライルさんの他にも、偵察に出ていたハイエルフさん達が数人いるみたいで。途中でその人達と合流しながら、ハイエルフの里へ行くって。
そしてハイエルフの里に着いたら、里で2日くらい過ごして、また別の隠れ家へ移動します。もし里にいる時に、僕達を追いかけてきてくれている誰かが追いついてきたら、一緒に隠れ家へ。間に合わない時は、後で隠れ家に連れてきてくれる事に。
これが僕達がエンシェントドラゴンおじさんと別れて、洞窟を出てからの予定です。移動はアルフォンスさんが僕を抱っこそてくれて、フィルはカーライルさんが抱っこしてくれるよ。クルクルは僕の洋服のポケットの中ね。
「だいぶ簡単な説明になってしまったが、分かったか?」
「あい!」
『うんなの!』
『大丈夫!』
「そうか。ではこれから私はエンドラと話しをするから、準備をはじめなさい」
「あい!」
『おいしいくだものときのみ、もっていくなの!』
『あっ、後で虫や小鳥が来たら、さよならの挨拶しよう』
うん、そうだね。少ししか一緒にいられなかったけど、僕達はもう友達だもんね。後で全部が片付いて、もう何の危険もなくなったら、また虫や小鳥達に会いに来たいねなぁ。
「よし、私達も話しを始めよう」
『もう、それほど時間はないからな。後のこと、お前に任せることになるが。すまないな』
「そんなこと気にするな、お前と私の仲だ。少し向こうで話そう。カーライル、お前もよく話しを聞いておけ」
「はっ」
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