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213.後5日、それとちょっと頑張る?
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『何となくだが、カナデをコースタスクが狙った理由が分かったな』
エンシェントドラゴンおじいさんのまとめ。可能性だけどね、最初に僕達の道を作っちゃったあの魔法。あれをコースタスクかその手下が見ていて、僕に目をつけたコースタスク。
それからはドラゴンの森を襲撃するまでに、僕にどんな能力が、そしてどれだけの魔力量があるか、コースタスクは調べることに。
ただ、これはエセルバードさん達の結界と、警戒してくれたおかげで、詳しいことまでは知られずにすんだはず。
そして調べるのと並行して、エンシェントドラゴンおじさんを復活させ、しかも奴隷契約をしたコースタスク。エンシェントドラゴンおじさんの復活と、おじさんとは別に、何を復活させるかは分からないけれど、その復活させる時期が近づいていため。
結局僕の能力と力が分からなくとも、とりあえずあれだけの魔法を使うってことは、僕はそれだけの力があるって結論に至って、予定通りにドラゴンの森の襲撃を開始。そして僕を攫ってくるようにエンシェントドラゴンおじさんに命令をした。
そんな感じじゃないかって。もう! しっかりと僕のことが分からないなら、放っておいてくれれば良かったのに。まぁ、それでも結局は、襲ってきたんだろうけどさ。でも、僕のことで、エセルバードさん達に迷惑をかけないですんだかもしれないのに。
僕を守るために、アビアンナさん達も最後まで、僕達のことを守ってくれたんだよ。僕がエンシェントドラゴンおじさんに攫われた時、みんなボロボロ、怪我もしてた…。みんな大丈夫かな?
「まぁ、大体はそんな感じだろう。カナデの力がどれくらいか、ステータスを見た感じ、かなりのものだろう。そのカナデの力を奴が手に入れれば、大変なことになる」
『ああ。カナデのことが詳しく分かって良かった。ん? 詳しく? いや、記号ばっかりだったがな、ハハハッ!』
「これからの予定は立てられるからな。さて、ここからは、カナデ達のこれからを話し合わなければ」
僕達のこれから? そういえばこれからはアルフォンスさんに僕達のことを任せるって、エンシェントドラゴンおじさんは言っていたよね。それに後2日くらいだって。その話し、詳しく聞いてなかったよ。
すぐに話しを聞こうとした僕。でもその前に、アルフォンスさんが急に、洞窟の入り口に向かうトンネルの方を見たんだ。それで来たなって言って。何が来たの? 思わず身構える僕とフィルとクルクル。
そんな僕達を見たエンシェントドラゴンおじさんが、コースタスクでも敵でもないから安心しろって。じゃあ、誰が来たの? もしかしてまた虫と小鳥達が集まって来ちゃったとか?
「安心しろ、私の部下だ。報告に来たのだ」
そう言うと、アルフォンスさんが洞窟から出て行きました。アルフォンスさんの部下。別のハイエルフさんが来たみたい。みんなよく分かるよね。エセルバードさん達もそうだったけど、何で誰が来てるって分かるの?
「おじちゃ」
『何だ?』
「にゃんで、みにゃわかりゅ? だれかきちゃって。ぼくも、わかりゅよなりゅ?」
『そうだな。カナデなら分かるようになるかもしれんな。普通の人間は、気配を察知する能力を持っている者は少ない。というか、そこまで力がないと言った方が正しいだろう』
人間だけじゃなくて、獣人の中にも力が弱くて、他の人や魔獣の気配を察知することができない獣人もいるみたい。ただ、獣人の場合は半々くらいね。人間の場合は察知できない人の方が多いって。それに獣人は匂いに敏感だから、気配を察知できなくても、あんまり問題ないみたい。
その理由は? それは他の種族よりも人間の力が弱いから。だから気配を察知できる人が少ないんだって。もちろん力が強い人や、ちゃんと訓練した人の中には、察知できる人達も。
僕の力が強いことは、もう分かっているからね。僕も大きくなって、ちゃんと訓練をすれば、いつか気配を感じられるようになるんじゃないかって。
『まぁ、カナデは『神の愛し子』だからな。能力とか力とか、そんなこと関係なく、気配が分かるようになりそうだが』
そうか。僕ね、いつか大きくなって、いろんな場所へ冒険に行った時、フィルやクルクルに迷惑をかけないようの、少しでも自分で動けるように、気配が分かるようになれば良いなぁって思ったんだけど。
まぁ、まずは、今のこの状況をどうにかしないと、これからの事なんて、考えられないんだけどね。
と、こんな話しをしているうちに、アルフォンスさんが戻ってきました。
「かなりのスピードで進んでいるようだ。このままなら、おそらく後5日で追いつくだろうと」
『ドラゴンの森に住んでいるドラゴンに、あのワイルドウルフ達ならばな』
ん? 何のこと? 不思議に思っていると、アルフォンスさんが僕達の方を見てきて。
「お前達を追いかけて来ている者達がいる。その者達がここへ着くまでに、大体5日だろうということだ」
「おいかけちぇ、きちぇりゅ?」
「ああ。ドラゴンとワイルドウルフ、そして人間が、こちらに向かって来ていると報告が来た。おそらくお前達の関係者だろう。お前達を助けるために、今こちらへ向かっているということだ」
本当!? 誰かな? ドラゴンはもしかしてクラウドかな? それでワイルドウルフがイングラム達で、人間がウィバリーさん達?
『しかし5日か』
「ああ。その間にこちらもまた移動するからな。あの者達には、もう少し頑張ってもらう事になると思うが」
え? どういう事? 5日でここにみんなが来るんだよね? どうしてもう少し頑張ってもらうなんて。
「カナデ、我々は明日か明後日には、またここから移動するのだ。それはカナデ達のためでも、エンドラのためでもある」
『だからその移動を含め、今追いかけて来ている者達には、もう少し頑張ってもらわなければ。それに同じ場所に長く止まるのは、今の状況ではかなり危険なのだ』
エンシェントドラゴンおじいさんのまとめ。可能性だけどね、最初に僕達の道を作っちゃったあの魔法。あれをコースタスクかその手下が見ていて、僕に目をつけたコースタスク。
それからはドラゴンの森を襲撃するまでに、僕にどんな能力が、そしてどれだけの魔力量があるか、コースタスクは調べることに。
ただ、これはエセルバードさん達の結界と、警戒してくれたおかげで、詳しいことまでは知られずにすんだはず。
そして調べるのと並行して、エンシェントドラゴンおじさんを復活させ、しかも奴隷契約をしたコースタスク。エンシェントドラゴンおじさんの復活と、おじさんとは別に、何を復活させるかは分からないけれど、その復活させる時期が近づいていため。
結局僕の能力と力が分からなくとも、とりあえずあれだけの魔法を使うってことは、僕はそれだけの力があるって結論に至って、予定通りにドラゴンの森の襲撃を開始。そして僕を攫ってくるようにエンシェントドラゴンおじさんに命令をした。
そんな感じじゃないかって。もう! しっかりと僕のことが分からないなら、放っておいてくれれば良かったのに。まぁ、それでも結局は、襲ってきたんだろうけどさ。でも、僕のことで、エセルバードさん達に迷惑をかけないですんだかもしれないのに。
僕を守るために、アビアンナさん達も最後まで、僕達のことを守ってくれたんだよ。僕がエンシェントドラゴンおじさんに攫われた時、みんなボロボロ、怪我もしてた…。みんな大丈夫かな?
「まぁ、大体はそんな感じだろう。カナデの力がどれくらいか、ステータスを見た感じ、かなりのものだろう。そのカナデの力を奴が手に入れれば、大変なことになる」
『ああ。カナデのことが詳しく分かって良かった。ん? 詳しく? いや、記号ばっかりだったがな、ハハハッ!』
「これからの予定は立てられるからな。さて、ここからは、カナデ達のこれからを話し合わなければ」
僕達のこれから? そういえばこれからはアルフォンスさんに僕達のことを任せるって、エンシェントドラゴンおじさんは言っていたよね。それに後2日くらいだって。その話し、詳しく聞いてなかったよ。
すぐに話しを聞こうとした僕。でもその前に、アルフォンスさんが急に、洞窟の入り口に向かうトンネルの方を見たんだ。それで来たなって言って。何が来たの? 思わず身構える僕とフィルとクルクル。
そんな僕達を見たエンシェントドラゴンおじさんが、コースタスクでも敵でもないから安心しろって。じゃあ、誰が来たの? もしかしてまた虫と小鳥達が集まって来ちゃったとか?
「安心しろ、私の部下だ。報告に来たのだ」
そう言うと、アルフォンスさんが洞窟から出て行きました。アルフォンスさんの部下。別のハイエルフさんが来たみたい。みんなよく分かるよね。エセルバードさん達もそうだったけど、何で誰が来てるって分かるの?
「おじちゃ」
『何だ?』
「にゃんで、みにゃわかりゅ? だれかきちゃって。ぼくも、わかりゅよなりゅ?」
『そうだな。カナデなら分かるようになるかもしれんな。普通の人間は、気配を察知する能力を持っている者は少ない。というか、そこまで力がないと言った方が正しいだろう』
人間だけじゃなくて、獣人の中にも力が弱くて、他の人や魔獣の気配を察知することができない獣人もいるみたい。ただ、獣人の場合は半々くらいね。人間の場合は察知できない人の方が多いって。それに獣人は匂いに敏感だから、気配を察知できなくても、あんまり問題ないみたい。
その理由は? それは他の種族よりも人間の力が弱いから。だから気配を察知できる人が少ないんだって。もちろん力が強い人や、ちゃんと訓練した人の中には、察知できる人達も。
僕の力が強いことは、もう分かっているからね。僕も大きくなって、ちゃんと訓練をすれば、いつか気配を感じられるようになるんじゃないかって。
『まぁ、カナデは『神の愛し子』だからな。能力とか力とか、そんなこと関係なく、気配が分かるようになりそうだが』
そうか。僕ね、いつか大きくなって、いろんな場所へ冒険に行った時、フィルやクルクルに迷惑をかけないようの、少しでも自分で動けるように、気配が分かるようになれば良いなぁって思ったんだけど。
まぁ、まずは、今のこの状況をどうにかしないと、これからの事なんて、考えられないんだけどね。
と、こんな話しをしているうちに、アルフォンスさんが戻ってきました。
「かなりのスピードで進んでいるようだ。このままなら、おそらく後5日で追いつくだろうと」
『ドラゴンの森に住んでいるドラゴンに、あのワイルドウルフ達ならばな』
ん? 何のこと? 不思議に思っていると、アルフォンスさんが僕達の方を見てきて。
「お前達を追いかけて来ている者達がいる。その者達がここへ着くまでに、大体5日だろうということだ」
「おいかけちぇ、きちぇりゅ?」
「ああ。ドラゴンとワイルドウルフ、そして人間が、こちらに向かって来ていると報告が来た。おそらくお前達の関係者だろう。お前達を助けるために、今こちらへ向かっているということだ」
本当!? 誰かな? ドラゴンはもしかしてクラウドかな? それでワイルドウルフがイングラム達で、人間がウィバリーさん達?
『しかし5日か』
「ああ。その間にこちらもまた移動するからな。あの者達には、もう少し頑張ってもらう事になると思うが」
え? どういう事? 5日でここにみんなが来るんだよね? どうしてもう少し頑張ってもらうなんて。
「カナデ、我々は明日か明後日には、またここから移動するのだ。それはカナデ達のためでも、エンドラのためでもある」
『だからその移動を含め、今追いかけて来ている者達には、もう少し頑張ってもらわなければ。それに同じ場所に長く止まるのは、今の状況ではかなり危険なのだ』
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