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197.怒る僕達、突然の声
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エンシェントドラゴンおじさんの話しが終わって、その直後は誰も何も言いませんでした。でも数十秒後には、僕とフィル、クルクル、3人で色々言い始めたもんだから、洞窟の中は大騒ぎに。だって、今の話しを聞いて黙っていられる?
神様のミスから始まり、予定外の場所へ送られたアサヒさん。まずは1番最初に、問題を起こした神様の事を怒った僕達。でもまぁ、神様のミスで出会った2人はその後、色々な場所を旅をして、幸せに楽しく暮らしていたみたいだから、それは良かったと思うけど。
その後はまた問題だよ。散々エンシェントドラゴンおじさんとアサヒさんに頼っておいて、この世界を、この国の人達を守ってもらったのに。国王やその周りの人達は、エンシェントドラゴンおじさんの話しの感じからすると、命令するばっかりで、何もしてなかったんじゃない?
挙句最後の方は、エンシェントドラゴンおじさんの力が怖い? 民達のアサヒさんへの信頼があつすぎるから怖い? そしてエンシェントドラゴンおじさんと同じで、その強い力も怖い? だから2人とも消しちゃおうって?
上手くいけば奴隷として、それができなければ奴隷契約。どっちになっても2人には最悪な結末しかったってことでしょう?
そのために、家族と思えるほどの。ううん、言葉にはしていなかったけど、家族と考えて、共に過ごしていた2人を引き離すなんて。
そしてそれのおかげで、エンシェントドラゴンおじさんとアサヒさんは、悲しい別れをすることに。一体どれだけ、2人を不幸にすれば気がすむのさ!!
でもそんな、まぁ、今の国王やその周りの人達のことは知らないけど。昔のバカな国王や、その周りの人達よりはバカじゃないけどさ、エンシェントドラゴンおじさんもちょっとだけバカだよ。
「にゃんで、おやくしょく、あしゃひしゃん、しんじにゃかちゃ!!」
『アサヒさんと、おはなししなかったなの!!』
『アサヒさん、おじさんのこと家族って思ってた。おじさんもそうでしょ。家族信じる、ずっと側にいる、どんな時でも一緒に頑張』
「あしゃひしゃん、しゃいごまでおじしゃん、しんじてちゃ!」
『アサヒさん、さいごまでわるいことしてない、っていってたなの!』
『ハイエルフ、エルフ達は最後までアサヒさんを信じてた。なのに家族のおじさんは信じなかった!』
絶対に悪いのは国王や、その周りの人達で、エンシェントドラゴンおじさんは被害者なのは分かっているんだけど。今、僕達の目の前にいるのはエンシェントドラゴンおじさんだからね。どうしてもエンシェントドラゴンおじさんへの文句が強くなっちゃうよね。
僕達の言うことに神妙な顔をして、ずっと謝るエンシェントドラゴンおじさん。すまない。そうだ我の責任だ。最後まで信じる事をせず、本当にバカだったって。
僕達に謝ったって仕方ないんだよ! もう!! ここにアサヒさんがいたら、アサヒさんの気が済むまで、エンシェントドラゴンおじさんに謝らせるのに! アサヒさんがもう良いって、許すって言ってくれるまでだよ。
それで僕達は、そんなエンシェントドラゴンおじさんを、ちゃんと謝っているか見張って、許されたか確認してさ。ああ、もう! なんかモヤモヤする!
『おじさん、ダメダメなの!』
『国王も他の人もダメダメなの! でも家族のおじさんもダメダメ!』
「いちばんわりゅは、こくおたち。でもおじしゃんもだめ!」
『その通りだ、本当にすまん。いや、アサヒ、本当にすまん』
僕達に謝って後に、すぐにアサヒさんへ向けて謝ったおじさん。その謝っている声に、そして姿勢に。エンシェントドラゴンおじさんがしっかり謝っている、って感じた僕。
僕がフィルとクルクルを見ると、2匹も僕を見ていて、そしてうんってみんなで頷きました。
これ以上は今言ってもね。後でもう1回、多たぶん神様の元にいるだろうアサヒさんに謝ってもらおうかな? なんて考えながら、僕は次の話しをしようとします。
エンシェントドラゴンおじさんの過去の話しは分かったけど、そんなアサヒさんの気配に似ているって言っていたエンシェントドラゴンおじさん。そのことについて、もう少し詳しく聞きたいし。
他にも、どうしておじさんが復活する事ができたのかとか、僕を攫った理由は、アサヒさんの気配にそっくりだからだけなのか。色々と、理由があると思うんだよね。
「あちょで、もかいあやまりゅ。いまは、おはなち。どちておじしゃんは、ふかちゅちた?」
『何でカナデ連れて行こうとしたの?』
『なんでここにきたなの?』
『それについて、私も聞きたいのだが?』
それは突然でした。今までに聞いたことのない声が、僕達が通って来た、洞窟の入り口へ向かう道の方から聞こえて。
バッ!と振り向く僕達。でも姿が見えずに、エンシェントドラゴンおじさんの後ろに、急いでかくれました。それからエンシェントドラゴンおじさんの体に隠れながら、チラチラと様子を伺って。
『そのうち、お前ならばもしかしたら、復活するのではと思っていたが、本当に復活するとはな。お前が復活するなど、自然に復活したか、また何か悪い事が起きているのか?』
どんどんこっちに近づいてくる声。一体誰? 大丈なの? 不安になって、エンシェントドラゴンおじさんを見たら。エンシェントドラゴンおじさんは、困った顔をしながら、でもなんかちょっと嬉しそうに笑っていいました。
『まったく、何が起きたのだ? そしてその幼児達は何だ? さぁ、私も話しには混ぜてもらうぞ』
もう声はすぐにそこに。そしてついに誰かが、入り口へと続く道から入って来て、その誰かは。
背が高く、エセルバードさんよりもちょっと若くて、それから耳が尖っている。白い生地に金色の刺繍?がしてある、綺麗な洋服を着ている男の人でした。
神様のミスから始まり、予定外の場所へ送られたアサヒさん。まずは1番最初に、問題を起こした神様の事を怒った僕達。でもまぁ、神様のミスで出会った2人はその後、色々な場所を旅をして、幸せに楽しく暮らしていたみたいだから、それは良かったと思うけど。
その後はまた問題だよ。散々エンシェントドラゴンおじさんとアサヒさんに頼っておいて、この世界を、この国の人達を守ってもらったのに。国王やその周りの人達は、エンシェントドラゴンおじさんの話しの感じからすると、命令するばっかりで、何もしてなかったんじゃない?
挙句最後の方は、エンシェントドラゴンおじさんの力が怖い? 民達のアサヒさんへの信頼があつすぎるから怖い? そしてエンシェントドラゴンおじさんと同じで、その強い力も怖い? だから2人とも消しちゃおうって?
上手くいけば奴隷として、それができなければ奴隷契約。どっちになっても2人には最悪な結末しかったってことでしょう?
そのために、家族と思えるほどの。ううん、言葉にはしていなかったけど、家族と考えて、共に過ごしていた2人を引き離すなんて。
そしてそれのおかげで、エンシェントドラゴンおじさんとアサヒさんは、悲しい別れをすることに。一体どれだけ、2人を不幸にすれば気がすむのさ!!
でもそんな、まぁ、今の国王やその周りの人達のことは知らないけど。昔のバカな国王や、その周りの人達よりはバカじゃないけどさ、エンシェントドラゴンおじさんもちょっとだけバカだよ。
「にゃんで、おやくしょく、あしゃひしゃん、しんじにゃかちゃ!!」
『アサヒさんと、おはなししなかったなの!!』
『アサヒさん、おじさんのこと家族って思ってた。おじさんもそうでしょ。家族信じる、ずっと側にいる、どんな時でも一緒に頑張』
「あしゃひしゃん、しゃいごまでおじしゃん、しんじてちゃ!」
『アサヒさん、さいごまでわるいことしてない、っていってたなの!』
『ハイエルフ、エルフ達は最後までアサヒさんを信じてた。なのに家族のおじさんは信じなかった!』
絶対に悪いのは国王や、その周りの人達で、エンシェントドラゴンおじさんは被害者なのは分かっているんだけど。今、僕達の目の前にいるのはエンシェントドラゴンおじさんだからね。どうしてもエンシェントドラゴンおじさんへの文句が強くなっちゃうよね。
僕達の言うことに神妙な顔をして、ずっと謝るエンシェントドラゴンおじさん。すまない。そうだ我の責任だ。最後まで信じる事をせず、本当にバカだったって。
僕達に謝ったって仕方ないんだよ! もう!! ここにアサヒさんがいたら、アサヒさんの気が済むまで、エンシェントドラゴンおじさんに謝らせるのに! アサヒさんがもう良いって、許すって言ってくれるまでだよ。
それで僕達は、そんなエンシェントドラゴンおじさんを、ちゃんと謝っているか見張って、許されたか確認してさ。ああ、もう! なんかモヤモヤする!
『おじさん、ダメダメなの!』
『国王も他の人もダメダメなの! でも家族のおじさんもダメダメ!』
「いちばんわりゅは、こくおたち。でもおじしゃんもだめ!」
『その通りだ、本当にすまん。いや、アサヒ、本当にすまん』
僕達に謝って後に、すぐにアサヒさんへ向けて謝ったおじさん。その謝っている声に、そして姿勢に。エンシェントドラゴンおじさんがしっかり謝っている、って感じた僕。
僕がフィルとクルクルを見ると、2匹も僕を見ていて、そしてうんってみんなで頷きました。
これ以上は今言ってもね。後でもう1回、多たぶん神様の元にいるだろうアサヒさんに謝ってもらおうかな? なんて考えながら、僕は次の話しをしようとします。
エンシェントドラゴンおじさんの過去の話しは分かったけど、そんなアサヒさんの気配に似ているって言っていたエンシェントドラゴンおじさん。そのことについて、もう少し詳しく聞きたいし。
他にも、どうしておじさんが復活する事ができたのかとか、僕を攫った理由は、アサヒさんの気配にそっくりだからだけなのか。色々と、理由があると思うんだよね。
「あちょで、もかいあやまりゅ。いまは、おはなち。どちておじしゃんは、ふかちゅちた?」
『何でカナデ連れて行こうとしたの?』
『なんでここにきたなの?』
『それについて、私も聞きたいのだが?』
それは突然でした。今までに聞いたことのない声が、僕達が通って来た、洞窟の入り口へ向かう道の方から聞こえて。
バッ!と振り向く僕達。でも姿が見えずに、エンシェントドラゴンおじさんの後ろに、急いでかくれました。それからエンシェントドラゴンおじさんの体に隠れながら、チラチラと様子を伺って。
『そのうち、お前ならばもしかしたら、復活するのではと思っていたが、本当に復活するとはな。お前が復活するなど、自然に復活したか、また何か悪い事が起きているのか?』
どんどんこっちに近づいてくる声。一体誰? 大丈なの? 不安になって、エンシェントドラゴンおじさんを見たら。エンシェントドラゴンおじさんは、困った顔をしながら、でもなんかちょっと嬉しそうに笑っていいました。
『まったく、何が起きたのだ? そしてその幼児達は何だ? さぁ、私も話しには混ぜてもらうぞ』
もう声はすぐにそこに。そしてついに誰かが、入り口へと続く道から入って来て、その誰かは。
背が高く、エセルバードさんよりもちょっと若くて、それから耳が尖っている。白い生地に金色の刺繍?がしてある、綺麗な洋服を着ている男の人でした。
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