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188.エンシェントドラゴンおじさんの過去 ある人との出会い
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昔々、エンシェントドラゴンおじさんは、ここに住んでいました。そう、この洞窟はおじさんの家だったんだよ。どのくらい昔かっていうと、ドラゴンの森に今住んでいるドラゴン達全員が、まだぜんぜん生まれていない頃だって。
誰も? セバスチャンよりも? って聞いたら、誰かって聞かれて。セバスチャンの大体の年齢を言ったら、それよりももっと前だって言われました。僕もフィル達もビックリ。そんなに昔って、エンシェントドラゴンおじさんは今いくつなの?
『我も、もう歳は分からん。だが、確実にその者達よりは、もっと昔から生きている』
ビックリしたまま話しを進めるエンシェントドラゴンおじさん。この場所はおじさんにとって、とっても住みやすい場所でした。周りには綺麗な花畑が広がっているし、花畑の周りには、ドラゴンの里よりも広い森が広がっていて。
広い森だからね、それだけ魔獣もいるって事で、それから木の実に果物に。食料にも全く困らない場所です。
おじさんは綺麗な花畑を見ながら、ご飯を食べるのが大好きだったんだって。ドラゴンの里には、怖い魔獣もいるからね、ここの森の魔獣はエンシェントドラゴンおじさんの邪魔しなかった? って聞いたら。みんなそんな馬鹿なことしなかったって。
『我は誰よりも強いからな。あのドラゴンの里の長よりもな』
エセルバードさん達よりも、ぜんぜん強いって言うエンシェントドラゴンおじさん。周りの森に住んでいる魔獣達は、かなり強い魔獣ばかりだけど、おじさんに勝てる魔獣がいるわけもなく、魔獣達もそれは分かっているから、絶対に手を出して来なかったって。
それにそれだけ強い魔獣がいる森だったから、周りの人や獣人、他の種族の人達も手を出してくるわけもなく。
そんな誰にも邪魔されないで、幸せにまったりと暮らしていたエンシェントドラゴンおじさん。でもある日、突然おじさんの前にある人が現れました。
本当にそれは突然だったみたいだよ。森で自然にわいている、天然のお酒があるらしいんだけど。それを飲みながら、月を見て、花畑を見て、まったりしているおじさんの頭の上に、突然人間が現れたんだって。
「よう、初めまして!」
『………』
あまりの突然のことに、しかもエンシェントドラゴンおじさんを怖がることなく、敵意も全く感じない、そして軽~く挨拶をしてきた人間に。流石のおじさんも、少しの間動けませんでした。
その後我に帰ったエンシェントドラゴンおじさん。なんとか人間を頭から下ろすと、その人間を結界で囲って逃げないように、そして攻撃ができないようにして、どうやってここに来たのか、何が目的なのか尋問することに。
何しろ本当に突然だったからね。近づいて来る気配も一切なく、エンシェントドラゴンおじさんの頭の上に現れるなんて、そりゃあ、色々聞くよね。今は敵意を見せていなくても、本当はエンシェントドラゴンおじさんを倒しに来たかもしれないし、
でも、返ってきた答えは、そんな物騒な物じゃなくて。その人間は神様からこの世界に送ってもらったって言ったの。そう、その人間は、僕と同じ『神の愛し子』だったんだ。
名前はアサヒさん。アサヒさん…、名前からして日本人かな? そのアサヒさんによると、神様の何かのミスで、元いた場所で生きることができなくなって、お詫びにこの世界で生活できるようにしてもらったらしく。
ついでに、ただ送るのもってことで、色々加護をもらって、『神の愛し子』として、この世界の送ってもらいました。
それで、送ってもらったのは良いんだけど、アサヒさんによると本当は、エンシェントドラゴンおじさんの所に送ってもらうはずじゃなかったみたい。人間が住んでいる村か街の近くに送ってもらう予定だったって。
でも着いてみればそこは。エンシェントドラゴンおじさんの頭の上だわ、周りは花畑に森が広がっていて。神様が送る所を間違えたんだろうって、アサヒさん大笑いしてたらしいよ。
いやいやアサヒさん、笑い事じゃないと思うんだけど。それに今の話し、まんま僕達じゃ? 神様のミス、加護をもらって別の世界へ。というかこの世界へ。そして僕は神様に『神の愛し子』のことは聞いていなかったけど、それも一緒で。
挙句、送ってもらえる予定だった場所には場所へ送ってもらえず、アサヒさんはエンシェントドラゴンおじさんの頭の上。そしておじさんの尋問を受けることに。僕とフィルは、僕は2歳児になるは、イノシシ魔獣に襲われるわ。ほら、最後の部分以外、一緒じゃん。
『カナデ、なんのおはなしなの? おじさん、ボクたちのおはなししてるなの?』
あ~あ、フィルが混乱しちゃったよ。でもそうだよね、そうなるよね。
『違う、フィル。別の人の話ししてる。昔の人間の話し』
『でも、ボクとおなじなの。ボクたちのおはなしなの』
『何だ? どういう事だ?』
まだまだ話しを聞き始めたばかり。僕は簡単に、僕達がここに来た時の話しをしました。地球のことや僕が2歳になったことは、面倒だから言わなかったけど、神様がミスをしたことや、ここに来るまでの出来事をね。
そして僕が話している間、フィルとクルクルは、あのダメダメ神様の歌を歌って。
話しを聞き終わったエンシェントドラゴンおじさんは、大きなため息だったよ。僕だってため息。まさか神様が、ほぼ同じ事をしてたなんてね。いつかまた再会した時、文句を言う事が増えたよ。
『はぁ、奴はまたやらかしたのか。しかもこのような幼子、送る場所を間違えるとは。奴には奴の責任というものを、しっかりと考えた事があるのか? とりあえずお前達の事は分かった』
その後も、エンシェントドラゴンおじさんの話は続きました。それはとってもとっても頭にくる、そしてとってもとっても悲しいお話しで。
誰も? セバスチャンよりも? って聞いたら、誰かって聞かれて。セバスチャンの大体の年齢を言ったら、それよりももっと前だって言われました。僕もフィル達もビックリ。そんなに昔って、エンシェントドラゴンおじさんは今いくつなの?
『我も、もう歳は分からん。だが、確実にその者達よりは、もっと昔から生きている』
ビックリしたまま話しを進めるエンシェントドラゴンおじさん。この場所はおじさんにとって、とっても住みやすい場所でした。周りには綺麗な花畑が広がっているし、花畑の周りには、ドラゴンの里よりも広い森が広がっていて。
広い森だからね、それだけ魔獣もいるって事で、それから木の実に果物に。食料にも全く困らない場所です。
おじさんは綺麗な花畑を見ながら、ご飯を食べるのが大好きだったんだって。ドラゴンの里には、怖い魔獣もいるからね、ここの森の魔獣はエンシェントドラゴンおじさんの邪魔しなかった? って聞いたら。みんなそんな馬鹿なことしなかったって。
『我は誰よりも強いからな。あのドラゴンの里の長よりもな』
エセルバードさん達よりも、ぜんぜん強いって言うエンシェントドラゴンおじさん。周りの森に住んでいる魔獣達は、かなり強い魔獣ばかりだけど、おじさんに勝てる魔獣がいるわけもなく、魔獣達もそれは分かっているから、絶対に手を出して来なかったって。
それにそれだけ強い魔獣がいる森だったから、周りの人や獣人、他の種族の人達も手を出してくるわけもなく。
そんな誰にも邪魔されないで、幸せにまったりと暮らしていたエンシェントドラゴンおじさん。でもある日、突然おじさんの前にある人が現れました。
本当にそれは突然だったみたいだよ。森で自然にわいている、天然のお酒があるらしいんだけど。それを飲みながら、月を見て、花畑を見て、まったりしているおじさんの頭の上に、突然人間が現れたんだって。
「よう、初めまして!」
『………』
あまりの突然のことに、しかもエンシェントドラゴンおじさんを怖がることなく、敵意も全く感じない、そして軽~く挨拶をしてきた人間に。流石のおじさんも、少しの間動けませんでした。
その後我に帰ったエンシェントドラゴンおじさん。なんとか人間を頭から下ろすと、その人間を結界で囲って逃げないように、そして攻撃ができないようにして、どうやってここに来たのか、何が目的なのか尋問することに。
何しろ本当に突然だったからね。近づいて来る気配も一切なく、エンシェントドラゴンおじさんの頭の上に現れるなんて、そりゃあ、色々聞くよね。今は敵意を見せていなくても、本当はエンシェントドラゴンおじさんを倒しに来たかもしれないし、
でも、返ってきた答えは、そんな物騒な物じゃなくて。その人間は神様からこの世界に送ってもらったって言ったの。そう、その人間は、僕と同じ『神の愛し子』だったんだ。
名前はアサヒさん。アサヒさん…、名前からして日本人かな? そのアサヒさんによると、神様の何かのミスで、元いた場所で生きることができなくなって、お詫びにこの世界で生活できるようにしてもらったらしく。
ついでに、ただ送るのもってことで、色々加護をもらって、『神の愛し子』として、この世界の送ってもらいました。
それで、送ってもらったのは良いんだけど、アサヒさんによると本当は、エンシェントドラゴンおじさんの所に送ってもらうはずじゃなかったみたい。人間が住んでいる村か街の近くに送ってもらう予定だったって。
でも着いてみればそこは。エンシェントドラゴンおじさんの頭の上だわ、周りは花畑に森が広がっていて。神様が送る所を間違えたんだろうって、アサヒさん大笑いしてたらしいよ。
いやいやアサヒさん、笑い事じゃないと思うんだけど。それに今の話し、まんま僕達じゃ? 神様のミス、加護をもらって別の世界へ。というかこの世界へ。そして僕は神様に『神の愛し子』のことは聞いていなかったけど、それも一緒で。
挙句、送ってもらえる予定だった場所には場所へ送ってもらえず、アサヒさんはエンシェントドラゴンおじさんの頭の上。そしておじさんの尋問を受けることに。僕とフィルは、僕は2歳児になるは、イノシシ魔獣に襲われるわ。ほら、最後の部分以外、一緒じゃん。
『カナデ、なんのおはなしなの? おじさん、ボクたちのおはなししてるなの?』
あ~あ、フィルが混乱しちゃったよ。でもそうだよね、そうなるよね。
『違う、フィル。別の人の話ししてる。昔の人間の話し』
『でも、ボクとおなじなの。ボクたちのおはなしなの』
『何だ? どういう事だ?』
まだまだ話しを聞き始めたばかり。僕は簡単に、僕達がここに来た時の話しをしました。地球のことや僕が2歳になったことは、面倒だから言わなかったけど、神様がミスをしたことや、ここに来るまでの出来事をね。
そして僕が話している間、フィルとクルクルは、あのダメダメ神様の歌を歌って。
話しを聞き終わったエンシェントドラゴンおじさんは、大きなため息だったよ。僕だってため息。まさか神様が、ほぼ同じ事をしてたなんてね。いつかまた再会した時、文句を言う事が増えたよ。
『はぁ、奴はまたやらかしたのか。しかもこのような幼子、送る場所を間違えるとは。奴には奴の責任というものを、しっかりと考えた事があるのか? とりあえずお前達の事は分かった』
その後も、エンシェントドラゴンおじさんの話は続きました。それはとってもとっても頭にくる、そしてとってもとっても悲しいお話しで。
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