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夏休み
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ぐだぐだしているうちに夏休みに突入してしまった。悩むったってなにに対して悩んでるのかもよく分からないし、考えてもモヤモヤするだけだから、時間があるときはできるだけバイトを入れた。
マスターは助かるよって大歓迎だったし、やっばり稼げるし、京士さんは相変わらず千花さんにデレデレだけど、仕事に身が入らないなんてことは無くなって、前の尊敬する先輩に戻ったし、千花さんとは穏やかなカップルという感じ。時々千花さんがラストまでいて一緒に帰ったりしてる。暑いのに余計暑くなる。
高嶺たちとは夏休みに入ってから何度か遊んだ。高嶺の家でゲームしたり、プール行ったり、花火大会に行ったり。大体は5人で集まれたけど花火大会だけ暁人は来なかった。「用事があるんだって」と理玖が言っていた。
「花火大会なんて俺らと行くより彼女と行きたいんだろ?」
「やっぱりそうなのか、言ってくれればいいのにな」高嶺と和真がぼやく。
チリチリ。
また胸がざわつく。
花火大会なんで来なかった?もしかして前に一緒に歩いてた女の子と行ったのかな。
本当に彼女なのかな。
彼女いるなら花火大会なんか男友達と来ないよな。
一緒にいれば「圭ちゃん、圭ちゃん」言ってるのは今も変わらないけど、やっぱりあれから好きとは言わないし、本当は俺を優先してくれなかったことがつまらないだけだ。俺を優先?何言ってんだ、何様なんだ、俺。
そんな身勝手な感情を持て余したまま長いはずの夏休みはあっという間に終わった。
マスターは助かるよって大歓迎だったし、やっばり稼げるし、京士さんは相変わらず千花さんにデレデレだけど、仕事に身が入らないなんてことは無くなって、前の尊敬する先輩に戻ったし、千花さんとは穏やかなカップルという感じ。時々千花さんがラストまでいて一緒に帰ったりしてる。暑いのに余計暑くなる。
高嶺たちとは夏休みに入ってから何度か遊んだ。高嶺の家でゲームしたり、プール行ったり、花火大会に行ったり。大体は5人で集まれたけど花火大会だけ暁人は来なかった。「用事があるんだって」と理玖が言っていた。
「花火大会なんて俺らと行くより彼女と行きたいんだろ?」
「やっぱりそうなのか、言ってくれればいいのにな」高嶺と和真がぼやく。
チリチリ。
また胸がざわつく。
花火大会なんで来なかった?もしかして前に一緒に歩いてた女の子と行ったのかな。
本当に彼女なのかな。
彼女いるなら花火大会なんか男友達と来ないよな。
一緒にいれば「圭ちゃん、圭ちゃん」言ってるのは今も変わらないけど、やっぱりあれから好きとは言わないし、本当は俺を優先してくれなかったことがつまらないだけだ。俺を優先?何言ってんだ、何様なんだ、俺。
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