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自覚
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湊くんがベッドへ誘う。
そして
「やり直させて」
と俯きながら言う。
さっきのことを気にしてる。
多分そうだと思う。
「俺なんとも思ってないよ?」
きっとこの言葉さえも湊くんを傷つける。
「湊くん、こっち向いて?」
ダメかも…
湊くんの厚い胸板に抱きつく。
いいな、こんな体憧れる。
頭をぐりぐりすると、ふっと笑う。
「湊くん、聞いてくれる?お願い」
「うん」
「俺、女の子とする時、早漏は恥ずかしいと思って早くイかないようにしてた」
「それ慰めてるつもり?傷つく。
そんな話聞きたくない」
「うん、怒るよね。ムカつくよね」
「わかってるなら言うなよ」
「ごめん、でも聞いて」
「……」
「その時はそう思ってた、でも今は違うんだ。湊くんが俺で気持ちよくなってくれたってことでしょ?言い方合ってるかわからないけど、早いのが嬉しいって初めて知った」
「……」
「伝わった?」
「早いって言うな」
「ふふっ」
やっとこっち見てくれた。
「俺、これからも多分ずっと早いぞ、お前相手に我慢なんてできない」
「なら二人で気持ちよくなろうよ、それなら恥ずかしくないでしょ?」
「俺の方が早いからな」
「張り合うの、そこ?」
「悠馬、ありがとう」
おでこにキスしてくれる。
「でも、女とやってた時の話はするな、気が狂いそうになる」
「じゃあ狂って?」
「だから嫌だって」
「俺と狂おうよ」
そう言って湊くんの唇を奪う。
キスしたい、舌絡めたい。
湊くんの上に跨り、両腕を押さえる。
「っ!悠馬?」
「ほら、これで浮気できないよ」
湊くんの胸にくっきりとキスマークがついている。
「湊くん、自分がモテることわかってないでしょ?これから大学生になるし、モデルもやってるから綺麗な人と知り合う機会も増えるし、俺、そっちの方が心配」
「悠馬以外興味ないけど?」
ほっぺをギューッとつねる。
「いってえ!」
「前科あるでしょ」
「大丈夫。大学にチャイナドレス着てる人は多分いない」
ふっ
「2回目は許さない」
「しないから2回目なんてない」
体を入れ替えられる。
「言っとくけど、それお前だからな、無自覚に男も女も煽りやがって」
「そんなことしてない」
「ほらな、自覚ないだろ?お前の方が危ない」
「煽ってない」
「もう既に煽られてるんですけど」
湊くんにキスされる。
「キス好き」
「俺とキスどっちが好き?」
「キス」
「このやろう…俺のキスが好きなんだろ?」
「ううん、キスが好き」うっすら笑うと
「そろそろお仕置きだな」
と湊くんのキスが降ってきた。
そして
「やり直させて」
と俯きながら言う。
さっきのことを気にしてる。
多分そうだと思う。
「俺なんとも思ってないよ?」
きっとこの言葉さえも湊くんを傷つける。
「湊くん、こっち向いて?」
ダメかも…
湊くんの厚い胸板に抱きつく。
いいな、こんな体憧れる。
頭をぐりぐりすると、ふっと笑う。
「湊くん、聞いてくれる?お願い」
「うん」
「俺、女の子とする時、早漏は恥ずかしいと思って早くイかないようにしてた」
「それ慰めてるつもり?傷つく。
そんな話聞きたくない」
「うん、怒るよね。ムカつくよね」
「わかってるなら言うなよ」
「ごめん、でも聞いて」
「……」
「その時はそう思ってた、でも今は違うんだ。湊くんが俺で気持ちよくなってくれたってことでしょ?言い方合ってるかわからないけど、早いのが嬉しいって初めて知った」
「……」
「伝わった?」
「早いって言うな」
「ふふっ」
やっとこっち見てくれた。
「俺、これからも多分ずっと早いぞ、お前相手に我慢なんてできない」
「なら二人で気持ちよくなろうよ、それなら恥ずかしくないでしょ?」
「俺の方が早いからな」
「張り合うの、そこ?」
「悠馬、ありがとう」
おでこにキスしてくれる。
「でも、女とやってた時の話はするな、気が狂いそうになる」
「じゃあ狂って?」
「だから嫌だって」
「俺と狂おうよ」
そう言って湊くんの唇を奪う。
キスしたい、舌絡めたい。
湊くんの上に跨り、両腕を押さえる。
「っ!悠馬?」
「ほら、これで浮気できないよ」
湊くんの胸にくっきりとキスマークがついている。
「湊くん、自分がモテることわかってないでしょ?これから大学生になるし、モデルもやってるから綺麗な人と知り合う機会も増えるし、俺、そっちの方が心配」
「悠馬以外興味ないけど?」
ほっぺをギューッとつねる。
「いってえ!」
「前科あるでしょ」
「大丈夫。大学にチャイナドレス着てる人は多分いない」
ふっ
「2回目は許さない」
「しないから2回目なんてない」
体を入れ替えられる。
「言っとくけど、それお前だからな、無自覚に男も女も煽りやがって」
「そんなことしてない」
「ほらな、自覚ないだろ?お前の方が危ない」
「煽ってない」
「もう既に煽られてるんですけど」
湊くんにキスされる。
「キス好き」
「俺とキスどっちが好き?」
「キス」
「このやろう…俺のキスが好きなんだろ?」
「ううん、キスが好き」うっすら笑うと
「そろそろお仕置きだな」
と湊くんのキスが降ってきた。
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