霧晴れる時、君は

秋臣

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アンバランス

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窓からみなとみらいの夜景の青やピンクが誘う。
悠馬はベッドでバスローブだけ羽織って寝そべりながらそれを眺めてる。
時々俺を振り返って、
「綺麗だね」
って笑う。
その顔がたまらなくかわいくて、すぐキスしちゃう。
「外見えないじゃん」
って俺を押しのけるけど、もうずっとムラムラしてて結構我慢の限界来てる。

バスローブの隙間からお尻を触ると、
「最近すぐ触るよね? 痴漢みたい」
と手をペシッと叩く。
「だってスベスベで気持ちいいんだもん」
小さくて丸い形のいいお尻を再び撫でる。
「変態」
笑いながら身をよじって逃げる。
逃がさない。
「触らせろ、俺のだぞ」
「ダメ」
そういってベッドから降りてリビングへ逃げる。バスローブがめくれて悠馬の素肌が覗く。艶めかしい……
「こら、どこ行くんだ?」

リビングの大きな窓からはより近くに夜景が堪能できる。
悠馬は窓際に立ち、
「向こうからこっち見えるのかな」
と言う。
悠馬が何色もの光に照らされる。
綺麗な顔が幻想的に美しさを増す。

「すげえ綺麗だな」
「ね、綺麗だよね」
「違う、お前だよ」
「なにベタなこと言ってんの?」
そう言って笑う悠馬の口を塞ぐ。
俺の手が悠馬の体を求めてる、全てを触りたい、悠馬の素肌が恋しい。
きつく抱きしめてるから、苦しがって逃げようとするがそれが余計に俺を止まらなくする。
「んん……」
俺が全然離さないから、悠馬は俺を目で抗議する。
でも逆効果だ。
だって潤んだ目で俺を見上げるんだから。
その目、滅法弱いの知ってるだろ?
煽ってるだけだぞ。
「んんっ!」
やっと俺を振り払い逃げる。

少しはだけたバスローブからさっきよりも素肌が覗いている。なめらかな肌と均整の取れた決して小さくない体は色気すら感じる男そのものなのに、洗いたての無造作な髪が悠馬のかわいらしい綺麗な顔をいつもより幼く見せる。そのアンバランスな男が俺は欲しい。
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