62 / 107
身をもって知る
しおりを挟む
俺と湊くんはこういう話もするようになっていた。
お互い性対象が女の人なのは変わらないのだし、女の人をかわいい、綺麗、色っぽいと思うのは性だから仕方ないと認め合った。
その上で互いのことが好きならそれでいいじゃないかとなった。
湊くんが言うには
「女装させたいわけじゃないよ。
でも、かわいい服着てたらかわいいとは素直に思うよ。
それは服がかわいいってだけで服着てない悠馬が一番かわいいじゃん。俺しか知らないんだし」だって。すけべ、最低。
でもこれ、かなりヤキモキする。
というか物凄く嫉妬する。
女の人のことかわいいなんて言われたら、嫉妬する方はイライラするし、モヤモヤするし、腹が立って仕方ないんだけど、妬かれた方はにんまりで、妬いてくれてるのが嬉しくて堪らない。
それが原因で拗ねたりもするが、結局お互い様ということになって仲直りする。
仲直りすると二人ともデレるから嫉妬も悪くないかもなんて思っちゃったりする。
実は一度湊くんも女装したことがある。
「悠馬が嫌がることを俺もやってみたら身をもってわかるかも」と愛莉さんの高校の時の制服を借りてやってみた。
着替えて部屋から出てきたのはピチピチの制服を着たゴリラだった。
「酷すぎるww」
愛莉さんと俺は腹抱えて笑ったし、愛莉さんは写真撮りまくってた。
あれを思い出すと笑いが止まらなくなる。
いろいろ話すし明け透けにはなったけど、俺と湊くんはまだ最後までしていない。
早くそうなりたいという気持ちがないわけではない。
気分が盛り上がってそういう雰囲気にもなる。
でも怖くて痛くてできない。
湊くんは
無理するなってやめようとするんだけど、俺がしてくれって頼む。でもできない。
申し訳なくてその度に泣くと、ある日湊くんはこんなことを言い出した。
「逆でやってみよう」
つまり湊くんに挿れるということだ。
その提案を受け入れ一度試してみた。
ローションをたっぷり使って、慎重に解し湊くんのお尻に指を挿れてみた。
「いってえ────っ!」
こっちがビクッとなるくらい叫び転げ回り、お尻を押さえながら
「無理無理無理無理無理無理無理無理!
こんなの人間がやることじゃない!
ごめんなさい!」
と土下座。
なんでも身をもって知ろうとする湊くんの苦い痛い体験となった。
それ以来、お尻は撫でるけど指を挿れたりはしない。
やたら撫でるんだよなあ、ちょっと変態っぽい。
害はないし嬉しそうだからいいけど変態っぽい。
いつか痴漢しそうだから気をつけてね。
お互い性対象が女の人なのは変わらないのだし、女の人をかわいい、綺麗、色っぽいと思うのは性だから仕方ないと認め合った。
その上で互いのことが好きならそれでいいじゃないかとなった。
湊くんが言うには
「女装させたいわけじゃないよ。
でも、かわいい服着てたらかわいいとは素直に思うよ。
それは服がかわいいってだけで服着てない悠馬が一番かわいいじゃん。俺しか知らないんだし」だって。すけべ、最低。
でもこれ、かなりヤキモキする。
というか物凄く嫉妬する。
女の人のことかわいいなんて言われたら、嫉妬する方はイライラするし、モヤモヤするし、腹が立って仕方ないんだけど、妬かれた方はにんまりで、妬いてくれてるのが嬉しくて堪らない。
それが原因で拗ねたりもするが、結局お互い様ということになって仲直りする。
仲直りすると二人ともデレるから嫉妬も悪くないかもなんて思っちゃったりする。
実は一度湊くんも女装したことがある。
「悠馬が嫌がることを俺もやってみたら身をもってわかるかも」と愛莉さんの高校の時の制服を借りてやってみた。
着替えて部屋から出てきたのはピチピチの制服を着たゴリラだった。
「酷すぎるww」
愛莉さんと俺は腹抱えて笑ったし、愛莉さんは写真撮りまくってた。
あれを思い出すと笑いが止まらなくなる。
いろいろ話すし明け透けにはなったけど、俺と湊くんはまだ最後までしていない。
早くそうなりたいという気持ちがないわけではない。
気分が盛り上がってそういう雰囲気にもなる。
でも怖くて痛くてできない。
湊くんは
無理するなってやめようとするんだけど、俺がしてくれって頼む。でもできない。
申し訳なくてその度に泣くと、ある日湊くんはこんなことを言い出した。
「逆でやってみよう」
つまり湊くんに挿れるということだ。
その提案を受け入れ一度試してみた。
ローションをたっぷり使って、慎重に解し湊くんのお尻に指を挿れてみた。
「いってえ────っ!」
こっちがビクッとなるくらい叫び転げ回り、お尻を押さえながら
「無理無理無理無理無理無理無理無理!
こんなの人間がやることじゃない!
ごめんなさい!」
と土下座。
なんでも身をもって知ろうとする湊くんの苦い痛い体験となった。
それ以来、お尻は撫でるけど指を挿れたりはしない。
やたら撫でるんだよなあ、ちょっと変態っぽい。
害はないし嬉しそうだからいいけど変態っぽい。
いつか痴漢しそうだから気をつけてね。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる