霧晴れる時、君は

秋臣

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怖い

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悠馬のと俺のを綺麗に拭き、服を着せようとすると、
「なんで?」と聞く。
「え?」
「終わり?俺もっとしたい…」とキスしてくれる。
「していいの?」
「して…」
今イったばかりなのにもうガチガチになってる。
「悠馬、ちょっと待ってて」
俺はローションとゴムを引き出しから出す。
「用意してたんだ」と悠馬が笑うから
「ごめん…」と謝ると
「なんで謝るの?大事なこと準備しててくれて嬉しいのに」
「使ってもいい?」
「ローションは初めてだ」
「俺も」
手にローションを出す。悠馬の窪みにそっと触れる。
「冷たくないか?大丈夫か?」
「うん…」
「解さないといけないらしいんだ、俺やり方がわからないから、ネットで調べた知識しかないんだけどいい?」
「俺もわからないから湊くんに任せる」
「痛かったら言って、それ以上しない」
「うん…」

そっと周りを撫でる。
悠馬が時々ビクッと反応する。
怖い。
悠馬を傷つけたら、嫌われたら…と思うと手が動かない。
裏腹に興奮してる自分もいて思考がまとまらない。
「悠馬…俺やっぱり怖い」
「怖い?湊くんが?」
「うん…俺、悠馬傷つけたくないし嫌われたくない。でも触りたい自分もいてどうしたらいいのかわからない」
「痛くないよ、大丈夫だよ」
「でも…」
「だって、ほら」
自分のを俺に触らせる、ガチガチだ。
「ね、湊くんに触られて勃っちゃってる。
だから大丈夫」
「…うん」
「湊くんが触りたくないなら言って。俺だって湊くんに無理させたくない」
「そんなわけない」
悠馬が抱きついてキスしてくれる。
「好きだからして…」
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