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アイス
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風呂から上がると悠馬はリビングでストレッチしてた。
「なにしてんだ?」
「あ、湊くんおかえり。俺体硬いから風呂上がりに毎日ストレッチしてんの」
「柔らかいじゃん」
「柔らかくなったの、前は全然だった」
「へえ、あんまりやると汗かくぞ」
「ちょっと汗ばんでるかもw」
「風呂に入った意味無くなるだろw」
「あ、アイス食べようよ」
「持ってくる」
悠馬はストロベリー、俺はピスタチオにした。
「口の中がさっぱりする」
「美味いな、これ」
さすが1個300円。
「湊くんのピスタチオも食べたい」
「ん、どうぞ」とスプーンで掬って食べさせると満足そうにしてる。かわいい。
「そっちもちょうだい」と俺がねだると、
「いいよ」と言いながらスプーンで掬う。
でも俺に食べさせず自分で食べた。
「なんだよ、くれないの?」
「ん」
そのまま悠馬が口移しする。
!!?!!?
「美味しいでしょ?」と笑う。
「…お前ずるいだろ」
こんなの我慢なんかできない。
「悠馬…」
悠馬にキスする。堪らず舌を入れる。
一瞬嫌われるかも…と思いやめようとしたが、悠馬の舌が受け入れてくれた。
俺の舌に絡みついてきてくれる。
もう止められなかった。
悠馬を抱きしめ夢中でキスする。
「アイス…溶けちゃう…」
俺の脳が溶けかけてる。
「湊くん…」
今名前呼ばないで…ぶっ飛びそう。
長く長くキスして、唇をやっと離す。
お互い照れくさくて下を向く。
「アイス溶けちゃった」
「ごめん」
「なんで謝るの?アイス溶けちゃったから?キスしたから?」
「どっちも」
「キスしたこと謝るのは許さない」
「え?」
「俺だって湊くんとキスしたいんだよ、謝らないでよ」
俺どうすればいいんだろう、誘っていいの?
「ベッドに連れて行ってもいいか?」
「…うん」
悠馬の手を引いて俺の部屋へ行く。
ベッドの下に敷かれた布団を見て、
「布団要らないよね?一緒に寝たい」
と言う。
「狭いだろ?」
「一緒がいい」
「……」
「湊くん?」
「俺、悠馬を抱きたい。でも嫌がることしたくないんだ」
「うん」
「だから嫌だったら嫌って言って、絶対それ以上しないから」
「うん」
「約束する」
「俺がしてって言ったらしてくれるの?」
「え?」
「痛いのは怖いし嫌だけど、気持ちよかったら気持ちいいって言っていいの?」
「当たり前だろ」
「いつも湊くんは俺を大切にしてくれる。湊くんじゃないと嫌だ」
「悠馬が好きだ」
「湊くん、好き」
「なにしてんだ?」
「あ、湊くんおかえり。俺体硬いから風呂上がりに毎日ストレッチしてんの」
「柔らかいじゃん」
「柔らかくなったの、前は全然だった」
「へえ、あんまりやると汗かくぞ」
「ちょっと汗ばんでるかもw」
「風呂に入った意味無くなるだろw」
「あ、アイス食べようよ」
「持ってくる」
悠馬はストロベリー、俺はピスタチオにした。
「口の中がさっぱりする」
「美味いな、これ」
さすが1個300円。
「湊くんのピスタチオも食べたい」
「ん、どうぞ」とスプーンで掬って食べさせると満足そうにしてる。かわいい。
「そっちもちょうだい」と俺がねだると、
「いいよ」と言いながらスプーンで掬う。
でも俺に食べさせず自分で食べた。
「なんだよ、くれないの?」
「ん」
そのまま悠馬が口移しする。
!!?!!?
「美味しいでしょ?」と笑う。
「…お前ずるいだろ」
こんなの我慢なんかできない。
「悠馬…」
悠馬にキスする。堪らず舌を入れる。
一瞬嫌われるかも…と思いやめようとしたが、悠馬の舌が受け入れてくれた。
俺の舌に絡みついてきてくれる。
もう止められなかった。
悠馬を抱きしめ夢中でキスする。
「アイス…溶けちゃう…」
俺の脳が溶けかけてる。
「湊くん…」
今名前呼ばないで…ぶっ飛びそう。
長く長くキスして、唇をやっと離す。
お互い照れくさくて下を向く。
「アイス溶けちゃった」
「ごめん」
「なんで謝るの?アイス溶けちゃったから?キスしたから?」
「どっちも」
「キスしたこと謝るのは許さない」
「え?」
「俺だって湊くんとキスしたいんだよ、謝らないでよ」
俺どうすればいいんだろう、誘っていいの?
「ベッドに連れて行ってもいいか?」
「…うん」
悠馬の手を引いて俺の部屋へ行く。
ベッドの下に敷かれた布団を見て、
「布団要らないよね?一緒に寝たい」
と言う。
「狭いだろ?」
「一緒がいい」
「……」
「湊くん?」
「俺、悠馬を抱きたい。でも嫌がることしたくないんだ」
「うん」
「だから嫌だったら嫌って言って、絶対それ以上しないから」
「うん」
「約束する」
「俺がしてって言ったらしてくれるの?」
「え?」
「痛いのは怖いし嫌だけど、気持ちよかったら気持ちいいって言っていいの?」
「当たり前だろ」
「いつも湊くんは俺を大切にしてくれる。湊くんじゃないと嫌だ」
「悠馬が好きだ」
「湊くん、好き」
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