4 / 41
二人の関係
しおりを挟む
それから久我はいつも俺の隣にいるようになった。
「お前ら仲良すぎ、付き合ってんの?」と揶揄われれば、
「付き合ってるよ」と久我は何の臆面もなく答える。
「そんなこと言ってんと女子が泣くぞ」と一向に真面目に取り合ってもらえないが、付き合っていることは事実だ。
結局俺は絆されたんだと思う。
あの日以来、久我はとことん俺に甘くなり、いつでも愛情を真っ向からぶつけてくる。
そんな久我を次第に受け入れてる自分が嫌いじゃなかった。
夏休みに入る頃には体の関係も持った。
互いの家で遊ぶことは何度かあったが、この日久我の家に行った時、部屋に入るなりキスされ
「俺、いつまで我慢すればいい?」
と抱きしめられたから
「なんで我慢するんだ?」と笑うと
「柊…」と久我は唇を重ねた。
久我の舌が執拗に俺の舌に絡み離してくれない。
「柊の全部を俺のものにしたい」
そう言うと、俺のTシャツを脱がせ、首筋や胸を舐め回す。
「待て、シャワーくらい浴びさせてくれ」
「全部欲しいって言っただろ?汗も匂いも全部今のままの柊が欲しい」
ふっと笑う俺に
「柊、経験ある?男の」と今更聞く。
高1の時バイト先で知り合った大学生と付き合いそういう関係もあった。相手もゲイだった。その後も何人かと付き合ったりした。
「あるよ」
「…いつ?誰?一人?俺の知ってるやつ?」
「久我は知らない」人数は言わなくていいだろう。
「ムカつく。柊は俺のものなのに」
「お前と知り合う前なんだから無茶言うなよ」と笑うと
「お前の記憶からそいつらを消したい。俺だけにしたい」
久我はそう言うといきなり乳首を甘噛みした。
「お前ら仲良すぎ、付き合ってんの?」と揶揄われれば、
「付き合ってるよ」と久我は何の臆面もなく答える。
「そんなこと言ってんと女子が泣くぞ」と一向に真面目に取り合ってもらえないが、付き合っていることは事実だ。
結局俺は絆されたんだと思う。
あの日以来、久我はとことん俺に甘くなり、いつでも愛情を真っ向からぶつけてくる。
そんな久我を次第に受け入れてる自分が嫌いじゃなかった。
夏休みに入る頃には体の関係も持った。
互いの家で遊ぶことは何度かあったが、この日久我の家に行った時、部屋に入るなりキスされ
「俺、いつまで我慢すればいい?」
と抱きしめられたから
「なんで我慢するんだ?」と笑うと
「柊…」と久我は唇を重ねた。
久我の舌が執拗に俺の舌に絡み離してくれない。
「柊の全部を俺のものにしたい」
そう言うと、俺のTシャツを脱がせ、首筋や胸を舐め回す。
「待て、シャワーくらい浴びさせてくれ」
「全部欲しいって言っただろ?汗も匂いも全部今のままの柊が欲しい」
ふっと笑う俺に
「柊、経験ある?男の」と今更聞く。
高1の時バイト先で知り合った大学生と付き合いそういう関係もあった。相手もゲイだった。その後も何人かと付き合ったりした。
「あるよ」
「…いつ?誰?一人?俺の知ってるやつ?」
「久我は知らない」人数は言わなくていいだろう。
「ムカつく。柊は俺のものなのに」
「お前と知り合う前なんだから無茶言うなよ」と笑うと
「お前の記憶からそいつらを消したい。俺だけにしたい」
久我はそう言うといきなり乳首を甘噛みした。
6
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
甘い呪縛
瀬楽英津子
BL
十七歳の男子校生、相澤竜馬と幼馴染みの佐川深雪。
二人は同じ男子校に通う高校二年生だが、幼馴染みの佐川深雪は、自他ともに認める美貌の同性愛者であり、不良グループ、トップの恋人として名を知らしめる学園きってのセックスシンボルだった。
そんな自由奔放な深雪を陰で支える相澤竜馬。
固い絆で結ばれた二人だっが、相澤竜馬には誰にも言えない秘密があった。
セラフィムの羽
瀬楽英津子
BL
闇社会のよろず請負人、松岡吉祥は、とある依頼で美貌の男子高生、寺田亜也人と出会い、一目で欲情した。亜也人を強引に手に入れ、自分の色に塗りかえようとする松岡。しかし亜也人には忠誠を誓った積川良二という裏番の恋人がいた。
見る者を惑わす美貌ゆえに、心無き者の性のはけ口として扱われていた亜也人。
松岡の思惑を阻む恋人の存在と地元ヤクザとの関係。
周りの思惑に翻弄され深みに嵌っていく松岡と亜也人。
肌が白くて女の子みたいに綺麗な先輩。本当におしっこするのか気になり過ぎて…?
こじらせた処女
BL
槍本シュン(やりもとしゅん)の所属している部活、機器操作部は2つ上の先輩、白井瑞稀(しらいみずき)しか居ない。
自分より身長の高い大男のはずなのに、足の先まで綺麗な先輩。彼が近くに来ると、何故か落ち着かない槍本は、これが何なのか分からないでいた。
ある日の冬、大雪で帰れなくなった槍本は、一人暮らしをしている白井の家に泊まることになる。帰り道、おしっこしたいと呟く白井に、本当にトイレするのかと何故か疑問に思ってしまい…?
浮気された顛末が過去イチでウケたあげく、男前にお持ち帰りされて過去イチ気持ちよくしてもらった俺の話。
志野まつこ
BL
【BL全6話】
同棲中のタチに浮気されたきれいめの童貞バリネコがその後どうなったか。
浮気されたけど悲壮感など皆無に等しいタイトル通りのアホエロ。
年上の男前×ご機嫌な酔っ払い。
ムーンライトノベルズさんにも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる