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兄貴の部屋
しおりを挟む飯を食い終えると兄貴が
「晃、来いよ」と自分の部屋へ連れていく。
え?は?なんで兄貴が晃を連れていく?
俺の部屋に来るんじゃないの?
「広夢くんの部屋にいるね、広夢くんに話あるし」
「お、なになに?」と言いながら2人で兄貴の部屋へ入っていった。
そういえば元々晃は兄貴に呼ばれて来たんだったと思い出した。
話ってなんだよ、俺に言えないことか?
気になる。
兄貴はすぐ窓を開ける。もしかしたら聞こえるかも…と思い、隣の兄貴の部屋に近づき耳を澄ます。
ボソボソ何か言ってるが、ちゃんと聞き取れない。時々笑い声が聞こえるがやっぱりボソボソとしか聞こえない。10分、20分、時は経つがなにもわからなかった。
無理か…そう思った瞬間、兄貴の部屋の明かりが消えた。
話終わったのか?
いや、まだ微かにだけどなにか話し声はしてる。
なんで明かり消した?
俺の中で明かりが消える=ヤってるという図式が出来ていた。
嘘だろ?晃と兄貴が?
ちょっと待て、いくらなんでもそれはないだろ?落ち着け俺。
じゃあなんで明かりが消えてる?
「ちょっと待って、広夢くん…」
!
ええ⁈
「待って、ちょっと…あっ…」
なんでこの声だけ鮮明に聞こえるんだよ!
「おい!兄貴てめえ!」
兄貴の部屋のドアを蹴破る勢いで開ける。
暗がりの中、兄貴と晃が抱き合ってる。
「なにしてんだ!」兄貴に殴りかかろうとした、
その時、
「ほらな、来ただろ?」と兄貴が爆笑してる。
ん?
「本当だ」晃も笑ってる。
なに笑ってんだお前ら。
「ほら、晃行け」
「うん、広夢くんありがとう」
「歩夢、行こ」
うん?
晃が俺の部屋へ行く。
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