23時に明かりを消して

秋臣

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俺と晃

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俺と晃は幼馴染、家が近所でいつも一緒に遊んでいた。
性格が合う以前に、ただ一番近くにいたってだけの話。
それでもこの歳までダラダラと一緒に過ごしてるんだから気は合うんだろうし、気楽なのは確かだ。

高校も当然のように同じところにした。
別の学校に通うということが頭の片隅にもなかったくらい、俺や晃にとって一緒で当たり前という認識だったのだが、それはどうも当たり前ではないようで、
「仲良すぎて気持ち悪い」
「ホモ?」
という声がちらほら聞こえるようになっていた。
そんなわけないだろ、気色悪い。
断じてホモじゃねえわ。
俺も晃も女が好きだ、彼女いないけど、今は。
作らないのではなく作れない、うるせえな、モテねえんだよ。
少ないチャンスは逃さないようにはするが、女に不自由しないモテ人生ってやつを歩んでみたかった。
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