１０３号室

徹夜

須藤と買い出しに行き、部屋に戻るとまだ寝ている雪成を叩き起こす。
「飯食って追い込みかけるぞ」
「ういーす」
「三津谷くん、聞いてよ！さっき高瀬くんの部屋の前で隣のイケメンさんに会っちゃった！マジ超イケメンだったー！」
「ウソ！俺もみたい！マジのイケメン見てみてえ」
「あのイケメンが今隣にいると思うと捗りそうな気がする！よし、やるよ！」

本当に夜通し取り組む羽目になり、土曜日の朝方ようやく終わらせることが出来た。
「一人じゃ絶対無理だったわー、本当ありがとう」
須藤はやはり心配していたお父さんが8時過ぎに車で迎えに来て帰って行った。
俺は部屋の片付けの後、ちょっと寝たいと雪成に言って寝ることにした。