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合コン
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金曜日、篠塚に連れて行かれたのは会社の最寄駅近くの居酒屋だった。
「ここは初めてきたな」
「そうか、俺は何度かあるぞ、まあ入ろうぜ」
予約してあるらしく、篠塚が店の人に名前を告げるとすぐ案内してくれた。
「お待たせ~」篠塚が案内された個室の中に声をかける。
え?誰か他にいるのか?
「今来たところだよ」と女性の声がする。
個室の中には2人の女性がいた。
「おい、篠塚、どういうことだよ」
2人には聞こえないくらいの声で聞くと
「いやあ、藤代連れてきてくれって頼まれちゃってさ。お前合コン嫌いだって言ってたし事前に伝えたら来ないだろ?
騙したみたいになっちゃったけど、今日のところは俺の顔立ててくれ!」顔の前で手を合わせる篠塚。
今更帰るなんて出来ないだろうよ…
仕方なく個室にいる2人に
「こんばんは、遅くなりました」と声をかけると、
「わあ、本当に来てくれた!」と声をあげる。
篠塚が
「えーと、このやたらはしゃいでるのが、俺と大学で同期だった総務の中村。
で、このイケメンくんが営業2課の藤代」
「藤代透です」
「中村朱里です、今日は私が篠塚くんに無理言ってセッティングお願いしました。
こっちは同じ総務の山下理央ちゃん」
「山下理央です」
底抜けに明るい中村さんとは違って、ちょっとおとなしそうだけど、凛とした印象の山下さん。
「山下さん、美人だよねー」
篠塚が何の臆面もなくそう言うと、中村さんも
「そうなのよ、この子大人しいから目立たないけどかなりの美人さんなの。実は狙ってる人多いんだよ」と篠塚と盛り上がってる。
「でね、理央が前から藤代さんのこと、かっこいいって言っててね。篠塚くんに藤代さん知ってる?って聞いたら同じ営業部で仲もいいって言ってたから篠塚くんに頼んでセッティングしてもらいました!」
そういうことか。
山下さんは
「朱里ちゃん、恥ずかしいからやめて…」と真っ赤になって俯いていて、篠塚は
「藤代ばかりなぜモテる」とぶつぶつ言ってる。
「ここは初めてきたな」
「そうか、俺は何度かあるぞ、まあ入ろうぜ」
予約してあるらしく、篠塚が店の人に名前を告げるとすぐ案内してくれた。
「お待たせ~」篠塚が案内された個室の中に声をかける。
え?誰か他にいるのか?
「今来たところだよ」と女性の声がする。
個室の中には2人の女性がいた。
「おい、篠塚、どういうことだよ」
2人には聞こえないくらいの声で聞くと
「いやあ、藤代連れてきてくれって頼まれちゃってさ。お前合コン嫌いだって言ってたし事前に伝えたら来ないだろ?
騙したみたいになっちゃったけど、今日のところは俺の顔立ててくれ!」顔の前で手を合わせる篠塚。
今更帰るなんて出来ないだろうよ…
仕方なく個室にいる2人に
「こんばんは、遅くなりました」と声をかけると、
「わあ、本当に来てくれた!」と声をあげる。
篠塚が
「えーと、このやたらはしゃいでるのが、俺と大学で同期だった総務の中村。
で、このイケメンくんが営業2課の藤代」
「藤代透です」
「中村朱里です、今日は私が篠塚くんに無理言ってセッティングお願いしました。
こっちは同じ総務の山下理央ちゃん」
「山下理央です」
底抜けに明るい中村さんとは違って、ちょっとおとなしそうだけど、凛とした印象の山下さん。
「山下さん、美人だよねー」
篠塚が何の臆面もなくそう言うと、中村さんも
「そうなのよ、この子大人しいから目立たないけどかなりの美人さんなの。実は狙ってる人多いんだよ」と篠塚と盛り上がってる。
「でね、理央が前から藤代さんのこと、かっこいいって言っててね。篠塚くんに藤代さん知ってる?って聞いたら同じ営業部で仲もいいって言ってたから篠塚くんに頼んでセッティングしてもらいました!」
そういうことか。
山下さんは
「朱里ちゃん、恥ずかしいからやめて…」と真っ赤になって俯いていて、篠塚は
「藤代ばかりなぜモテる」とぶつぶつ言ってる。
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