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第1章1節 学園生活/始まりの一学期
第44話 前後の席
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アーサー、イザーク、ヴィクトールが魔法学総論のプリントと格闘している隣で、ハンスとルシュドは会話を続けていた。
「あんた。違う、あなた。頭、良い?」
「まあ……家で詰め込まれたからね。いい方だよ」
「じゃあ、教える、ください。帝国語」
ルシュドは帝国語のプリントをハンスに差し出す。
「きみさあ……初対面だけどさあ。ぼくのこと知ってる?」
「わからない」
「嘘だろ? きみはあいつの、アーサーの友達なんだろ?」
「そうだ」
「……だったら、ぼくのこと」
「もしかして、おまえ、した、悪いこと。でもそれ、もう終わり。違うか?」
「……」
「だから、おれ、おまえ、仲良し、できる。それだけ」
「……あっそ」
ハンスは観念したように手を頭の後ろで組む。
「いいけど。いいんだけどさ」
「何だ?」
「きみ……今文法おかしかったよ。気付いてない?」
「……本当?」
途端に顔を俯け唇を噛むルシュド。
「あー。そうか、きみってそういう奴なのか」
「……わかる?」
「魔力の流れや構成とかがなんとなくね……ここはごちゃごちゃしててわかりにくかったけど、読めてきた」
「……そうか。そうだ。おれは――」
「あ、いいよ言わなくて。別に咎めるつもりないし」
「……え?」
「そういう奴もいるんだなあってこと」
ハンスはヴィクトールのペン入れから一本ペンを取り出した。
「話を戻そうか。どこがどうわからないんだよ」
「あ、ああ、文末? 変化形? わからない」
「文脈に合わせて単語の形が変わる。連体形とかそういうやつね。さっきも間違ってたね。はいはい……」
こうして男子達の宿題は着々と進んでいく。
「よーしこれでお開き! お疲れっしたー!」
「……本当に疲れた」
「ふん……」
「お、お疲れ!」
「……ああ」
夕食の時間が近付く頃、五人は荷物をまとめカフェの外に出ていた。
五人の中ではイザークが一番満足そうな表情をしている。
「次回開催はいつになるか未定ですがその時はよろしくお願いしますッッッ!!!」
「何で次回があるという前提なんだ……!!!」
「逆に今回だけで終わると思っているとか馬鹿じゃない!?」
「くそっ……よしハンス、貴様は俺が送り届けてやる。さっさとこいつから離れるぞ!!」
「ああ……」
「ばいばい、さよなら」
ヴィクトール、ハンス、ルシュドはそれぞれ階段を昇っていった。
「いやー楽しかったねぇーアーサー」
「……」
「……どうした。顔に何かついてる?」
イザークをじっと見つめ、
数十秒経過した後アーサーは唐突に――
「あんた、変な奴だよな」
「……何だよ急に」
「今日はいっぱい訊いていたな。魔法学も、帝国語も、算術も、地理学も。何かにつけて訊いて確認を取っていた」
「あれはまあ、確認っつーか、なんつーか」
「……」
「……」
思わず周囲の時間が止まり、二人の間にのみ時間が流れているように錯覚してしまう。
「恥ずかしくないのか」
「……え?」
「自分で考えることを止め、他人に答えを請うなど――恥ずかしくないのか」
「……は?」
イザークは瞠目し、瞬きをする。
そして同じように数十秒経った後、小鼻を膨らませて、
「じゃあ言わせてもらうけどさ」
「何だ」
「訊くこととが恥ずかしいと思っている、そんなオマエの方がもっと恥ずかしいわ」
「――何だと?」
素っ気なく言い放ったその後に、
イザークはいつものような笑顔を見せる。
「だってさ……仕方ねえじゃん。自分の中で考えがぐるぐる回って答えが出なかったらさ。どっかで踏ん切りつけて決めなきゃいけない。なのにそれができなかったらさ、それって要するに自分では答えを出せねーってことじゃん。自分の中で詰んでるなら、他人に訊くしかなくないか?」
「……」
「他人に答えを訊くことは悪いことじゃない、と思うぜ。本当に悪いことはな――自分の決断を他人に委ねてしまうこと。主君の命令を疑わず、ただ淡々と命令をこなす騎士なんてその典型例だな」
「……あんた」
「それこそこの前の話に繋がるけど、訊かないと物事始まんないんだよ。訊かずに妄信して、自分勝手に突き進んで惨死するぐらいなら、わからないところは訊いて安全にしといた方が良くないか?」
「あんたは……」
「まあ今日は流石に白紙で来すぎた! そこはちびっと反省している! ちびっとだけな!」
「……やはり変な奴だな」
「ちょっとぉ!?」
アーサーは表情を一切変えずに、依然として真剣な目でイザークを見つめている。
「まあ……そうだな。ボクのことは変なヤツだと思ってくれて構わないよ。何なら普通のヤツって思われる方が嫌だし。だけどそれでも人間関係、ひいては物事の基本は訊くことだってことは覚えておけよ。ボクを嫌いになっても、それだけは覚えておけや」
「……」
「……あーそうだな。この際だからついでに伝えておこうかな」
イザークは頭の後ろで手を組み、態度を崩しながらも、
真剣な眼差しを返すように、アーサーを見据える。
「別にね、ボクやルシュド、ヴィクトールやハンスとの関係で失敗しても構わないんだ。いや、あの三人についてはわかんねえけど」
「でもまあ、今アイツらに嫌がらせされたって、そん時は関係断って別のヤツとつるめばいいだけだからな。人生は長いんだし、学園生活で傷付いても時間が何とかしてくれるよ。アイツらもきっとそう思ってるぜ。知らねえけど」
「だけど――エリスとは絶対に失敗するな。これは完全にボクの勘なんだけど、もしオマエら二人の関係が失敗したら取り返しのつかないことになる。そんな気がするんだ。そのために必要なスキルをボクは教えていきたい……なーんてさあ」
「……その理由は、席が前後だからか?」
「わかってんじゃん!」
イザークはアーサーの肩を揺らす。嬉しそうに豪快に。自分の意図を他人が上手く推し量ってくれると、ここまで歓喜の感情が沸き上がる。
少しの間がくんがくんと揺らされていたが、鐘の音が聞こえてきたので彼は即座に行為を止めた。
「おっ、夕食の時間だ! ボクもう戻るけど、オマエどうする? エリスん所行く?」
「……ああ」
「そっか、じゃーな! また明日な!」
イザークはサイリを呼び出し、鞄を持たせて階段を駆け上がっていった。
その姿を見つめるアーサー。会話が終わったのを見計らって、カヴァスも出てきていた。
(……)
笑い、喜び、怒り、驚き、にやつく――
「……また明日、か」
「ワン!」
いつの間にか、アーサーはそんなイザークの姿を思い浮かべながら、薔薇の塔を後にしていた。
「あんた。違う、あなた。頭、良い?」
「まあ……家で詰め込まれたからね。いい方だよ」
「じゃあ、教える、ください。帝国語」
ルシュドは帝国語のプリントをハンスに差し出す。
「きみさあ……初対面だけどさあ。ぼくのこと知ってる?」
「わからない」
「嘘だろ? きみはあいつの、アーサーの友達なんだろ?」
「そうだ」
「……だったら、ぼくのこと」
「もしかして、おまえ、した、悪いこと。でもそれ、もう終わり。違うか?」
「……」
「だから、おれ、おまえ、仲良し、できる。それだけ」
「……あっそ」
ハンスは観念したように手を頭の後ろで組む。
「いいけど。いいんだけどさ」
「何だ?」
「きみ……今文法おかしかったよ。気付いてない?」
「……本当?」
途端に顔を俯け唇を噛むルシュド。
「あー。そうか、きみってそういう奴なのか」
「……わかる?」
「魔力の流れや構成とかがなんとなくね……ここはごちゃごちゃしててわかりにくかったけど、読めてきた」
「……そうか。そうだ。おれは――」
「あ、いいよ言わなくて。別に咎めるつもりないし」
「……え?」
「そういう奴もいるんだなあってこと」
ハンスはヴィクトールのペン入れから一本ペンを取り出した。
「話を戻そうか。どこがどうわからないんだよ」
「あ、ああ、文末? 変化形? わからない」
「文脈に合わせて単語の形が変わる。連体形とかそういうやつね。さっきも間違ってたね。はいはい……」
こうして男子達の宿題は着々と進んでいく。
「よーしこれでお開き! お疲れっしたー!」
「……本当に疲れた」
「ふん……」
「お、お疲れ!」
「……ああ」
夕食の時間が近付く頃、五人は荷物をまとめカフェの外に出ていた。
五人の中ではイザークが一番満足そうな表情をしている。
「次回開催はいつになるか未定ですがその時はよろしくお願いしますッッッ!!!」
「何で次回があるという前提なんだ……!!!」
「逆に今回だけで終わると思っているとか馬鹿じゃない!?」
「くそっ……よしハンス、貴様は俺が送り届けてやる。さっさとこいつから離れるぞ!!」
「ああ……」
「ばいばい、さよなら」
ヴィクトール、ハンス、ルシュドはそれぞれ階段を昇っていった。
「いやー楽しかったねぇーアーサー」
「……」
「……どうした。顔に何かついてる?」
イザークをじっと見つめ、
数十秒経過した後アーサーは唐突に――
「あんた、変な奴だよな」
「……何だよ急に」
「今日はいっぱい訊いていたな。魔法学も、帝国語も、算術も、地理学も。何かにつけて訊いて確認を取っていた」
「あれはまあ、確認っつーか、なんつーか」
「……」
「……」
思わず周囲の時間が止まり、二人の間にのみ時間が流れているように錯覚してしまう。
「恥ずかしくないのか」
「……え?」
「自分で考えることを止め、他人に答えを請うなど――恥ずかしくないのか」
「……は?」
イザークは瞠目し、瞬きをする。
そして同じように数十秒経った後、小鼻を膨らませて、
「じゃあ言わせてもらうけどさ」
「何だ」
「訊くこととが恥ずかしいと思っている、そんなオマエの方がもっと恥ずかしいわ」
「――何だと?」
素っ気なく言い放ったその後に、
イザークはいつものような笑顔を見せる。
「だってさ……仕方ねえじゃん。自分の中で考えがぐるぐる回って答えが出なかったらさ。どっかで踏ん切りつけて決めなきゃいけない。なのにそれができなかったらさ、それって要するに自分では答えを出せねーってことじゃん。自分の中で詰んでるなら、他人に訊くしかなくないか?」
「……」
「他人に答えを訊くことは悪いことじゃない、と思うぜ。本当に悪いことはな――自分の決断を他人に委ねてしまうこと。主君の命令を疑わず、ただ淡々と命令をこなす騎士なんてその典型例だな」
「……あんた」
「それこそこの前の話に繋がるけど、訊かないと物事始まんないんだよ。訊かずに妄信して、自分勝手に突き進んで惨死するぐらいなら、わからないところは訊いて安全にしといた方が良くないか?」
「あんたは……」
「まあ今日は流石に白紙で来すぎた! そこはちびっと反省している! ちびっとだけな!」
「……やはり変な奴だな」
「ちょっとぉ!?」
アーサーは表情を一切変えずに、依然として真剣な目でイザークを見つめている。
「まあ……そうだな。ボクのことは変なヤツだと思ってくれて構わないよ。何なら普通のヤツって思われる方が嫌だし。だけどそれでも人間関係、ひいては物事の基本は訊くことだってことは覚えておけよ。ボクを嫌いになっても、それだけは覚えておけや」
「……」
「……あーそうだな。この際だからついでに伝えておこうかな」
イザークは頭の後ろで手を組み、態度を崩しながらも、
真剣な眼差しを返すように、アーサーを見据える。
「別にね、ボクやルシュド、ヴィクトールやハンスとの関係で失敗しても構わないんだ。いや、あの三人についてはわかんねえけど」
「でもまあ、今アイツらに嫌がらせされたって、そん時は関係断って別のヤツとつるめばいいだけだからな。人生は長いんだし、学園生活で傷付いても時間が何とかしてくれるよ。アイツらもきっとそう思ってるぜ。知らねえけど」
「だけど――エリスとは絶対に失敗するな。これは完全にボクの勘なんだけど、もしオマエら二人の関係が失敗したら取り返しのつかないことになる。そんな気がするんだ。そのために必要なスキルをボクは教えていきたい……なーんてさあ」
「……その理由は、席が前後だからか?」
「わかってんじゃん!」
イザークはアーサーの肩を揺らす。嬉しそうに豪快に。自分の意図を他人が上手く推し量ってくれると、ここまで歓喜の感情が沸き上がる。
少しの間がくんがくんと揺らされていたが、鐘の音が聞こえてきたので彼は即座に行為を止めた。
「おっ、夕食の時間だ! ボクもう戻るけど、オマエどうする? エリスん所行く?」
「……ああ」
「そっか、じゃーな! また明日な!」
イザークはサイリを呼び出し、鞄を持たせて階段を駆け上がっていった。
その姿を見つめるアーサー。会話が終わったのを見計らって、カヴァスも出てきていた。
(……)
笑い、喜び、怒り、驚き、にやつく――
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