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第23話 変わってみようとした矢先
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「……失礼するぞ。俺がお節介焼きに来たわけだが……」
ノックを3回した後、ルチルがいた部屋にジェルドが入ってきた。ルチルは急いで立ち上がる。
「あ、ジェルドさん……」
「よう。クレインとの話は済んだのか?」
「えっと、はい……あ、その、名前って」
「お前達が話しているのを聞いたんだよ。自己紹介もしていなかったしな」
ジェルドは空いている椅子に座り、ルチルと程よい距離を取る。
「それで結局どうだったんだ? 俺にもできる範囲で教えてくれると有難いんだが」
「あ、その……2日後に、クレインが回復したらここを出発します。あの男の人が、馬車を手配してくれて……」
「ふうん……じゃ、俺とはお別れってことか」
さらっとジェルドが言う。その顔には寂しさの一つも浮かんでいなかった。
「ジェルドさんにも休暇がありますもんね……お世話になりました、本当に……」
「いいってことよ」
「……」
「……」
そこで会話が途切れてしまう。ジェルドの目には、ルチルはこの後どんな言葉を言うべきか、迷っているように見えた。
「……何か考えているなら、俺にだけ話してみないか? お前達の事情は何も知らないが、だからこそ言えることもあるだろう」
「え、そんな……また迷惑をかけるわけには……」
「子供は大人に迷惑かけてなんぼだよ。いいから言え。これは命令だ」
「……」
命令なんて強い口調で言われもしなければ、ルチルは切り出さなかっただろう。自分でどうすればいいのかわからないのに、自分だけで解決しようとしたのだから。
「……わたし、クレインに宝物を拾ってもらったんです」
「あいつから聞いたよ。それで?」
「……わたしが、わたしがいたから……」
「……」
「クレインがひどい怪我を……生死の境を彷徨ってしまった……」
そこで一旦言葉を区切り、ルチルはさめざめと泣き出した。
「わたしのせいだ……わたしが、わたしがちゃんとしていれば……クレインがこんなに傷つくことはなかったのに……!」
「……優しいんだな、お前は。優しいから色んなこと考えて、それで塞ぎ込んでしまったのか」
ジェルドが優しく諭す。そのままルチルに近づき頭を撫でようとしたが、直前で手を止めた。
「……変に触ったら俺が変態扱いされかねないな」
「ジェルドさん……妙な所気にするんですね」
「俺だって色々考えてるんだぞぉ!? ってのはさておき……」
椅子をルチルの近くまで持ってきて、距離を縮めたまま座る。
「お前がそこまで考え込むことになった原因、何か心当たりあるか?」
「……前にも、クレインに言われたからだと思います。今のままのわたしじゃいけないって」
「そりゃあどういう意味だ?」
「わたし、なんとなくで生きているから……そのうち死んじゃうって。信念がないと、人は死んでしまうんだって」
「……ちょっと雑な気はするが、俺は同意するな」
「でも、今回そうなってしまった……わたしがなんとなくで生きていたから、クレインは……」
「おいおい、それは意見が飛躍しすぎてねえか? 今回は一切、お前は悪くねえだろ」
ジェルドは肩を竦めながら口を挟む。ルチルは目を丸くした。
「……」
「長い人生なんだ、一つや二つ不運ってのは存在するさ。一々気負いしていたら、心が疲れちまうぞ」
瞬きを何度もして、目の前のもふもふな大人を見つめる。
「……でもそうだな。言われたこと気にしてるってことは、変えたいって思っているんだな。お前は優しいから、そういうの態度に現れちまうんだ」
「……ジェルドさん」
ルチルはこの男性に抱きしめてもらおうとも考えたが――思いとどまった。赤の他人にそこまでは頼めないと思ったのだ。
「それにだ。誰に言われるまでもなく、自分の口から気持ちが出てきたってことは……もうお前は変われていると思うぜ。あとは具体的なきっかけがあればいい」
「えっ?」
前に会ったソフィアは、難しいことは後で考えればいいと言ってくれたのに――
このジェルドは、その段階にもう達していると言うのだ。
「……わたし。わたしは……」
「もっともそのきっかけが、どんな形で訪れるかは俺にもわからねえが。とにかくお前は自信を持っていいと思う。それに……お前にはやらないといけないことがあるしな」
「やらないといけないこと……?」
「ああそうだ――」
ジェルドはルチルの目をじっと見つめて、肩に手を置こうとするのを理性でこらえながら続ける。
「お前、宝物拾ってもらったんだろ? なら『ありがとう』って言わなくちゃならねえ。自分のしたことで塞ぎ込んでもらっちゃあ、あいつだって不本意だろ」
「……!」
笑いかけるジェルドの姿は、自分が見失っていたものを気づかせてくれた。
「ありがとうって伝えて、塞ぎ込むのはそれからだ。もっともできるもんならな。どうだ? やれそうか?」
「……どう、だろう。わたし、クレインにバカって言っちゃった……」
「そういう時こそ金の出番だ。この辺りはそこそこいい店もあるから、見舞い品でも買っていけ。食いもんでも口に入れれば話は進むだろ」
「……そういうものですか?」
「そういうもんだよ、人間食欲には敵わねえ。これならどうだ?」
ルチルは今回の件で、償い切れないような責任感を感じていたが――
ジェルドが言ってくれるなら、どうにかなる気がした。まだ気持ちは重かったが、気合を入れて口角を上げてみる。
「……はい。わたし、言ってみます。確かにお礼も伝えないのは、あまりにも理不尽だから……頑張ります」
その翌日。
「んじゃ、ルチル。達者でやれよ。俺はスコラティって国にいるから、会いたくなったらいつでも来いや」
「マナルヴィの王国ですよね。機会があったらよろしくお願いします」
「はは、楽しみにしておくぜ?」
ルチルは馬車の停留所に行き、出発しようとするジェルドを見送りに来ていた。彼には世話になったが、そろそろ別れの時。
名残惜しいが、彼もまた休暇を楽しむ人間。そろそろ個人的な事情に巻き込めないと腹を括ったルチルであった。ちなみにクレインには既にあいさつを済ませてきたらしい。
「……ちゃんとクレインとは仲直りしろよ。あとはもうそれだけだ」
「なんだかわたし達の人間関係まで心配してもらって、恐れ多いです……」
「これも大人のお節介ってことよ。っと……じゃあな!」
「はい、ジェルドさん。お世話になりました!」
彼を心配させないように、精いっぱいの笑顔を浮かべて見送るルチル。
「……さて」
馬車が完全に町を出ていったのを確認してから、彼女は歩き出した。
「お腹が空いているのは事実だし……美味しいものを買おう! そうしよう!」
(……おい。いつまで俺達は隠れていりゃあいいんだ?)
(まだだよ、まだ出ちゃ駄目だ。もう少し……あの狼人がいなくなったんだから、チャンスは巡ってくるさ)
(ったく、偉そうに指示出ししやがって! 大体お前の作戦が失敗したから、俺達はこそこそしなくちゃならなくなったんだぞ!!)
(でしゃばったら死ぬんだから別にいいだろ。しかし……ぼくの『嵐』でもあそこまで波が起こらないなんて、そんなことあるのか……?)
(単にお前が地形を知らなかっただけだろ。ハッ!)
(蒼いあいつは診療所で監視されてるし、お前一体何をさせた……ごはあっ!?)
「ふんふんふーん……」
(な、なんだお前……あの小娘に用事があるのか?)
(そうだよ。自然現象が使えないなら、今度は人の心に訴えるのさ)
「わあ、確かにいいお店いっぱいだなあ。何にしようかな」
(あの少女は、船に乗っていた時、蒼いあいつの近くにいた……一緒に行動しているんだよ)
(あっ……あいつ知ってるぞ!? ローゼンで話したぞ!?)
(何も知らない素振りだったけど、嘘だったのかよ~! くそっ!!)
(苛立っているならそれをエネルギーにしてね。やるぞ)
「甘いものがいいかな、お惣菜がいいかな。わたしは甘いものがいいけど、クレインは多分……」
「……きゃあっ!?」
大通りは確かに店が多く、明るく健全な雰囲気が漂っているのだが――
そのすぐ間近に、暗黒へと続く路地裏への入口が待ち構えていたのだ。
大通りを歩いていた少女が、突然路地裏から伸びてきた腕に引っ張られ、連れ込まれる。
この港ではよくある光景だったため、誰も見向きもしなかった。そういう面倒なことに関わってはいけないと、学習していたのだ。
(んっ、んんっ、んんん……!)
(へっへっへ……静かにしろよ嬢ちゃん。暴れたら殴るかんな?)
(……!! あなた達……!!)
(ちゃんと口を塞いで、袋を被せておけよ。そして合流地点に運んでおくんだ)
(あいあい! うははははは……!!)
(……い、いやだ……クレイン……っ!)
ノックを3回した後、ルチルがいた部屋にジェルドが入ってきた。ルチルは急いで立ち上がる。
「あ、ジェルドさん……」
「よう。クレインとの話は済んだのか?」
「えっと、はい……あ、その、名前って」
「お前達が話しているのを聞いたんだよ。自己紹介もしていなかったしな」
ジェルドは空いている椅子に座り、ルチルと程よい距離を取る。
「それで結局どうだったんだ? 俺にもできる範囲で教えてくれると有難いんだが」
「あ、その……2日後に、クレインが回復したらここを出発します。あの男の人が、馬車を手配してくれて……」
「ふうん……じゃ、俺とはお別れってことか」
さらっとジェルドが言う。その顔には寂しさの一つも浮かんでいなかった。
「ジェルドさんにも休暇がありますもんね……お世話になりました、本当に……」
「いいってことよ」
「……」
「……」
そこで会話が途切れてしまう。ジェルドの目には、ルチルはこの後どんな言葉を言うべきか、迷っているように見えた。
「……何か考えているなら、俺にだけ話してみないか? お前達の事情は何も知らないが、だからこそ言えることもあるだろう」
「え、そんな……また迷惑をかけるわけには……」
「子供は大人に迷惑かけてなんぼだよ。いいから言え。これは命令だ」
「……」
命令なんて強い口調で言われもしなければ、ルチルは切り出さなかっただろう。自分でどうすればいいのかわからないのに、自分だけで解決しようとしたのだから。
「……わたし、クレインに宝物を拾ってもらったんです」
「あいつから聞いたよ。それで?」
「……わたしが、わたしがいたから……」
「……」
「クレインがひどい怪我を……生死の境を彷徨ってしまった……」
そこで一旦言葉を区切り、ルチルはさめざめと泣き出した。
「わたしのせいだ……わたしが、わたしがちゃんとしていれば……クレインがこんなに傷つくことはなかったのに……!」
「……優しいんだな、お前は。優しいから色んなこと考えて、それで塞ぎ込んでしまったのか」
ジェルドが優しく諭す。そのままルチルに近づき頭を撫でようとしたが、直前で手を止めた。
「……変に触ったら俺が変態扱いされかねないな」
「ジェルドさん……妙な所気にするんですね」
「俺だって色々考えてるんだぞぉ!? ってのはさておき……」
椅子をルチルの近くまで持ってきて、距離を縮めたまま座る。
「お前がそこまで考え込むことになった原因、何か心当たりあるか?」
「……前にも、クレインに言われたからだと思います。今のままのわたしじゃいけないって」
「そりゃあどういう意味だ?」
「わたし、なんとなくで生きているから……そのうち死んじゃうって。信念がないと、人は死んでしまうんだって」
「……ちょっと雑な気はするが、俺は同意するな」
「でも、今回そうなってしまった……わたしがなんとなくで生きていたから、クレインは……」
「おいおい、それは意見が飛躍しすぎてねえか? 今回は一切、お前は悪くねえだろ」
ジェルドは肩を竦めながら口を挟む。ルチルは目を丸くした。
「……」
「長い人生なんだ、一つや二つ不運ってのは存在するさ。一々気負いしていたら、心が疲れちまうぞ」
瞬きを何度もして、目の前のもふもふな大人を見つめる。
「……でもそうだな。言われたこと気にしてるってことは、変えたいって思っているんだな。お前は優しいから、そういうの態度に現れちまうんだ」
「……ジェルドさん」
ルチルはこの男性に抱きしめてもらおうとも考えたが――思いとどまった。赤の他人にそこまでは頼めないと思ったのだ。
「それにだ。誰に言われるまでもなく、自分の口から気持ちが出てきたってことは……もうお前は変われていると思うぜ。あとは具体的なきっかけがあればいい」
「えっ?」
前に会ったソフィアは、難しいことは後で考えればいいと言ってくれたのに――
このジェルドは、その段階にもう達していると言うのだ。
「……わたし。わたしは……」
「もっともそのきっかけが、どんな形で訪れるかは俺にもわからねえが。とにかくお前は自信を持っていいと思う。それに……お前にはやらないといけないことがあるしな」
「やらないといけないこと……?」
「ああそうだ――」
ジェルドはルチルの目をじっと見つめて、肩に手を置こうとするのを理性でこらえながら続ける。
「お前、宝物拾ってもらったんだろ? なら『ありがとう』って言わなくちゃならねえ。自分のしたことで塞ぎ込んでもらっちゃあ、あいつだって不本意だろ」
「……!」
笑いかけるジェルドの姿は、自分が見失っていたものを気づかせてくれた。
「ありがとうって伝えて、塞ぎ込むのはそれからだ。もっともできるもんならな。どうだ? やれそうか?」
「……どう、だろう。わたし、クレインにバカって言っちゃった……」
「そういう時こそ金の出番だ。この辺りはそこそこいい店もあるから、見舞い品でも買っていけ。食いもんでも口に入れれば話は進むだろ」
「……そういうものですか?」
「そういうもんだよ、人間食欲には敵わねえ。これならどうだ?」
ルチルは今回の件で、償い切れないような責任感を感じていたが――
ジェルドが言ってくれるなら、どうにかなる気がした。まだ気持ちは重かったが、気合を入れて口角を上げてみる。
「……はい。わたし、言ってみます。確かにお礼も伝えないのは、あまりにも理不尽だから……頑張ります」
その翌日。
「んじゃ、ルチル。達者でやれよ。俺はスコラティって国にいるから、会いたくなったらいつでも来いや」
「マナルヴィの王国ですよね。機会があったらよろしくお願いします」
「はは、楽しみにしておくぜ?」
ルチルは馬車の停留所に行き、出発しようとするジェルドを見送りに来ていた。彼には世話になったが、そろそろ別れの時。
名残惜しいが、彼もまた休暇を楽しむ人間。そろそろ個人的な事情に巻き込めないと腹を括ったルチルであった。ちなみにクレインには既にあいさつを済ませてきたらしい。
「……ちゃんとクレインとは仲直りしろよ。あとはもうそれだけだ」
「なんだかわたし達の人間関係まで心配してもらって、恐れ多いです……」
「これも大人のお節介ってことよ。っと……じゃあな!」
「はい、ジェルドさん。お世話になりました!」
彼を心配させないように、精いっぱいの笑顔を浮かべて見送るルチル。
「……さて」
馬車が完全に町を出ていったのを確認してから、彼女は歩き出した。
「お腹が空いているのは事実だし……美味しいものを買おう! そうしよう!」
(……おい。いつまで俺達は隠れていりゃあいいんだ?)
(まだだよ、まだ出ちゃ駄目だ。もう少し……あの狼人がいなくなったんだから、チャンスは巡ってくるさ)
(ったく、偉そうに指示出ししやがって! 大体お前の作戦が失敗したから、俺達はこそこそしなくちゃならなくなったんだぞ!!)
(でしゃばったら死ぬんだから別にいいだろ。しかし……ぼくの『嵐』でもあそこまで波が起こらないなんて、そんなことあるのか……?)
(単にお前が地形を知らなかっただけだろ。ハッ!)
(蒼いあいつは診療所で監視されてるし、お前一体何をさせた……ごはあっ!?)
「ふんふんふーん……」
(な、なんだお前……あの小娘に用事があるのか?)
(そうだよ。自然現象が使えないなら、今度は人の心に訴えるのさ)
「わあ、確かにいいお店いっぱいだなあ。何にしようかな」
(あの少女は、船に乗っていた時、蒼いあいつの近くにいた……一緒に行動しているんだよ)
(あっ……あいつ知ってるぞ!? ローゼンで話したぞ!?)
(何も知らない素振りだったけど、嘘だったのかよ~! くそっ!!)
(苛立っているならそれをエネルギーにしてね。やるぞ)
「甘いものがいいかな、お惣菜がいいかな。わたしは甘いものがいいけど、クレインは多分……」
「……きゃあっ!?」
大通りは確かに店が多く、明るく健全な雰囲気が漂っているのだが――
そのすぐ間近に、暗黒へと続く路地裏への入口が待ち構えていたのだ。
大通りを歩いていた少女が、突然路地裏から伸びてきた腕に引っ張られ、連れ込まれる。
この港ではよくある光景だったため、誰も見向きもしなかった。そういう面倒なことに関わってはいけないと、学習していたのだ。
(んっ、んんっ、んんん……!)
(へっへっへ……静かにしろよ嬢ちゃん。暴れたら殴るかんな?)
(……!! あなた達……!!)
(ちゃんと口を塞いで、袋を被せておけよ。そして合流地点に運んでおくんだ)
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