伯爵令嬢は卒業祝いに婚約破棄を所望する

※主人公の一人称で物語が進みます。

グラスフィーユ伯爵の長女・リターシャ(リタ)には幼い頃に両親が決めた婚約者がいた。
リタの6歳年上で王家と血縁のあるカスティーリ公爵の次男・ルーイン公子。
それなりに信頼関係を築けていると思っていたのに、リタが全寮制のフィニッシングスクールに通う間にルーインの浮気が発覚。
男性に嫌気が差した彼女は、卒業と同時に婚約を破棄して修道女になることを決意する。

淑女教育をフィニッシュするのと同時に、貴方との婚約もフィニッシュさせていただきます。

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