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「先生、顔が疲れてますよ? 何かありましたか?」
新人の教師が、心配そうに放心状態になったブロンドの教師の顔を覗き込む。
ブロンドの教師は、ハッと我に帰った。
「お恥ずかしい。そんなに疲れた様に見えましたか?」
「ええ。大丈夫ですか?」
「ははは。大丈夫ですよ……」
「顔、強張ってますよ?」
「は、ははは……」
ブロンドの教師は、焦った様に視線を彷徨わせる。
ここのところ毎晩、耳の長い同居人が彼の布団に潜り込んでは来て抱き枕の代わりにする所為で、彼は少し寝不足気味になっていた。
「何か困った事があるのならば、相談に乗りますよ?」
彼は深呼吸をして、軽く髪を掻き上げた。
「ふぅ……。お気持ちはとても嬉しいです。ですが、本当に大丈夫ですよ」
「そう……ですか」
「心配を掛けてしまいましたね」
「いえ! 大丈夫ですよ!」
にこにこと笑う彼は、いつもと変わらない人当たりの良さを見せる。
彼は、自分の抱えている悩みが異性に相談し辛い内容である事を知っていた。
「そんなに一気に食べなくても、ご飯は逃げないよ?」
カツカツカツカツ!!
エヴィは、頬にご飯をいっぱいに貯めると、彼にお茶碗を差し出した。
お代わりを要求している様だ。
元気になってきたのか、最近のエヴィはかなりの勢いでご飯を食べ、お代わりを要求する。
食費はどうしても掛かってしまうが、人並みに元気になりつつある彼女を、彼は微笑ましく思っていた。
彼はにこにこと微笑みながら、ご飯を追加する。
ひとしきり食べ終わると、エヴィは彼のシャツを引っ張った。
「なんだい?」
エヴィは彼の胸元のボタンに手をかけるとと、彼のシャツを脱がせ始めた。
彼が自らシャツを脱いで渡すと、エヴィはシャツを持ったままソファーに横たわる。彼女は、自身の顔にシャツ押し当て、思い切り息を吸った。
どうやら彼の匂いを嗅いでいる様だ。
「それは、そんなに綺麗な物じゃないよ?」
目の前に本人が居るのも気にせず、シャツを大事そうに抱えた彼女は幸せそうだ。
もういい歳なので、加齢臭しかしない筈だがと思う彼は、頬杖を付いてそんな彼女を眺めていた。
「ヴィー、そのシャツ洗うよ? こっちに渡して」
「シャー!」
「……それは、鳴き声なのかい?」
エヴィは彼が外出している間は、彼の匂いが付いたシャツを彼の代わりにしているらしく、もう随分とクシャクシャになってしまったシャツを離そうとしない。
彼は呆れた様にため息を吐いた。
「ヴィー、後で新しいのを用意するから、それを貸してはくれないかい」
エヴィは頬を膨らませる。ギュッと掴んだシャツをなかなか渡してくれそうにない。
彼は、彼女に笑いかけた。
「ヴィー、君は僕の事が好きなのかい? それとも、僕の匂いが付いたシャツが好きなのかい?」
エヴィが彼を抱きしめる。
彼は、エヴィから離れたシャツをサッと洗濯カゴへと移した。
大分エヴィの扱いに慣れて来た彼にも、幾つか慣れないことあった。
まずエヴィは、毎日、彼がお風呂に入っている所に裸で入ってきた。最初は別々にお風呂に入る様、説得を試みていた彼だったが、あらゆる手段を講じ、怪我をしてまでそれを譲る様子のない彼女の硬い意志に、遂に説得を諦め、今では入浴する時に彼女に声を掛けるまでになっていた。元々動かないエヴィを毎日お風呂に入れていた彼だったが、人形の様な彼女をお風呂に入れる時とは異なり、人間らしく、妖艶振る舞うエヴィとの入浴には未だに慣れなかった。
またエヴィは、眠る時は必ずと言って良い程、彼の布団に潜り込んできた。彼の後ろから抱きつき、足を絡めて、彼と一緒に眠る。彼は勿論、彼女専用のベット用意している。だが彼は、彼女がそのベットを使う様子を見た事が無い。寝る前には、スキンシップのつもりなのか、彼はしばしばベッドの上で耳と首を後ろから噛まれる事があり、やはり、これにも慣れなかった。
勿論、彼が慣れない事はそれだけでは無かった。毎日、エヴィとの間に色々な予想外の出来事があった。心臓に悪い、と彼は時々思った。自分の人権について彼女に説教しようかと思う事もあった。
だが、慣れないこんな生活が、彼にとって、かけがえのない物となりつつある事も、また事実だった。
「ほら、もう寝るよ」
彼が、エヴィの額にキスをする。
「おやすみ、ヴィー」
人形の様なエヴィはもう居ない。
会話が出来ない彼女の行動は、言葉よりも雄弁だ。
だが勿論、エヴィは今日も話さない。
「先生が女物の髪留めを見てるなんて珍しいですね」
「あっ。いえ……」
「誰かへの贈り物ですか? もしかして、私にだったりしてー!」
「ははは。娘に似合いそうだなと思いまして」
ブロンドの教師が、笑って誤魔化す。
ブロンドの教師と新米教師は、授業で使う実験機材を購入する為、雑貨屋へと足を運んでいた。
ブロンドの教師が窓の外に目をやると、パン屋の前に人集りが出来ていた。
「なんでしょうねー。覗きに行きませんか?」
「ああ、いや。教材を先に買って……」
ブロンドの彼が手に持っていた荷物を落とす。
彼の視線は窓の外に釘付けになっていた。
「ヴィー……?」
心配そうな顔で新米教師が彼を覗き込む。
青い顔をした彼は、急に駆け出した。
「せ、先生?!」
新米教師は、慌てて彼の後を追いかけた。
パン屋の前の人集りの中心で、エプロンと、制服を着たエヴィが大柄な男と対峙している。
周囲の人々が遠巻きに心配そうな視線を向ける中、大柄な男がエヴィに向け、威圧的な態度を取った。
「おいおい。どっかで見た顔だなぁ。えーっとお? 何処だったかなあ?」
大柄な男が、ニヤニヤと気色の悪い笑みを浮かべる。
エヴィは、ムッとした表情になると、トレーに乗せた売り物のパンを、ズイッと前に差し出した。
「なんだあ?」
エヴィは、パンを買って欲しいと言いた気に、手元のトレーを何度か小さく前に突き出す。
エヴィの行動の意味を察したのか、大柄な男がニヤリと笑った。
「それを俺にくれるのか? ありがとうよ!」
エヴィは「パン1つ200ダラー」と書かれた看板を突き出す。それを見た大柄な男がニヤニヤリと笑った。
「悪いなあ。俺は文字が読めないんだ。言いたい事があるなら、言ってくれなきゃ分かんねえよ。ああ? 聞こえねえなあー。そおだよなあ。お前口がきけねえもんなあ!」
嘲る様に笑ってパンを奪い、見下した様に話す大柄な男に、エヴィが苦々しい顔をする。
「あの時はスッゲェ高い金払ったのにお前、なんの反応もしなかったよな。ガリガリ過ぎて見るに堪えなかったが……いい体つきになったじゃねえか」
大柄な男がエヴィの肩にいやらしい手つきで触れようとしたその時、ブロンドの髪の教師が大柄な男の腕を掴んだ。
ブロンドの彼は、今までにない程冷たい視線を大柄な男に向けている。
「なんだ、アンタ? ……イテテッ!! イタイイタイイタイ!!」
「まさか文字を読めない事をこうも堂々と吹聴出来る奴がいるとはな」
ブロンド髪の教師が、身体強化魔術を使う。
見た目からは想像出来ない程の力が大柄な男の腕に伝わり、バキッという骨の折れる音と共にブロンドの彼が手を離すと、その手首は真っ青に腫れた。
大柄な男は、痛みで膝をつく。
ブロンド髪の教師が、地面に付きそうになったパンを魔法でキャッチした。
「200ダラーだ、払え」
「ははは、そいつがどういう奴か分かってんのか? そいつは、裏路地で娼婦やってる違法な性奴ーー」
エヴィが大柄な男の口を塞ぐ。そのまま大柄な男の胸ぐらを掴み、秘密の話でもするかの様に彼の耳元に手を当て、口を近付けた。その途端、大柄な男の目の焦点は合わなくなった。
「あ、ああ……そうだな……みんなに迷惑、を……かけちゃダメだな……あ、ああ……金はきちんと……払わないと……だ……な……」
大柄な男が、途切れ途切れに、ロボットの様な機械的な声を発する。
彼はふらふらと立ち上がり、食べた分より随分と高い料金を彼女に支払うと、くるりと後ろを向いて歩き始めた。
してやったりという顔をしたエヴィを、彼は目を丸くして見つめる。
周囲から歓声が上がる。
「よっ! 旦那カッコイイ!!」
「見ててスッキリしたぜ!!」
「あいつにはウチも迷惑してたんだ!」
「我らのエヴィたんに手を出すとは! 暴漢、許すまじ!」
「エヴィさん、無事?!」
彼がハッとして、エヴィに話し掛ける。
「ヴィー、怪我はないかい?」
エヴィが満面の笑みを見せ、ブロンドの彼に抱きつく。
周囲から黄色い声援が上がる。
彼は、少し小っ恥ずかしく思いながらも、よしよしと彼女の頭を撫でた。
「チィッ!」
そんなエヴィ達に憎々し気な視線を向け、親指を噛みながらその様子を見ていた女性が一人。
新人の教師が、心配そうに放心状態になったブロンドの教師の顔を覗き込む。
ブロンドの教師は、ハッと我に帰った。
「お恥ずかしい。そんなに疲れた様に見えましたか?」
「ええ。大丈夫ですか?」
「ははは。大丈夫ですよ……」
「顔、強張ってますよ?」
「は、ははは……」
ブロンドの教師は、焦った様に視線を彷徨わせる。
ここのところ毎晩、耳の長い同居人が彼の布団に潜り込んでは来て抱き枕の代わりにする所為で、彼は少し寝不足気味になっていた。
「何か困った事があるのならば、相談に乗りますよ?」
彼は深呼吸をして、軽く髪を掻き上げた。
「ふぅ……。お気持ちはとても嬉しいです。ですが、本当に大丈夫ですよ」
「そう……ですか」
「心配を掛けてしまいましたね」
「いえ! 大丈夫ですよ!」
にこにこと笑う彼は、いつもと変わらない人当たりの良さを見せる。
彼は、自分の抱えている悩みが異性に相談し辛い内容である事を知っていた。
「そんなに一気に食べなくても、ご飯は逃げないよ?」
カツカツカツカツ!!
エヴィは、頬にご飯をいっぱいに貯めると、彼にお茶碗を差し出した。
お代わりを要求している様だ。
元気になってきたのか、最近のエヴィはかなりの勢いでご飯を食べ、お代わりを要求する。
食費はどうしても掛かってしまうが、人並みに元気になりつつある彼女を、彼は微笑ましく思っていた。
彼はにこにこと微笑みながら、ご飯を追加する。
ひとしきり食べ終わると、エヴィは彼のシャツを引っ張った。
「なんだい?」
エヴィは彼の胸元のボタンに手をかけるとと、彼のシャツを脱がせ始めた。
彼が自らシャツを脱いで渡すと、エヴィはシャツを持ったままソファーに横たわる。彼女は、自身の顔にシャツ押し当て、思い切り息を吸った。
どうやら彼の匂いを嗅いでいる様だ。
「それは、そんなに綺麗な物じゃないよ?」
目の前に本人が居るのも気にせず、シャツを大事そうに抱えた彼女は幸せそうだ。
もういい歳なので、加齢臭しかしない筈だがと思う彼は、頬杖を付いてそんな彼女を眺めていた。
「ヴィー、そのシャツ洗うよ? こっちに渡して」
「シャー!」
「……それは、鳴き声なのかい?」
エヴィは彼が外出している間は、彼の匂いが付いたシャツを彼の代わりにしているらしく、もう随分とクシャクシャになってしまったシャツを離そうとしない。
彼は呆れた様にため息を吐いた。
「ヴィー、後で新しいのを用意するから、それを貸してはくれないかい」
エヴィは頬を膨らませる。ギュッと掴んだシャツをなかなか渡してくれそうにない。
彼は、彼女に笑いかけた。
「ヴィー、君は僕の事が好きなのかい? それとも、僕の匂いが付いたシャツが好きなのかい?」
エヴィが彼を抱きしめる。
彼は、エヴィから離れたシャツをサッと洗濯カゴへと移した。
大分エヴィの扱いに慣れて来た彼にも、幾つか慣れないことあった。
まずエヴィは、毎日、彼がお風呂に入っている所に裸で入ってきた。最初は別々にお風呂に入る様、説得を試みていた彼だったが、あらゆる手段を講じ、怪我をしてまでそれを譲る様子のない彼女の硬い意志に、遂に説得を諦め、今では入浴する時に彼女に声を掛けるまでになっていた。元々動かないエヴィを毎日お風呂に入れていた彼だったが、人形の様な彼女をお風呂に入れる時とは異なり、人間らしく、妖艶振る舞うエヴィとの入浴には未だに慣れなかった。
またエヴィは、眠る時は必ずと言って良い程、彼の布団に潜り込んできた。彼の後ろから抱きつき、足を絡めて、彼と一緒に眠る。彼は勿論、彼女専用のベット用意している。だが彼は、彼女がそのベットを使う様子を見た事が無い。寝る前には、スキンシップのつもりなのか、彼はしばしばベッドの上で耳と首を後ろから噛まれる事があり、やはり、これにも慣れなかった。
勿論、彼が慣れない事はそれだけでは無かった。毎日、エヴィとの間に色々な予想外の出来事があった。心臓に悪い、と彼は時々思った。自分の人権について彼女に説教しようかと思う事もあった。
だが、慣れないこんな生活が、彼にとって、かけがえのない物となりつつある事も、また事実だった。
「ほら、もう寝るよ」
彼が、エヴィの額にキスをする。
「おやすみ、ヴィー」
人形の様なエヴィはもう居ない。
会話が出来ない彼女の行動は、言葉よりも雄弁だ。
だが勿論、エヴィは今日も話さない。
「先生が女物の髪留めを見てるなんて珍しいですね」
「あっ。いえ……」
「誰かへの贈り物ですか? もしかして、私にだったりしてー!」
「ははは。娘に似合いそうだなと思いまして」
ブロンドの教師が、笑って誤魔化す。
ブロンドの教師と新米教師は、授業で使う実験機材を購入する為、雑貨屋へと足を運んでいた。
ブロンドの教師が窓の外に目をやると、パン屋の前に人集りが出来ていた。
「なんでしょうねー。覗きに行きませんか?」
「ああ、いや。教材を先に買って……」
ブロンドの彼が手に持っていた荷物を落とす。
彼の視線は窓の外に釘付けになっていた。
「ヴィー……?」
心配そうな顔で新米教師が彼を覗き込む。
青い顔をした彼は、急に駆け出した。
「せ、先生?!」
新米教師は、慌てて彼の後を追いかけた。
パン屋の前の人集りの中心で、エプロンと、制服を着たエヴィが大柄な男と対峙している。
周囲の人々が遠巻きに心配そうな視線を向ける中、大柄な男がエヴィに向け、威圧的な態度を取った。
「おいおい。どっかで見た顔だなぁ。えーっとお? 何処だったかなあ?」
大柄な男が、ニヤニヤと気色の悪い笑みを浮かべる。
エヴィは、ムッとした表情になると、トレーに乗せた売り物のパンを、ズイッと前に差し出した。
「なんだあ?」
エヴィは、パンを買って欲しいと言いた気に、手元のトレーを何度か小さく前に突き出す。
エヴィの行動の意味を察したのか、大柄な男がニヤリと笑った。
「それを俺にくれるのか? ありがとうよ!」
エヴィは「パン1つ200ダラー」と書かれた看板を突き出す。それを見た大柄な男がニヤニヤリと笑った。
「悪いなあ。俺は文字が読めないんだ。言いたい事があるなら、言ってくれなきゃ分かんねえよ。ああ? 聞こえねえなあー。そおだよなあ。お前口がきけねえもんなあ!」
嘲る様に笑ってパンを奪い、見下した様に話す大柄な男に、エヴィが苦々しい顔をする。
「あの時はスッゲェ高い金払ったのにお前、なんの反応もしなかったよな。ガリガリ過ぎて見るに堪えなかったが……いい体つきになったじゃねえか」
大柄な男がエヴィの肩にいやらしい手つきで触れようとしたその時、ブロンドの髪の教師が大柄な男の腕を掴んだ。
ブロンドの彼は、今までにない程冷たい視線を大柄な男に向けている。
「なんだ、アンタ? ……イテテッ!! イタイイタイイタイ!!」
「まさか文字を読めない事をこうも堂々と吹聴出来る奴がいるとはな」
ブロンド髪の教師が、身体強化魔術を使う。
見た目からは想像出来ない程の力が大柄な男の腕に伝わり、バキッという骨の折れる音と共にブロンドの彼が手を離すと、その手首は真っ青に腫れた。
大柄な男は、痛みで膝をつく。
ブロンド髪の教師が、地面に付きそうになったパンを魔法でキャッチした。
「200ダラーだ、払え」
「ははは、そいつがどういう奴か分かってんのか? そいつは、裏路地で娼婦やってる違法な性奴ーー」
エヴィが大柄な男の口を塞ぐ。そのまま大柄な男の胸ぐらを掴み、秘密の話でもするかの様に彼の耳元に手を当て、口を近付けた。その途端、大柄な男の目の焦点は合わなくなった。
「あ、ああ……そうだな……みんなに迷惑、を……かけちゃダメだな……あ、ああ……金はきちんと……払わないと……だ……な……」
大柄な男が、途切れ途切れに、ロボットの様な機械的な声を発する。
彼はふらふらと立ち上がり、食べた分より随分と高い料金を彼女に支払うと、くるりと後ろを向いて歩き始めた。
してやったりという顔をしたエヴィを、彼は目を丸くして見つめる。
周囲から歓声が上がる。
「よっ! 旦那カッコイイ!!」
「見ててスッキリしたぜ!!」
「あいつにはウチも迷惑してたんだ!」
「我らのエヴィたんに手を出すとは! 暴漢、許すまじ!」
「エヴィさん、無事?!」
彼がハッとして、エヴィに話し掛ける。
「ヴィー、怪我はないかい?」
エヴィが満面の笑みを見せ、ブロンドの彼に抱きつく。
周囲から黄色い声援が上がる。
彼は、少し小っ恥ずかしく思いながらも、よしよしと彼女の頭を撫でた。
「チィッ!」
そんなエヴィ達に憎々し気な視線を向け、親指を噛みながらその様子を見ていた女性が一人。
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