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その日は予定通りやってきた。
朝起きて準備をして集合場所に向かう。
そして出撃のセレモニーを行い順に全軍が出撃していく。
アンジェの率いる後方部隊の位置はここに来るまでよりも前線に近い場所になる。
これは聖職者達が治療を行う救護班としての側面を持つことと錬金術師団の能力アップのバフが届く範囲内で戦いを行う為である。
前面に国軍が陣取り攻撃を行う、そして後方部隊と領地の守りを領軍が行う事になる。
また領軍には解放後の町の後処理という仕事もある。
そのため国軍が前面に出て領軍は初期の損耗を抑えるという方針になっている。
そのため領軍も2分されており、領都に残る居残り組みを領主家が、出撃した側を領の騎士団長のアルフレッドが執ることになっていた。
そのため後方部隊は今まで以上の大所帯になっている。
顔を知らない者のほうが多いというのが当たり前になり、その分人の管理は難しくなっている。
その為指揮官となっているアンジェやアルフレッドのおっさんと最重要とされているルイスは一緒にいてもらって守護する人間も信頼の置ける人間に任せるという方針が採られる。
まぁ正直アルフレッドのおっさんは大抵の相手には後れをとらないんだが、そこは体面もあるっていうことである。
そしてその守護する人間の中には俺も組み込まれている。
一時的に抜ける事もあるのだが、基本はそこが俺の居る場所とされている。
そこにクウとリンの二人も一緒である。
見た目こそ子供だが、実際はこの軍の中でも屈指の戦闘力を誇るのだから帯同は当然である。
とはいえ前線に投入するのは色んな意味で議論される事すらないのだが。
その辺りは諸々の事情というものである。
その為二人はルイスの侍従という扱いでメイドの真似事をすることになっていた。
一部では戦場を舐めてるという声もあるのだが、無視だ無視。
そんな事言う暇あるなら戦力を磨けといいたい位である。
白のローブを着てとてとてとルイスについてお手伝いをする二人。
従軍している錬金術師や聖職者達からは微笑ましいものを見る目で見られて殺伐とした軍の中での癒しになっている。
心身共に癒し処となる後方軍は後に復興の象徴となるのだがそれはまた別の話。
そういうわけで一部の人しか知らないのだが、アンジェとルイスの周りに戦力が集中する事になる。
勿論前線の指揮官達や一部のエースといわれる人達もAランク相当の力を持っているし前軍の総指揮官はSランク相当の戦闘力を持つ。
そして一応飛び切りの戦力として招致された疾風の英雄達、この戦力をある程度前線を押し上げたところで投入して敵のヴァンパイアキングを討ち取るというのがこの作戦の算段である。
そのままいけば良しなのだが、裏では危惧する人も多い。
それは疾風の英雄達の人間性から抱かれた不安である。
その為単独で明暗の森を踏破してきた俺に白羽の矢が立った。
作戦が予定通りいけば良し、そうでなければ後詰めとしてキングを討ち取って欲しい。
これは裏の作戦として扱われているので知っているのはあの会議に出ていた僅かな人間だけだ。
呼んだ手前作戦を変える訳にもいかなかったが、有用な人材がいる。
そして余計な火種にならないようにしつつ作戦の確度を上げる為に考え出された苦肉の策だとか。
分かっていたら最初から中核に据えていたよと宰相は嘆いていたが、そんな事言われてもな。
そんな訳で戦闘が始まる前に俺は姿を眩ませることになっている。
そしてその日はやってくる。
数度の襲撃こそあったものの軍の足を止めるようなものは無く、俺達は順調に道程を消化していた。
そして事態の発端になった街から1刻位の距離にまで辿り着いたところで部隊は停止する。
明朝総攻撃をしかける。
その為に英気を養い備えよという軍令が下り全軍は野営の準備をしている。
俺はアンジェについてルイスをつれて軍議の場にきていた。
後方の支援隊からはアンジェと近衛の隊長、そして教会勢力として司教とルイス、そしてサポーターとしての錬金術師の代表が出席している。
俺は軍議には加わらずにアンジェとルイスの護衛をする為に彼女達の後ろに立って聞いているだけである。
本来なら、今回のように順調に来ているときは簡単な確認だけを行い軍議は終了する。
それは今回の軍議には荒れる要素があるというわけで、それがなにかというと……
「きてやったぞ!早く始めろ!」
相変わらずの態度で叫ぶゲラートを筆頭とする疾風の英雄達が入ってくるなりゲストを座らせる入り口に一番近い席にドカっと座る。
「それでは軍議を始める、参謀長」
「はっ!それでは説明いたします!」
疾風の英雄達を気にしない形でドイル侯爵が開会を宣言し、軍議が始まり状況説明と方針が示される。
そしてひとしきり説明したところで疾風の英雄達に水が向けられる。
「この作戦で行こうと思うが貴公らが突入するタイミングはどうするか、その後の支援はどうして欲しいか、その辺りのことを聞かせて欲しい」
その言葉に腕を組んで背もたれにもたれながらゲラートが口を開く。
「街の門まではお前らで先行しろ、門を開けたら全力で攻撃魔法をぶっ放して露払い、それが終わった後に俺達が突入するから遅れずに後ろについて挟撃を防げ、一直線に向かうから敵のボスに辿り着いたら左右に道を広げるように動け、あと、ロードはお前らで処理しろ、それだけだ」
踏ん反りかえって話す姿に将校達の苛立ちは募る。
それを感じるが今は何かするべきときではないから沈黙を守る。
「わかった、そのようにしよう」
ドイル侯爵も苛立っているだろうがそのような事はおくびにも出さずに返事を返す。
「聞くことがそれだけなら俺達は出るぞ」
そういって席を立つゲラート達、礼をする事も無くそのまま立ち去る。
「だっさいよねぇ」
「ああ、たまなしどもだ」
そんな声が聞こえてきて更に会議場の空気はイラつきにつつまれる。
「まったく、とんだ物をおしつけてくれたものですな」
溜息をつきながらボヤいて見せる参謀長。
「全く!なんなのですかあの痴れものは!」
「全くもってですな!あのような者共に頼らねばならぬとはなんという屈辱……」
それに同調する比較的若い隊長達にドイル侯爵が口を開く。
「抑えよ、そのような事、国の安寧の前には些細な事だ」
そういう侯爵が一番いらいらとしているのだが表情は穏やかに見せている。
しかし彼の魔力はそうではなく、それは重圧となって隊長達にのしかかる。
「も、申し訳ありません」
慌てて頭を下げる隊長達の姿を見て侯爵は首を振り溜息をつく。
「よい、それよりもどう思った?」
その言葉に若い彼らはくびを捻る。
しかしそれを正確に察していた中段の師団長は口を開く。
「あまりに危険かと」
「やはりか」
「はい」
頷く侯爵に団長は応える。
これは俺も同意見である。
言う様に動けば一列に大勢の兵が並ぶ事になる。
相手にはロードだけでなくキングまでいるのだ、大規模魔法を一発撃たれただけで甚大な被害が発生するだろう。
勿論相手が一列に並んでいる事を知るすべなどは基本的にはないのだが。
「危険だな」
「そうですな」
侯爵と参謀はそれを危惧する。
戦闘は基本的に継戦能力を必要とする。
もちろん一発で倒せればいいのだが、雑兵相手に最大出力など無駄の極み。
大抵は小手調べから始めるのだが、何事にも例外はつきものである。
そして例外とされていることだから知りませんでした、は指揮官達には許されない。
その辺りは立場の違いである。
また疾風の英雄達はその程度のものは回避できるだろう。
それ以上に懸念する事もあるのだが、それはここで口にするようなものではない。
「先頭に近いところに対応できるものを置くしかありませんな」
「貴重な人員を危険に晒すが、それしかないか……」
そう言って溜息をつく彼ら、そしてそこから軍議は進む。
後最低二人はいるロードへの対策。
どこに現れるかの予測。
そしてそれへの対処である。
その後2時間程して日が沈みかけてきた頃、会議は解散する事となる。
そして夕飯を食べて眠り、翌日に備える事になる。
本来ならばだが……
リリ「殺伐としてきたわね」
アイ「本当に、変わり身が早いというかなんというか」
アラ「ここから決戦になるんだよな」
アイ「そうなんだがな、ちょっと引っかかる」
アラ「そうか?」
アイ「ああ、ここまで順調にくるとちょっとな」
リリ「そうよね、嵐の前の静けさみたいな感じよね」
アイ「何も起きなければいいが……」
アラ「怖い事いうんじゃねえよ」
リリ「あなた達それ、フラグ……」
アイ「ハッ!?」
アラ「しまった!?」
リリ「もう……」
という事で次からどんぱち始めます。
朝起きて準備をして集合場所に向かう。
そして出撃のセレモニーを行い順に全軍が出撃していく。
アンジェの率いる後方部隊の位置はここに来るまでよりも前線に近い場所になる。
これは聖職者達が治療を行う救護班としての側面を持つことと錬金術師団の能力アップのバフが届く範囲内で戦いを行う為である。
前面に国軍が陣取り攻撃を行う、そして後方部隊と領地の守りを領軍が行う事になる。
また領軍には解放後の町の後処理という仕事もある。
そのため国軍が前面に出て領軍は初期の損耗を抑えるという方針になっている。
そのため領軍も2分されており、領都に残る居残り組みを領主家が、出撃した側を領の騎士団長のアルフレッドが執ることになっていた。
そのため後方部隊は今まで以上の大所帯になっている。
顔を知らない者のほうが多いというのが当たり前になり、その分人の管理は難しくなっている。
その為指揮官となっているアンジェやアルフレッドのおっさんと最重要とされているルイスは一緒にいてもらって守護する人間も信頼の置ける人間に任せるという方針が採られる。
まぁ正直アルフレッドのおっさんは大抵の相手には後れをとらないんだが、そこは体面もあるっていうことである。
そしてその守護する人間の中には俺も組み込まれている。
一時的に抜ける事もあるのだが、基本はそこが俺の居る場所とされている。
そこにクウとリンの二人も一緒である。
見た目こそ子供だが、実際はこの軍の中でも屈指の戦闘力を誇るのだから帯同は当然である。
とはいえ前線に投入するのは色んな意味で議論される事すらないのだが。
その辺りは諸々の事情というものである。
その為二人はルイスの侍従という扱いでメイドの真似事をすることになっていた。
一部では戦場を舐めてるという声もあるのだが、無視だ無視。
そんな事言う暇あるなら戦力を磨けといいたい位である。
白のローブを着てとてとてとルイスについてお手伝いをする二人。
従軍している錬金術師や聖職者達からは微笑ましいものを見る目で見られて殺伐とした軍の中での癒しになっている。
心身共に癒し処となる後方軍は後に復興の象徴となるのだがそれはまた別の話。
そういうわけで一部の人しか知らないのだが、アンジェとルイスの周りに戦力が集中する事になる。
勿論前線の指揮官達や一部のエースといわれる人達もAランク相当の力を持っているし前軍の総指揮官はSランク相当の戦闘力を持つ。
そして一応飛び切りの戦力として招致された疾風の英雄達、この戦力をある程度前線を押し上げたところで投入して敵のヴァンパイアキングを討ち取るというのがこの作戦の算段である。
そのままいけば良しなのだが、裏では危惧する人も多い。
それは疾風の英雄達の人間性から抱かれた不安である。
その為単独で明暗の森を踏破してきた俺に白羽の矢が立った。
作戦が予定通りいけば良し、そうでなければ後詰めとしてキングを討ち取って欲しい。
これは裏の作戦として扱われているので知っているのはあの会議に出ていた僅かな人間だけだ。
呼んだ手前作戦を変える訳にもいかなかったが、有用な人材がいる。
そして余計な火種にならないようにしつつ作戦の確度を上げる為に考え出された苦肉の策だとか。
分かっていたら最初から中核に据えていたよと宰相は嘆いていたが、そんな事言われてもな。
そんな訳で戦闘が始まる前に俺は姿を眩ませることになっている。
そしてその日はやってくる。
数度の襲撃こそあったものの軍の足を止めるようなものは無く、俺達は順調に道程を消化していた。
そして事態の発端になった街から1刻位の距離にまで辿り着いたところで部隊は停止する。
明朝総攻撃をしかける。
その為に英気を養い備えよという軍令が下り全軍は野営の準備をしている。
俺はアンジェについてルイスをつれて軍議の場にきていた。
後方の支援隊からはアンジェと近衛の隊長、そして教会勢力として司教とルイス、そしてサポーターとしての錬金術師の代表が出席している。
俺は軍議には加わらずにアンジェとルイスの護衛をする為に彼女達の後ろに立って聞いているだけである。
本来なら、今回のように順調に来ているときは簡単な確認だけを行い軍議は終了する。
それは今回の軍議には荒れる要素があるというわけで、それがなにかというと……
「きてやったぞ!早く始めろ!」
相変わらずの態度で叫ぶゲラートを筆頭とする疾風の英雄達が入ってくるなりゲストを座らせる入り口に一番近い席にドカっと座る。
「それでは軍議を始める、参謀長」
「はっ!それでは説明いたします!」
疾風の英雄達を気にしない形でドイル侯爵が開会を宣言し、軍議が始まり状況説明と方針が示される。
そしてひとしきり説明したところで疾風の英雄達に水が向けられる。
「この作戦で行こうと思うが貴公らが突入するタイミングはどうするか、その後の支援はどうして欲しいか、その辺りのことを聞かせて欲しい」
その言葉に腕を組んで背もたれにもたれながらゲラートが口を開く。
「街の門まではお前らで先行しろ、門を開けたら全力で攻撃魔法をぶっ放して露払い、それが終わった後に俺達が突入するから遅れずに後ろについて挟撃を防げ、一直線に向かうから敵のボスに辿り着いたら左右に道を広げるように動け、あと、ロードはお前らで処理しろ、それだけだ」
踏ん反りかえって話す姿に将校達の苛立ちは募る。
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ドイル侯爵も苛立っているだろうがそのような事はおくびにも出さずに返事を返す。
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「だっさいよねぇ」
「ああ、たまなしどもだ」
そんな声が聞こえてきて更に会議場の空気はイラつきにつつまれる。
「まったく、とんだ物をおしつけてくれたものですな」
溜息をつきながらボヤいて見せる参謀長。
「全く!なんなのですかあの痴れものは!」
「全くもってですな!あのような者共に頼らねばならぬとはなんという屈辱……」
それに同調する比較的若い隊長達にドイル侯爵が口を開く。
「抑えよ、そのような事、国の安寧の前には些細な事だ」
そういう侯爵が一番いらいらとしているのだが表情は穏やかに見せている。
しかし彼の魔力はそうではなく、それは重圧となって隊長達にのしかかる。
「も、申し訳ありません」
慌てて頭を下げる隊長達の姿を見て侯爵は首を振り溜息をつく。
「よい、それよりもどう思った?」
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しかしそれを正確に察していた中段の師団長は口を開く。
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「やはりか」
「はい」
頷く侯爵に団長は応える。
これは俺も同意見である。
言う様に動けば一列に大勢の兵が並ぶ事になる。
相手にはロードだけでなくキングまでいるのだ、大規模魔法を一発撃たれただけで甚大な被害が発生するだろう。
勿論相手が一列に並んでいる事を知るすべなどは基本的にはないのだが。
「危険だな」
「そうですな」
侯爵と参謀はそれを危惧する。
戦闘は基本的に継戦能力を必要とする。
もちろん一発で倒せればいいのだが、雑兵相手に最大出力など無駄の極み。
大抵は小手調べから始めるのだが、何事にも例外はつきものである。
そして例外とされていることだから知りませんでした、は指揮官達には許されない。
その辺りは立場の違いである。
また疾風の英雄達はその程度のものは回避できるだろう。
それ以上に懸念する事もあるのだが、それはここで口にするようなものではない。
「先頭に近いところに対応できるものを置くしかありませんな」
「貴重な人員を危険に晒すが、それしかないか……」
そう言って溜息をつく彼ら、そしてそこから軍議は進む。
後最低二人はいるロードへの対策。
どこに現れるかの予測。
そしてそれへの対処である。
その後2時間程して日が沈みかけてきた頃、会議は解散する事となる。
そして夕飯を食べて眠り、翌日に備える事になる。
本来ならばだが……
リリ「殺伐としてきたわね」
アイ「本当に、変わり身が早いというかなんというか」
アラ「ここから決戦になるんだよな」
アイ「そうなんだがな、ちょっと引っかかる」
アラ「そうか?」
アイ「ああ、ここまで順調にくるとちょっとな」
リリ「そうよね、嵐の前の静けさみたいな感じよね」
アイ「何も起きなければいいが……」
アラ「怖い事いうんじゃねえよ」
リリ「あなた達それ、フラグ……」
アイ「ハッ!?」
アラ「しまった!?」
リリ「もう……」
という事で次からどんぱち始めます。
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