34 / 76
34 皇都出発
しおりを挟む
翌日、出陣の日を迎える。
俺達は皇宮の数ある練兵所の4つめに来ていることになっていた。
4つある練兵所、それは一つの塔を囲むように造られており、その中心には今回主役となるとされる人物が立っている。
出撃する舞台を鼓舞する皇帝陛下に宰相閣下、この隊の総大将とされる北部将軍のドイル侯爵、そして他の4つの練兵所に分けられた左右、中央の師団長、そして補給及び現地の民の安堵を役目とするサポート部隊の長としてアンジェと浄化の要とされるルイス、それに敵の首領に当てる最大戦力として疾風の英雄の者たちである。
もちろん皇族の護衛の近衛騎士もいる。
俺はその中でアンジェの近くを警護する騎士に紛れ込んでその中に立ってその様子をみていた。
普段ならこういうことはしないのだが、SSSパーティーに信用が置けない為とのこと。
近衛隊も十分に強力な部隊であるが、流石に相手がSSSパーティーでは時間稼ぎが精一杯になるだろうとのこと。
その為何もないであろうが、何かあったときの為にとアンジェの進言で近衛騎士のの格好をして皇帝陛下の近くにいるアンジェの傍を護衛することになっていた。
結果的にそれは杞憂となるのだが、その評価には流石に呆れざるを得ないというか。
どうしたらこんな心象を与えられるのかと逆に関心したものであるが、皇都内のあいつらの過ごし方を聞いた時は納得したというか呆れたというか。
まぁそんな感じなので暴力装置としての威力以外は期待されていないようではあるが、扱いに苦労しているようである。
ここにいる将官の方々は先の会議でいたので今回の作戦についての人の扱いについてはよく分かっている。
なのでアンジェに向ける目に紛れてこちらに期待もしているというのがなんとなく察せられた。
露骨にそうならないのは流石は古狸相手に振舞う事もある将官というところなのだろう。
そういう思惑を孕みながら出陣前のセレモニーで鼓舞された討伐隊は士気高く北部に現れた脅威の討伐に出撃するのだった。
尚うちのちびドラゴンとちびぎつね達はその間ルイスの寝泊りしている教会でお留守番をしていた。
子供達と戯れる方が彼らには楽しいし、このようなところに連れてきても面倒事の元であるという側面もあったからだ。
シスターに可愛がられ、子供達と仲良く遊んでいる姿は楽しそうだったということでなによりである。
今回、兵站舞台ではなくサポート部隊という名称がつけられているのにはこれが対人の出陣ではなく、魔物相手、しかもアンデッド相手であることが理由となっている。
アンデッドは土地を汚染する。
死者が起き上がりアンデッドになることもしばしばで、それで部隊を挟撃するということも起こりえるのである。
その為にこういうときには浄化して動く事が必須となっている。
勿論そういう恐怖に晒されている民の安堵も必要なのであるが、実務的は側面として教会勢力の力は必須なのである。
また今回はアンデッド化が浅い者は戻せる可能性があるが、その為には研究職の錬金術師が必要なのである。
その為後方部隊は大きくならざるを得なかった。
それを構成する兵については輸送専門の兵と全体を護衛する兵士や強敵に強襲されたときに対応する精鋭がいる。
そういう建前をもって編成された部隊であり、そこで安堵の象徴になるのがアンジェとルイスである。
そういうことでこの部隊はアンジェが代表となっているのだが、その裏には密命も下されていることは言うまでもない。
何かあれば精鋭と共に俺は切り込む事になり、その時には先頭に立つ。
敵の戦力に対する懸念と疾風の英雄の素行にたいする懸念。
その二つに対する抑えという側面をもった隊であるというのが現実である。
最もそのような事は基本的に表には出さないのその為俺達の進行速度は本隊とは若干違う。
そうして民達を慰撫しながら北部に向かう。
北部の故郷のある領地を目指して。
そこに待っている衝撃の事実と辛い出来事、それによってこの先の自分達の運命がどう変わるかなどその時の俺達には想像もできなかった。
それは少しだけ先の事になる。
ただ何があろうと俺は出来る事をするしかない、それだけしかないはずだったのだが、出来ないはずの事が出来る事になって困惑する事になる。
それと共に歓喜するものもでるのだが、それは少しだけ先の話。
この長い隊列が行き着く少しだけ先の話。
*新作始めました!
悪役令嬢に転生しましたが、破滅フラグが立ちおわっているので足掻きまくったら魔王になって乙女ゲーを間近で見る事になりました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/261717231/138407356
こちらの方も一度読んでいただけると嬉しく思います。
よろしくお願いします。
俺達は皇宮の数ある練兵所の4つめに来ていることになっていた。
4つある練兵所、それは一つの塔を囲むように造られており、その中心には今回主役となるとされる人物が立っている。
出撃する舞台を鼓舞する皇帝陛下に宰相閣下、この隊の総大将とされる北部将軍のドイル侯爵、そして他の4つの練兵所に分けられた左右、中央の師団長、そして補給及び現地の民の安堵を役目とするサポート部隊の長としてアンジェと浄化の要とされるルイス、それに敵の首領に当てる最大戦力として疾風の英雄の者たちである。
もちろん皇族の護衛の近衛騎士もいる。
俺はその中でアンジェの近くを警護する騎士に紛れ込んでその中に立ってその様子をみていた。
普段ならこういうことはしないのだが、SSSパーティーに信用が置けない為とのこと。
近衛隊も十分に強力な部隊であるが、流石に相手がSSSパーティーでは時間稼ぎが精一杯になるだろうとのこと。
その為何もないであろうが、何かあったときの為にとアンジェの進言で近衛騎士のの格好をして皇帝陛下の近くにいるアンジェの傍を護衛することになっていた。
結果的にそれは杞憂となるのだが、その評価には流石に呆れざるを得ないというか。
どうしたらこんな心象を与えられるのかと逆に関心したものであるが、皇都内のあいつらの過ごし方を聞いた時は納得したというか呆れたというか。
まぁそんな感じなので暴力装置としての威力以外は期待されていないようではあるが、扱いに苦労しているようである。
ここにいる将官の方々は先の会議でいたので今回の作戦についての人の扱いについてはよく分かっている。
なのでアンジェに向ける目に紛れてこちらに期待もしているというのがなんとなく察せられた。
露骨にそうならないのは流石は古狸相手に振舞う事もある将官というところなのだろう。
そういう思惑を孕みながら出陣前のセレモニーで鼓舞された討伐隊は士気高く北部に現れた脅威の討伐に出撃するのだった。
尚うちのちびドラゴンとちびぎつね達はその間ルイスの寝泊りしている教会でお留守番をしていた。
子供達と戯れる方が彼らには楽しいし、このようなところに連れてきても面倒事の元であるという側面もあったからだ。
シスターに可愛がられ、子供達と仲良く遊んでいる姿は楽しそうだったということでなによりである。
今回、兵站舞台ではなくサポート部隊という名称がつけられているのにはこれが対人の出陣ではなく、魔物相手、しかもアンデッド相手であることが理由となっている。
アンデッドは土地を汚染する。
死者が起き上がりアンデッドになることもしばしばで、それで部隊を挟撃するということも起こりえるのである。
その為にこういうときには浄化して動く事が必須となっている。
勿論そういう恐怖に晒されている民の安堵も必要なのであるが、実務的は側面として教会勢力の力は必須なのである。
また今回はアンデッド化が浅い者は戻せる可能性があるが、その為には研究職の錬金術師が必要なのである。
その為後方部隊は大きくならざるを得なかった。
それを構成する兵については輸送専門の兵と全体を護衛する兵士や強敵に強襲されたときに対応する精鋭がいる。
そういう建前をもって編成された部隊であり、そこで安堵の象徴になるのがアンジェとルイスである。
そういうことでこの部隊はアンジェが代表となっているのだが、その裏には密命も下されていることは言うまでもない。
何かあれば精鋭と共に俺は切り込む事になり、その時には先頭に立つ。
敵の戦力に対する懸念と疾風の英雄の素行にたいする懸念。
その二つに対する抑えという側面をもった隊であるというのが現実である。
最もそのような事は基本的に表には出さないのその為俺達の進行速度は本隊とは若干違う。
そうして民達を慰撫しながら北部に向かう。
北部の故郷のある領地を目指して。
そこに待っている衝撃の事実と辛い出来事、それによってこの先の自分達の運命がどう変わるかなどその時の俺達には想像もできなかった。
それは少しだけ先の事になる。
ただ何があろうと俺は出来る事をするしかない、それだけしかないはずだったのだが、出来ないはずの事が出来る事になって困惑する事になる。
それと共に歓喜するものもでるのだが、それは少しだけ先の話。
この長い隊列が行き着く少しだけ先の話。
*新作始めました!
悪役令嬢に転生しましたが、破滅フラグが立ちおわっているので足掻きまくったら魔王になって乙女ゲーを間近で見る事になりました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/261717231/138407356
こちらの方も一度読んでいただけると嬉しく思います。
よろしくお願いします。
68
あなたにおすすめの小説
勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
ファンタジー
皆さまの応援のお陰でなんと【書籍化】しました。
応援本当に有難うございました。
イラストはサクミチ様で、アイシャにアリス他美少女キャラクターが絵になりましたのでそれを見るだけでも面白いかも知れません。
書籍化に伴い、旧タイトル「パーティーを追放された挙句、幼馴染も全部取られたけど「ざまぁ」なんてしない!だって俺の方が幸せ確定だからな!」
から新タイトル「勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!」にタイトルが変更になりました。
書籍化に伴いまして設定や内容が一部変わっています。
WEB版と異なった世界が楽しめるかも知れません。
この作品を愛して下さった方、長きにわたり、私を応援をし続けて下さった方...本当に感謝です。
本当にありがとうございました。
【以下あらすじ】
パーティーでお荷物扱いされていた魔法戦士のケインは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人さった...
ここから、彼は何をするのか? 何もしないで普通に生活するだけだ「ざまぁ」なんて必要ない、ただ生活するだけで幸せなんだ...俺にとって勇者パーティーも幼馴染も離れるだけで幸せになれるんだから...
第13回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作品。
何と!『現在3巻まで書籍化されています』
そして書籍も堂々完結...ケインとは何者か此処で正体が解ります。
応援、本当にありがとうございました!
魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた
黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。
名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。
絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。
運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。
熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。
そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。
これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。
「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」
知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。
パーティーの役立たずとして追放された魔力タンク、世界でただ一人の自動人形『ドール』使いになる
日之影ソラ
ファンタジー
「ラスト、今日でお前はクビだ」
冒険者パーティで魔力タンク兼雑用係をしていたラストは、ある日突然リーダーから追放を宣告されてしまった。追放の理由は戦闘で役に立たないから。戦闘中に『コネクト』スキルで仲間と繋がり、仲間たちに自信の魔力を分け与えていたのだが……。それしかやっていないことを責められ、戦える人間のほうがマシだと仲間たちから言い放たれてしまう。
一人になり途方にくれるラストだったが、そこへ行方不明だった冒険者の祖父から送り物が届いた。贈り物と一緒に入れられた手紙には一言。
「ラストよ。彼女たちはお前の力になってくれる。ドール使いとなり、使い熟してみせよ」
そう記され、大きな木箱の中に入っていたのは綺麗な少女だった。
これは無能と言われた一人の冒険者が、自動人形(ドール)と共に成り上がる物語。
7/25男性向けHOTランキング1位
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」
騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。
この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。
ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。
これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。
だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。
僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。
「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」
「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」
そうして追放された僕であったが――
自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。
その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。
一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。
「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」
これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
コストカットだ!と追放された王宮道化師は、無数のスキルで冒険者として成り上がる。
あけちともあき
ファンタジー
「宮廷道化師オーギュスト、お前はクビだ」
長い間、マールイ王国に仕え、平和を維持するために尽力してきた道化師オーギュスト。
だが、彼はその活躍を妬んだ大臣ガルフスの陰謀によって職を解かれ、追放されてしまう。
困ったオーギュストは、手っ取り早く金を手に入れて生活を安定させるべく、冒険者になろうとする。
長い道化師生活で身につけた、数々の技術系スキル、知識系スキル、そしてコネクション。
それはどんな難関も突破し、どんな謎も明らかにする。
その活躍は、まさに万能!
死神と呼ばれた凄腕の女戦士を相棒に、オーギュストはあっという間に、冒険者たちの中から頭角を現し、成り上がっていく。
一方、国の要であったオーギュストを失ったマールイ王国。
大臣一派は次々と問題を起こし、あるいは起こる事態に対応ができない。
その方法も、人脈も、全てオーギュストが担当していたのだ。
かくしてマールイ王国は傾き、転げ落ちていく。
目次
連載中 全21話
2021年2月17日 23:39 更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる