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13 明暗の番人
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アサシンスネークを討伐して数時間進み霧が出てくる。
その間にも蝙蝠型の魔獣や、木に擬態した魔物、黒い3メートル位のライオン型や1.5メートル位のフクロウ型の魔物等バリエーションに富んだ魔物の襲撃を受けている。
浅い層と比べれば明らかに頻度も驚異度も上がっているが、やる事は変わらない。
蝙蝠の群れは特殊な誘引作用のある魔道具を使って罠を張って捨ててきた。
血の臭いの酷い奴らだったので他の魔物に処理される事だろう。
木の魔物、トレントは直径2メートル位の木の魔物で群生していたのが急に動き出したのでクウは驚いていたが、実は見分けるのは簡単なので対処は簡単だった。
それなりに早くは動けるのだが、それなりなのである。
盾で殴りつける際に目一杯重量を増幅してやればもはやそれは動きはするがただの的でしかない。
高ランクの身体能力で振り回された100キロを超える鈍器に殴りつけられて次々に叩き折られる様にトレント達は絶望を顔に浮かべていた。
フクロウやライオンは頭を殴ってブスリとやるだけの簡単なお仕事です。
割と良い素材になるのでボーナス気分で収納して進む。
通常なら外皮も硬く、速度もあるこの魔獣達を倒す為に機動力を削いでから首を刎ねる等をするのでS級だろうとそれなりに時間と体力を削られる相手である。
それをこれだけ楽して叩けるのは一重に装備のお陰だと思う。
これをくれたルイスに感謝しながら先に進む。
実際のところは同じ物を持っていたとしても、同じ事が出来るの片手の指も余る程度しかいないだが、それは誰も知らない事である。
そうして更に4時間程進み続ける。
その間にも多種にわたる魔物の襲撃を受けるが、落ち着いて処理して袋に詰める。
この辺りの魔物は知識さえあれば、サイズ的にもまだ対処のし易い相手であるため、大して時間も掛からずに収納して先に進む事ができていた。
そして少し先に淡い光が見え始める。
闇の森の終点である。
そこから先は正しく明と暗の入り混じる幻想的な光景が広がる明暗の森である。
その先の魔物はまた1段ランクが上がり、稀にSSランクの魔物もいるらしい。
その多くは知性を持つため、逃げるのは不可能であるが、会話も可能。
その為上手く運べば戦わずに先に進む事も可能なのである。
ただしそれはまだ先の話。
光のある場所を目指して歩いていると視界が闇に染められる。
自分に何かがあった訳ではない。
前方15メートルに大きな地響きと共に落ちてきた物があったからである。
全長約15メートル、横幅約3メートル、卓越した後肢の筋力と5メートルに及ぶ尻尾を持ち、漆黒に染まった分厚い皮膚は殆どの衝撃を吸収する。
そして鋭い爪を持つ両手足は鋼鉄と同等の鋭さを持ち、1メートル近くある顔面には角が生え、その口には無数の鋭い歯が並ぶ。
俺がパーティーで最後に討伐した地竜、あれが老成し、変異した特殊個体が現れたのである。
通常の地竜はAAランク辺りの魔獣である。
故にここに出現するのは良くあることで、それが老成するとAAAランクに上がり、そこまでは稀に出てくるような魔獣なのである。
しかしこの地竜は闇の森に適応したのか変異して漆黒に染まっている。
変異した固体というのは場合によっては2ランクも3ランクも上がるが、最低でもワンランク上の脅威度をつけられる。
つまり目の前に現れた個体はかつて5人パーティーで倒した奴よりも2ランク上の個体なのである。
その力は分厚い金属の扉も抉じ開け、走る速度は通常の馬の倍以上とされる。
これは用意の無い都市に出てきたとしたら、都市が半分以上破壊されるのは免れない、それくらいの脅威度になる。
また個体にっては非常に強力な特殊能力を持っていて。
「あいつ、初手からブレスか!?」
咆哮と共に黒い魔力の奔流が吐き出される。
轟音と共に放たれるブレス。
それは直線的に襲いくるもので、放つ瞬間が分かったので回避するのは容易だった。
それ自体は安堵できるのだが。
「うげ、なんつー威力だよ……」
幅3メートル程のブレスによって森の木々が闇によって見えなくなるまでの全てが消滅していた。
恐らく闇属性の重力系の魔力で圧縮されてから弾き飛ばされたのだろう。
普通に受けてしまえば人間なんて欠片も残らないだろう。
その威力に勝ち誇ったのかドヤ顔を見せて地竜はゆっくりと歩き出す。
恐怖を煽るように、見下すように。
実際、頭の上の子狐は怯えたように尻尾を膨らませ、俺の後頭部側に逃げ込んでいる。
それを見て満足げにニヤリと笑う地竜に俺は走り出す。
応じるかのように走り出す地竜、頭から突進するつもりだろう。
激突の瞬間に俺は左手の盾に魔力を流す。
そして最初の激突。
地竜は両の足で大地を踏みきり、俺はインパクトの瞬間に盾を巨大化、重量化させ、頭を打つ。
結果は衝撃により両者とも5メートル程弾き飛ばされるという結果になった。
予想以上に力があった、それが第一印象である。
恐らくS+といったところか。
左手が少しだけ痺れているが問題は無い。
向こうも少しふらついている様だがあれではすぐに回復されてしまう。
せめて弾き飛ばなければ隙をつけたかもしれないが、仕方がない。
切り替えて次の戦術に移るとする。
ゴーグルの機能を確認、問題なし。
それと同時に地竜に走り寄る。
それに合わせて飛び掛ってくる地竜をかわして後ろ足を盾で殴打する。
振り返って爪を振るう左手を殴打、仰け反った顎を殴打、腹を殴打、殴打殴打殴打。
そして連打の締めに大降りで弾き飛ばす。
10メートル先まで吹き飛んだ地竜に向けて走り寄る。
そして大きく振りかぶった時地竜の目が笑った。
そして吐き出されるブレス。
走る速度に不意を撃ったブレスは通常ならば避けられない。
しかし。
「バレバレなんだよ!」
空中から大声で罵倒する。
それに気付いたのか此方を見上げる地竜、その目はこちらを捉えているのだが。
瞬間、光が走る。
飛び上がり叫ぶ前に投げていた閃光弾が破裂したのだ。
その光に目を眩ませ目標を見失う地竜が吼える。
対する俺の方はゴーグルを熱感知モードに切り替えているので光に目が眩む事はない。
上空からの位置エネルギーを使い重量も増幅し、今度は小さいままの盾を脳天に向けて振り下ろす。
瞬間、半径500メートルの範囲にいたものを振るわせる轟音が鳴り響き、飛べる物は飛び上がり、地を行くものはよろめく。
脳天を叩いた盾はその骨を砕き、地竜を地面に叩きつけたのだ。
その威力の程は地竜の顎を中心に半径5メートル程のクレーターになった地面が物語る。
盾聖闘技 天地落し
魔力と闘気を使い、空中に足場を作りそれを蹴る事で落下速度を上げ、闘気を込めた盾を脳天から叩き込む技である。
俺の場合はここに魔力操作で重量も加わるが、足場の扱いが何気に難しく、出来る人間は思ったほど多くない。
通常のものでも、普通の地竜相手なら昏倒させられるレベルの威力がある。
そこに魔道具の盾の威力が加わればその威力は言うまでも無い。
虫の息の地竜に歩み寄る。
骨は砕けたようだが、脳みそは揺れただけで未だ絶命していないのである。
普通の地竜ならこの威力を食らえば頭部が粉みじんになる事を考えれば驚くべき強度である。
しかしそれもこれで終わる。
盾で打った所に剣を突き刺す。
そうして、闇の森から抜け出る最後のモンスターとの戦いを制したのであった。
その間にも蝙蝠型の魔獣や、木に擬態した魔物、黒い3メートル位のライオン型や1.5メートル位のフクロウ型の魔物等バリエーションに富んだ魔物の襲撃を受けている。
浅い層と比べれば明らかに頻度も驚異度も上がっているが、やる事は変わらない。
蝙蝠の群れは特殊な誘引作用のある魔道具を使って罠を張って捨ててきた。
血の臭いの酷い奴らだったので他の魔物に処理される事だろう。
木の魔物、トレントは直径2メートル位の木の魔物で群生していたのが急に動き出したのでクウは驚いていたが、実は見分けるのは簡単なので対処は簡単だった。
それなりに早くは動けるのだが、それなりなのである。
盾で殴りつける際に目一杯重量を増幅してやればもはやそれは動きはするがただの的でしかない。
高ランクの身体能力で振り回された100キロを超える鈍器に殴りつけられて次々に叩き折られる様にトレント達は絶望を顔に浮かべていた。
フクロウやライオンは頭を殴ってブスリとやるだけの簡単なお仕事です。
割と良い素材になるのでボーナス気分で収納して進む。
通常なら外皮も硬く、速度もあるこの魔獣達を倒す為に機動力を削いでから首を刎ねる等をするのでS級だろうとそれなりに時間と体力を削られる相手である。
それをこれだけ楽して叩けるのは一重に装備のお陰だと思う。
これをくれたルイスに感謝しながら先に進む。
実際のところは同じ物を持っていたとしても、同じ事が出来るの片手の指も余る程度しかいないだが、それは誰も知らない事である。
そうして更に4時間程進み続ける。
その間にも多種にわたる魔物の襲撃を受けるが、落ち着いて処理して袋に詰める。
この辺りの魔物は知識さえあれば、サイズ的にもまだ対処のし易い相手であるため、大して時間も掛からずに収納して先に進む事ができていた。
そして少し先に淡い光が見え始める。
闇の森の終点である。
そこから先は正しく明と暗の入り混じる幻想的な光景が広がる明暗の森である。
その先の魔物はまた1段ランクが上がり、稀にSSランクの魔物もいるらしい。
その多くは知性を持つため、逃げるのは不可能であるが、会話も可能。
その為上手く運べば戦わずに先に進む事も可能なのである。
ただしそれはまだ先の話。
光のある場所を目指して歩いていると視界が闇に染められる。
自分に何かがあった訳ではない。
前方15メートルに大きな地響きと共に落ちてきた物があったからである。
全長約15メートル、横幅約3メートル、卓越した後肢の筋力と5メートルに及ぶ尻尾を持ち、漆黒に染まった分厚い皮膚は殆どの衝撃を吸収する。
そして鋭い爪を持つ両手足は鋼鉄と同等の鋭さを持ち、1メートル近くある顔面には角が生え、その口には無数の鋭い歯が並ぶ。
俺がパーティーで最後に討伐した地竜、あれが老成し、変異した特殊個体が現れたのである。
通常の地竜はAAランク辺りの魔獣である。
故にここに出現するのは良くあることで、それが老成するとAAAランクに上がり、そこまでは稀に出てくるような魔獣なのである。
しかしこの地竜は闇の森に適応したのか変異して漆黒に染まっている。
変異した固体というのは場合によっては2ランクも3ランクも上がるが、最低でもワンランク上の脅威度をつけられる。
つまり目の前に現れた個体はかつて5人パーティーで倒した奴よりも2ランク上の個体なのである。
その力は分厚い金属の扉も抉じ開け、走る速度は通常の馬の倍以上とされる。
これは用意の無い都市に出てきたとしたら、都市が半分以上破壊されるのは免れない、それくらいの脅威度になる。
また個体にっては非常に強力な特殊能力を持っていて。
「あいつ、初手からブレスか!?」
咆哮と共に黒い魔力の奔流が吐き出される。
轟音と共に放たれるブレス。
それは直線的に襲いくるもので、放つ瞬間が分かったので回避するのは容易だった。
それ自体は安堵できるのだが。
「うげ、なんつー威力だよ……」
幅3メートル程のブレスによって森の木々が闇によって見えなくなるまでの全てが消滅していた。
恐らく闇属性の重力系の魔力で圧縮されてから弾き飛ばされたのだろう。
普通に受けてしまえば人間なんて欠片も残らないだろう。
その威力に勝ち誇ったのかドヤ顔を見せて地竜はゆっくりと歩き出す。
恐怖を煽るように、見下すように。
実際、頭の上の子狐は怯えたように尻尾を膨らませ、俺の後頭部側に逃げ込んでいる。
それを見て満足げにニヤリと笑う地竜に俺は走り出す。
応じるかのように走り出す地竜、頭から突進するつもりだろう。
激突の瞬間に俺は左手の盾に魔力を流す。
そして最初の激突。
地竜は両の足で大地を踏みきり、俺はインパクトの瞬間に盾を巨大化、重量化させ、頭を打つ。
結果は衝撃により両者とも5メートル程弾き飛ばされるという結果になった。
予想以上に力があった、それが第一印象である。
恐らくS+といったところか。
左手が少しだけ痺れているが問題は無い。
向こうも少しふらついている様だがあれではすぐに回復されてしまう。
せめて弾き飛ばなければ隙をつけたかもしれないが、仕方がない。
切り替えて次の戦術に移るとする。
ゴーグルの機能を確認、問題なし。
それと同時に地竜に走り寄る。
それに合わせて飛び掛ってくる地竜をかわして後ろ足を盾で殴打する。
振り返って爪を振るう左手を殴打、仰け反った顎を殴打、腹を殴打、殴打殴打殴打。
そして連打の締めに大降りで弾き飛ばす。
10メートル先まで吹き飛んだ地竜に向けて走り寄る。
そして大きく振りかぶった時地竜の目が笑った。
そして吐き出されるブレス。
走る速度に不意を撃ったブレスは通常ならば避けられない。
しかし。
「バレバレなんだよ!」
空中から大声で罵倒する。
それに気付いたのか此方を見上げる地竜、その目はこちらを捉えているのだが。
瞬間、光が走る。
飛び上がり叫ぶ前に投げていた閃光弾が破裂したのだ。
その光に目を眩ませ目標を見失う地竜が吼える。
対する俺の方はゴーグルを熱感知モードに切り替えているので光に目が眩む事はない。
上空からの位置エネルギーを使い重量も増幅し、今度は小さいままの盾を脳天に向けて振り下ろす。
瞬間、半径500メートルの範囲にいたものを振るわせる轟音が鳴り響き、飛べる物は飛び上がり、地を行くものはよろめく。
脳天を叩いた盾はその骨を砕き、地竜を地面に叩きつけたのだ。
その威力の程は地竜の顎を中心に半径5メートル程のクレーターになった地面が物語る。
盾聖闘技 天地落し
魔力と闘気を使い、空中に足場を作りそれを蹴る事で落下速度を上げ、闘気を込めた盾を脳天から叩き込む技である。
俺の場合はここに魔力操作で重量も加わるが、足場の扱いが何気に難しく、出来る人間は思ったほど多くない。
通常のものでも、普通の地竜相手なら昏倒させられるレベルの威力がある。
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虫の息の地竜に歩み寄る。
骨は砕けたようだが、脳みそは揺れただけで未だ絶命していないのである。
普通の地竜ならこの威力を食らえば頭部が粉みじんになる事を考えれば驚くべき強度である。
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2021年2月17日 23:39 更新
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